マザルカ(統一パンノニア戦闘機)


絵:六方晶ダイヤモンド氏
戦闘機マザルカ Fighter MZRK
基本情報
種別 制空戦闘機→多用途戦闘機
設計 国産次期主力戦闘機開発委員会 参画企業:
【パンノニア】
・ギルド・マジャル=オライェント共同企業体
・ギルド・ボルチェ=スネジカスチル共同企業体
・アヴィア自動車(旧インペリーア・デニアマジャル)
・ソルノーク大学ラコツィアキャンパス
・カルタグ大学
所属 統一パンノニア王国
ワリウネクル諸島連合
六王湖(帝政ダルト国)
製造 322機 世代 第三紀後期
性能諸元
機関 浮遊嚢器 3器
オライェントエンヂン 1基
心臓加圧・エンヂン始動用APU 2基
機関最大出力
最高速度 巡航580km/h
リヒート・過負荷:785km/h
航続距離 ●●gaias
固定武装 30mull機銃 1基 外部兵装 ハードポイント 8箇所
(翼下各6箇所、翼上2箇所)
乗員 1名または2名(試作型:3名)

二次創作
作者名 hanzou

- 概要
統一パンノニア王国にて”南北双方の統合の象徴”として共同開発された第3世代戦闘機。

政治家「ガモフのほうがシュガールより性能がいいから、ソルノークで次期主力戦闘機は調達する。これは、いけない」
政治家「南北双方から、できれば立ち遅れが目立つ南側でより多く、コンポーネントを調達することが望ましい」

軍部「諸外国に抑止力が働くならなんでもいいというのが正直なところだ」

純軍事的な要求よりも、統一後の社会統合に主要な役目を果たすことを目的として始まった計画であり、「南北地方の経済波及効果が4:6」となるように各コンポーネントは南北東西の広範な地域で生産・調達されている。
熱視線を送る経済界に反して軍部の目線は極めて冷ややかで、試作機はアヴィア自動車の生産ラインの横で組み立てられたという逸話がある。

噴進機関はガモフで実績のあるオライェントエンヂン。
当初は双発機となる予定だったが、北側ではインフレが進行しており、南側との調達コストのバランスから単発機となった。
生体器官で生産される余剰ドブルジャガスをエンジン排気に混合させることで、リヒート時の燃料消費をガモフの1/3に押さえている。
しかしながら生体器官の投影面積に比して出力が不足しており、帝国が北部工業地帯にスプリガを進出させると、要撃・追尾に失敗する大失態を世間に晒す結果となった。

生体器官は(整備性に利点のある)モジュール式を採用した。
これは動乱後のカルタグで無傷で残っていたのはディッツ自走砲用生体器官の培養ラインしかなく、性能が戦闘機用としては要求を満たすことができず、常に過負荷運転を強いられていたため。
過負荷により寿命が短く、疾病率も極めて高かったため、短期間で生体器官を”使い捨てる”設計になっている。
(これは浮遊機関が豊富で”暴発”を積極的に利用していた諸島連合の思想の影響を受けている)
(開発に際して、六王湖から非公式に脳幹ポッド技術の提供を受けているため、生体器官の交換は機体の死を意味しない)

出来上がった本機を見た軍部は短期間で計画が形になったことにびっくり仰天。「もっと要求性能釣り上げても良かったのでは?」とサテルカーラに膨大な要求をして財務省の怒りを買った。

また、本機は兵器輸出が国家間の友好関係を引き上げるという好事例ともなった。
帝国に長年、型落ちばかり押し付けられた恨み。その結果を彼らは知っており、逆の道ー―信頼できる友好国に自国の最新兵器を輸出したのだ。
その結果はオリエント条約機構醸成の機運の一つとなった。

- 目覚め作戦改修型

目覚め作戦の際に既存期待67機に対して行われた。
帝国から純粋な戦闘機用の生体器官を、六王湖からは最新型脳幹ポッドを購入。北側からはフォウ製のエンジンとメルパゼル製アビオニクス、アーキル製軽空母を提供されており、国際協力の象徴とされた。
最終更新:2025年03月30日 15:53