330計画戦車 Type-330 Experimental Tank | |||
基本情報 | |||
種別 | 試作戦車 | ||
設計 | ニンニンケプ工作場 | 所属 | ワリウネクル諸島連合 |
製造 | 1台 | 世代 | 第三紀 |
性能諸元 | |||
機関 | 11式カテイ水艇エンジン 2基 | 機関最大出力 | 520ps x2 |
最高速度 | 42km/h(整地) 62km/h(水上) |
走行装置 | コイルスプリング・ボギー式 |
武装 | 18.5fin対艦重砲 1門 1.5fin機関銃 1門 0.6fin機関銃 1門 |
装甲(前/横/背) | 80mm/70mm/50mm |
乗員 | 8名 |
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諸島連合の水陸両用超重戦車。
寒波戦役時、フォウ王国に占領されたマルダル沖を奪還するための要として海軍より発注された。 超重戦車というカテゴリとしてみても極めて大きく一見すると無用の長物のように見えるが、戦車の設計と運用に関しては諸島連合軍が島嶼防衛に特化しているゆえに他国のそれとは性質が異なるため、評価には注意が必要だ。
海軍艦艇の徹底的な艦砲射撃の後に上陸させ、陸上軍艦として敵を蹴散らしつつ橋頭堡を築くという戦略の元、ニンニンケプ工作場に発注された経緯を持つ。
そのような兵器が建造可能なのか? 運用できるのか? 多くの疑問が残り、なによりも検証が急がれたため6ヶ月という急ピッチで1両が生産された。 しかしながら運用・維持コストが高すぎ、この陸上軍艦コンセプトも行動範囲が沿岸部に限られることなどが指摘され計画は中止となった。
が、同時に上陸可能な陸上軍艦の期待もまた高く、1両だけ作られた本車は北方の要衝であるサッム島の海軍基地奪還作戦に参加することとなり、難攻不落の超自走砲として活躍した。
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主砲はカンナカムイ型駆逐艦に搭載されている18.5fin艦砲を直載せしており、非常に高い火力を誇る反面、水上での発射は不可能だった。
装填速度は即応弾使用で1発/2分、弾薬庫の6発を使うと1発/6分を要したが、基本的に戦略目標への攻撃が主だったため装填時間はあまり問題にならなかったという。 |