「意味分かんない……」
呟いた言葉に全てが集約されていた。
何故自分がここにいるのか。
何故決闘とかいう意味不明なイベントに巻き込まれたのか。
何故、こんな目に遭わねばならないのか。
水波レナには何一つとして分かりようが無い。
何故自分がここにいるのか。
何故決闘とかいう意味不明なイベントに巻き込まれたのか。
何故、こんな目に遭わねばならないのか。
水波レナには何一つとして分かりようが無い。
「ほんっと…意味分かんないんだけど!何が冥界の魔王よ!ダッサ!いい年こいて恥ずかしくないわけ?」
こっちはそれどころじゃ無いのだ。
マギウスの翼からの脱走だのドッペルシステムの暴走だの、ただでさえ頭がパンクしそうな問題が山積みだというのに。
あんな気色の悪い男どもの茶番に付き合っているほど暇ではない。
苛立たし気に水色の髪を掻き、何時の間にやら傍にあったデイパックを睨みつける。
マギウスの翼からの脱走だのドッペルシステムの暴走だの、ただでさえ頭がパンクしそうな問題が山積みだというのに。
あんな気色の悪い男どもの茶番に付き合っているほど暇ではない。
苛立たし気に水色の髪を掻き、何時の間にやら傍にあったデイパックを睨みつける。
「大体何よこれ!こんなダサいの背負えとか冗談じゃないっての!名簿が見れるとか書いてたくせに見れないし!それに…」
それに、続けようとして言葉に詰まった。
デイパックの中身を確認した時、食料やタブレット以外の物を見つけた。
参加者へランダムに渡されるアイテム。
レナに支給されたのは、爆弾。
精巧に似せたレプリカだとかではなく、投げれば爆発する本物の武器。
映画の中でくらいしか見た事のないソレは、やけに冷たく感じる。
デイパックの中身を確認した時、食料やタブレット以外の物を見つけた。
参加者へランダムに渡されるアイテム。
レナに支給されたのは、爆弾。
精巧に似せたレプリカだとかではなく、投げれば爆発する本物の武器。
映画の中でくらいしか見た事のないソレは、やけに冷たく感じる。
「っ……!」
嫌でも最初の光景が思い起こされる。
不良っぽい少年の首から上が吹き飛び、紅葉みたいな髪型の少年が悲痛な声を上げていた。
魔法少女なんてやっていれば命の危機に陥る事は珍しくも無い。
けれどあんな風に、人が殺される瞬間を見るのは…。
不良っぽい少年の首から上が吹き飛び、紅葉みたいな髪型の少年が悲痛な声を上げていた。
魔法少女なんてやっていれば命の危機に陥る事は珍しくも無い。
けれどあんな風に、人が殺される瞬間を見るのは…。
「ほんとに…何なのよ…!」
最後の一人になるまで決闘は終わらない。
死にたくは無いが、だからって人殺しはしたくない。
元は魔法少女だった魔女を退治するのとは違う。
本田と呼ばれていた少年のように、生きた人間の命を奪うと言う事だ。
だったら自分以外が死ぬまでどこかに隠れているという手もあるが、いざ実行に移せるほど他人の命を軽く見ている性根でもない。
死にたくは無いが、だからって人殺しはしたくない。
元は魔法少女だった魔女を退治するのとは違う。
本田と呼ばれていた少年のように、生きた人間の命を奪うと言う事だ。
だったら自分以外が死ぬまでどこかに隠れているという手もあるが、いざ実行に移せるほど他人の命を軽く見ている性根でもない。
デュエルキングの地位もお金もいらない。
だけど、どんな願いも叶えるというのには少しだけ心を揺さぶられた。
どうせ適当な事を言って参加者を騙していると思っているが、キュゥべえのように本当に願いを叶える力があるのではと考える自分もいる。
だけど、どんな願いも叶えるというのには少しだけ心を揺さぶられた。
どうせ適当な事を言って参加者を騙していると思っているが、キュゥべえのように本当に願いを叶える力があるのではと考える自分もいる。
もしも、もしも本当に願いが叶えられるのなら、かえでを元に戻す事も可能ではないのか。
ドッペルが暴走し隔離されたままの少女を助ける事だって出来るかもしれない。
だがその為には勝ち残るしかなく、そもそも一方的に爆弾付きの首輪を填めて来るような輩が約束を守る保障も無いのだ。
かえでを助けるのも、自分が生き延びるのも、レナにはどうしたら良いか分からなかった。
ドッペルが暴走し隔離されたままの少女を助ける事だって出来るかもしれない。
だがその為には勝ち残るしかなく、そもそも一方的に爆弾付きの首輪を填めて来るような輩が約束を守る保障も無いのだ。
かえでを助けるのも、自分が生き延びるのも、レナにはどうしたら良いか分からなかった。
「いろは……」
もしいろはがここにいたら。
暴走したかえでと戦った時のように、自分を奮い立たせてくれるような言葉を掛けてくれただろうか。
と、直ぐに苦虫を噛み潰したような顔となる。
こんな馬鹿げたイベントに巻き込まれていい筈が無いのに、よりにもよって自分はいろはが居てくれたらと考えてしまった。
身勝手な己への嫌悪で心が余計にグチャグチャになっていく。
暴走したかえでと戦った時のように、自分を奮い立たせてくれるような言葉を掛けてくれただろうか。
と、直ぐに苦虫を噛み潰したような顔となる。
こんな馬鹿げたイベントに巻き込まれていい筈が無いのに、よりにもよって自分はいろはが居てくれたらと考えてしまった。
身勝手な己への嫌悪で心が余計にグチャグチャになっていく。
「どうしたらいいのよ……」
ももこやいろはが一緒なら、こんなに悩まずに済んだのだろうか。
自分のように巻き込まれては欲しくない。だけど一人でいるのは、どうしようもなく不安だった。
自分のように巻き込まれては欲しくない。だけど一人でいるのは、どうしようもなく不安だった。
【水波レナ@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
[状態]:精神疲労
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、グレネード×10@メタルギアシリーズ、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:死にたくないけど、誰かを殺したくもない。
1:どうしたらいいの…
2:ももこやいろはも巻き込まれてるのか気になる。
[備考]
※参戦時期はセカンドシーズン4話、隔離施設でみたまとの会話後。
[状態]:精神疲労
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、グレネード×10@メタルギアシリーズ、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:死にたくないけど、誰かを殺したくもない。
1:どうしたらいいの…
2:ももこやいろはも巻き込まれてるのか気になる。
[備考]
※参戦時期はセカンドシーズン4話、隔離施設でみたまとの会話後。
【グレネード@メタルギアシリーズ】
爆風と破片で敵を殺傷する手榴弾。
安全レバーが解除されてから数秒後に爆発する。
爆風と破片で敵を殺傷する手榴弾。
安全レバーが解除されてから数秒後に爆発する。