党内議員グループ

党内派閥

民主党自身は党内に派閥は存在しないとしているが、実際は幾つかの議員グループに分かれて勉強会などを行なっており、事実上の派閥となっている。ただし、自民党におけるそれと比べるとその結束力は弱く、議員によっては複数のグループにまたがって所属する者も存在する。民主党のグループは、小沢一郎氏を中心にして親小沢派と非小沢派に大別される。党内の主要なグループは以下の通り。

親小沢派

現在の民主党政権の主流派であり小沢チルドレンを含め、小沢氏がリードする党内最大派閥の小沢グループに加え、総理大臣を務める鳩山氏が率い旧さきがけ右派が中心となる鳩山グループ、旧新進党右派が中心となる羽田グループ、旧民社党所属議員が中心で労組が基盤で全国組織を有する川端グループ、旧社会党や旧総評系労組の出身議員が主体となる横路グループなどが存在する。

非小沢派

一方で現在、主流派から外れ小沢氏などとしばしば対立するのが、旧さきがけや旧日本新党の中堅や若手議員が中心となる前原グループ、元民主党代表の菅氏が率いる菅グループ、松下政経塾の出身者などが中心となる野田グループなどがある。

そもそも民主党は、旧社会党、旧自由党、旧民社党、旧新進党、公明党系など、極右から極左までその議員の政治姿勢は多種多様におよび、「親小沢派」「非小沢派」などという色分けは、政治信条というよりは党内の発言力争いの結果、生まれたあいまいな寄り合いであるといえる。

“反目”小沢・前原、“急接近”藤井・野田 鳩山政権相関図
http://s04.megalodon.jp/2009-0918-0649-31/www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20090917/plt0909171618007-p1.htm


新族議員

長らく野党にいた民主党には自民党に存在するような建設族、厚生族など、いわゆる行政の縦割りに準じた族議員という存在は少ない。一方で労組や日教組など特定組織の意思を反映して動く族議員の存在が目立っている。このような民主党の新しい族議員は以下のような形で見られる。

労働団体系議員

民主党には元・全日本自治団体労働組合本部書記長で現時参院幹事長の高嶋良充氏、元・連合三重事務局長出身で参院国対委員長の平田健二氏など、労働団体出身の大物議員が多い。

日教組系議員

輿石東氏
最終更新:2009年10月29日 07:27