「劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
読み |
げきじょうばん きどうせんしがんだむ だぶるおー あ うぇいくにんぐ おぶ ざ とれいるぶれいざー |
英訳 |
Theater Version Mobile Suit Gundam 00 -A wakening of the Trailblazer- |
媒体 |
劇場アニメ |
話数 |
劇場版 |
メディア展開 |
漫画、小説 |
登場勢力 |
ソレスタル・ビーイング、地球連邦軍平和維持軍、ELS |
本シリーズ登場人物 |
刹那・F・セイエイ、ロックオン・ストラトス、アレルヤ・ハプティズム、ティエリア・アーデ、グラハム・エーカー |
本シリーズ登場機体 |
ダブルオークアンタ、ガンダムサバーニャ、ガンダムハルート、ラファエルガンダム、ダブルオーライザー、ブレイヴ指揮官用試験機、ブレイヴ一般用試験機、ELSジンクス、プトレマイオス2改、ナイル |
本シリーズ使用BGM |
閉ざされた世界(EXVSFB) ENVOY FROM JUPITER(EXVSFB) FINAL MISSION~QUANTUM BURST~(EXVSMB-MBON) |
Gクロスオーバー |
なし |
本シリーズ関連ステージ |
絶対防衛ライン(EXVS.MBON) |
【あらすじ】
『イノベイター』を名乗るイノベイドの首魁リボンズ・アルマークは、真のイノベイターへと覚醒した刹那・F・セイエイによって倒された。
その戦いから2年後の西暦2314年。地球連邦政府は新政権の樹立と共に独立治安維持組織『アロウズ』を解体、弾圧から協調・融和へと政治方針を改めた統治されている。
その中でソレスタルビーイングはガンダムを使わず極秘裏の武力介入による紛争根絶を続けていた。
そのとき130年前に木星の有人調査へと向かい消息を絶ったはずの探査船「エウロパ」が地球に接近する。
地球への衝突コースに入ったエウロパの巨体を破壊するためにMA『ガデラーザ』を投入、圧倒的な火力により破砕、細かく砕かれた破片は地球へと落下した。
しかしこの出来事の後、世界各地で不可解な現象が起きることなる。
それは、イオリアが予見していた「来たるべき対話」の始まりを告げるものであった…。
【作品解説】
2010年9月18日に公開された劇場作品にしてTVアニメから続いた「
機動戦士ガンダム00」の完結作。BD・DVDが同年12月25日に発売された。
副題の「A wakening of the Trailblazer」は和訳すると「先駆者の目覚め」となる。
ガンダムシリーズとしては初の地球外生命体である金属異星体ELS(読みはエルス)が登場(SEEDにもエヴィデンス01…所謂羽クジラが登場したが、化石状態だったことに加え「ジョージ・グレンが木星から持ち帰った」以外の設定が全く無い)、ダブルオークアンタに標準搭載されている量子テレポートによる惑星間航行、ELSとの戦闘と対話・共存までを描いた従来のガンダムシリーズとは違う方向性には賛否両論あるが、売り上げや入場者数は好調であった。
イオリアのもたらした概念すべてをフルに使い人類の困難に立ち向かうSF色あふれる快作。イオリア計画の全貌とその完遂ともいえる内容。
実は00のTVアニメ版の初期設定の再利用的な面もある。TV版の企画当初は劇場版のように地球外生命体と戦う…という流れで考えていたが、バンダイより「それじゃガンダムらしくない」ということで没にされている。劇場版ならいい、という事であったようだ。
新造された4機のガンダムをはじめ、ブレイブ、ガデラーザ、ジンクスⅣ等のMSによる超高速戦闘による派手なアクションシーンはTV版をしのぐクオリティで織りなされている。その為、一つのシーンでも見るたびに発見がある。
一方、中には「戦闘時における速度(とくにシザービット)が速過ぎて何をやっているのかよく分からない」という意見も一部散見されており、そのためかBD版ではシザービットにエフェクトがつけられている。
本作を最初に見ようという人はあまり多くはないと思うが念のために補足しておくと、本作は00を見ている前提のお話なので00を見ずにこちらから見ると理解できない点が多いのでお勧めできない。
余談だが、いろんな意味で視聴者を置いてけぼりにした劇中劇「ソレスタルビーイング」を担当したのは「トップをねらえ!」や「天元突破グレンラガン」等で有名な「ガイナックス」だったりする。
冒頭にはアクシズっぽい小惑星が出てきたりフラッグがSEED立ち(インパルスのBR装備時勝利ポーズ)でリニアライフルを撃ったりアロウズのボスがリボンズではなくアレハンドロ・コーナーだったりとマイスターの設定が変更されているなど色々と自由な内容となっている。
【ガンダムVS.シリーズにおけるステージタイトルとの関連】
- 刹那の望んだガンダム(EXVSトライアルミッション)…ダブルオークアンタの事で、イアン・ヴァスティの台詞「刹那の望んだガンダム、ダブルオークアンタ」より。
【本シリーズ関連ステージ】
- 絶対防衛ライン
- マキシブーストから登場。劇中での最終決戦の場でELSに取り込まれかけている連邦の大型航宙戦艦「ナイル」が戦いの場となっている。
背景ではトレミー2改やソレスタルビーイング号、無数のELSが確認できるほか、オブジェクトにELSがあったり、床がELSと同化しているが、触れてもダメージを受けず、全く問題ないので安心して戦おう。
そもそも人類の滅亡がかかっているこの状況で戦っていていいのか?(ゲームだからいいんだ)