1月1日
【朝刊】新たな技術で夢を見て
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昨年大晦日の白黒歌合戦が成功を収めた。
今回の歌合戦は前編生放送となり、あらかじめ収録するのではなくその場で歌い即座に放送するという新技術が、メルパゼルで初めて行われた。
出場者は錚々たる面々となり、第一回の60年より6周年という事で、昨年人気が上昇した新人歌手が勢揃いとなった。
ソプラノ歌手のイズハ・ミコト氏と、その兄でピアニストのツカサ・ミコト氏が、兄妹で生曲を披露。さらに今年は正統アーキル国より、軍楽バンドグループの『ヴィグル・ラッツ』がラオデギアより生中継。生の声で来年の新曲を披露した。
この試みはメルパゼルの放送局としては歴史上初めてとなる生中継、生放送となり、我が国の技術力として誇るべきであろう。
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1月2日
【朝刊】年越し生放送、その技術力
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先日取り上げた大晦日の白黒歌合戦における生放送、その技術力に迫る。
カメラが得た情報を瞬時に映像化し、放送するという我が国の新技術として期待が高まるこの放送技術により、昨年の歌合戦は生の歌声を聞くことができた。
今年の歌合戦は放送に合わせ、生中継で一発勝負のパフォーマンスを行ったり、ラオデギアより『ヴィグル・ラッツ』が生中継を行うなど、今までにない内容となった。
そしてその映像は滞りなく全国に広まり、北はフォウ王国、南はスクレン諸島までの生放送に成功。これによりパルエの西海岸で同じ番組がほぼリアルタイムで放送されるという快挙を、メルパゼルが初めて成し遂げた事となる。
国営放送代表取締役のホリウチ氏は「この技術は普遍的なものとなる。今後各地に広がり、パルエのニュースを生で見ることができるであろう」とコメントしている。
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1月8日
【朝刊】共和国議会、仕事始め
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正月休みが終わり国の続々と仕事が始まる中、新年最初の共和国議会が開かられた。新年早々から一番乗りで議会入りするナガセ・ナガトモ議員やタヌマ議員が続々と議会入りする中、カクヌマ総理は最後に大臣らを引き連れて議会入りした。
カクヌマ総理は記者団に対し、新年の自負として「今年も国民の声を聞く事を自負とする」とコメントした。
議会では昨年より問題となっていたタヌマ総理によるフォウ王国航空機産業との癒着や汚職を巡って新年から厳しい追及が行われ、今年中の真実公表が求められた。
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1月12日
【夕刊】キナクサ建設、土地めぐり強引な姿勢
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スクレン諸島への多額投資を続けるキナクサ建設が、道路整備のため周辺住民に対して強制立退を行っていることが判明した。
現地住民によると、幹線道路の建設のために畑を貫く工事を行い、土地を所有する大地主に対して立退を強制したとのこと。
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1月13日
【朝刊】キナクサ建設、地域住民と癒着か?
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先日の夕刊にて取り上げたキナクサ建設について、新たな疑惑が浮上した。
スクレン諸島に対する多額投資を続けるキナクサ建設であるが、大地主を立退させる際に地域住民に対して資金を積み、"虐め"を促していたという内容である。
土地に対して火を放ったり、壁に落書きをしたり、酷い時には生ゴミを送りつけるなどの悪質な行為を繰り返させ、追い出したという結果だ。
真偽は不明であるが、大地主は地検に対して起訴の準備を整えている事からも、その可能性を匂わせる。なんとも陰湿な方法であるが、真実だとすれば犯罪であり、真相解明が求められる。
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↓New
2月14日
【パルエ報道】スクレン諸島発展の闇、スクルフィル王国の経済
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ガス発見によりその需要が高まり、著しい発展を見せるスクレン諸島であるが、その反面でスクルフィル王国の経済状況は、664年より徐々に悪化している事が明らかになった。
スクルフィル王国はクランダルト帝国からの独立後も帝国からの経済援助を受けていたが、その援助は660年から打ち切られている。
その時期、急逝した先代女王に代わってスクルフィル・ラ・スタル28世が即位したが、当時の彼女は未だ10歳。とても政治に参加できる年齢ではなく、そこで宰相のナダル氏が、一時実権を握る事となった。
ナダル宰相は就任初期の頃から強気の姿勢で外交に臨んでおり、クランダルト帝国に対しても譲歩することなく、対等な立場で外交に臨んでいた。その影響からか、スクルフィル王国はクランダルト帝国からの資金援助を断ち切られている。
しかしスクルフィル王国はナダル宰相の独裁政権下にて自力で経済を立て直し、軍備を強化する事でその実力を発揮。国民、特に平民からの熱大な支持を受ける事となった。
しかしその好景気も一時的な事だったのか、最近では景気が低下気味である。宰相ナダル氏はその不満をどの様にして挽回するのか、今後の動向に注目が集まる。
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3月4日
【夕刊】スクルフィル王国国土省、スクレン開発に「待った」をかける
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ガス発生により開発が進むスクレン諸島であるが、スクルフィル王国より「待った」が掛けられた。
今月はじめ、政府はスクルフィル王国よりスクレン諸島の急速開発に対して警鐘を鳴らしたと発表した。急速に開発を進めた結果、島の経済規模が大きくなり、両国間での協議が必要な段階になったことを受けての動きである。
スクレン諸島では開発の件を受けメルパゼル系移民が大量流入する事態となっており、島民の意見も二分されている。
ドブルジャガスが発生し、地価需要が高まるスクレン諸島。メルパゼルとスクルフィルの間で、領有権を見直す必要があるだろう。
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3月5日
【朝刊】スクレン需要に制限か?
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先日報道したスクレン諸島に関連する新たな情報が明らかになった。昨夜夜、政府はスクルフィル側より「過度な開発投資は制限するべき」との警告を受けたと発表した。
スクレン諸島では昨年発生したドブルジャガス発生事件を受け、ガス関係の需要が大幅に増加。メルパゼル系企業の投資が昨年3月より急激に拡大している。
スクルフィル側はスクレン諸島のメルパゼル帰属化を恐れているものと思われ、ガスの採掘権をめぐり需要に影響が出ないかを懸念する声もある。
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5月12日
【地域紙】マリミドリ飛行場、拡大工事が終了
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マリミドリ飛行場の拡張工事が昨日深夜に終了、本日午前9時ごろに滑走路の開通式が行われた。
開通式典ではシモン建設南方支部取締役のタマモ氏が、滑走路へ聖水を振りかけるなどして安全を祈願した。
この工事完了によりマリミドリ飛行場は2500メルトの滑走路を持つ事となり、メルパゼルから直接大型機が発着可能となる。今後、スクレン諸島の需要はさらに大きくなる中、早めに完成した滑走路により大きな利益が見込まれる。
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6月19日
【朝刊】無断ボーリング調査、領有権は誰の手に?
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今月はじめ、ヨコシナ集団関連会社のヨコナギ化学商事がスクルフィル政府の了承を得ずにボーリング調査を行ったことが判明した。
ヨコナギ化学商事はボーリング調査を行う際、メルパゼル政府の了承は取っていたものの、スクルフィル政府の了承をとらなかったことが問題として挙げられている。
これにより、同地域の採掘権がメルパゼル側にある事と同義となる為、同地に領有権の問題が浮上する事となった。同地域の領有権はスクルフィル側にあるものの、帰属についてはあやふやな状態となっており、企業側も確認を怠っていた可能性がある。
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6月15日
【朝刊】議員が接触事故、そのまま走り去る
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今月はじめ、共和党議員のアタリヤ議員が乗る車が自転車に乗る男性と接触事故を起こし、議員を乗せた車はそのまま走り去っていたことが判明した。
男性は右足を捻挫するなどの怪我を負っており、警察は当て逃げ事件としてアタリヤ議員に事情聴取を行なっている。
一介の国会議員が当て逃げを起こすと言う、あってはならない事態であるが、与党重役議員のアタリヤ議員の今後の処遇はどうなるのか、カクヌマ総理の言動に注目が集まる。
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6月20日
【夕刊】女王より直筆抗議文
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政府は本日正午の会見で、ヨコシナ集団関連会社のヨコナギ化学がスクルフィル政府の了承を得ずにボーリング調査を行った件について、スクルフィル王国より女王直筆の講義文章が届いたと発表した。
内容は同地域に関する権利問題の再確認と、「スクレン諸島におけるここ数ヶ月の過度な開発により、王国の固有領土が深刻な問題に発展するかもしれない」という警告も含まれている。
政府は貴社の質問に対し、「同地域への投資は権利の侵害にならない範囲の開発であり、問題はない。安心してほしい」と促した。
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6月30日
【朝刊】企業の横暴、抗議文を完全無視
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スクレン諸島における開発をめぐり、スクルフィル王国とメルパゼル系企業の対立が深まっている。
今月25日に行われたヨコシナ集団との直接会談にて、ヨコシナ集団側は「同地域の採掘権はメルパゼル側にある」と主張しているが、スクルフィル側は「同地域はスクルフィル固有の領土であり、採掘権もスクルフィル側に帰属する」と主張。さらにヨコシナ集団は過去の協定を持ち出し反論。他企業も同じ見解を示し、ヨコシナ集団を支持している。
スクルフィル側は断固として採掘権を認めておらず、交渉の難航が予想される。
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7月15日
【朝刊】アタリヤ議員、辞職へ
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先月13日に当て逃げ事件を起こした共和党重役議員のアタリヤ議員が、昨日深夜に辞職を発表した。
辞職会見には弁護士の姿がおり、弁護士によると「アタリヤ議員が同僚議員から除け者にされるなどの"虐め"が横行しており、辞職に追い込まれた」と擁護する主張を出した。
これに対し、野党からは呆れた声が多く出ている。"民主党の女王"とも呼ばれるナガセ・ナガトモ議員は記者の質問に対し、「呆れてものも言えない被害者面」と一刀両断。同じ共和党からも非難の声が集まっている。
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8月20日
【朝刊】スクレン諸島にて連続暴行事件
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昨日深夜、スクレン諸島のカルタ島、タンラにてメルパゼル系移民男性が島民より暴行を受ける事件が発生した。現地警察によると男性は命に別状はなかったものの、頬に全治一ヶ月の怪我を負う事態となった。
現地では今月はじめからメルパゼル系移民に対する暴行事件が数件発生しており、現地警察は同一犯の犯行と見て捜査を進めている。
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8月24日
【朝刊】スクレン諸島に王国旗翻る
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スクレン諸島アオナ島にて、スクルフィル人男性3名がポールの旗を全てスクルフィル王国旗に入れ替える事件が発生した。
器物損壊罪として逮捕された3人であるが、いずれもクラミ島の出身者でスクルフィルへの帰属思想を持つ過激派であった。
スクレン諸島では過激派による事件が相次いでおりこの事件はスクルフィル王国国民の不満が高まっているものと思われる。
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8月30日
【朝刊】スクレン諸島暴行事件、犯人は先住民族
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スクレン諸島カルタ島にて連続発生したメルパゼル系移民に対する暴行事件であるが、本日先住民族系の男が暴行容疑で逮捕された。
調べによるとメルパゼル系企業により先祖からの土地を立退された事が犯行の動機とされており、恨みが募っていたものと見られる。
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9月30日
【号外】調査船〈パルエ〉へ威嚇射撃
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スクレン諸島周辺の排他的経済空域にて、ガス関係の海洋調査を行っていた調査船〈パルエ〉が、同国空軍のフリゲート艦より警告射撃を受け数発が被弾する事件が発生した。
交通保安庁によると、午前9時過ぎごろに接近してきたフリゲート艦2隻から立退の警告を受け、調査船〈パルエ〉はその警告を無視した為警告射撃を受けたものとみられる。
本件は採掘権をめぐって対立が深まるスクレン諸島において、領土問題に発展しかねない重大事件である。スクルフィル王国ではスクレン諸島をめぐって国民だけでなく空軍にも過激派が存在すると思われ、今後の動向に注目が集まる。
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10月8日
【夕刊】スクレン問題、話し合いへ
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スクレン諸島をめぐる領有権問題について、メルパゼル政府はスクルフィル王国との話し合いの場を設置した。
交渉は来月10日まで行われる予定で、調査船パルエ警告射撃事件を受けて領土問題化を危惧している政府がどう出るかが注目される。
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10月18日
【夕刊】スクルフィル、スクレン問題をめぐって交渉難航
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今月より権利関係の交渉が始まったスクレン諸島開発問題であるが、スクルフィル側の強固な態度により交渉が難航している。
スクルフィル側は「スクレン諸島に関する権利はスクルフィル王国とその王家にある」と主張しており、スクレン諸島がスクルフィル固有の領土である事を交渉の場で伝えている。
一方、メルパゼル外務省側は過去の協定を取り上げ「スクレン諸島の開発は過去の協定に基づく正統な開発である」と反論。交渉は平行線となっている。
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12月10日
【朝刊】スクルフィル、ウィスレン記念日を制定
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スクレン諸島をめぐって交渉を続けるスクルフィルであるが、宰相ナダル氏は来年の4月20日に「ウィスレン記念日」を制定した。ウィスレン諸島とは、スクレン諸島のスクルフィル読みである。
宰相ナダル氏は「より多くの国民にウィスレン諸島の件を知ってもらいたい」と言う声明を出しており、スクレン諸島に関する理解を深めようとしている。
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