この作品は性的表現が含まれています。
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
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英霊(サーヴァント)。
人類史の生き写しそのものたる彼らが象徴する歴史は何も眩しく輝くもののみではない。
人類史の闇、人の罪。
そうしたものを骨子に成り立つサーヴァントもまた一定数存在するのがこの世の真実だ。
人類史の生き写しそのものたる彼らが象徴する歴史は何も眩しく輝くもののみではない。
人類史の闇、人の罪。
そうしたものを骨子に成り立つサーヴァントもまた一定数存在するのがこの世の真実だ。
「……わたしたちのおかあさん。此処に、居るのかな?」
ジャック・ザ・リッパー。
倫敦の悪霧、人類史上最も有名な殺人鬼。
しかしてその真名を持ち現界した彼女の容貌は幼い少女のそれだった。
露出の多い服装、纏った黒の外套。
そこはかとなく香る死と臓物の臭い──それが彼女がジャック・ザ・リッパーであることを他のどんな理屈よりも雄弁に物語っている。
彼女が……いや。
“彼女たち”がこの殺し合いに呼び出されていることは、ある種必然的なものであったのかもしれない。
倫敦の悪霧、人類史上最も有名な殺人鬼。
しかしてその真名を持ち現界した彼女の容貌は幼い少女のそれだった。
露出の多い服装、纏った黒の外套。
そこはかとなく香る死と臓物の臭い──それが彼女がジャック・ザ・リッパーであることを他のどんな理屈よりも雄弁に物語っている。
彼女が……いや。
“彼女たち”がこの殺し合いに呼び出されていることは、ある種必然的なものであったのかもしれない。
「ゲーム、とか。首輪、とか。難しいことは、よくわかんないけど──」
バトル・ロワイアル、狂気のゲーム。
此処には死と、そして性の気配が漂っている。
性。それは赤子の怨念の集合体であるジャックにとっては因縁の深い概念だ。
ジャックは此処でもこれまでと変わりなく、自分たちの母を探すべく行動するだろう。
他の道理など、すべて彼女たちにとってはどうでもいい。
ジャック・ザ・リッパーの願い、それは母の胎内へと還ること。
誇張でも比喩でもなく、本当に言葉通りの意味で、胎内に回帰すること。
それだけを追い求めて──ジャックは使い慣れた凶器のナイフを携え、母を探してデパートのワンフロアを闊歩し始めた。
此処には死と、そして性の気配が漂っている。
性。それは赤子の怨念の集合体であるジャックにとっては因縁の深い概念だ。
ジャックは此処でもこれまでと変わりなく、自分たちの母を探すべく行動するだろう。
他の道理など、すべて彼女たちにとってはどうでもいい。
ジャック・ザ・リッパーの願い、それは母の胎内へと還ること。
誇張でも比喩でもなく、本当に言葉通りの意味で、胎内に回帰すること。
それだけを追い求めて──ジャックは使い慣れた凶器のナイフを携え、母を探してデパートのワンフロアを闊歩し始めた。
……サーヴァントは強大な存在である。
普通の人間では太刀打ちするどころかその影すら踏めず一方的に狩り殺される、時に戦略兵器にも例えられる怪物。
ジャックがそのことについて自覚的だったかどうかはさておき。
しかし彼女はただ一つ、重要なことを見落としていた。
或いは、侮っていた。
この会場に眠る数多の“ダンジョン”──その恐ろしさを。
侮ったまま、母を探してジャックはデパートの一角に密やかに展開されたエロトラップに遭遇し。
普通の人間では太刀打ちするどころかその影すら踏めず一方的に狩り殺される、時に戦略兵器にも例えられる怪物。
ジャックがそのことについて自覚的だったかどうかはさておき。
しかし彼女はただ一つ、重要なことを見落としていた。
或いは、侮っていた。
この会場に眠る数多の“ダンジョン”──その恐ろしさを。
侮ったまま、母を探してジャックはデパートの一角に密やかに展開されたエロトラップに遭遇し。
そして……。
◇
「……ふ~~ッ! ふ~ッ、ふ、ふ、ふぶぶぅ゛ぅ゛~~~~……!!」
数分後。
ジャック・ザ・リッパーは、脂汗で全身をぐしょ濡れにしながらデパートの中を彷徨っていた。
先ほどまでの軽やかな足取りは何処へやら。
まるで何かを我慢しているように辿々しい足取りで、獲物を探す獣みたいにしきりに周囲をぎょろぎょろと見回している。
ジャック・ザ・リッパーは、脂汗で全身をぐしょ濡れにしながらデパートの中を彷徨っていた。
先ほどまでの軽やかな足取りは何処へやら。
まるで何かを我慢しているように辿々しい足取りで、獲物を探す獣みたいにしきりに周囲をぎょろぎょろと見回している。
「……れ゛る゛……だ、め゛ぇ゛……ひ、ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛……!」
その形相はまさに鬼だった。
鼻穴を広げて鼻水を垂らし、歯を食いしばって歯茎まで完全に露出させている。
目は血走り頬は紅潮し、もはや幼女にはまったく見えない。
そんなジャックの口から漏れる声は地の底から響くように低い唸り声だった。
それに乗せて、彼女は更に耳を疑うようなことを吠える。
鼻穴を広げて鼻水を垂らし、歯を食いしばって歯茎まで完全に露出させている。
目は血走り頬は紅潮し、もはや幼女にはまったく見えない。
そんなジャックの口から漏れる声は地の底から響くように低い唸り声だった。
それに乗せて、彼女は更に耳を疑うようなことを吠える。
「漏゛れ゛る゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛ぅ゛ぅ゛~~~~~~~~~~!!!!!」
ジャックが今感じているもの。
それは──“便意”に限りなくよく似たものであった。
しかしサーヴァントは排泄などしない。
ではジャックは今、何を漏らしそうになっているのか。
その答えは、彼女が先ほど足を踏み入れて即敗北したエロトラップにこそある。
それは──“便意”に限りなくよく似たものであった。
しかしサーヴァントは排泄などしない。
ではジャックは今、何を漏らしそうになっているのか。
その答えは、彼女が先ほど足を踏み入れて即敗北したエロトラップにこそある。
ジャックが触れてしまったエロトラップは“人格入れ替え電波”。
その特性は恐らくこの会場に配備されている全てのトラップの中でも有数の極悪さだ。
電波を浴びた参加者の体内では即座にその人格がゼリー状の物体に置換され、それが腸の中に下がってくる。
それを“出して”しまえば最期、その参加者は人格を文字通り排泄し、エロトラップの電波によって植え付けられた新しい人格の元に生きる「別人」となってしまうのだ。
その特性は恐らくこの会場に配備されている全てのトラップの中でも有数の極悪さだ。
電波を浴びた参加者の体内では即座にその人格がゼリー状の物体に置換され、それが腸の中に下がってくる。
それを“出して”しまえば最期、その参加者は人格を文字通り排泄し、エロトラップの電波によって植え付けられた新しい人格の元に生きる「別人」となってしまうのだ。
治療方法は存在しない。
人格入れ替え電波を浴びた参加者にやれることはただ一つ。
いつか必ず来る人格排泄の瞬間を、少しでも先に引き伸ばすことである。
人格入れ替え電波を浴びた参加者にやれることはただ一つ。
いつか必ず来る人格排泄の瞬間を、少しでも先に引き伸ばすことである。
「漏゛れ゛る゛漏゛れ゛る゛漏゛ら゛し゛て゛死゛ぬ゛の゛や゛た゛」
参加者を一人殺すごとに、一時間。
「我慢の限界」を引き伸ばすことが出来る。
それが今のジャックに与えられた唯一の救いだった。
だからジャックは探さねばならないのだ、参加者を。
母ではなく、参加者を。
胎内に帰るためではなく、人格排泄の便意に負けないために。
「我慢の限界」を引き伸ばすことが出来る。
それが今のジャックに与えられた唯一の救いだった。
だからジャックは探さねばならないのだ、参加者を。
母ではなく、参加者を。
胎内に帰るためではなく、人格排泄の便意に負けないために。
「……ぅ゛う゛う゛ぅ゛あ゛ぁ゛あ゛~~っ! 早ぐ、は゛や゛く゛ぅ゛~~!! 漏゛れ゛る゛っ゛! 漏゛れ゛る゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛~~~~!!!!」
女体からひり出されたモノの成れの果てであるジャック・ザ・リッパー。
その彼女は今、自分の尻穴からサーヴァント消滅時特有の黄色い粒子を漂わせながら、人格排泄の恐怖とだけ闘っていた。
胎内に帰ろうとした彼女たち。
しかし今は、体外に追放されそうになって必死に顔を歪め叫ぶ、生存本能だけの存在だった。
その彼女は今、自分の尻穴からサーヴァント消滅時特有の黄色い粒子を漂わせながら、人格排泄の恐怖とだけ闘っていた。
胎内に帰ろうとした彼女たち。
しかし今は、体外に追放されそうになって必死に顔を歪め叫ぶ、生存本能だけの存在だった。
【ジャック・ザ・リッパー@Fateシリーズ】
[状態]:便意(極大)、人格排泄モード
[装備]:ジャック・ザ・リッパーのナイフ@Fateシリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:おかあさんの中に、還る。でも今はそんな場合じゃない漏れる
0:漏゛れ゛る゛う゛~~~~!!!
1:参加者! どこ! どこぉ~~~~!!!
[備考]
※エロトラップ「人格入れ替え電波」により人格排泄状態になりました。
人格を排泄した場合、ジャックの身体はそのままで全く別の人格が彼女の頭を支配するようになります。
※参加者を殺すことで一人につき一時間我慢の限界を引き伸ばすことができます。
[状態]:便意(極大)、人格排泄モード
[装備]:ジャック・ザ・リッパーのナイフ@Fateシリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:おかあさんの中に、還る。でも今はそんな場合じゃない漏れる
0:漏゛れ゛る゛う゛~~~~!!!
1:参加者! どこ! どこぉ~~~~!!!
[備考]
※エロトラップ「人格入れ替え電波」により人格排泄状態になりました。
人格を排泄した場合、ジャックの身体はそのままで全く別の人格が彼女の頭を支配するようになります。
※参加者を殺すことで一人につき一時間我慢の限界を引き伸ばすことができます。