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1505●大阪都構想住民投票否決
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1505●大阪都構想住民投票否決
大阪府と大阪市の「二重行政」を解消するとして橋下徹大阪府知事(当時)が提唱してきた「大阪都構想」。その後橋下はこの構想実現のため大阪市長に転身し、その設計図づくりと府・市両議会の承認を目指して活動してきた。いずれの議会でも与党・大阪維新の会は単独では過半数に満たないため、公明党の協力を引き出すべく、衆議院小選挙区で橋下自身が公明党現職の対立候補として立候補する構えをみせて揺さぶるなど工作した。そして2015年3月、大阪市を5つの特別区に再編する都構想案(協定書)が、公明党の賛成を得て両議会で承認され、住民投票の実施が決まった。
5月17日の投票日まで、橋下は連日街頭に立ち、都構想実現のメリットを訴えた。反対派は自民、民主、共産の各党や労働組合・市民団体などが連携し、「大阪市をなくすな」と訴えた。
大阪市をまさに二分した住民投票の結果は、反対が70万5585票で、賛成の69万4844票をわずかに上回り(投票率66.83%)、都構想は廃案となった。
橋下は敗戦後の記者会見で、「政治家は僕の人生から終了です」と語り、市長任期満了の同年12月での政界引退を表明した。
しかし、大阪維新の会は再挑戦する方針を決定した。11月の府知事・市長のダブル選挙では、知事選には現職の松井一郎、市長選には橋下に替わる候補として吉村洋文衆院議員を擁立し、民主や共産の支援を受ける自民党候補に圧勝した。松井は、4年以内に再び住民投票に挑む意向を示した。
★2015年
大阪府と大阪市の「二重行政」を解消するとして橋下徹大阪府知事(当時)が提唱してきた「大阪都構想」。その後橋下はこの構想実現のため大阪市長に転身し、その設計図づくりと府・市両議会の承認を目指して活動してきた。いずれの議会でも与党・大阪維新の会は単独では過半数に満たないため、公明党の協力を引き出すべく、衆議院小選挙区で橋下自身が公明党現職の対立候補として立候補する構えをみせて揺さぶるなど工作した。そして2015年3月、大阪市を5つの特別区に再編する都構想案(協定書)が、公明党の賛成を得て両議会で承認され、住民投票の実施が決まった。
5月17日の投票日まで、橋下は連日街頭に立ち、都構想実現のメリットを訴えた。反対派は自民、民主、共産の各党や労働組合・市民団体などが連携し、「大阪市をなくすな」と訴えた。
大阪市をまさに二分した住民投票の結果は、反対が70万5585票で、賛成の69万4844票をわずかに上回り(投票率66.83%)、都構想は廃案となった。
橋下は敗戦後の記者会見で、「政治家は僕の人生から終了です」と語り、市長任期満了の同年12月での政界引退を表明した。
しかし、大阪維新の会は再挑戦する方針を決定した。11月の府知事・市長のダブル選挙では、知事選には現職の松井一郎、市長選には橋下に替わる候補として吉村洋文衆院議員を擁立し、民主や共産の支援を受ける自民党候補に圧勝した。松井は、4年以内に再び住民投票に挑む意向を示した。
★2015年