越城型重巡空艦 | |||
基本情報 | |||
種別 | 一等巡空艦 | 命名規則 | 山岳名 |
前級 | 青鷹型 | 次級 | 斗神型 |
設計 | 空軍艦政本部 | 所属 | メルパゼル共和国 |
製造 | 4~隻 | 世代 | 第三紀 第三紀後期 |
性能諸元 | |||
全長 | 197mlt | 全高 | XXmlt |
機関 | 玉式ギヤード・タービン 艦本式軽ディーゼル 熱変圧式ドブルジャ相転筒 ア式浮遊機関肆型甲 |
機関最大出力 | 185000ps 20000ps x2 19000lc |
最高速度 | 147km/h | 航続距離 | 11500gaias |
武装(戦中) | 15.5fin重メルパゼン砲 連装×5基 10fin高角砲 連装×7基 単装×2基 42mull機関砲 22mull機関砲 13.2mull機銃 61fin四連装誘導空雷発射管×6基 |
補助装備 | 艦上偵察機×3 |
乗員 | 712名 |
二次創作 | |||
作者名 | 静秋 |
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メルパゼル空軍の象徴的な巡空艦である。
ライセンス生産の軽巡や連邦軍のジッサーノ級委託建造によって培われた造船技術の集大成ともいえる艦級である。 メルパゼルにおいて、建造された姉妹艦の全てが戦没せずに終戦を迎えた唯一の艦級であり、戦後はミサイル巡空艦・練習艦・装備試験艦・記念艦と類別が変化しながらも国民に親しまれた。 戦中は主力艦戦隊の旗艦を務めることが多く、同型艦2隻を1組とするメルパゼルの巡空艦運用に反し、単艦で部隊配属されることも多かった。
船体は大きなフレアとシアが特徴であり、これはのちの戦中メルパゼル艦にも引き継がれることになる。
第二改装を経て水上航行能力を獲得しており、(建造当初から計画されていたが、緋陽凪型駆逐艦での技術確立を経て実装)航行時は艦底部マストを格納し、舷側の補機を上部にスイングさせる。 着水可能になったことにより、整備や補給の自由度は格段に向上したが、初期は水密改装が不十分でたびたび浸水事件が発生している。 3番艦以降は民間造船所で建造されており、1,2番艦の運用データが反映された改設計を施されている。
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主砲は15.5fin重メルパゼン砲を採用し、これを対20fin砲防御の連装砲塔に収め5基10門を配した。
計画当初は新設計の20.8fin砲を搭載予定だったものの、自動装填装置の大型化による重量増により 砲塔が断片防御程度の装甲しか確保できないことが判明したため次善の策であった。 幸いなことに、凝りに凝った自動装填装置のおかげで分間投射重量は20.8fin砲搭載時を圧倒しており、戦中を通じて同クラスの砲で最も優秀だったとされる。 一方で、重巡並の貫徹力確保のために、超重量の砲弾を高速で撃ちだすため、砲身命数は短かった。 エツギ型悲願の20.8fin砲搭載は戦後を待たねばならない。 なお、メルパゼルは重巡を名乗っているが、帝国軍からは軽巡として識別されていた。
61fin誘導空雷は同艦の切り札ともいえる武装である。
浮力材として濃縮ドブルジャを内包しており、着弾の際は弾頭の炸裂に呼応する形で誘爆し、衝撃波を合成、増幅することで威力を跳ね上げている。 建造当初は有線誘導であったが、後に無線誘導へと切り替わっている。 他国の空雷が接敵直後の牽制バラマキ運用か、近距離戦闘装備として認識される中、元より駆逐艦や空雷艇が主体だったメルパゼルは、一発逆転の術として空雷の高威力長射程化を推進してきた。 砲戦距離と同等の射程を誇り、さらには誘導までされるそれは、帝国軍に「ロングランス」と恐れられた。 しかしながら、大戦後半は航空機が主力の戦場となり、ご自慢の超遠距離雷撃(アウトレンジ)による戦果はさほど多くないと言われている。 雷撃特化艦でもないのに片舷12門は流石に過剰だったのか、後の重巡艦級ではこれを上回ることはなかった。 |