噂の123Ignitionの効果は如何に

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kita

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噂の123Ignitionの効果は如何に


点火系パーツの最終兵器、123Ignition!
フルトラで、進角もガバナースプリング要らずで調整してくれる優れものです。

いろいろ最適な点火時期調整方法を試行錯誤してきました。
参考:ガバナースプリングと進角の関係を考える

あれこれ確認してましたが、マニュアル通り進角調整をしてくれる123Ignitionだとどうなの?

ということで、ガバナースプリング要らずの世界をのぞいてみることにしました。

気になるのは耐熱が100℃となっていること。
ディスビのところって厳しいから耐久性は怪しいですね…。


さっそく取り付け。
まずはディスビの中身を全部取り出しちゃいます。


ガバナーウエイトを刺していたピンにピックアップマグネットを被せます。


続いてケーブルの準備
123のケーブルは3本

赤は電源
青はアース
黒は信号線

マニュアル通り、赤と青だけ繋ぎます。


続いてセッティングのためTDCに。


イグニッションキーを入れ123のLEDが点灯したら本体を時計回りにゆっくり動かして…

LEDが消えたら、今度は逆向きに動かしてLEDが点灯するとこで本体をディスビに固定

黒も接続してエンジンをかけてみると…
呆気なく始動


エンジンを一旦切って、123のセッティングをアイドリング調整付きの位置に小さいダイヤルスイッチを変更って…

見えぬ…

変更後も問題なくエンジンかかり一安心。
あとは配線を綺麗にして、いろいろ元に戻せば完了!

早速テストコースへ!

走っていると何だかノッキングしやすい…

何で???

アイドリングも高いので、点火時期早い?

確認すると強烈に早いので10°13mmの位置にディスビを動かし調整。

さすがガバナースプリング要らずなので点火時期がブレずにスムーズなエンジン回転をします。

感動ものです!

が…

走ってしまえば調子が良いのですが、エンジンスタートがしにくい…
コールドスタートは気にならないのですが、通常だと1番かかりやすいはずのエンジンが暖まったあとの再始動にやや手間取ります。

沿面プラグ熱価8だし、ギャップが1.55mmとワイド、ウオタニのコイルとパワーアンプ付きと普通じゃない仕様なので単純に123Ignitionが悪いとは言い切れないのですが…何かストレス。笑

とはいえ掛かってしまえば点火タイミングはスプリングレスでブレる事もないため、えらい安定感があります。

加速ムラもなく街中ではスムーズ!

大丈夫そうなので、高速でロングランテストもしてきました。

機械式では味わえない安定感で出足は良い感じ。
その後は高速走行で、いつもより踏み込んだりしながらパフォーマンス確認。

どうも3000rpm近辺から先が野暮ったい…
久しぶりにベタ踏みしてみるも4800 rpmくらいで頭打ちに…。

何だかリミッター付いたみたい…


では、ということでプリセットされている進角パターンを色々試してみる事にしました。

通常は「1」がマニュアルにある進角パターンではあるのですが、「7」から「F」まで順番に試してみる事にしました。


小さくて見えないスイッチを調整し、始動性、加速感、減速してからの中間加速、3000近辺から先のレスポンスを順番に確認しては調整を繰り返す事20数回…

んーやっぱり野暮ったい。

コントロールされ過ぎていると言うべきか、街中で大人しく走る分には、安定感あって良いのですが、何だか中途半端に制御されていて、上はリミッター感あるし、エンジン回転数はスムーズに上昇するけど鋭くも無いし、始動性もイマイチ…。

ノーマル500だと良いのかもしれないですが、うちの仕様だと残念ながら良くなかったです。

マグネット信号を拾ってから進角計算するのでラグがあるからなのか、点火系を弄り過ぎて適正進角が、そもそもマニュアルの進角と違うからなのかは不明ですがあいませんでした。

残念…。
試してみたい人はどうぞ。


Written by kita

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