調節を行う場合は組立時から注意しなくてはなりません。
1.
ウォームシャフトの遊び調節から始めます。
ベアリングにオイルをたっぷりと塗布して
レースを打ち込んでから、樹脂のキャップを締めていきます。
このキャップはシャフトの縦方向の遊びを調節している物です。
ガタがないように、しかも、きつすぎないように締めていきます。
分解した場合には必ずこれだけでも行いましょう。

この方向です
ウォームシャフトの遊び調節から始めます。
ベアリングにオイルをたっぷりと塗布して
レースを打ち込んでから、樹脂のキャップを締めていきます。
このキャップはシャフトの縦方向の遊びを調節している物です。
ガタがないように、しかも、きつすぎないように締めていきます。
分解した場合には必ずこれだけでも行いましょう。

この方向です
2.
セクター調節スクリューの調節を行います。
その前にセクターを取り付けます。
偏心ブッシュを抜いて、スラストワッシャーの切り込みを合わせます。

セクター取り付け、偏心ブッシュを差し込んでいきます。
この際、軽く回るように偏心ブッシュで調節しておきます。
セクター調節スクリューが軽く接触するまで締めていきます。
セクター調節スクリューの調節を行います。
その前にセクターを取り付けます。
偏心ブッシュを抜いて、スラストワッシャーの切り込みを合わせます。

セクター取り付け、偏心ブッシュを差し込んでいきます。
この際、軽く回るように偏心ブッシュで調節しておきます。
セクター調節スクリューが軽く接触するまで締めていきます。
3.
位置が決まったらロックナットで固定します。

赤がロックナット22mm
緑が調節ねじです。
位置が決まったらロックナットで固定します。

赤がロックナット22mm
緑が調節ねじです。
4.
偏心ブッシュの調節を行います

中心がずれているのが判るでしょうか?
偏心ブッシュの調節を行います

この偏心ブッシュはギアとギアの噛み合わせの調節をしている物です。
きつすぎるとハンドルが引っかかる感じがして、逆に緩いとハンドルにガタが出てきます。
きつすぎるとハンドルが引っかかる感じがして、逆に緩いとハンドルにガタが出てきます。
5.
まず、ウォームシャフトを左右に回して ちょうど真ん中、ホイールがまっすぐの状態の場所を探します。
偏心ブッシュを回して、遊びが無く、かつ引っかからないようにきつくします。
ハンドルを切るのと同時にギアアームが動くようになるよう、調節していきます。
まず、ウォームシャフトを左右に回して ちょうど真ん中、ホイールがまっすぐの状態の場所を探します。
偏心ブッシュを回して、遊びが無く、かつ引っかからないようにきつくします。
ハンドルを切るのと同時にギアアームが動くようになるよう、調節していきます。
6.
場所が決まったらギザギザのプレートが きちんとボルト穴に合うように取り付け、オイルシールをつけてネジを締めます。

場所が決まったらギザギザのプレートが きちんとボルト穴に合うように取り付け、オイルシールをつけてネジを締めます。

7.
車体に装着し、オイルを入れ、試運転をして不具合があったら再び調節を行います。
車載の状態でも調節は可能です。
車体に装着し、オイルを入れ、試運転をして不具合があったら再び調節を行います。
車載の状態でも調節は可能です。