雑草のように生き抜いて、その中でも楽しみを見つけることも忘れないという。日本人は、本当に強いんだなって思いました
草彅剛
草彅剛
「それでは、ジャパ―ニーズガールこと徳田みみはハ・デスが言っていたことは本当だと思うのですか?」
「はい。おそらく」
「はい。おそらく」
そういうと、みみと呼ばれた少女は自身の支給品の一つを外国人に見せる。
可愛らしいキャラクターの瞳がする花を。
可愛らしいキャラクターの瞳がする花を。
「私に支給されたこの”ファイアーフラワー”説明書を読むだけでも私の世界には存在しませんから」
握りしめたみみのもう片方の手から火の玉が出され、外国人はWowと驚く。
「確かに……そのような花は私の世界にも存在しまセーン!」
少女の実演から外国人は頷き、理解する。
本当に無数の世界というのが存在することを。
本当に無数の世界というのが存在することを。
「そうですか。それと私のことはドグダミと呼んでください。わりとそう呼ばれてますので」
そう名乗るは徳田みみ。
この春、高校へ入学した一年生にして雑草研究部。
夏休みの合宿中、風呂に入るところ、みみはこの決闘の決闘者として選ばれた。
この春、高校へ入学した一年生にして雑草研究部。
夏休みの合宿中、風呂に入るところ、みみはこの決闘の決闘者として選ばれた。
(それにしてもまさか、私が生み出したゲームがこのようなことになるとは……)
長髪の外国人は落ち着いた様子でみみと会話をしながらも内心驚愕で満たされている。
男の名はペガサス・J・クロフォード。
天才ゲームデザイナーにしてゲーム企業【インダストリアル・イリュージョン】の名誉会長にして決闘者。
男の名はペガサス・J・クロフォード。
天才ゲームデザイナーにしてゲーム企業【インダストリアル・イリュージョン】の名誉会長にして決闘者。
(ということは……私が生きているのも、どんな願いを叶えるという眉唾も本当ということですか)
ペガサスにはどうしても叶えたい願いがあった。
しかし、その願いは自身の敗北で幕が下り、命さえも失った。
そう、ペガサスは死んだのだ。
闇の大神官の魂の一部の手によって。
しかし、その願いは自身の敗北で幕が下り、命さえも失った。
そう、ペガサスは死んだのだ。
闇の大神官の魂の一部の手によって。
(シンディア……私は……もう一度君に会いたい)
もし、本当に叶うのなら、立体幻想化(ソリットビジョン)なんか必要ない。
直に話すことができ、かつ触れることができる方のほうがいいに決まっている。
そう、幻想よりも現実。
故にペガサスは優勝を狙う。
己が生み出したカードの掌で踊ることになると理解しながらも。
直に話すことができ、かつ触れることができる方のほうがいいに決まっている。
そう、幻想よりも現実。
故にペガサスは優勝を狙う。
己が生み出したカードの掌で踊ることになると理解しながらも。
「ところで、ドクダミガールは怖くないのですか?殺し合いをさせられることに」
「もちろん、怖いです」
ペガサスの質問にみみは正直に答える。
決闘という名前こそだが、ようはバトルロイヤル。
殺し合いと同じだ。
そしてその答えはもっともだ。
一女学生でしかない身。
フィクションのような状況をさせられることに恐怖を感じないわけがない。
「もちろん、怖いです」
ペガサスの質問にみみは正直に答える。
決闘という名前こそだが、ようはバトルロイヤル。
殺し合いと同じだ。
そしてその答えはもっともだ。
一女学生でしかない身。
フィクションのような状況をさせられることに恐怖を感じないわけがない。
「でも……この殺し合いの場所でも雑草たちは逞しく咲いています。それに見たこともない草花もありますから。だって……」
この決闘の舞台でもタチイヌノフグリといった雑草は堂々と咲いている。
グッと両手を握りしめると顔を上げ。
グッと両手を握りしめると顔を上げ。
「世界は雑草(たからもの)で溢れていますから」
キラキラとした瞳でペガサスを見つめる。
雑草があれば、彼女は挫けない。彼女は諦めない。
だって、廃部寸前だったザッケンをその雑草魂で存続させたのだから。
魔王に雑草魂を見せつけるまでだ。
雑草があれば、彼女は挫けない。彼女は諦めない。
だって、廃部寸前だったザッケンをその雑草魂で存続させたのだから。
魔王に雑草魂を見せつけるまでだ。
「……フ。それじゃあ、まずは仲間を集めましょうか。おそらく私たち以外にも抗う者はいるはずでしょうから」
「はい。そうしましょう。……あ!」
再び、見たこともない草花に目を輝かせると、みみは匍匐前進とは思えないスピードで近づくと観察を始める。
その様子に苦笑しながらペガサスはみみの姿を見つめる。
しかし、その顔は一気に冷酷に変わる。
「はい。そうしましょう。……あ!」
再び、見たこともない草花に目を輝かせると、みみは匍匐前進とは思えないスピードで近づくと観察を始める。
その様子に苦笑しながらペガサスはみみの姿を見つめる。
しかし、その顔は一気に冷酷に変わる。
「……」
(雑草が宝?……馬鹿をいっちゃいけまセーン。シンディアは雑草なんかではありませんし、いうなれば”オドンドグロッサム”唯一無二なのデース)
(雑草が宝?……馬鹿をいっちゃいけまセーン。シンディアは雑草なんかではありませんし、いうなれば”オドンドグロッサム”唯一無二なのデース)
雑草が宝?
そんなわけがない。
むしってもむしっても再び成長して伸び、害を与える植物でしかない。
宝とは光り輝き得難く尊い。
所詮は一女学生。
high school生活を義務教育の延長のように毎日を無為に生きて、グローバルな眼を持たぬからそんな世迷言を平気な顔で言えるのだ。
まぁいい。彼女の存在は優勝する上での隠れ蓑としては最適だ。
そんなわけがない。
むしってもむしっても再び成長して伸び、害を与える植物でしかない。
宝とは光り輝き得難く尊い。
所詮は一女学生。
high school生活を義務教育の延長のように毎日を無為に生きて、グローバルな眼を持たぬからそんな世迷言を平気な顔で言えるのだ。
まぁいい。彼女の存在は優勝する上での隠れ蓑としては最適だ。
(せいぜい私の夢の養分として枯れてもらいますよ。雑草ガール)
【ペガサス・J・クロフォード@遊戯王(原作)】
[状態]:健康
[装備]:デュエルディスクとデッキ(トゥーン)@遊戯王
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2、
[思考・状況]基本方針:優勝して、シンディアを蘇らせる
1:ひとまずマジック&ウィザードの創造主としての立場を活かして対主催のグループをまとめる
2:対主催の仮面で競合相手(優勝狙い)を減らし、最後は優勝する
3:雑草ガールを上手く利用する
[備考]
原作、獏良に千年眼を奪われて死亡後からの参戦。
千年眼の力は使えますが、罰ゲームなどの能力は制限されています。
[状態]:健康
[装備]:デュエルディスクとデッキ(トゥーン)@遊戯王
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2、
[思考・状況]基本方針:優勝して、シンディアを蘇らせる
1:ひとまずマジック&ウィザードの創造主としての立場を活かして対主催のグループをまとめる
2:対主催の仮面で競合相手(優勝狙い)を減らし、最後は優勝する
3:雑草ガールを上手く利用する
[備考]
原作、獏良に千年眼を奪われて死亡後からの参戦。
千年眼の力は使えますが、罰ゲームなどの能力は制限されています。
『支給品紹介』
【デュエルディスクとデッキ(トゥーン)@遊戯王】
ペガサスに支給。ペガサスが愛してたまらないトゥーン・ワールドを中心にしたデッキ
トゥーンだから平気デース!は現実にやったらリアルファイトに発展するのでやめましょう。
【デュエルディスクとデッキ(トゥーン)@遊戯王】
ペガサスに支給。ペガサスが愛してたまらないトゥーン・ワールドを中心にしたデッキ
トゥーンだから平気デース!は現実にやったらリアルファイトに発展するのでやめましょう。
【徳田みみ@ザッケン!】
[状態]:健康 見たことない植物に興奮(大)
[装備]:ファイアーフラワー@マリオシリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2、
[思考・状況]基本方針:生還。そして、ここで得た雑草を持ち返る
1:ペガサスと行動を共にする
2:見たこともない雑草を収集する
[備考]
17話終了後からの参戦。
[状態]:健康 見たことない植物に興奮(大)
[装備]:ファイアーフラワー@マリオシリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2、
[思考・状況]基本方針:生還。そして、ここで得た雑草を持ち返る
1:ペガサスと行動を共にする
2:見たこともない雑草を収集する
[備考]
17話終了後からの参戦。
『支給品紹介』
【ファイアーフラワー@マリオシリーズ】
徳田みみに支給。握りしめると火の玉(ファイアーボール)を出すことができる。
植物を愛するみみにとって火気厳禁。現状は宝の持ち腐れ
【ファイアーフラワー@マリオシリーズ】
徳田みみに支給。握りしめると火の玉(ファイアーボール)を出すことができる。
植物を愛するみみにとって火気厳禁。現状は宝の持ち腐れ