友人がスクーター(シグナス125)のプラグを嘗めてしまい、それを修理しようと言うのが今回の目的だったのですが、まさかこんな事になろうとは・・・
エンジンをばらし、そして組み直すときに重要なポイントがいくつかあります。
(各部のクリアランス、ボルトの締め付けトルクなど)
その中の一つにバルブタイミングがあります。
それが今回の失敗の原因です。
(各部のクリアランス、ボルトの締め付けトルクなど)
その中の一つにバルブタイミングがあります。
それが今回の失敗の原因です。
4サイクルエンジンにはいろいろな種類があります。
FIAT500ではOHVと言うもっとも基本に近い型式が使われています。
OHVというのはOver Head Valve(オーバーヘッドバルブ)の略です。
簡単に言えば「シリンダーヘッドの上にバルブがあるよ」と言うことです。
そんなのは今では当たり前なのですが、昔はサイドバルブとか言う物もあったので区別を付けるために付いた名前なのでしょう。
FIAT500ではOHVと言うもっとも基本に近い型式が使われています。
OHVというのはOver Head Valve(オーバーヘッドバルブ)の略です。
簡単に言えば「シリンダーヘッドの上にバルブがあるよ」と言うことです。
そんなのは今では当たり前なのですが、昔はサイドバルブとか言う物もあったので区別を付けるために付いた名前なのでしょう。
他にも「OHC」「DOHC」など種類がありますが、バルブタイミングをきちんと取ることに変わりはありません。
エンジンを組む上で基本中の基本です。
エンジンを組む上で基本中の基本です。
しかし! ボクはやってしまいました。
タイミングを間違えたのではありません。
取り忘れ、いえ正確には取らなかったのです。
タイミングを間違えたのではありません。
取り忘れ、いえ正確には取らなかったのです。
エンジンをばらすときに圧縮上死点をあわせます。
こうすると後々楽になりますが、その後の作業で少しずれたのでしょう。
組むときにバルタイを確かめずに組み、クランキングの時EXバルブとピストンがクラッシュして「ポキリ」
折れたバルブが燃焼室内で暴れてピストンがずたずたに・・・


左がピストンヘッド右が裏側です。
破片が崩れずにピストンにくっついています。
このおかげでクランクケースを開けずに済みました。
不幸中の幸いです。
こうすると後々楽になりますが、その後の作業で少しずれたのでしょう。
組むときにバルタイを確かめずに組み、クランキングの時EXバルブとピストンがクラッシュして「ポキリ」
折れたバルブが燃焼室内で暴れてピストンがずたずたに・・・


破片が崩れずにピストンにくっついています。
このおかげでクランクケースを開けずに済みました。
不幸中の幸いです。
もう一つ慰めが。
スカートの部分に縦に筋が入っています。
長年エンジンをかけずにいるとオイルが下がりきって始動時に金属同士がこすれてしまうために起きる現象です。
気づかずに乗り続けていたら、もしかすると焼き付いていたかも・・・と言うほど怖い物です。
スカートの部分に縦に筋が入っています。
長年エンジンをかけずにいるとオイルが下がりきって始動時に金属同士がこすれてしまうために起きる現象です。
気づかずに乗り続けていたら、もしかすると焼き付いていたかも・・・と言うほど怖い物です。
エンジンを組み始めたのが午前0時頃。
1分でも早く終わらせたくて「ばらした物をそのまま組んだのだから大丈夫だろう」という
慢心と油断が事態を引き起こしました。
1分でも早く終わらせたくて「ばらした物をそのまま組んだのだから大丈夫だろう」という
慢心と油断が事態を引き起こしました。
タイミングの確認作業なんて時間にすればごくわずか。
ちょっとした手間を惜しまなければ、こんな悲劇は起こりませんでした。
ちょっとした手間を惜しまなければ、こんな悲劇は起こりませんでした。
全ては自分の心構えが原因。
このピストンは 宝物になりそうです。
自分への戒めとして・・・
このピストンは 宝物になりそうです。
自分への戒めとして・・・
でもね 一つ言わせて
「もうちょっと早く作業始めようよ(涙)」
0時に作業開始はないだろ、いくらなんでも。
「もうちょっと早く作業始めようよ(涙)」
0時に作業開始はないだろ、いくらなんでも。
今回の教訓:鉄拳4は面白過ぎ