ピコタン

COIN機ピコタン(比古丹) Picotang Counter Insurgency
基本情報
種別 COIN機
設計 ニンニンケプ工作場 所属 統一パンノニア王国
ワリウネクル諸島連合
など
製造 168機 世代 第三紀
性能諸元
機関 2器モセウシD-22 エンヂン 2基
生体補助安定浮遊機関 2基
NC-P556復旧機関(再生浮遊機関)
機関最大出力
最高速度 320km/h 航続距離
固定武装 なし 外部兵装 翼下ハードポイント4箇所
翼上ハードポイント4箇所
乗員 2名
ハードポイント対応武装
NC12-660 22.5mmガンポッド
ヴィルジェーナS MANPADS
ウラクマル MANPADSx2
ペルヴェーシ 対戦車誘導弾x2
アカンポロ 対戦車誘導弾x4
YN-4-N タモル HEロケットx32
YN-8-B トゥペカペ HEATロケットx20
Sh-15-B HEATロケットx5
Sh-35-N HEロケット
ULU-100Dx4 100kg爆弾x4
ULU-100Hx4 100kg高抵抗爆弾x4
ULU-250Dx2 250kg爆弾x2
ULU-250Hx2 250kg高抵抗爆弾x2
ULU-500E 500kg破砕爆弾
ZU-500 ナパーム弾

二次創作
作者名 灬⺍

- 概要
COIN機ピコタン
 諸島連合重武装警察隊向けに開発された多目的COIN機。650年代末、マルダル経済特区を中心に諸島北部では、違法交易や非正規輸出入が深刻化しており、旧式化したレプンカムイの後継として、安価に多数配備可能な新型機が強く求められていた。
 要求仕様は速度よりも滞空時間を重視した長時間監視能力、沿岸および内陸部における対舟艇・対車両戦闘を可能とする火力、そして水陸両用性と短距離離着陸能力を備えた多目的性であった。こうした背景のもと、ニンニンケプ工作場は既存の民間小型機チャコタンを母体に再設計を施し、ピコタンが完成した。
 設計面では、統一パンノニアから技術供与された生体器官技術が実験的に導入されているものの、維持や運用に複雑な設備を必要とせず、乱雑な扱いにも耐えるよう信頼性重視で仕上げられている。エンジンには既に民間市場で実績のあるモセウシD-22を採用し、整備性と補給網の安定性を確保した。
 浮遊機関には発掘機関ではなく、ニシクルコロ社から始まった修復・再生された復旧機関を用いており、最終的な機体価格はベース機のチャコタン比で約1.7倍に抑えられている。
 完成したピコタンは660年代初頭より納入が開始、低コストかつ高い運用柔軟性を有する点が評価され、軍・警察・準軍事組織問わず広く採用された。パンノニアの司法省や森林保護局、マン王国陸軍、さらにはオリエント条約機構を越えて、赤道中小国家やアーキル等へ輸出された。
 この成功を受け、長らく経営難に陥っていたニンニンケプ工作場は黒字転換を果たす事ととなった。
最終更新:2025年03月30日 02:02
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