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武将名 |
いぬいたいすけ |
迅衝隊総督 |
乾退助 |
統一名称:板垣退助 生没年:1837~1919
「戦争で生まれた秩序は、 戦争で覆すしかない!」
土佐藩士。幼少時から義侠心が強かった。 土佐勤王党に加わり、尊王攘夷運動に傾倒。武力倒幕論を唱えて近代軍政改革を主導した。 藩論が平和的な大政奉還に傾くと失脚したが、薩摩藩の働きかけで、戊辰戦争では土佐藩兵の大将を任された。 |
勢力 |
蒼 |
時代 |
江戸・幕末 |
レアリティ |
SR |
コスト |
2.5 |
兵種 |
鉄砲隊 |
武力 |
8 |
知力 |
7 |
特技 |
狙撃 |
計略 |
迅衝隊の指揮 |
味方の武力が上がる。 さらに鉄砲隊であれば射程距離が上がり、特技「狙撃」を得る。 既に特技「狙撃」を持っている場合は、「狙撃」の効果が上がる |
必要士気 |
7 |
効果時間 |
知力時間 |
Illust. |
采藤 |
声優 |
三木眞一郎 |
計略内容
カテゴリ |
士気 |
武力 |
知力 |
速度 |
兵力 |
効果時間 |
備考 |
鉄砲号令 |
7 |
+3 |
- |
- |
- |
30.0c(知力依存0.4c) |
鉄砲隊の射程1.25倍 特技「狙撃」付加 「狙撃」所持者の狙撃強化 |
(最新Ver.1.6.0E)
調整履歴
修正Ver. |
変更点 |
内容 |
備考 |
Ver.1.5.0E |
効果時間 20.0c → 25.0c |
↑ |
- |
Ver.1.5.0H |
特技「狙撃」を持っている味方への追加効果 敵を弾く距離 1HITにつき 0.1部隊分 → 0.2部隊分 狙撃時固定ダメージ 1HITにつき 2% → 2.5% |
↑ |
- |
Ver.1.6.0E |
効果時間 25.0c → 30.0c |
↑ |
- |
所感
国会を創った男は鉄砲隊として参戦。
バランス型の数値に特技狙撃を備え、2.5コストとして過不足ない性能。
計略「迅衝隊の指揮」は鉄砲号令。
味方全体の武力を上げ、鉄砲隊であれば更に狙撃を付与し、既に狙撃を持つ場合は強化する。
武力上昇については勢力や兵種を問わないので、デッキ構築の自由度は高い。
しかし武力上昇値だけでは長めの効果時間を考慮しても士気に見合うとは言い難い。
計略効果を十全に発揮するには、鉄砲隊に多くのコストを割く必要がある。
運用に慣れは必要なものの、狙撃効果の乗った複数部隊による射撃の威力は絶大。
射程距離も上がるため、敵部隊の射程外から一方的に射撃することも可能。
自身より武力が高い敵に対しても狙撃ダメージとノックバックで十分に対抗しうるため、そのまま盤面を制圧することも難しくない。
幸いなことに同勢力には織田軍の所属武将をはじめ優秀な鉄砲隊が多い。
士気3で貫通射撃が可能な佐々成政や、乱戦時にも射撃が可能になる丹羽長秀との組み合わせも考えられるだろう。
一方で武力上昇値自体は低めなので、城際の攻防は苦手。
特にこちらから攻城を仕掛けるのは、攻城中は射撃ができないこともあり難しい。
鉄砲隊を並べる構築になる都合上、必然的に騎馬に対抗したり攻城役になる事が多い槍兵も低コストにせざるを得ない。
狙撃のノックバック効果を活かして、相手を近づけさせない立ち回りが本領になるだろう。
乾を主軸に据えるのであれば、英傑呼応や流派・兵種によるアクション攻城で城ダメージを稼ぐ戦術が主になるだろう。
解説
本作で緋軍として登場している武田家重臣・板垣信方の子孫。
退助の一族は板垣正信の代から乾氏を名乗っていたが、戊辰戦争の際に武田家重臣・板垣氏の子孫であることをアピールして甲州の民衆の支持を得よという岩倉具視の命令により、板垣に復姓している。伏兵セリフはこのエピソードから来ているのであろう。
肖像画が戦後~昭和中期まで発行されていた百円紙幣に使われている。
先祖にあたる乾正信は嫡流であったが、父信憲(信方の子)が素行の悪さから信玄から
改易を命じられたことで嫡流から外れ板垣家は一旦断絶した(翌年に信方の娘婿が名跡を継ぎ嫡流となった)。
正信は武田滅亡後は牢人となったが小田原征伐後に山内一豊に仕え、乾氏を名乗る。
嫡子はなく、永原一照の次男を養子として迎えたため退助に板垣氏の血は入っていない……、と思いきや、乾家5代目当主の乾正清が継室として出雲路直元の妹(この出雲路家は板垣信憲の次男・板垣正寅の系統の家柄であり、信方の血縁を保っている)を
迎えた上にその間に出来た6代目当主乾直建から以降、乾直建→乾正聰→乾信武→乾正成→乾退助(板垣退助)と血縁で繋がっている為、
辛うじてながら板垣退助は女系として板垣信方と繋がりがある。
テキストでは土佐勤王党に協力したと書かれているが、実際は尊皇攘夷の志を持っていたものの土佐勤王党員の大半が郷士であり、
さらに盟主・武市半平太は退助の師匠にあたる吉田東洋の政敵であるためむしろ対立関係にあった。
また八月十八日の政変後には容堂の主導する勤王党弾圧にも加担している。
日本史では言論派の人物として有名だが、幕末期は武力討幕派であった。
テキストおよび落城時のセリフは、後藤象二郎らによる大政奉還論に対して山内容堂に発した「徳川300年の幕藩体制は、戦争によって作られた秩序である。ならば戦争によってでなければこれを覆えすことが出来ない。」という考えが元になっている。
ちなみに、退助はあまりにも武力討幕を推し進める危険人物であったことから、大政奉還論を推していた山内容堂から土佐藩歩兵大隊司令役(藩の陸軍大臣)を解任させられている。
しかし、退助は徹底した公正な価値観の持ち主であった。
退助が主将を務めた会津戦争では、会津藩が降伏した際、木戸孝允を中心に会津藩に対して厳罰を与えるべしという声がある中、「降伏した以上は等しく日本臣民であり、厳罰を与えることで日本統合の障壁となってはならない」と考えた。さらに、松平容保らに対して「有能な人材は積極的に政府へ登用すべし」と訴えたり、特別公債の発給、会津藩の名誉恢復に努めるなど領土割譲を目論んだ松平容保らに対して寛大な処置をするだけでなく、賊軍となってしまった会津藩への支援を積極的に行なった。
(当時松平容保ら会津藩、庄内藩は資金を調達するためにプロイセンに対して蝦夷地を99年間租借させるという密約を結ぼうとしており、これは勅許のない領土割譲として万死に値する罪である。)
これらのことから、会津から土佐へ感謝の気持ちとして御礼参りが行われたり、下記の自由民権運動が福島を中心として東北に広がっていった。
現代でも会津若松市と萩市には会津戦争の件で軋轢が生じているが、かつて会津戦争の主将だった高知県と良好な関係が築けているのは退助の心遣いがあったからであろう。
明治維新後は参議として留守政府に名を連ねていたが、岩倉使節団に同行していた大久保利通や木戸孝允らと対立し、西郷隆盛らと共に下野した(明治六年の政変)。その後、土佐藩時代からの盟友である後藤象二郎らと共に民撰議院設立の建白書を政府に提出。
さらに自由党を結成してその党首に就くなど自由民権運動の中心人物として活動し日本に国会を開設するべく尽力、大隈重信と共に日本初の政党内閣である「隈板内閣」を組織したことから、伊藤博文、大隈重信と共に「憲政の三巨人」と称される。
このように近代日本の政治の基礎を作った功労を称える目的で、国会議事堂内に伊藤博文、大隈重信と共にブロンズ像が置いてある。
ただし退助は伯爵として華族に列せられたため衆議院に立候補できず、貴族院に任命された際は辞退したため国会議員にはなっていない。
大の好角家でもあり、両国に相撲興行のための施設(現在の国技館)を建設する際には委員長を務めている。
明治15年(1882)に岐阜で演説中に襲われ「板垣死すとも自由は死せず」と本当に言ったのかどうかは近年まで疑問符となっていたが
その場に立ち会っていた岐阜県御嵩警察署御用掛の岡本都與吉の報告書が発見されたことで真実であったとして現在まで伝わっている。
報告書には「吾死スルトモ自由ハ死セン」と記録され、これが人に伝わっていく中で「板垣死すとも~」になったという。
台詞
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台詞 |
開幕 |
血煙と砲煙の中から、新たな時代が生まれる! |
計略 |
迅衝隊が、新たな戦を見せてやる! |
└絆武将 |
迅衝隊よ!時代を変える力を見せろ!! |
兵種アクション |
進め! |
撤退 |
魂は死せず! |
復活 |
死ぬも生きるも覚悟がいるな… |
伏兵 |
板垣信方の名に恥じぬよう戦おう! |
攻城 |
もはや時代は変わった…! |
落城 |
戦争で生まれた秩序は、戦争で覆すしかない |
贈り物① |
ああ、そうだな。 俺と共に自由をつかみ取ろう。 |
贈り物② |
さあ、ここからは天下国家の話だ。 少々、長くなるぞ。 |
贈り物(新年の挨拶) |
あけましておめでとう。 この一年で、どれだけ髭が伸びるか楽しみだ。 |
贈り物(バレンタインデー) |
ありがとう。だが、俺ひとりで独占はできないな。 部下にも分け与えよう。 |
贈り物(ホワイトデー) |
理想を現実のものとするために これからも力を貸してほしい。 |
贈り物(ハロウィン) |
普段と違う姿をするのも新鮮なものだ。 これを機に髭でも伸ばしてみるか |
友好度上昇 |
死ぬも生きるも覚悟がいるな… |
寵臣 |
運命を変えたければ戦うしかないぞ! |
贈り物の特殊演出
①
対象武将:蒼047中岡慎太郎 |
会話武将 |
台詞 |
蒼056乾退助 |
中岡、今でこそ我らは胸襟を開く仲だが…… 以前お前は俺を暗殺しようとしたな? |
蒼047中岡慎太郎 |
その時は、それが最善だと思ったからな。 天下のことを考えて、乾退助斬るべし、と。 |
蒼056乾退助 |
そういうお前だからこそ、信用できる。 天下国家を語れる男だ、中岡は。 |
②
対象武将:蒼059後藤象二郎 |
会話武将 |
台詞 |
蒼056乾退助 |
象二郎、お前が買ったお気に入りの鞄を 最近使ってないようだが…… |
蒼059後藤象二郎 |
ああ、”びとん”の鞄だな! 酔っ払って、どこかに忘れてきたようだ。 |
蒼056乾退助 |
わざわざフランスで買ったというのに。 その適当さがいかにもお前らしい。 |
情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。
最終更新:2025年05月30日 17:23