ダブルオーライザー

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ダブルオーライザー - (2022/10/20 (木) 19:00:09) の編集履歴(バックアップ)


ダブルオーガンダム
00 GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダム00
型式番号 GN-0000
全高 18.3m
重量 54.9t
所属 ソレスタルビーイング
搭乗者 刹那・F・セイエイ
武装 GNビームサーベル
GNソードII
GNシールド
特殊機能 ツインドライヴシステム
トランザムシステム

オーライザー
0 RAISER
登場作品 機動戦士ガンダム00
型式番号 GNR-010
所属 ソレスタルビーイング
搭乗者 沙慈・クロスロード
赤ハロ
武装 GNバルカン
GNビームマシンガン
GNマイクロミサイル

ダブルオーライザー
00 RAISER
登場作品 機動戦士ガンダム00
型式番号 GN-0000+GNR-010
全高 18.3m
重量 75.1t
所属 ソレスタルビーイング
搭乗者 刹那・F・セイエイ
沙慈・クロスロード
赤ハロ
武装 GNビームマシンガン
GNマイクロミサイル
GNビームサーベル
GNソードII
GNソードIII
特殊機能 ツインドライヴシステム
トランザムシステム
ライザーシステム
GNフィールド
量子テレポート

【設定(ダブルオーガンダム)】

西暦2308年の最終決戦で国連軍に掃討されたソレスタルビーイングが再生する際に新規建造した第4世代に分類されるガンダム。
両肩に装備された2つのGNドライヴが最大の特徴で、その外見から「2個付き」の通称で呼ばれる。
これは創設者のイオリア・シュヘンベルグからトランザムシステムと共にもたらされたツインドライヴシステムの実証機という点がある。
通常、複数の動力源を載せた場合では大抵が「加算」で計算されるが、ツインドライヴシステムを用いる事により、そのエネルギー量、GN粒子生産量は二倍ではなく「二乗」となる。
だが、それぞれのGNドライヴには一種個性の様な違いがあり、なかなか同調率が合わず安定領域まで起動できなかった。
一番同調率が高かったガンダムエクシアとOガンダムのドライヴを使用しても恒常的に安定した出力は得られず、結果的にはトランザムを強制的に行なうことで起動した。
しかし、平常時にトランザムを発動させると機体に負担が掛かり機能を停止するため安定した性能を引き出すことは出来なかった。

本機の機体設計はもう一つのガンダムのGNバーニアを基に設計されており、その結果、両肩にGNドライヴを装備することにより大型化を防いでいる。
武装強化案としては、刹那の搭乗を前提にしたセブンソード(純粋な技術進歩とフォン・スパークが連邦軍から強奪したGNバスターソード)、そしてセブンソード/Gが存在する。
ちなみに肩という被弾しやすい位置にドライヴが露出しているが、大量に放出されるGN粒子によりドライヴの周囲はGNフィールドと同じ効果が発生しており、被弾によるドライヴ自体の破損を防いでいる。
また、ドライヴ設置部は可動型で通常は横方向、後方に移動させた場合は前方への推力を上昇させ、前方に移動させた場合はシールドとして機能する(シールドから粒子が渦を巻いているため見た目からGN扇風機とか呼ばれたり…)。


【設定(オーライザー)】

ソレスタルビーイングのメカニックスタッフが開発したガンダム用支援戦闘機。
本来はダブルオーガンダムの支援機として開発が進められていたが、完成したダブルオーのツインドライヴシステムが単独での安定稼動に至らず、その結果オーライザーもダブルオーのツインドライヴシステム制御機という形で実戦で運用されることになった。
当機はGNドライヴを搭載しておらず、大型コンデンサーに00ガンダムから粒子の供給することにより稼動する。
劇中の会話から当初のパイロットはラッセ・アイオンであったと思われるが、トレミーの砲撃兼操縦士である事もあって辞退した為、パイロットが未定となっていた所をソレスタルビーングに保護されていた民間人、沙慈・クロスロードが偶発的に搭乗する事となった。
経験不足のパイロットをサポートする為、赤ハロを搭乗させる事でドッキングなどサポートに成功している。
というよりオーライザー自体の操縦等は全て赤ハロに任せており、沙慈はライザーシステムの制御と索敵(ルイス・ハレヴィの捜索がメイン)を担当している。
余談だが、漫画版ではオーライザーの攻撃をアリー・アル・サーシェスに命中させている。
西暦世界のハロはどれだけ優秀なのだろうか。


【設定(ダブルオーライザー)】

ダブルオーガンダムのツインドライヴシステムを完全化する為に、本来支援機としての運用予定であったオーライザーをドライヴ安定用に機能を変えドッキングさせ、ツインドライヴの性能を開放する事に成功した機体。
オーライザーとドッキング後は「ダブルオーライザー」と呼ばれ、ガンダムの名がつかなくなる。
これは本機の存在がガンダムを超えたものである事に由来しており、実際の活躍としても、他の機体とは一線を画す能力を示している。
ただ、この様に戦闘力に目が行きがちではあるが、00におけるガンダムとは「武力による戦争根絶を体現するもの」であり、この超越は「武力による戦争根絶以上の何かを体現するもの」になったともとれる。
確かに、トランザムバーストなどの事を考えれば、例えば対話による戦争根絶をなすものといった見方もできる。

トランザム発動時の本機は「トランザムライザー」と呼ばれ、機体の量子化やライザーシステムによる調整によって、長さ最大約1万kmの巨大ビームサーベル(ライザーソード)を発生させることが可能。
ツインドライヴが純粋なイノベイターの脳量子波と連動した際には「トランザムバースト」と呼ばれ、第三者同士の意志疎通、絶命者の蘇生、細胞侵食の停止などこの世の機体とは思えない未知なる現象を起こした。
また、機体(パイロットを含む)を量子レベルに分解して別の位置に再構築する『機体の量子化』はダブルオークアンタに搭載された量子テレポートの雛形ともいえる機能。
当然、本来は想定されていないものだったが、刹那・F・セイエイが無意識(防衛本能?)に機体の被弾と同時に発動し、敵の虚を突き逆転のきっかけを作った。
この様に従来のMSとしては規格外の機体性能を持っている。


【武装】

GNビームマシンガン

オーライザーのサイドバインダーの内側に2門が内蔵された速射式のビーム砲。

GNマイクロミサイル

オーライザーのサイドバインダーの外側に発射管が8門が装備されている小型の実弾兵器。

GNビームサーベル

腰部に2本マウントされている近接戦闘用のビーム兵器でGN粒子で形成された刃で敵を溶断する。
刀身の長さを調整する事で投擲用のGNビームダガーとしても使用可能。

GNソードII

ガンダムエクシアのGNソードを発展させた実体剣。
技術の進歩により小型化され、GNソードの欠点であった取り回しも良くなっている。
GNビームライフルやGNビームサーベルとしての機能も有している他、2本の柄を連結させる事で「GNツインランス」としての使用も可能となっている。

GNソードIII

イノベイターとの最終決戦において装備された実体剣。
GN粒子の運用効率を上げたクリアグリーンの新素材を使用する事で切れ味を増している他に、ライフルモードは銃口が3連装になった事により集束・連射・拡散の使い分けが可能となっている。

トランザムライザーソード

トランザムライザー時に使用可能な超大型ビームサーベル。
エンプラスのGNフィールドを貫き、戦艦や衛星兵器を一刀両断できるなどその威力は絶大であるが、粒子消費量も桁違いであり、ダブルオーガンダムの出力に合わせたGNソードIIではライザーソードの出力に対応できずに一度使用すると行動不能になってしまう。
ライザーソードの出力に対応する為に設計されたGNソードIIIではそれのみでライザーソードを形成可能となり、威力と粒子消費量を抑えることで運用効率を上げる事に成功している。

GNシールド

先端に伸縮式のGNブレイドを内蔵した実体盾。
2枚を連結させての大型シールドとなる。


【原作での活躍】

初登場は1st第25話エピローグ。ただし、名前とシルエットだけの出演であった。

刹那・F・セイエイとの合流までにもエクシア以外の全てのGNドライヴのマッチングテストを行った様だが、全て同調はしなかった。
しかも一番同調率の高かったガンダムエクシアと0ガンダムのGNドライヴの組み合わせでも安定稼動域には足りなかったが、パイロットの刹那が搭乗した第2話でトランザムを発動させ強引に安定稼働域まで持って行くことに成功する。
ただし、これは下手をすれば機体が爆発する可能性もあった一か八かの賭けであった。
その後、ジンクスIII2機と新型のアヘッド1機を見事に撃墜した。
だが、この時のダブルオーは辛うじて起動している状態であって、ミスター・ブシドー専用アヘッド「サキガケ」との戦闘でトランザムを発動させたが、限界時間を待たずにオーバーロードが発生。その後もイノベイター専用MSガラッゾとの戦闘で武装を破壊される等、全体的に苦戦が目立った。
そんな中で、ツインドライヴシステムを完璧なものにするためオーライザーを授与されることになった。

ラグランジュ3でオーライザーを受領直後、沙慈・クロスロードはアロウズの奇襲により負傷したイアン・ヴァスティからオーライザーを託されダブルオーと合流。
アロウズと交戦中だったダブルオーガンダムとドッキングに成功し、ダブルオーライザーとなって、ようやく真の意味で完成した。
ドッキングしてからはその高機動とハイパワーで次々アヘッドやジンクスを撃破。
トランザム発動後は更なるパワーを発揮し、GNソードIIのビームサーベルモードで小惑星をぶった斬ったり、量子化によって攻撃を回避したりと獅子奮迅の活躍を見せ、ガラッゾ(ブリング機)、ガデッサ(リヴァイヴ機)など計10機ものMSを撃墜した。
その後、メメント・モリ攻略戦ではガデッサ(ヒリング機)を翻弄、アリー・アル・サーシェスのアルケーガンダム、ミスター・ブシドーのスサノオを圧倒、果てはライザーソードによる衛星兵器メメント・モリへの直接攻撃、トランザムライザー状態では未知の現象を引き起こし、刹那を真のイノベイターとして覚醒させるなど他のガンダムとは一線を画した性能を発揮、ガンダムの名を超えた機体として恥じない活躍を見せた。

リボンズ・アルマークの駆るリボーンズガンダムとの最終決戦では、ツインドライヴを持つ機体同士互角の戦いを繰り広げる。
量子化によるカウンターでリボーンズガンダムに大ダメージを負わせるものの、反撃により左腕を切断されて片方のGNドライヴを奪われてしまい、ダブルオーライザーは実質上戦闘不能になった。

その後(00V戦記や)劇場版では、機体が修復されたがGNドライヴ2基を失っており代用に貯蔵タンク(大型GNコンデンサー)を装着して出撃をした。その時の型式番号は「GN-0000RE+GNR-010」。通称タンクオー。
技術発展によりコンデンサーの性能もこれまでよりアップしているため、短時間ではあるがトランザムバーストが出来るほどの粒子を持っている。

劇場版ではELSの来襲に搭乗するが、刹那がELSの発する脳量波の干渉を受けて戦闘が困難になり窮地に陥ったが、ティエリア・アーデの救援によりこれを回避した。
火星付近でのELSとの交戦時にはトランザムバーストにより対話を試みるも、刹那自身がその情報量を受け止めることが出来ず脳に異常をきたし、その隙にELSに機体を侵食をされてしまう。
マイスター達とソル・ブレイヴス隊の活躍により間一髪で刹那は救出されたが、機体はセラヴィーガンダムIIの自爆により大破する。
恐らく赤ハロも運命を共にしたものと考えられる。

ただ、レグナントに貫かれたガンダムスローネドライに積まれていたHAROが無事だったことを考えると、もしかしたら無事であるかもしれない。
とはいえ戦場が火星付近なのでソレスタルビーイングによる回収は困難だろうが(2期までの間にリボンズによりソレスタルビーイングの監視者や資金提供者などが始末され、残った資金もクアンタ製造に充てたため)。

介錯氏のコミカライズ版ではGNフラッグの代わりにマントを纏った姿で搭乗したり、最終防衛ライン戦でELSジンクスIVに代わってELSが本機に擬態した「ELSダブルオーライザー」が登場した。
劇場版の初期案として考案されていたようだが諸事情により没となっていたものを逆輸入したものだと考えられる。
ちなみに劇場版でのグラハムの台詞「しかし、相手がガンダムタイプとは…!」もその名残らしい。


【パイロット説明】

刹那・F・セイエイ

CV. 宮野 真守

ソレスタルビーイングのガンダムマイスター。
2308年のソレスタルビーイングと国連軍との最終決戦後、半壊したガンダムエクシアと共に姿を消し、4年間世界を放浪しながら世界の行く末を見つめ続けていた。
しかし地球連邦による統一が進む中で連邦政府の政策・連邦軍直属の独立治安維持部隊アロウズによる反連邦勢力への統一の名を借りた非人道的な弾圧を目の当たりにし、世界が未だに歪んだままだということを知った刹那はコロニープラウドで自ら修理したガンダムエクシアリペアと共にアロウズに挑む。
しかし、新型機アヘッドに太刀打ちできずエクシアは大破、絶対絶命のピンチの所をティエリア・アーデのセラヴィーガンダムに助けられ新生ソレスタルビーイングと合流し、新たなる機体ダブルオーガンダムと共に再び行動を開始する。

基本的にクールな所は4年前と変わらないが、ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)やマリナ・イスマイールの影響か、ソレスタルビーイングの中でリーダーシップを発揮するようになり、アレルヤ・ハプティズムが発見された際には笑顔を見せたり、アロウズに入隊したルイス・ハレヴィを取り戻そうとする沙慈・クロスロードの手助けをするなど以前と比べ周りとの接し方もかなり変わった。

アロウズとの戦いの中で、連邦を裏から操るイノベイターとそのリーダーであり自分を救った0ガンダムのパイロットであったリボンズ・アルマークの存在を知り、再び世界を人の手に委ねる為に彼等を駆逐しようとする。
夢の中でニールと出会い、刹那は「自分自身を変革する」意志を固め、ダブルオーのツインドライヴが放つGN粒子の影響で純粋種のイノベイターへと変革をした。
最終決戦でリボンズ・アルマークの駆るリボーンズガンダムとの死闘の末相討ちとなり、GNドライヴを片方奪われるが、スメラギ・李・ノリエガの機転により射出されたガンダムエクシアリペアIIに乗り換えリボンズが乗り換えた0ガンダムとの再びの一騎打ちの末に勝利する。
最終決戦後は世界を見守るためにトレミーと共に宇宙へ上がっていった。


【原作名台詞】

  • 「こんなもの…求めていない…ロックオンも、俺も!こんな世界を…!」(2nd第1話(第26話))

  • 「破壊する…ただ破壊する!こんな行いをする…貴様達を!この俺が!駆逐する!!」(同上)

  • 「目覚めてくれ、ダブルオー…ここには、0ガンダムと、エクシアと、俺がいる!」(2nd第2話(第27話))
    • 直後刹那の呼びかけに応えるかの様にダブルオーが起動したが、実は二乗化のタイムラグでちょうど起動しただけらしい

  • 「これが、俺達のガンダムだ!」(同上)

  • 「俺たちが破壊する!俺たちの意思で!!」(2nd第11話(第36話))

  • 「兵器ではなく、破壊者でもなく…俺と、ガンダムは変わる!!」(2nd第19話(第44話))

  • 「みんなの命が消えていく…そんなこと、させるかぁぁぁ!」(2nd第24話(第49話))
    • イノベイド軍の猛攻で劣勢になっていくCBを見た刹那は叫ぶ。そして、トランザムバーストが発動した。

  • 「そうだ…未来を創る為に…俺たちは…変わるんだぁぁぁ!」(2nd第24話)
    • トランザムバースト発動中の台詞。刹那が純粋種のイノベイターとして覚醒していく…

  • 「貴様が行った再生を、この俺が破壊する!」(2nd第25話(第50話))
    • VSリボンズでの台詞。2ndシーズンのキャッチコピーである「その再生を破壊する」を意識している。

  • 「ガンダムエクシア、刹那・F・セイエイ、未来を切り開く…!!」(同上)
    • エクシアでのファーストシーズンで初めての武力介入開始時に言っていた台詞の最終決戦ver.で、エクシアの構図も一話と同じように現れながら。機動戦士ガンダム00のはじまりの機体同士による最終決戦となった。


沙慈・クロスロード

CV. 入野 自由

00のもう一人の主人公であり、1stシーズン時はユニオン経済特区の日本に住む、戦いとは全く無縁のごく普通の学生であった…
のだが、実習に行った機動エレベータで事故に遭遇(アレルヤの放つ脳量子波でパニックを起こしたピーリスによるもの)、爆破テロを目の当たりにしたり、CBを追っていたジャーナリストの姉、絹江を(サーシェスにだが)殺されたり恋人のルイス・ハレヴィがCB(ネーナ・トリニティが駆るガンダムスローネドライ)の無差別攻撃を受けて彼女の家族は全滅、ルイス自身も細胞障害を負った上に、ハレヴィ家がCBに危険視されていたなどのあらぬ噂を立てられてしまい、見舞いにスペインに行ったがフラれてしまったり(ルイスが沙慈のことを考え、身を引いたからだが)とトレミーのクルーは全く関わってないがCB内部のゴタゴタのせいで自分と周りの人生を狂わされた苦労人。
その後はTVでの報道を見ながらガンダムに呪詛を吐くなどやさぐれてしまった。
短期間にそんな目にあえば仕方ないのだが、フォーリンエンジェル作戦の成功によりソレスタルビーイングは壊滅したのもあり2ndシーズン開始までには振り切ったのだが…
彼の住むマンションの隣の部屋に刹那が引っ越して来て、絹江が作った筑前煮を渡したことで交流を持つようになった。
それからはちょくちょく交流をしており、刹那の数少ない友人となった。
しかしソレスタルビーイングの情報を探っていた姉が(サーシェスに)始末され、ルイスは親戚の結婚式会場にスローネドライによりビームライフルを撃ち込まれルイス以外全滅しルイス本人も片手を失う重傷を負う。おまけにこの行為によりハレヴィ家は何か後ろめたいことをやっていたのだと疑われる始末。
それにより後半はすっかりやさぐれてしまった。
しかしルイスとの約束を守りエピローグでは宇宙技師になる目的を果たし、宇宙にいるのだった…

2ndシーズンではルイスの願いと宇宙で働くという自身の夢をかなえる為にコロニー建造の現場で働いていたが、同僚を反連邦組織カタロンの構成員と知らずに庇ってしまい誤認逮捕され、強制連行されてしまう。
連行された先の強制労働コロニー・プラウドにて行われたアロウズによる収容者虐殺中に、刹那と再会をするが、その時にガンダムエクシアリペアとそれに乗り込む刹那を見て彼がCBのメンバーと知る。
序盤CBと行動している時はルイスや姉のことから彼らを認めることが出来なかったが(ルイスをめぐる誤解は解けたが)、戦いに関わりたくないあまり、カタロンの基地からから逃げ出したことで結果的にカタロン秘密基地の位置を(本人も取調べを行ったスミルノフ大佐も知らなかったとはいえ)アロウズにリークしてしまう。
その結果同基地を壊滅させてしまい、ティエリアから「自分も加害者である」という事を突き付けられ、犯した罪を滅ぼす為にCBに協力・同行をすることとなり(このまま基地にいたら沙慈が原因だとばれた際に危ないので、というティエリア達の気遣いでもある)、その中でCBのメンバーの人間性を知り、少しづつ認めていくように。
ラグランジュ3の戦闘中重傷を負ったしたイアンの「仲間を守れ」の言葉でイアンをアニュー・リターナーに任せ赤ハロと共にオーライザーに搭乗する。
無事に届けてダブルオーとドッキング、ダブルオーライザーに合体したはいいがその戦闘中に戦場に存在する者の声が聞こえる現象が起き、アロウズのMSアヘッドにルイスが乗っていることを知る。
その後は刹那の励ましもあり(最初は感情的になったり自分のいる場所じゃないとオーライザーで逃げ出そうとしたりしたが、カタロン基地での出来事を思い出して思いとどまった)、最後は刹那の言葉を信じオーライザーの正規パイロットとしてルイスを取り戻すために自ら戦う道を選ぶ(とは言っても攻撃したのはルイスが自分ごとダブルオーを討とうとした際に来たガガを迎撃した時くらい)。
最終決戦時は大型MSレグナントに搭乗したルイスに殺されかけてしまうものの、両人とも間一髪のところで刹那が救出、紆余曲折あったが無事にルイスをよりを戻し戦後は病院で入院中のルイスと共に世界の行く末を考え、穏やかに暮らしている。
トレミーにいたころは、罪滅ぼしもありイアンの手伝いで最新のテクノロジーの塊ともいえるガンダムの整備も行っていた。このことから2ndシーズンが終わるころには整備士としてもかなり優秀になっていると思われる。しかも、純正太陽炉及びツインドライヴに触れた人物という希少な人材(キュリオスの太陽炉は連邦に渡っていないため、CBを除いたら唯一の人間)でもあるので、職さえ選ばなければ今後沙慈が就職に困ることはないだろう。

劇場版ではルイスに付き添うために地上の軌道エレベーターに勤務する穏やかな生活(政府から監視されているのだが)をしていたが(ルイスの症状の為早退をちょくちょくしていたため、上司には悪態をつかれていたが)ルイスがELSの脳量子波を受け取り症状が悪化し、そしてELSに直接襲われるという災難に見舞われるも刹那に助けられ、連邦政府によってルイスと脳量子波隔離施設に避難していたが、「自分にもできることがある」と宇宙に上がり前線近くの機動エレベーターで支援活動に従事した。
ちなみに、ELSに襲われた時にリボンズの見た目をしたELSをパイプ椅子を投げつけて吹っ飛ばした。
その後は地球連邦の脳量子波を遮断するシェルターに避難していたが、「自分に出来ることをする」ため、前線近くの機動エレベーターで宇宙技師としての腕を振るう。
初期プロットではELSに取り込まれた高軌道リングをパージする活躍シーンがあったがカットされた。

余談だが沙慈が吹っ飛ばしたELSは金属生命体であり、その上リボンズほどのサイズ(おまけに空洞もない)であるので相当な重量がありそうなものだが…(ELSを仮に鉄と同じくらいだとした計算によると、沙慈の能力は少なくとも仮面ライダー並になると結果が出たとか…)
また、劇中映画では沙慈にあたる人物が存在しなかったことについてぼやいていた(ノベライズ版では「少し残念」と思っている)。
もっとも、沙慈のような1stシーズンから現在に至るまで凄まじい経歴を人物を出そうものなら「このオリキャラ設定盛りすぎ」とか「この沙慈ってのは複数人のコードネームか何かか?」など散々に言われそうではある。

劇場版の後を描いた朗読劇では機動エレベーターで働いていたところアレルヤから「過激派組織を死者を出さずに抑えたい」と頼みを受けて協力をした。
スパロボよろしく本当にスパイ活動をやることとなった。

その後制作される予定の新作では間違いなく出番はあるのだろうが、穏やかに過ごせるのだろうか…

今後の沙慈の活躍に期待したい。

【原作名台詞】

  • あの子供達も、君達の犠牲者だ…君達が変えた世界の…
    • カタロンの基地に保護されている子供たちを見ていた刹那に向かって言った言葉、まさかその直後自分がその子供達を危険に晒すとは思っていなかったようだ。

  • 僕達は分かり合う事で未来を築くんだ!そうだろ!?ルイス!
    • 沙慈渾身の説得、結局通じずに殺されかけたが…

【その他名台詞】

  • ふふ、偶然だね、みんな
    • スパロボBXにて相棒の勇者ロボを喪った主人公の前に現れての一言。「黒幕っぽい」「とうとう沙慈が動き出すのか…」などファンからは好き勝手に言われた。それが受けたのか別作品でも使われた。


赤ハロ

CV:高山みなみ

ソレスタルビーイングの独立AIペットロボット型端末。
ソレスタルビーイングに保護された沙慈・クロスロードに渡され、オーライザーのサポートも行っている。


【ゲーム内での活躍】

ガンダムVSガンダムNEXT PLUS

コスト3000GPの高機動万能機で、パイロットは刹那と沙慈。
グラフィックにはないが沙慈のボイスは収録されている。
射撃重視のGNソードIIモード、格闘重視のGNソードIIIモードを使い分けながら戦う。
性能は赤ロック圏内なら苦手距離は無いと言えるほどで、ソードII、IIIの切り替えであらゆる状況に対応可能。
ただしIIの時は格闘の判定は優秀だが伸びが絶望的、着地を取ったつもりが相手の目の前でストップすることが誇張無しに良くある。
IIとIIIの切り替えは特殊射撃、IIからIIIに変える場合は後格闘でも行える、特殊射撃は普通にその場で換装し後格はソードIIを連結させて投げる。
当たればスタンさせて距離次第ではそのまま格闘を叩き込めるのでIIからIIIに切り換える場合はこちらがオススメ、ただしもちろんモーション中は足は止まるので着地狩りや闇討ちで使うべし、ロックされてるなら普通に特射で換装しましょう。
特殊格闘はエクシアやリボーンズガンダムにも搭載されているトランザムシステム、前述2機との違いは終了時に被ダメ2倍効果の硬直が無いこと(しかし、一瞬だけダウン値が増える)と使っても再リロード可能なこと。
ただしシステム起動時にくるっと一回転してポーズを取るのでロックされてない時にこっそり起動させよう。
トランザムライザーでは特定の条件を満たせば相手の攻撃を量子化で回避することが可能、ただし量子化を使うとトランザムゲージが一気に減ってしまう。
さらにトランザム中にはGNソードIIは覚醒Z以上の太さと長さを誇るライザーソードまで使うことができる、IIIはエクシアでお馴染みのサーシェス斬りでロック変えサーシェス斬りも可能。
サーシェス斬りには量子化効果も付いてるのでエクシアよりは強気に振っていける。もちろんタイミングと状況を見極めて使わないと普通に回避されて手痛い一撃をもらってしまうが…。
エクシアと異なりデメリットがない…と思われていたが解除した瞬間はダウン値が他の機体より増えているとか。
唯一の欠点は盾がないこと。

NEXT PLUSモードで、武装のリロード速度が上がるスキル「クイックリロード」を使用すると、文字通りリロードが超高速になるので、かなり長い時間トランザムができる。

EXVS.

機体名はダブルオーガンダムで参戦。今回も沙慈はいる。
V2ガンダムのアサルトバスターの様に、制限時間付きでダブルオーライザーに換装する。
覚醒時には強制的にトランザムライザー(GNソードIII装備)状態となる。
ライザー時の性能は強力そのもので、少し太いBR、下りテクと押し付けを兼ねた移動撃ちゲロビ、軽快なブースト容量、片追いを演出する打ち上げ特殊ダウン付きの格闘等、単騎での活躍と仲間への貢献がセットになった各種武器が強み。
さらにトランザムライザー時の機動力はすさまじく、量子化による無敵時間も加わって隙が大きく減る(量子化には覚醒ゲージが減ってしまう欠点がある、つまり覚醒時撃墜の保険になるが下手したら覚醒無駄打ちという事態になる)。
ただし、通常時の性能はコスト2000程度しかないため、いかに通常時を凌ぎ、安全な場面から換装し、その間にリードを作るかという「自身の理想的な流れに引き込む」戦略性があり、原作での純粋種並みの力を要求される玄人向け機体である。
余談だが本作の本機は無限トランザムを初めとしてやたらとバグが多く、「バグルオー」と呼ばれたことも。
そしてアーケード版では唯一のボス機体のレグナント(勿論パイロットはルイス)と沙慈の非常に長い掛け合いがある。その長さは時間設定が短いと最後まで聞き切れないほど。

ちなみにステージ「REBIRTH」では、朽ち果てたダブルオーガンダムが背景にある。
このステージは第二期EDである「Prototype」と「trust you」のシーンが元になっている。

EXVS.FB

ダブルオーガンダム、ダブルオーライザー共にメイン1発増加、アシストにアリオスに加え新たにセラヴィーを呼び出せるようになり、ダブルオーライザー時のサブがダブルオーガンダム時と同様のサーベル投擲に変更された。ミサイルは格闘CSに。
ライザーの回転率など全体的に強化されており、前作とは異なり他3000とも十分渡り合える性能になった。特にライザー時の後格のGNソードII投擲は発生がかなり早くなっており、メインからのキャンセルが出来るのもあり、かなり頼れる武装になった。
その他、グラフィックがMG準拠に変更。
トランザム使用時は前作の赤熱しているような状態から機体の色自体が赤く発光しているようなものに変更。

EXVS.MB

3000コストで続投。主力の一つだったダブルオーライザーの後格などに下方修正が入ったが、それよりも最大の強化として、耐久力300以下でバンシィと同じように永続ダブルオーライザーになる仕様となった。
新システムのドライブの恩恵を確実に生かせ、半覚のタイミングも考えると落ちるまでの8割前後を換装状態で戦える。ドライブ自体との相性も良好で、特にSドラ時のメイン連射は極めて強力。
シリーズを通して使ってきたプレイヤーにとっては更に最後まで粘れる機体となった。

EXVS.FORCE

追加機体として参戦。削除された武装は特射のアシストのセラヴィー、アリオス呼び出し。
エクシアやゴッド、マスター同様耐久値が少なくななると覚醒状態になり無限にトランザムライザーになれる…なんてことは流石にあるわけなく、体力が少なくなると一度だけ強制的にトランザムライザーになるようになった。
トランザム時間もそこそこ長く、他作品と違い粒子化してもトランザム時間が減少することもなく生存能力もあるので、トランザム終了時にはダブルオーライザーのリロードが完了しているだろう。
トランザム時は従来と違って覚醒ではないため、格闘のダウン値軽減はなくBD格出し切りでバウンドせずに強制ダウンする。おまけに粒子化してもゲージは減らないため敵にすると非常にしぶとい。
結果として、他の多くの機体と違って少し手の込んだ機体になったといえる。ユーザー的にはMBONの格闘を使いたいとか今更FORCEモードとかやらないだろうから格闘機のクアンタの方がよかったとの声があるとかないとか

EXVS.MBON

永続ライザーが削除されたが、ライザー時後格がFB同様虹ステ出来るようになった。
そして何より、生ダブルオー時の格闘がすべて変更された。どれもカッコイイだけでなく、カット耐性や吹っ飛ばし性能も大幅に上昇したので、生ダブルオーは大幅に強化されたといえるだろう。総合的にはかなりの弱体化したが。
そのためプレイヤーは前作からFB寄りの立ち回りを変える必要がある。
おまけにライザーの回転率はFBより悪化したためより丁寧さが求められる。

EXVS2

ダブルオーのサブがエクシア同様のメインキャンセル付きの大きく動きながらのサーベル投げ、アシストがケルディムの狙撃かアリオスのBD格による格闘に、空いてた格闘CSに射撃ガードかつ格闘キャンセル付きの高速突進が追加。
ライザーはEXVS以来のミサイルがサブに移動。レバー入れで打ち分け可能かつ弾速誘導も強化、これまでの格闘射撃派生のゲロビが単独で追加。横、前格がそれぞれ優秀な新規格闘に、さらに格闘CSにスーパーアーマーの切り抜けが追加。トランザムライザー時は量子化で即座に姿を消しながら攻撃と同時に突然現れるという超性能となっている。
全体的に性能が高くこれまでEXVSのバグまみれのくらいしか影が薄かったがこれまでのうっ憤を晴らすがごとくの高性能を誇っている。
というかどの形態も高性能すぎたためアップデートにてダブルオー時の性能とライザー時のミサイルが下方修正された。

後にダブルオーをベースにしたガンプラ、ダブルオーダイバーエースが参戦。

XB

MBのように耐久が一定値を切ると常時ダブルオーライザーになれるようになった。
代わりにドッキングがカウント0からスタート、全方位ガードがトランザムライザー限定になるなどの弱体化を受けた。
他にもケルディムが狙撃からライフルビットになった。


【勝利・敗北ポーズ】(NEXT)

勝利ポーズ

通常時:一回転して、アイカメラとブレード基部が光る。
トランザム発動時:両手を横へ広げ、粒子を散布する。トランザムバースト時のポーズ。勝利時のモードが反映されている。

敗北ポーズ

武装を持ったまま、片膝を突きうなだれる。
その際、ツインドライヴがオーバーロード状態となっている。(つまり煙が出ている)

【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.)

勝利ポーズ

00時:ツインドライヴを前方に移動させGNフィールドを展開している。
00R時:両手にGNソードIIを掲げてバンザイ!
  • 原作内の合体時決めポーズに近い
TR時:GNソードIIIを前へ構える、内股なのと左手の形の影響で女の子っぽく見える…

敗北ポーズ

00時:右腕が外れた状態でうずくまる
  • 2ndの第2期EDのシーンに登場した姿に近い。
00R時:左腕、右脚、頭部を失った状態で宙に浮いている
  • 原作でリボーンズガンダムと相打ちになったときの再現。ただしドライヴは付いている
TR時:トランザム状態で佇んだ後、量子化して消え去る

【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.FB~EXVS.MBONまで)

勝利ポーズ

基本的には前作と同様に加えて、アシスト使用時のバージョンが追加
00時:GNソードIIを構えた00ガンダムとセラヴィーで並ぶ
00R時:GNソードIIIを構えた00Rとセラヴィーで並ぶ(00時とポーズは同じ)
TR時:TRになっている以外は00R時と同じ

敗北ポーズ

前作と同様


【その他の活躍】

スーパーロボット大戦

初登場となる「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」ではウイングガンダムゼロの開発者5人もソレスタルビーイングに関連する人物で、その上ゼロシステムもイオリアが考案したもので本来は一つの機体にツインドライヴとゼロシステムの両方を組み込む機体になっており、ウイングゼロと事実上の兄弟機*1となっており、クロスオーバーを果たした。
もし初期案が実現していたらゼロシステム*2の見せる未来をトランザムバーストで意識共有するという対話どころではない惨状になる可能性もあっただろう。
基本性能は勿論MS筆頭級に高く、刹那の固有スキル「太陽炉及びガンダムタイプに対する最終ダメージアップ」とあわせてかなり強力。

劇場版名義で参戦する場合は粒子貯蔵タンク型として登場するが、あくまでクアンタの前座なので性能は控えめ。
一部作品ではクアンタ登場後も使用することは出来るがよっぽどのこだわりがなければ素直にクアンタを使おう。

また、沙慈がスパロボでは要所要所で印象に残る活躍を残している*3
初参戦した『Z』シリーズでは、最初はルイスやWのリリーナ、他作品のメインキャラと共に生徒会をやっており、一年後*4学校を中退し、宇宙技師になっており*5、そこからセカンドシーズンの出来事と他作品の宇宙規模の争いにオーライザーのパイロットとして戦い、それから一年後は復学、転校してインダストリアル7でバナージ達と同級生となり、その一年後輸送会社で仕事をしていたら別銀河から侵略してきた敵の国家に捕まる…と波乱万丈な人生を送っている。
『OE』ではボイスを『第2次Z』から使いまわしている関係で刹那以外のマイスターが出てこない中、ミスター・ブシドーと共に登場する。
そして『BX』では、第一話から登場し、既にオリジナル主人公と親しい関係を築いているという出だしから始まり、悪の組織の襲来時には冷静に避難指示をし、自分には力がなく、どうすればいいか悩む主人公を導いくといった活躍をし、中盤バナージ達が起こした奇跡(ガランシェールを引き上げたアレ)を目の当たりにし、「自分にもできることがある」と宇宙に上がり、その数話後、相棒を失った主人公の前に現れてまた主人公を導くという、ダブルオーを知らない人が見たら「沙慈はオリジナルのキャラで途中で何かロボットに乗って現れるんじゃないか」「主人公の母親も連邦の組織にいたし、沙慈も凄腕のスパイなんじゃないか」と思わせる活躍を見せ、おまけにソフトについてくるボタン操作程度のことしか書いていない薄い説明書*6でも出番があるという大活躍(?)を果たした。
それどころか00が参戦していない作品でもキャラクターデザインが00と同じがゆん氏で、男主人公の雰囲気が沙慈に似ているだけでネタにされるなど変な人気を博している。
真面目な話、劇場版だと激戦を生き延びた後一般市民に戻っているので、どこにいてもおかしくない為ストーリー的に扱いやすいのが一番大きいのだろう。


【余談】

作品の展開に合わせHGでかなりの数のダブルオーが発売されたことで有名*7
オリジナルのダブルオーの装備をコンプリートしたいならタンクオーとセブンソードを買えば揃うが。
そしてダブルオーのプラモ(とくにHG)は出来が非常によいことで有名(色分けは流石に最近のには劣るが)で、それから10年近く立って発売されたビルドダイバーズの主役機ダブルオーダイバーもパーツを流用しているが、同時期の完全新規キットに見劣りしないほどのクオリティを誇る。


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