黒尽くめの衣装に身を包んだ妖麗な女性がいた。
その顔は憎悪に満ち、手にした光のムチで当たりの岩にやたらめったら振り下ろし続けていた。
その顔は憎悪に満ち、手にした光のムチで当たりの岩にやたらめったら振り下ろし続けていた。
「どいつも!こいつも!どいつもこいつもどいつもこいつも邪魔をして!」
彼女は闇の一族と呼ばれる存在。
その中でも最後の生き残りとなった者である。
光に転じた最愛のトリガー、罠にはめたうえで裏切ったヒュドラム、
やることなすことに反対しかしないダーゴン。
トリガー以外の二人を排除し、ようやく念願の究極の力、
エタニティコアを手に入れようと手を伸ばした。
まさにその瞬間に彼女、カルミラはこの決闘に呼び出された。
その中でも最後の生き残りとなった者である。
光に転じた最愛のトリガー、罠にはめたうえで裏切ったヒュドラム、
やることなすことに反対しかしないダーゴン。
トリガー以外の二人を排除し、ようやく念願の究極の力、
エタニティコアを手に入れようと手を伸ばした。
まさにその瞬間に彼女、カルミラはこの決闘に呼び出された。
「ハ・デスも!マナカ・ケンゴも!忌々しい人間どもも!
滅ぼして滅ぼして滅ぼして滅ぼし尽くしてやるぅうう!」
滅ぼして滅ぼして滅ぼして滅ぼし尽くしてやるぅうう!」
一際大きな岩をエネルギーのムチ、カルミラウィップで叩き壊し、
荒げた息を整えると、カルミラは背後のまだ壊していない岩を睨んだ
荒げた息を整えると、カルミラは背後のまだ壊していない岩を睨んだ
「居るのは分ってるよ。下等な人間。
さっさと出てきな。捻り潰してあげるよ!」
さっさと出てきな。捻り潰してあげるよ!」
その言葉に従い出て来たのは、金髪の大人しそうな少女だ。
背は低く、体格も小柄で、制服を着ていなければ、
小学生に間違われることもありそうな感じの小動物チックな感じがする。
が、その目は目の前のカルミラを強く睨み、
一歩も動じない意志を感じる。
背は低く、体格も小柄で、制服を着ていなければ、
小学生に間違われることもありそうな感じの小動物チックな感じがする。
が、その目は目の前のカルミラを強く睨み、
一歩も動じない意志を感じる。
「気にくわない……気にくわないね!
その生意気な目、ユザレにそっくりだ!」
その生意気な目、ユザレにそっくりだ!」
闇のオーラを纏い、本来の姿に戻ったカルミラは、
再び出現させたカルミラウィップで少女を攻撃した。
再び出現させたカルミラウィップで少女を攻撃した。
「!」
少女はそれを見切って転がり避けると、
立ち上がりながら手にしたウルトラゼットライザー起動。
それとほぼ同時にウルトラアクセスカードをセットする。
立ち上がりながら手にしたウルトラゼットライザー起動。
それとほぼ同時にウルトラアクセスカードをセットする。
<Itsuki! Access Granted!>
イツキ、、犬吠埼樹は、メダルのセットされていないスロットを動かし、
待機音が鳴り出したゼットライザーのトリガーを押し、顔の前にかざす。
赤、青、白の三色の光が樹を覆い、その姿をカルミラの姿に似て非なる戦士の姿に変えた。
待機音が鳴り出したゼットライザーのトリガーを押し、顔の前にかざす。
赤、青、白の三色の光が樹を覆い、その姿をカルミラの姿に似て非なる戦士の姿に変えた。
<Ultraman Zero!>
彼の名前はウルトラマンゼロ。
栄光のウルトラ六兄弟が一人、ウルトラセブンの息子にして、
ウルティメイトフォースゼロのリーダー。
先輩たちには一目置かれ、ジードやゼットなどの後輩戦士たちからは、
尊敬と信頼を集める若くして超一流のスーパールーキーだ。
栄光のウルトラ六兄弟が一人、ウルトラセブンの息子にして、
ウルティメイトフォースゼロのリーダー。
先輩たちには一目置かれ、ジードやゼットなどの後輩戦士たちからは、
尊敬と信頼を集める若くして超一流のスーパールーキーだ。
⦅しゃっ!どうだイツキ!
これがウルトラマンゼロの変身……ってあれ?!⦆
これがウルトラマンゼロの変身……ってあれ?!⦆
(ど、どうしたんですかゼロさん?何か問題が?)
⦅ああ。イツキ、お前の喉、本当にその内治るのか?
肉体を共有してる俺まで全く喋れなくなったぞ!?⦆
肉体を共有してる俺まで全く喋れなくなったぞ!?⦆
(ええ!?)
「私を無視してなにしてるんだい!?」
(ゼロさん!)
⦅やべ!ゼロスラッガー!⦆
傍から見たら無言の一人漫才にしか見えないゼロに鞭を振るうカルミラ。
即座に切り替えたゼロは、頭に装着した二つの宇宙ブーメラン、
ゼロスラッガーを念力で操り、対抗する。
即座に切り替えたゼロは、頭に装着した二つの宇宙ブーメラン、
ゼロスラッガーを念力で操り、対抗する。
⦅イツキ、お前結構筋いいな!もしかして勇者も念力が使えるのか?⦆
(私、元々糸を武器に戦ってて)
⦅なるほど!なら俺も負けてられないな!⦆
戻って来たスラッガーを左右の手に持ち、
繰り出される鞭に対抗するゼロ。
カルミラは
繰り出される鞭に対抗するゼロ。
カルミラは
「気に入らない!見れば見るほど気に入らないね、イツキ!
その無口なところも!その醜い色も姿も!」
その無口なところも!その醜い色も姿も!」
その全ては愛憎入り混じったどうしようもない感情を抱くトリガーを、
そしてそのトリガーをどうしようもなく変えたマナカ・ケンゴを連想させた。
そしてそのトリガーをどうしようもなく変えたマナカ・ケンゴを連想させた。
(好きで喋れなくなったわけじゃないのに……)
⦅くそう!テレパシーまで使えない!
なんかいつもより動きも悪いし、ハ・デスの野郎、
ゼットライザーに何かしやがったな!?⦆
なんかいつもより動きも悪いし、ハ・デスの野郎、
ゼットライザーに何かしやがったな!?⦆
が、不幸中の幸いか、それはカルミラも同じなようだった。
鞭とスラッガーの撃ち合いを終え、肉弾戦に移った二人だったが、
ゼロとほぼ同じようなペースでカルミラも動きが悪くなっていった。
その上、拳や蹴りからは、樹が気に入らない以上の苛立ちを感じる。
鞭とスラッガーの撃ち合いを終え、肉弾戦に移った二人だったが、
ゼロとほぼ同じようなペースでカルミラも動きが悪くなっていった。
その上、拳や蹴りからは、樹が気に入らない以上の苛立ちを感じる。
「面倒だね!これで情熱的な最期をくれてやるよ!」
そう言ってカルミラはカルミラウィップをカルミラバトンに変形させ、
クルクルと片手で回転させながらエネルギーを溜め始める。
クルクルと片手で回転させながらエネルギーを溜め始める。
⦅ちっ!仕方ねえ!イツキ!気合い入れろよ!⦆
(はい!)
「死ねぇええええええ!」
⦅ワイドゼロショット!⦆
カルミラバトンと、L字に組んだゼロの腕から放たれた光波熱線が両者の中間でぶつかり合う。
しばらくの拮抗の後、高まりに高まった熱のせいか、
バチン!と、激しい音を立てて弾けた。
変身が解除された樹と、人間態に戻ったカルミラが煙を挟んで睨み合う。
しばらくの拮抗の後、高まりに高まった熱のせいか、
バチン!と、激しい音を立てて弾けた。
変身が解除された樹と、人間態に戻ったカルミラが煙を挟んで睨み合う。
「ちっ!本当にどこまでもイラつかせてくれるねイツキ!
アンタには必ず情熱的に終わらせてやるよ!首を洗って待ってな!」
アンタには必ず情熱的に終わらせてやるよ!首を洗って待ってな!」
そう吐き捨てるとカルミラは体から闇を発して、
それを目くらましにその場から撤退した。
それを目くらましにその場から撤退した。
【カルミラ@ウルトラマントリガー NEW GENEREATION TIGA】
[状態]:健康、人間態、マナカ・ケンゴや人間に対する憎悪
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:邪魔者もハ・デスどもも倒して元の世界に帰る。
1:イツキは次に会ったら必ず殺す。
2:もし、マナカ・ケンゴも来ているなら見つけ出して惨殺する。
[備考]
※ダーゴン死亡後、エタニティコアへ接触する前からの参戦です。
※闇の一族としての能力以外には何の制限もかかっていません。
※闇の一族としての能力にかけられた制限については、後の書き手様にお任せします。
[状態]:健康、人間態、マナカ・ケンゴや人間に対する憎悪
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:邪魔者もハ・デスどもも倒して元の世界に帰る。
1:イツキは次に会ったら必ず殺す。
2:もし、マナカ・ケンゴも来ているなら見つけ出して惨殺する。
[備考]
※ダーゴン死亡後、エタニティコアへ接触する前からの参戦です。
※闇の一族としての能力以外には何の制限もかかっていません。
※闇の一族としての能力にかけられた制限については、後の書き手様にお任せします。
ようやく煙が晴れた戦場跡にて。
休憩を終えた樹はゼットライザーを片手に地図で確認した人の集まりそうな市街地に向かっていた。
休憩を終えた樹はゼットライザーを片手に地図で確認した人の集まりそうな市街地に向かっていた。
⦅イツキ、まだ動けるか?⦆
(はい。ちょっと疲れましたけど、全く動けない程じゃないです)
⦅そうか。これこら辛い戦いが続くと思うが……⦆
(平気……ではないけど、大丈夫です。
ゼロさんもいますし、『なせば大抵なんとかなる』ですから)
ゼロさんもいますし、『なせば大抵なんとかなる』ですから)
⦅勇者の誓いか?⦆
(みたいなものです)
⦅そうか。余計な心配だったみたいだな。
それじゃあ行こうぜ!ハ・デスの野望を止めに!⦆
それじゃあ行こうぜ!ハ・デスの野望を止めに!⦆
(はい!)
【犬吠埼樹@結城友奈は勇者である】
[状態]:健康、声帯が散華、ウルトラマンゼロが憑依
[装備]:ウルトラゼットライザー@ウルトラマンZ
ウルトラアクセスカード@ウルトラマンZ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2(確認済み、スケッチブックは無し)
[思考・状況]基本方針:勇者としてこの戦いを止める。
1:あの闇の巨人(カルミラ)は特別警戒する。
2:もし勇者部の皆や他のウルトラマンたちが来ているなら合流を急ぐ。
3:喋れないけど、助けを求めている人が居れば、迷わない。
4:しばらくはタブレットのメモアプリを使う。でも出来ればスケッチブックが欲しい。
5:ゼロさんまで喋れなくなるなんて……。
[備考]
※ゼロと肉体を共有したため、変身前後を問わず喋れません。
※ウルトラマンとしての能力以外には何の制限もかかっていません。
※ウルトラマンとしての能力にかけられた制限については、後の書き手様にお任せします。
[状態]:健康、声帯が散華、ウルトラマンゼロが憑依
[装備]:ウルトラゼットライザー@ウルトラマンZ
ウルトラアクセスカード@ウルトラマンZ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2(確認済み、スケッチブックは無し)
[思考・状況]基本方針:勇者としてこの戦いを止める。
1:あの闇の巨人(カルミラ)は特別警戒する。
2:もし勇者部の皆や他のウルトラマンたちが来ているなら合流を急ぐ。
3:喋れないけど、助けを求めている人が居れば、迷わない。
4:しばらくはタブレットのメモアプリを使う。でも出来ればスケッチブックが欲しい。
5:ゼロさんまで喋れなくなるなんて……。
[備考]
※ゼロと肉体を共有したため、変身前後を問わず喋れません。
※ウルトラマンとしての能力以外には何の制限もかかっていません。
※ウルトラマンとしての能力にかけられた制限については、後の書き手様にお任せします。
【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンZ】
[状態]:正常、犬吠埼樹に憑依
[思考・状況]基本方針:ハ・デスを倒してこの戦いを止める。
1:ウルトラマンゼロともあろうものが不覚をとったぜ。
2:イツキに力を貸す。もし出来るなら、光の国で喉を治してやりたい。
3:他にも闇の存在が居るのか?
[備考]
※樹と肉体を共有したため、変身前後を問わず喋れません。
※ウルティメイトブレスは戦力バランスを考慮してか、奪われてしまっています。
※樹と一体化しているため、名簿には名前が載りません。多重人格と同じ扱いです。
※樹がゼットライザーを手にしていない限り、外の様子を確認することが出来ないようです。
※ウルトラマンとしての能力以外には何の制限もかかっていません。
※ウルトラマンとしての能力にかけられた制限については、後の書き手様にお任せします。
[状態]:正常、犬吠埼樹に憑依
[思考・状況]基本方針:ハ・デスを倒してこの戦いを止める。
1:ウルトラマンゼロともあろうものが不覚をとったぜ。
2:イツキに力を貸す。もし出来るなら、光の国で喉を治してやりたい。
3:他にも闇の存在が居るのか?
[備考]
※樹と肉体を共有したため、変身前後を問わず喋れません。
※ウルティメイトブレスは戦力バランスを考慮してか、奪われてしまっています。
※樹と一体化しているため、名簿には名前が載りません。多重人格と同じ扱いです。
※樹がゼットライザーを手にしていない限り、外の様子を確認することが出来ないようです。
※ウルトラマンとしての能力以外には何の制限もかかっていません。
※ウルトラマンとしての能力にかけられた制限については、後の書き手様にお任せします。
※テレパシーなど、ウルトラマンとしての能力に制限がかかっています。
詳細は後の書き手様にお任せします。
詳細は後の書き手様にお任せします。