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07-04
最終更新:
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RTM
Real Money Tradeでしたっけ?
いつも頭の中で混ざりますがあれはRMTですね。
いつも頭の中で混ざりますがあれはRMTですね。
ポツポツと御質問を頂きました「この重い現象は正式版までに修正されるのか」について。
答え「私が知っていたらおかしいと思います」
答え「私が知っていたらおかしいと思います」
ひとつ、否ふたつ、否みっつ言えることがあります。
■1.ベータテストには一般的に古いリビジョンが投入される
外部の不特定多数の人間に公開する必要があるため、
比較的安定したリビジョンが選択されます。
比較的安定したリビジョンが選択されます。
もしかするとプロジェクトマネージャの判断により
「重くてもいいから落ちないものを出す」方針になった可能性も。
「重くてもいいから落ちないものを出す」方針になった可能性も。
つまりもっと新しいリビジョンのBF4が存在していて
そちらが出荷待ちになっている可能性があります。
そちらが出荷待ちになっている可能性があります。
当然(いや例外も多々ありますが)新しい方が高品質と考えられますので、
色々と改善されていることが期待出来ます。
色々と改善されていることが期待出来ます。
■2.クライアント側の負荷は今回のベータテストの目的には無関係
結果的には上記1.に繋がるのですが、
このタイミングでベータテストが実施されるのは
サーバ側の試験が目的であると考えてまず間違いないでしょう。
このタイミングでベータテストが実施されるのは
サーバ側の試験が目的であると考えてまず間違いないでしょう。
またプレイヤー限定の初日に何度もサーバが再起動され、
そのたびにラグが低下していったのは皆さんも記憶にあるはずです。
そのたびにラグが低下していったのは皆さんも記憶にあるはずです。
このように膨大な人数のプレイヤーを集めないと行えない試験が目的であれば、
クライアント側の事情は興味の対象外になっている可能性もあります。
クライアント側の事情は興味の対象外になっている可能性もあります。
そのため「落ちなければいい」との判断があったと考えるのも無理のない推測です。
つまり、軽量化された(でもやや不安定な)リビジョンが別に存在するかもしれません。
■3.RTMの問題
仮に今回の高負荷事象を開発サイドが全く認識していなかったとしましょう。
そしてここ数日で初めて認識を持ったと。
そしてここ数日で初めて認識を持ったと。
認識したけど放置では困りますね。
従って対応して頂けるとは思いますが、それはいつ我々に「デリバリー」されるのか?
従って対応して頂けるとは思いますが、それはいつ我々に「デリバリー」されるのか?
ここからが本題。
クレジットカードがあればマウスでクリックするだけですぐにゲームが楽しめるありがたい時代になりましたが、
ダウンロード販売全盛期の現代でもフィジカルパッケージは健在です。
ダウンロード販売全盛期の現代でもフィジカルパッケージは健在です。
つまり店頭売りをどうするかが大きな問題になります。
極論すればダウンロード販売のみであればリリース直前まで改修作業と試験を実施出来ますが、
店頭売りの場合にはモノが店頭に並ぶまでの時間を考慮しなければなりません。
店頭売りの場合にはモノが店頭に並ぶまでの時間を考慮しなければなりません。
ちょっと脱線します。
昔はベータ版などと言う単語は存在しなかったのですが、
某マイクロソフト社によって都合良く業界内外に広められました。
某マイクロソフト社によって都合良く業界内外に広められました。
この「ベータ」の特性は私が申し上げるまでもなく理解されていますが、
今回のベータテストには含まれていないであろう重要な特性があります。
今回のベータテストには含まれていないであろう重要な特性があります。
テストの結果により製品仕様が変更されることがある
いわゆるBugFixだけでなく機能が増減するような大改修を含み、
広く意見を募ることがベータテストの本来の目的には含まれます。
広く意見を募ることがベータテストの本来の目的には含まれます。
が、もうこの期間では絶望的です。
某マイクロソフト社の開発標準には数度のベータテストの後に
RC(Release Candidate)と呼ばれるテストリリースが存在します。
RC(Release Candidate)と呼ばれるテストリリースが存在します。
これも不特定多数を対象にリリースされる点では共通ですが、
前述の点で異なります。
前述の点で異なります。
RC版は致命的な不具合以外は修正しない最終的な確認用
時期的に考えると今回のテストはベータよりもRCに近いように感じます。
脱線から戻ります。
このRCを経て製品は出荷工程に入りますが、
正式出荷前に外部ユーザ(不特定多数ではない)が製品を入手出来る最後のチャンスがRTMになります。
正式出荷前に外部ユーザ(不特定多数ではない)が製品を入手出来る最後のチャンスがRTMになります。
RTM(Release To Manufacturer)工場出荷版です。
これはテスト用のモジュールではなくDVDやCDなどの物理メディアを量産するための原本であり、
一般人が正規の手段で入手することはほぼ不可能です。
一般人が正規の手段で入手することはほぼ不可能です。
またゲームではあまり考えられませんが、
PCにプレインストールされて出荷されるソフトウェア(主にOS)では、
PCメーカに対しRTM用のバージョンが出荷されます。
PCにプレインストールされて出荷されるソフトウェア(主にOS)では、
PCメーカに対しRTM用のバージョンが出荷されます。
プレインストール用の場合には物理的に何も存在しないため今回の話とは無関係ですが、
工場で量産されるケースについては大きな影響を受けます。
工場で量産されるケースについては大きな影響を受けます。
マスターディスクから大量に複製を生産するだけなら容易いことですが、
マニュアルも作る必要があり、箱(パッケージ)も用意しなければなりません。
それらを全て箱に詰めたらさらに段ボールに入れて運送屋に...
マニュアルも作る必要があり、箱(パッケージ)も用意しなければなりません。
それらを全て箱に詰めたらさらに段ボールに入れて運送屋に...
数日後にようやく店頭に並ぶことになりますが、
店頭に並ぶ日とダウンロード販売の場合のリリース日は一般的には同じ日ですよね。
店頭に並ぶ日とダウンロード販売の場合のリリース日は一般的には同じ日ですよね。
従って、今回のベータテストの結果を受けて正式リリースまでに何らかの改修を行う場合には、
RTM版(工場出荷用マスターディスク)の製造限界日程までに全ての改修作業を終える必要があります。
RTM版(工場出荷用マスターディスク)の製造限界日程までに全ての改修作業を終える必要があります。
しかし...
世界同時発売ですよね...
世界同時発売ですよね...
ダウンロード販売なら世界中どこでも同一の条件でダウンロード出来ます。
通信回線の状況が良くない地域もあるとは思いますが。
通信回線の状況が良くない地域もあるとは思いますが。
店頭販売の場合にはもっと多くの地理的な影響を受けることになります。
交通事情などで輸送に時間がかかるケースや国内生産を行わずに隣国で生産して輸入するケースもあるでしょう。
そうなれば通関手続きなどにも時間を要するかもしれません。
交通事情などで輸送に時間がかかるケースや国内生産を行わずに隣国で生産して輸入するケースもあるでしょう。
そうなれば通関手続きなどにも時間を要するかもしれません。
などなどの事情を勘案すると世界で最も早く製造限界日程が到来する日までに
改修を終わらせなければなりません。
改修を終わらせなければなりません。
Xデーはいつなのか?
答え「たぶんベータテストが始まる前です」
ちなみに日本国内だと3週間程度が限界になるそうです。
但し、マニュアルの原本や箱の版下などが全て揃っていて、後は量産するだけになっている状況が前提とのこと。
但し、マニュアルの原本や箱の版下などが全て揃っていて、後は量産するだけになっている状況が前提とのこと。
仮に3週間が限界日程としても、正式版リリースまで残り3週間と1日ですが、
差し引き1日で改修作業と再試験を全て完了させる必要があります。
差し引き1日で改修作業と再試験を全て完了させる必要があります。
従って、一番上に書きました1.に該当することを祈りましょう。
もちろん1.のケースで新しいリビジョンがベータテスト期間内に投入されることも考えられますが。
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