ノギスは、普段のメンテナンスではあまり使うことはないかもしれませんが1mm以下の測定が簡単に行えます。
最小測定値は100分の5mmです。(物によって100分の2mm)
厚さだけでなく、内径、深さも測ることが出来ます。
最小測定値は100分の5mmです。(物によって100分の2mm)
厚さだけでなく、内径、深さも測ることが出来ます。
01厚さ(直径、幅など)を測る
まず最初にピストン(500cc)の直径を測定してみます。
マニュアルでは67.4mmと書いてありますが果たして...。

写真では撮影の為に一番上を測っていますが実際は真ん中の辺りを測りました。
本来は縦方向、横方向を何回か測り、その平均値を出したほうが良いです。

0の目盛りが本尺の67と68mmの間を指しています。
そして、バーニヤ(稼動する部分)の3の目盛りが本尺の緑の線と一致しています。
この一致している数値3.0が0.30mm、すなわちこのピストンの直径は「67.30mm」ということになります
マニュアルでは67.4mmと書いてありますが果たして...。

本来は縦方向、横方向を何回か測り、その平均値を出したほうが良いです。

そして、バーニヤ(稼動する部分)の3の目盛りが本尺の緑の線と一致しています。
この一致している数値3.0が0.30mm、すなわちこのピストンの直径は「67.30mm」ということになります
02
次にくちばしの部分を使って内径を測ります。
マニュアルではほぼ20mmです

画像のようにあてます。
これも縦、横の平均を出しましょう。

ちょっとずれているように見えますが20mmをさしています。
(写真のせいでずれているように見えるようです。)
マニュアルではほぼ20mmです

これも縦、横の平均を出しましょう。

(写真のせいでずれているように見えるようです。)
03
最後にピストンリングの溝の深さを測ります。
深さを測る場合は本尺の下端にあるデプスバーを使います。

画像では分かりやすくするため、こう撮っていますが本来は本尺の下端は対象物に密着させてください。

この場合は0の目盛りが一致しているので、深さは3ミリということになります。
深さを測る場合は本尺の下端にあるデプスバーを使います。

