デカラビア
「黒星を六つ天に輝かせ、それらがヘキサグラムを描くとき、忌まわしき太陽は黒にそまり、月は赤く染まり、この地上は我ら魔の理想郷となる………」
概要
分類 |
魔神・星眼魔系 |
所属 |
妖月帝国 |
異名 |
星眼侯 |
知能 |
人間並 |
属性 |
星・木・地 |
危険度 |
A |
備考 |
72の魔神・69位 |
72の魔神の一柱、第69位の侯爵。
中央に単眼を持つ、巨大なヒトデの姿をしている。
植物、岩石を操る魔術をはじめ、多彩な魔術を得意としている。
沈着冷静で感情の起伏をあまり表に出さない。
根っからの研究者肌で探究心と好奇心が強いマッドサイエンティスト。
倫理の基準や価値観が周囲と相容れないが自分の価値観やルールには忠実。
名誉欲や権力欲などは殆どなく、研究や開発に没頭できればそれで満足。
専門は植物学、鉱物学、魔術、
ゴーレムなど多岐に渡る。
優秀な研究者や技術者に対しては種族分け隔てなく敬意を払うという一面も持つ。
特に部下であり優秀な
ゴーレム技術者である
カーマに対しては趣味に関しては興味を示さないものの技量を高く評価し、好感を持っている。
自分の研究を高く評価して優良な研究環境を与え、本人も優れた研究者にして技術者でもあった
魔王ベルフェゴルに対しても、深い敬慕の情を持っている。
元は
ベルフェゴルの領内で暮らす魔法薬屋だったが、腕前を見込んだ
ベルフェゴルに登用された。
研究開発で順調に実績を上げ、その功績によって
72の魔神の一員となった。
ベルフェゴルが健在の間は研究者、技術者を重視していたこともあって重用されていたが、
フルーレティ率いる
妖月帝国に移行してからは研究開発部門が軽視されたこともあって肩身の狭い思いをしていた。
「エド=カーバイア」として
モイライの月への潜入を買って出たのも、潜入先で研究開発していた方が気が休まったため。
戦闘能力そのものは
72の魔神の中では最弱レベル。
そもそも軍人や戦士ではなく、本業は研究や技術開発である。
技・魔法
巨壁
源魔術の一種。
巨大な岩石の壁を出現させる。
戒めの腕
源魔術の一種。
頑丈なツタを作り出して操り、捕獲する。
黒星(こくじょう)
源魔術の一種。
大量の生贄の命を使って「黒星(こくじょう)」を作り出し、天に放つ。
黒天六芒陣・壱式
源魔術の一種。
「黒星」が六つ存在することが発動条件。
太陽の光を遮る結界を展開する。
結界は
アースガルド大陸全体を覆うほど超巨大なもの。
黒天六芒陣・弐式
源魔術の一種。
「黒天六芒陣・壱式」と同時に発動する。
巨大な
魔界の門を出現させる。
他にも多彩な魔術を使う。
経歴
2009年9月12日VS「
モイライの月」その4なりチャ
エドが正体を表して登場。
カルネアらと交戦しながら『黒天六芒陣』に必要な黒星の生成をしていたが黒星生成に力を割かれていることもあり、見る間に追い詰められる。
だが、
フルーレティの加勢により黒星生成に集中し、これを成し遂げ『黒天六芒陣』の発動に成功。
アースガルド大陸の太陽を黒く染め、
フルーレティが全力を出せる環境を作り出した。
その後、
アルファらが逃走する間も
フルーレティの傍らで佇んでいた。
由来
「デカラビア(Decarabia)」…ソロモン72柱の魔神の一柱。序列第61位の地獄の伯爵。五芒星のような姿で現れるが人間に変身することも出来る。植物と好物の知識、鳥のような使い魔を召喚者にもたらすとされる。
エド=カーバイア
概要
性格は冷静冷徹で動じることは少ない。
強い探究心を持つマッドサイエンティスト。
技術力は非常に優れており、「魔月器(モーントバッフェ)」の生みの親で、単純に魔術師としても人間離れした実力。
幹部達の中では急進派に属し、「悪魔による支配」を良しとし、巨大な
魔界の門を開くと同時に太陽光を遮る結界「黒天六芒陣」の完成を目指して暗躍していた。
技・魔法
デカラビアと同じ。
経歴
2009年8月8日VS「
モイライの月」その2(工場破壊)なりチャ
敵側の一員として登場。
ホムンクルス生産施設を破壊する一行の前に現れ、彼らの前の前で「黒星」とを天に打ち上げる。
その直後、
ナイアルラトホテプを呼び出し、自身は去って行った。
2009年9月2日 VS「
モイライの月」その3なりチャ
研究所襲撃事件後、
モイライの月の本部に登場。
部下の
カーマと共に事件の報告を受けていた。
部屋から誰もいなくなった後、
「支配者に相応しいのは余ら、72の魔神よ――――」
と呟いていた。
由来
「デカラビア(Decarabia)」のアナグラム。
並び替えて、「エド=カーバイア(Ed carbaia)」。
最終更新:2021年08月15日 10:57