コルネリアス・ルッツ(宇宙暦766年頃 - )は銀河帝国の軍人。原作登場人物である。男性。

1 外見

 碧眼の持ち主。

2 略歴

2-1 前世

 ラインハルトの旗下に集った艦隊司令官の一人。ヤンによってイゼルローン要塞を奪取され、閑職に回されたが、ヴルヴァシー事件でラインハルトを守り戦死する。ハイドリッヒ・ラングを調査していたウルリッヒ・ケスラーに元々調査を依頼したのは彼である。

2-2 新版

 宇宙歴766年頃、平民でありながら高官を輩出する「フォンが付かない貴族」の中でも、五本の指に入る名門であるルッツ家に生を受ける。祖父は首相府顧問も務めたテオドール・ルッツ博士で父は内務省消防総局局長ハインリヒ・ルッツ。(107話)
 宇宙歴794年の第六次イゼルローン要塞攻防戦、宇宙歴795年の第三次ティアマト会戦で善戦し、同盟軍の知るところとなる。階級は宇宙軍少将。(34話)
 宇宙歴798年の「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦時はラインハルト・フォン・ローエングラム元帥の指揮する国内艦隊で分艦隊を率いている。第一次ヴァルハラ会戦にも参戦する。分艦隊司令官の為、宇宙軍中将と思われる。(58話)
 宇宙歴802年2月のローエングラム大元帥のクーデター時には宇宙軍大将に昇進しており、スヴァルトアールヴヘイム総監代行を務めた。(96話)
 同年10月、第九次イゼルローン要塞攻防戦ではティアマト征討軍総司令官ジークフリード・フォン・キルヒアイス宇宙軍元帥の指揮下で第二胸甲騎兵艦隊司令官を務めている。ルッツ艦隊は精強で知られているらしい。ラインハルト派。祖父、父の経歴、思想から熱烈なルドルフ崇拝者だと同盟政府に思われており、亡命拒否リストに登録された。(107話)同攻防戦中、突出した第四艦隊の三個分艦隊を反転攻勢によって追い詰めた。その他にも優れた戦いぶりを示した。(108話)一連の戦いで同盟軍の予測を大きく超えて勇戦したため、同盟軍の正規艦隊司令官に匹敵する司令官と評価される。(111話)
 宇宙歴803年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、救国軍事会議議員に名を連ねた。ゾーア竜騎兵艦隊司令官に就任している。階級は宇宙軍大将。(117話)

3 能力

 壮大なダイナミズムには欠けるが、堅実で知識や経験にも欠ける事のない、安定した手腕を持つ勇将。与えられた任務を過不足無く果たせる人物。非凡な作戦指揮能力を有した正統派の用兵家。

4 性格

沈着かつ豪胆。軽薄から程遠く安定した人格者。
最終更新:2019年07月05日 09:57