ポイントレスキットの効果は如何に Part1
現状、永井電子のハイパーイグニッションを取り付けセミトラ仕様
理論上、ポイントレスになるとドエルアングル調整作業は、さよなら出来るし、オン/オフは物理的なポイント開閉の暴れが無くなり安定した点火タイミングが得られ、かつ物理接点が無くなることで点火エネルギーロスが無く、スパッと切り替わるので2次コイルの昇圧度合が上がるのでパワーも上がる予定


取り付けは、こんな感じ。
ポイントを台座ごと取り除き、コンデンサー外して、丸っと入れ替えて結線するだけ。
簡単そう。


まず、ディスビからポイントやらコンデンサーを外して…


綺麗さっぱり!


あとはポイントレスキットをポイント台座と同じように取り付けて、マグネットの入っている赤い部品をシャフトにつけて、赤線に電源、黒線はポイントに繋がっていたリード線を結線して絶縁処理したら完成!
今回ついでにディスビのローターも取っ払っちゃうので、外れないよう念のためOリング(内径10mm)をセット


で、エンジン始動!
お、掛かりましたよ!
あとは
点火タイミングが変わっているので調整したら完成。
点火タイミングが変わっているので調整したら完成。
タイミングライトで確認すると点火タイミングがブレないw
もともとブレは少ない個体でしたが、さらにブレない。


早速いつものテストコースでパフォーマンスをチェック!
街中を走り始めると…
ん、すげースムーズ。
ん、すげースムーズ。
4速での中間加速が特に滑らかに感じる。
ポイントだと、少し跳ねてタイミングがブレていたものが、純粋に回転に合わせて動作するので、バラつきなく気持ちよく加速していきます。
何だかバイクの加速みたいなスムーズさ。
その後、エンジンを上まで回してみたりテストを繰り返し…
スムーズなんだけど、少しパワーダウンしている感じ。
特に高回転域で、スムーズだけど回転の上がり方が鈍い。
特に高回転域で、スムーズだけど回転の上がり方が鈍い。
ひょっとして…
ドエルアングルを確認すると46°
適正値78°に対し46°
適正値78°に対し46°
コイルチャージ不足?
低回転だから良い気もする…
低回転だから良い気もする…
調べてみると、安い部品なのに回転数でドエルアングルを調整してくれるみたい。
ハイパーイグニッションも調整機能あるので、変な干渉しているのかも…

ハイパーイグニッションも調整機能あるので、変な干渉しているのかも…

じゃ普通のダブルコイルに交換だ!
永井電子のコイルをそのままで付けたいところですが、ステーでオフセットしても残念ながら干渉…
潔くコイルを外し、専用のプラグコードも外しなんだか大掛かり。

潔くコイルを外し、専用のプラグコードも外しなんだか大掛かり。

新しいダブルコイルの一次抵抗は1.6Ω、用意した外部抵抗は1.7Ω、合わせて3.3Ω
マニュアルにあった3.2Ωを下回らないようにというお約束はクリア
マニュアルにあった3.2Ωを下回らないようにというお約束はクリア
あとは、新しいコイル用にケーブルを作成して、コイルと外部抵抗を固定し結線してプラグコードも交換したら完了!
無事にエンジン掛かりました。
無事にエンジン掛かりました。
いつものテストコースでパフォーマンス確認。
んー
普通に走る分には悪くはないと思いますが、永井電子のハイパーイグニッション+ノーマルポイント(セミトラ)の方がパフォーマンス良いです。笑
流石にセミトラ+コイルで専用設計されているだけのことはあります。
今回は廃番のハイパーイグニッションが壊れた時のためのテストに向けてなので、この状態で次の実験します。
お楽しみに。
続く…


Written by kita