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2012/01/20-01 - (2012/01/20 (金) 22:02:36) のソース
**トランジット またチータのお話。 別に好きなわけじゃないんですけどね。何しろ全く建設的じゃないし。 昨夜、プレイヤーの方から御連絡を頂きました。 PBBansに掲載されている[[コイツ>>http://www.pbbans.com/mbi-viewban-631fda69-vb246988.html]]は本当に日本人なのかと。 また、日本の国旗なのに地域名が日本になっていませんね。 これだけ精度が低いということはPBBansもProconに標準添付されているGeoIPを使っているのかもしれません。 無料なのはありがたいでしょうが... PBBansがチータを晒し者にする時、一般の方でも参照できるページではIPアドレスの上位16ビットしか掲載していません。 国が違えば法律も違いますが、これもある種の個人情報保護なんでしょう。 180.131.*.* この情報だけでいつも使用しているIPアドレスDBを検索すると、9つのブロックに分割され、合計5つの国で使用されています。 しかし、該当する5カ国は全て東アジア地域であり、米国には全く割り当てられていません。 東アジア地域は近隣諸国でのネット人口急増に伴い、小さなアドレスブロックでIPアドレスが割り当てられています。 こんな状況なので精度の高いデータベースを作るにはコストがかかるため無料配布が困難なのも理解できますが。 さて、PBBansは正規のIDを持っていると32ビット全てのIPアドレス情報が入手できます。 一応機密情報でしょうからここには書けませんが、フル桁の情報をもとに検索すると"Japan"とのこと。 さらにそのIPアドレスを逆引きすると... jptransit.net またVPNじゃないのかこれ。 まだ追跡は続きます。 そのドメインのネームサーバ情報を入手し、そのIPめがけてPing発射。 あれ? 東京から38msだそうです。 約1,000kmぐらいのところでネームサーバが稼動している可能性濃厚です。 常識的にはICMP(Ping用の特殊なパケット)を転送するような特殊な構成はとらないはずですので、 日本にあると偽装して海外へ転送されているとは考えにくい状況。 他に考えやすいのは極低帯域回線やネームサーバが超高負荷状態になっているケース。 しかし、近距離であればISDNでもこんな値にはなりませんし、 ネームサーバに色々と問い合わせをすると普通の応答時間で結果が返ってきます。 ん... 一度、Pingの話は忘れましょう。 次にIPアドレスの所有者を調べます。 使用権と所有権の違いにより、IPアドレスに付けられたドメイン名とは異なる団体が 該当のIPアドレスを所有していることが多々あります。 http://www.glbb.jp/ja/ 沖縄だったか... 確かに1,000km級の距離だ。(笑) そして同社の英語版HPには... http://www.glbb.jp/?p=vpn 予想通りVPNでした。いや、沖縄は全く予想しませんでしたが。 このチータが捕獲されたのはフランスのサーバです。 米国発沖縄経由フランス行き。 jptransit.net 文字通りのトランジットです。 恐らくヨーロッパのサーバもRegionFilterによって怪しい国からの接続を遮断しているのでしょう。 日本で無料のRegionFilterを使用するのは高いリスクが生じますが、 ヨーロッパなら比較的信頼性の高い情報が得られるのかもしれません。 もちろんVPNを使われればその先を調べるのは困難ですが。 (&Counter())