
今までに科学特捜隊やウルトラマンが倒してきた60匹の怪獣を再生させ、人類に挑戦しようとした怪獣。超能力で怪獣を蘇生させることが可能。口から吐き出す「無重力光線」や毒を持つ尻尾の羽飾りを飛ばして相手に突き刺す羽手裏剣「フェザーショット」が武器。手始めにドラコ、テレスドン、ピグモンの3匹を再生させたが、人類の味方であるピグモンを再生させたのが致命的なミスとなり、総攻撃計画をかける前に科特隊に察知されてしまった。科特隊がドラコとテレスドンを倒すと姿を現し、ウルトラマンと対決。羽手裏剣で苦戦させたが、得意の無重力光線をバリヤで跳ね返され、ウルトラマンに空高く抱えられたところにイデ隊員の開発したスパーク8の直撃を受け、爆発して倒された。裏設定では宇宙怪獣とされ、金城哲夫の小説では奇妙な星の宇宙人にウルトラマン抹殺の為送り込まれたことになっている。
データ
別名 | 怪獣酋長 |
身長 | 40m |
体重 | 3万t |
出身地 | 大岩山 |
初登場作品 | ウルトラマン 第37話「小さな英雄」(1967年3月26日放送) |
ドラゴニュートの人形劇では…
サイドストーリー「スーパーロボット作戦」にて、過去に倒された強敵を復活させ、ミニュアデスと共にスーパーロボット軍団に襲い掛かったが、シンカリオンCW E5はやぶさとシンカリオンE5はやぶさの同時攻撃の前に倒される。後にサイドストーリー「エンペラ軍残党討伐」にて、この個体はエンペラ軍残党が保有していた戦力である事が明かされた。撮影にはウルトラ怪獣シリーズを使用している(大怪獣バトル時代の物)。
余談
- 「酋長怪獣」と表記されることが多いが、「怪獣酋長」が正解。
- 「ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑」では毒羽根による攻撃を『羽根手裏剣(はねしゅりけん)』と呼称。
- 名前の由来はアパッチ族の指導者の一人「ジェロニモ」。
- 鳴き声はモングラーの遅回し。
- シナリオで蘇らせる怪獣はレッドキングとゴモラだったがどちらもスーツの関係で現在の再生ドラコと再生テレスドンになった。「小説ウルトラマン」ではこれに準じた展開になっている。また、ムック本「ウルトラマンベストブック」では、この設定を「未確認だがゴモラやレッドキングを見たという情報もある」とハヤタ隊員のレポートという形で紹介している。
- 別名に「酋長」という表現は現在、放送禁止用語であるため、人気はあるにもかかわらず再登場そのものが困難という悲劇の怪獣となってしまった(因みに新ウルトラマン列伝にてこのエピソードが放送された際、「怪獣の酋長だ」の台詞はカットされた)。
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