カードリスト > > 第1弾 > 碧007_関羽

武将名 かんう 忠烈の魁傑
関羽 統一名称:関羽
   生没年:160~220

「劉玄徳が義弟、関羽が
      相手をしてやろう!」

字は雲長。黄巾の乱平定のために義勇兵を募っていた劉備と出会い、張飛と共に仕えた。
忠烈の士であり、曹操に降伏後、厚遇されてもなお劉備への忠誠を貫き、手柄を立ててから帰参した。
益州が平定されると、荊州の監督を一任された。
勢力
時代 三国志
レアリティ ER
コスト 3.0
兵種 騎兵
武力 10
知力 7
特技 -
計略 忠義の大号令 味方の武力が上がり、兵力が上限を超えて回復する
必要士気 6
効果時間 知力時間
Illust. 杉浦善夫
声優 中田譲治

計略内容
カテゴリ   士気   武力   知力   速度   兵力   効果時間   備考  
英傑号令 6 +3 - - +40% 9.0c(知力依存0.2c) 兵力回復は上限突破
範囲は直径8部隊分の自身中心円。
(最新Ver.2.0.0H)

調整履歴
修正Ver.   変更点 内容 備考  
Ver.1.0.0E 計略範囲 直径 7.2部隊分 → 直径 8部隊分 -
Ver.1.0.0F 効果時間 8.5c → 9c -
Ver.2.0.0H 兵力回復量 35% → 40% -



所感
3コストの中ではほぼ最高峰の10/7。
充分な武力に加え、伏兵掘りに耐えそのまま生還しやすいなど扱いやすさが光る。

計略「忠義の大号令」は上限を超えた兵力回復を伴う号令。
他の回復つき号令と異なり、先撃ちしても兵力回復が無駄にならないのが最大の利点。
一方で各数値は士気6の内容としては非常にマイルド。
兵力回復があるとはいえ、単純なぶつかり合いでは同士気の全体強化と正面切って相手するにはやや分が悪い。
デッキを高武力で固めてぶつかり合いでも負けづらくしたり、正面対決ではなく消耗戦的な戦い方に徹するなど、構成や戦術を工夫したい。

前述の通り、忠義の大号令をメインに戦う場合は、低枚数の高武力を中心としたデッキ構成がいいだろう。
また単純な武力勝負に強い全体強化や、ダメージ計略や妨害などの搦め手を裏の手として採用し、相手や状況に応じて使い分けていけるような構成にするとより柔軟性が増すのでオススメ。
なお100%を超えた兵力分(兵力ゲージの白い部分)については、気合効果の対象外なので要注意。

解説
劉備たち三兄弟の次兄にして、その忠義から後世「関帝」の名で神として祭られた男。
現在も各地の中華街には彼を祭った「関帝廟」が建てられており、日本でも横浜や神戸などでその姿を見ることができる。
また、関帝廟は文神として祀られる孔子の廟が文廟と呼ばれるのに対して武廟とも呼ばれる。
ちなみに一般に知られる「関聖帝君」の神号は道教のものであるが、儒教では武聖とされ仏教でも菩薩の一柱に数えられている。
基本的に脳筋に書かれることが多い張飛に対して関羽は文武両道に書かれるが、実際当時の知識人のバイブルのひとつである「春秋左氏伝」を常日頃から愛読し、ほぼ暗誦できたと言われている。
また荊州の内政運営もうまくいっており内政面に関しても実力があったようである。

人格面に関しては忠義ぶりが評価される一方で格下には優しいが同格や格上の人間には傲慢という欠点を持っていた。
格上に媚びへつらい格下に当たりが強いと言われている張飛と見事対になっている。
代表的なのは諸葛亮とのエピソードで彼は関羽に「馬超は凄いけど張飛と同レベル、関羽に遠く及ばない」という内容の手紙を送っている。

彼の末期はその欠点が最悪の形で発揮され関銀屏の一件で呉との折り合いが悪くなり糜芳・士仁の裏切りによって荊州を奪われた挙げ句、関羽本人も命を落とした。
蜀は関羽の死に加えて続く夷陵の戦いで更に有能な将を失くしてしまったため、残った諸葛亮や姜維は人材不足(特に文官不足)に苦慮することになる。
糜芳・士仁との折り合いはかなり悪かったらしく、彼らが失火によって補給面にてミスをした際に関羽は激怒し、「国に帰ったら兄者(劉備)に頼んでお前たちを処断してもらう(意訳)」と恫喝している。
二人もまた関羽を恨み、恐れていた。
そこを虞翻に利用され、呉の侵攻に対して使者を追い返すなど抵抗していた士仁は、関羽から命を狙われていることを知ると降伏。
糜芳もまた籠城の準備をしていたが、士仁が降伏したことを知ると抵抗をやめてしまっている。
関羽はこの二人の他に荊州の事務を担当していた潘濬とも折り合いは悪かったらしく、内政面に対して内部はかなり不安定だったようだ。

贈り物の台詞で碁に誘っているが、演義で馬良と碁を打つ場面が元ネタか。
なおこの時関羽は麻酔無しで右腕の手術の真っ最中である。

大戦シリーズにおいて
イラストは三国志大戦で杉浦氏が手がけたもの。
杉浦氏は魏の関羽も担当しており、大戦では魏(1)→魏・蜀(2)→蜀・魏(3)→魏(新)→蜀(英傑)と割と目まぐるしく勢力が変わっている。
計略の「忠義の大号令」は(3)→(新)→(英傑)と引き継ぐ形で、計略効果・3コスト10/7騎兵という部分は歴代のそれを踏襲している。

三国志大戦3における「忠義の大号令」は稼働初期において猛威を振るったことでも有名。
あまりに対戦環境を席巻した流行ぶりから、三国志大戦3というゲームを語るうえで避けては通れぬカードだった。

全盛期での計略効果そのものは、現行(英傑大戦)の忠義の大号令と大差ない(武力+3、回復量=上限突破の40%ほど)のだが、
軍師カードによる奥義・七星祈祷(上限突破型の兵力増援)が、最大回復量5割と上方修正を受けたことで強烈なシナジーを形成、大躍進を開始。
忠義号令→七星祈祷→忠義号令と、計略と奥義ボタンを交互に押しながら(いわゆる『赤青赤』)槍馬デッキで前出しするのが単純に強く、
まだカードプールが少なかった事情もあり、最大で兵力が無駄になりにくい上限突破付き約13割の回復量+武力3で猛進してくる状況をメタ対抗できるデッキが少なく、
また敵城を叩いた時一回当たりの城ダメージ量が高めだった時代でもあり、
全盛期には「忠義(厨義)大戦」「忠義のメタは忠義」と言われる環境を生み出してしまった。
ダメージ計略が機能不全となる、序盤から徹底的に荒らして各個分断させないといけない、などのかなり歪な対戦状況になっていたこともあり、
その後は、バージョンアップごとに、忠義号令も七星祈祷も順当に弱体化。
漢勢力という条件付きで爆発的な計略効果を出せるシステム追加が揃ったあたりから、ようやく使用率が落ち着くこととなった。

台詞
台詞
開幕 劉玄徳が義弟、関羽が相手をしてやろう
計略 我ら将兵、決死の覚悟、突き進めい!
└絆武将 主が天下のもと、忠義を尽くす!
兵種アクション 切り拓け!
撤退 鉾を変えて参ろう
復活 関雲長、参る!
伏兵 義を果たす時
攻城 愚か者め、力の差がわからぬか
落城 この関羽に刃を向けることが間違いなのだ!
贈り物① 兄者の他に、ここを見つける御仁がいるとは。
いいだろう、ゆっくりしていくがいい。
贈り物② たまには、そうだな……碁でも打たぬか?
贈り物(お正月) 益徳はまた懲りずに酒を飲んでいるのか。
正月くらい落ち着きがあってもよいものだが。
贈り物(バレンタインデー) 過剰な贈り物は遠慮しておく。
……が、菓子ならば頂戴しようか。
贈り物(ホワイトデー) 応えられぬ……そう申し上げるつもりであったが
心はそなたに動いているようだ。
贈り物(ハロウィン) 兄者が饅頭を配っているようだが……
これは何という祭りなのだ?
友好度上昇 関雲長、参る!
寵臣 志あるものは立ち上がり、我らとともに戦わん
絆武将獲得 主が天下のもと、忠義を尽くす!
軍飾 我ら将兵、決死の覚悟、突き進めい!

贈り物の特殊演出

対象武将碧021張飛
会話武将 台詞
碧021張飛 いい時に来たな。アニキも挑戦してみるか?
井戸を塞いでる岩をどかせた奴に、肉をやるぜ!
碧021張飛 ま、俺にかかれば千斤程度朝飯前だがな!
皆注目してるぜ、どうするよアニキ?
碧007関羽 また酔って……まあよい、この石のことか?
…………ふんっ!!
碧007関羽 どかせたが、これほどの肉を持て余す。
見物人に配ってもよいか?
碧021張飛 関羽のアニキに力比べは一生やらせねえ!!


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最終更新:2025年10月09日 12:54