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有翼のセズリア外伝話「アーキル連邦発足譚」

アーキル連邦発足の物語、

それは大陸南部のクランダルト帝国の北進に端を発する。



「南方の諸国が降伏した、次は我々なのか・・・」

王は恐怖した。それは我々にも襲い掛かってくるのだ、と。

「私は恐怖している。
空飛ぶ船なんてものは、
我々の最先端の技術を以ってして得られた技術。
それを南方の、
それも"死の渓谷"からやって来た蛮人が持っているのだ。
食い止めなければ我々が狙われる。
家臣を集めよ。戦争だ。
そして諸国に使者を出せ!
南方の鳥人共を討つ。」

そして諸国に使者を放った。
それは他の諸国も同様に使者が放たれており、
諸国の者も危機に感じていたのだ。
それほどに緊迫した、急を要する迎撃戦だったのだ。
次に近いのは、パンノニア、そこで迎え撃つのである。

こうして共通パルエ歴505年6月17日、
パンノニア首都カルタグにて迎撃の出せる部隊を用意し、
迎えに討つも壊滅。だが損害は大きく、帝国の侵攻は止まる。

アーキル朝の王はすぐさまに各国に散在する商人達を集め、
こう言い放った。
「私達の国では空中艦艇を出せるのだ!
故に南方の鳥人共に対して対抗できる力を貸して欲しい。
そのためには、例え王朝として滅びの道へ行こうとも、
体制が維持する限りにおいて、商人達の経済を保障し、
人民を守るための力を!
そのための力を、私達に与えて欲しい!」と。

この公布は505年6月23日に行われ、
こうして505年7月3日に正式に施行された。
10日での成立と、
諸国、メルパゼル共和国、
パンノニア王国(この時は亡命政府となっており、後に自由パンノニア共和国に)
アナンサラド王国
オアシス都市国家連合体ザイリーグが初期加盟、
後に神聖ミテルヴィアが加盟し、
ここに北半球の連邦体、アーキル連邦が誕生する。

そしてアーキル朝の王侯は議長となり、
また各国の首長を集めた合議制を採ることになる政治体制と、
商人達による資金援助と見返りの富を約束することで、
その繁栄を築くことになる。
その血と屍と、鉄と力を振りながら。
最終更新:2015年11月26日 02:16