「生きてくれ、緋衣さん。誰よりも君のすべてを愛している」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
≪関連人物≫
相州戦神館學園万仙陣にて、夢である信明が最後に残した言葉。
緋衣南天を守る。救ってみせる。この唯一にして絶対の覚悟を最後まで貫き通し、遂には成し遂げた信明。その行いは決して過大評価ではなく
静乃を、
四四八を、そして世界すらも救う結果へと繋がった。かつて何も成せず自決した少年はやり直しの機会を与えられ、今度こそ己の真である信を貫き通し、勇者になったのである。
しかしその存在は
朔が明けると共に消えてしまう泡沫の夢。相手を想う心一つで不可能を可能にしたとても強い少年はしかし、自らが救った愛する少女と共に生きていくことは出来ない。
故にせめてもの我儘として、いつの日か現実に生きる「世良信明」と会って欲しいというただ一つの願いを告げて、信明は現実を離れ始める。
そして最後にただ一言、幼子のように悲しみ惑う南天へ満面の笑みで告げるのだ。
「生きてくれ、緋衣さん。誰よりも君のすべてを愛している」
そんな青臭い告白を――
コメント
- 立て乙。作中屈指の名シーンにして、べんぼうのキリ番を照らすヒカリ -- 名無しさん (2015-07-08 10:34:49)
- シンノヒカリ -- 名無しさん (2015-07-08 10:39:55)
- そしてNETか現実の先での“僕と一緒に”の枕詞のつくプロポーズ版を…… -- 名無しさん (2015-07-09 13:13:25)