クーカチカ襲撃機 Kukačka Assault Plane | |||
基本情報 | |||
種別 | 襲撃機 | ||
設計 | ホーテンブルク航空産業 | 所属 | 統一パンノニア王国 マン王国 ワリウネクル諸島連合 ほか |
製造 | 980機 | 世代 | 第三紀後期 |
性能諸元 | |||
機関 | ラコツィア式生体器官 1器 エリトタービナZE-909 2基 |
機関最大出力 | |
最高速度 | 562km/h | 航続距離 | |
固定武装 | 37mull機関砲4門 または 37mull機関砲2門+12fin無反動砲1門 |
外部兵装 | ハードポイント10箇所 (+改修後:"ベルディシ"複合探知・誘導管制ポット) |
乗員 | 2名 |
二次創作 | |||
作者名 | 六方晶ダイヤモンド |
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ホーテンブルク航空産業が開発した中量級襲撃機。同社は帝国のケンネフェルト社が同社製旅客機の現地生産及びシュピンネ戦闘機の委託整備を行うため設立した法人が前身とし、戦後に独立した企業である。パンノニア統一後は、帰化した帝国人技師を囲い込み成長を目指したが、軍需部門では同じ南系のデニアマジャル系企業(特にカルタグ鉄鋼グループ)などが受注を獲得し、また民需部門でもギルドマジャル系のLKS(リディナ=コリンスィク航空機工場)やSKS(サラン航空機工場)がシェアを席巻したため、長らく自社製品の売り込みに失敗してきた。そんな中、起死回生の一手として、新たに公募がかけられた次期主力襲撃機計画に商機を見出し、社運をかけてジェットエンジンの製造実績のある西エリツィア航空機関製作所を買収、複合機を開発し売り込み、無事受注を勝ち取った。
ラコツィア式生体器官を内蔵した厚い翼は安定性とペイロードに優れる一方速力面で難点があるが、この機種の用途上は大きな問題とならなかった。比較的小柄な機体に実に多様かつ大量の兵装を搭載できることが最大の魅力で、雑多な紛争でCAS用途に使用されており、統一パンノニアの兵器の中で戦車撃破数が最も多いのは陸空合わせてもおそらくこの機体である。導入当時は装甲化されたコックピットと複合機故の冗長性により優れた生存性を発揮していたが、80年代に入るとやや老朽化が指摘されるようになり、特にサヴァラチア紛争・ドブルジャ戦争ではより先進的なメルパゼル製MANPADSに対する防御力不足が露呈した。
ホーテンブルクとの距離が近かったこともあり、マン王国の王立エゲルスカ・ヴラタ航空機工場でもライセンス生産が行われており、赤道諸国に販売された機体にはマン製のものが多い。
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