****ヴァジュラ・バイラヴァ |>|>|>|BGCOLOR(#eee):&bold(){降身([[アヴァターラ]])}| |BGCOLOR(#eee):&bold(){使用者}|>|>|[[サヴィトリ・バガヴァンド・ギーター>サーヴィー]]| |BGCOLOR(#eee):&bold(){発動方法}|任意発動型|BGCOLOR(#eee):&bold(){能力系統}|空間系| |BGCOLOR(#eee):&bold(){能力}|>|>|領域内のあらゆる物質を思うままに瞬間移動させる | **能力詳細 数少ない空間系[[アヴァターラ]]で、史上噂レベルでも2つしか該当していなかった空間系能力のその3つ目。 能力の展開と共に周囲一体の景色が深い緑色の夕焼けへと塗り替えられる。 任意の空間内のあらゆる対象に対して空間転移を行う任意型空間系能力。 多人数を対象にして部隊配置の任意転換、巨大な岩塊や数十億ℓの海水の転移による質量攻撃など、通常考えられる範囲での転移が可能で、空間内の複数の対象物の融合と解除も自在。 &ruby(クリシュナ){[[新世代]]}を相手にする場合、さらに強者であれば抵抗されて、力の相殺現象が起きて狙いは甘くなるが、それでも転移自体は防げない。故に防御不能かつ回避不能。 空間を塗り替える前であっても転移は行使可能で、自分と[[テルミヌス]]を転移させている。 ***転移攻撃のバリエーション 対象の移動を制限させる場所に転移させ、列車などで轢き潰したり、大気の転移で毒ガスを充満させたり酸素を奪うなどの搦手も行い、敵軍の関係者の凄惨な遺体を無理矢理繋ぎ合わせて見せることで相手の動揺を誘う戦術も出来る。 転移の際、飛んだ先に別の物体が存在した場合、空間座標の重なりが二つを強制的に混ぜてしまうという現象を利用。ガラスや鉄片、紙などを対象の物体や肉体に転移させることで切断、貫通させる防御不能の攻撃となり、鋼鉄を紙切れで切断できる。 この現象のバランスを調整して、自軍の[[無人機]]と強化兵を一つに転移させることで、巨大かつ強力な兵器に変える融合。分離と再構成もやってのける。サヴィトリの直属兵は、能力に巻き込まれても動じないように訓練されているため、融合や分離による個と軍の戦術を自在に変えて戦う。 なおこれら転移の精度はサヴィトリの処理能力に寄るものであり、領域の全てを把握できるわけではない。また視界外の転移対象が複数ある場合は補足に支障をきたし照準が甘くなる。というのも領域内の状況は視覚的に捉えているのではなく、あくまで気配を察知した上での索敵能力だから。 さらに[[新世代]]ともなればより難しくなり、そして[[同じ外向きの力である類感系アヴァターラ>トリシャ]]なら効果を部分的に中和されてしまう。 -近距離戦の転移 上記ように中遠距離における強力な性能のアヴァターラであるが、かといって近距離戦であっても予断は許さない。 転移能力は直接接触をすれば倍増するため、手で触れて転移の力の波を対象に流し込むことで原子単位まで分解する分解転移が今度は襲いかかる。[[壊者]]にするには最低5秒は必要(殴られる一瞬で触れるだけなら目玉が飛ぶ程度) ただし両手以外では効率が落ち、蹴りや武器を介すのは転移の波動の伝導率が低い。しかし、基本[[一撃必殺>人世界・終焉変生]]という点は変わらない。 本来[[新世代]]の身体能力でも扱うことが不可能な大質量の武器(数千kg)も転移を利用すれば自在に振るえる。瞬時に音速を突破し、射程と質量は変幻自在。また分解転移の力は武器を介しても発動可能。 他にも太陽光を凝縮したレーザーの乱舞。自分の声を相手に飛ばして意識の妨害。音や衝撃の位置を転移することによるフェイク、などなど。 -防御・回避 転移の力の盾を張ることで、接触した敵の武器を転移で無力化。 身体に直撃しても衝撃の大半を転移することでダメージを最小に抑える。 そして自分自身を転移すれば敵は攻撃も当てられず、サヴィトリの位置を補足することも困難になる。 ***弱点 非常に攻撃的な能力だが、サヴィトリが常に防御面の能力使用を[[テルミヌス]]を守ることに割いてるため、普段は自身の防御に関する力は幾らか制限がかかっている。 全身に転移の盾を纏えず、テルミヌスを守る盾から一部を削いで局所的に設けるのみ。 自己転移もテルミヌスを自動で逃す術式を組んでいるので通常不可能。テルミヌスに便乗する形でなければ転移出来ない。 逆に言えば、テルミヌスを失うことになれば攻防共に一切隙がない恐ろしい力を見ることとなるだろう。 ---- **備考 確認できる限りの発動した能力は、次の[[神座]]世界[[第一神座>善悪二元真我]]における[[真我]]の[[触覚]]、[[ナダレ]]の称号を持つ者達が有する[[権能]]『[[崩界]]』と酷似している。 -元ネタ 明王の一尊である大威徳明王。サンスクリットでヤマーンタカ。 閻魔を降すものという意味から降閻魔尊、金剛怖畏(ヴァジュラバイラヴァ)とも呼ばれる。バイラヴァとはシヴァ神の最も強暴な面のことで、バジュラはインドラの武器。 ---- - たびたび見る一つの能力を拡大解釈しまくったタイプの能力だこれー! -- 名無しさん (2022-08-18 17:10:56) - ウグラスラのもこんぐらい凶悪なのだろうか -- 名無しさん (2022-08-18 17:15:14) - 敵を全部任意に「石の中に居る」状態に出来る、と書けば如何に凶悪極まりないか良くわかる -- 名無しさん (2022-08-18 18:42:00) - 星霊の瞬間移動能力の元である「全てが一つだった頃の記憶」ってのが、サヴィトリがナラカになった時にコレで一回全部混ぜたからとか言う電波が聞こえてきてしまった。 -- 名無しさん (2022-08-19 23:05:04) - 個人的に水塊10億tが一番ビビった -- 名無しさん (2022-08-20 00:30:20) - 字面が仰々しすぎて好き。戒名かよ -- 名無しさん (2022-10-14 20:10:02) - 戒名にしても不遜すぎない?初っ端から死神ヤマを降す者とか書いてるし -- 名無しさん (2022-10-17 17:46:22) - 夕焼けかぁ…… -- 名無しさん (2023-07-25 11:12:19) #comment