トライバーニングガンダム TRY BURNING GUNDAM |
登場作品 |
ガンダムビルドファイターズトライ |
型式番号 |
TBG-011B |
全高 |
17.7m(※) |
重量 |
78.0t(※) |
所属 |
聖鳳学園 |
必殺技 |
聖拳突き 疾風突き 聖槍蹴り 蒼天紅蓮拳 旋風竜巻蹴り 流星螺旋拳 弾丸破岩拳 閃光魔術蹴り 波動裂帛拳 鳳凰覇王拳 |
操縦者 |
カミキ・セカイ |
(※)データ上の設定。VSシリーズの公式サイトでは「UNKNOWN」扱いとなっている。
【設定】
ビルドバーニングガンダムを改修したガンプラ。
元々、ビルドバーニング自体がイオリ・セイが作り第12回世界大会に参戦した「スターバーニングガンダム」を改修したガンプラだったが、トライファイターズがサザキ・カオルコとイズナ・シモンの協力のもと、カミキ・セカイが発動する人機一体となる力「アシムレイト」の使用を前提に更に改修した。
一見するとビルドバーニングと変わっていないように見えるが、セカイの戦闘スタイルと、両腕が鳳凰覇王拳放出時に耐え切れず損壊してしまった事を鑑み、装甲や関節部の強化、粒子貯蓄・放出用のクリアパーツの増設、関節可動範囲の向上等、セカイに合わせた強化がなされている。
これにより、拳法家であるセカイの動きに更についていけるようになっている。
また、最終決戦直前に
ライトニングガンダムフルバーニアンおよび
スターウイニングガンダムと関節の規格を統一したことによりパーツの互換性を生み、決勝の延長戦の際に破損部位をライトニング、ウイニングと交換することができた。
【必殺技】
基本的に武器は装備していない為、カミキ・セカイが習得している次元覇王流拳法の技を使用している。
聖拳突き
敵を真っ直ぐに突き抜く正拳突き。
疾風突き
拳を突き出して突進し、プラフスキー粒子による突風を巻き起こす。
聖槍蹴り
上空からの落下によるスピードを加えた蹴り。
蒼天紅蓮拳
錐揉み回転をしながら放つアッパーカット。
旋風竜巻蹴り
機体を高速させ竜巻を巻き起こす蹴り。
流星螺旋拳
手首を回転させながら放つパンチ。
弾丸破岩拳
ウイニングガンダムが変形したウイニングナックルを装着した状態で地面にパンチを叩き込むことにより、地震と突風を発生させる。
ビルドバーニング時代の技でトライバーニングとスターウイニングに改修されてからは使用されていない。
閃光魔術蹴り
上空からの飛び蹴りで敵機の間接部分を狙い、さらに頭部に飛び膝蹴りを見舞う。
元ネタはプロレス技の「シャイニングウィザード」そのもので、名前も単なる和訳である。
波動裂帛拳
地面に拳を叩き付け、炎のエネルギーを発生させる。
鳳凰覇王拳
鳳凰を象った炎のエネルギーを放つ技。
セカイが自分で編み出した技であり、次元覇王流の技ではない。
【原作の活躍】
ビルドバーニングガンダムがニールセン・ラボでの戦闘で中破(自壊)したため、セカイに合わせた改造を行った機体。
ガンプラバトル選手権全国大会から登場し、数々の強敵と激闘。
フィニッシャーを他の機体に譲ることもあったが、攻防ともに大活躍した。
決勝戦ではガンプラ学園の
キジマ・ウィルフリッドの
トランジェントガンダムとの交戦により中破し、ライトニングとスターウイニングのパーツを合わせ、延長戦に挑み、勝利を果たした。
その後セカイは「カミキバーニングガンダム」を制作したため、最終回の一カットを除いて登場しなくなる。
おそらく部室で保存されているものだと思われる。
【操縦者】
カミキ・セカイ
CV:冨樫 かずみ
聖鳳学園の中等部2年生。
両親を早くに亡くし、
どこかで見たような師匠の下、ギアナにてマイナー流派「次元覇王流」(流派
東方不敗ではない)の武者修行を積んでいた少年。
性格はスポーツマンらしく、真っ直ぐな性格の熱血漢で、目上の人にはきちんと敬語も使える社交性もある。
初心者狩りされた後に暴言を吐かれるという状況でも、キレるどころかそこから自分の課題を見つけ全く気にせずそこまで根に持っていない超まっすぐな精神も持つ。
ただし、無礼な相手には無礼で返すという師匠の教えのもと、絡んできた不良を寸止め等の牽制のみで無力化して、偶然通りかかった警官に交番に連れていかれたりもした。
姉ミライのいる聖鳳学園に転校したが格闘技系の部活動がないところにホシノ・フミナから強引な勧誘を受け、ガンプラバトルを始め、ライバルたちと出会い、面白さに目覚めていく。
次元覇王流の修業を積んでおり、それをガンプラバトルに活かすセンスがあったため、格闘戦に関してはラルさん曰く「レイジの再来」と言わしめるほど。
しかし一方で射撃は下手で、止まっている的に中距離からの射撃すら当てられないレベルであり、ガンプラバトルを始めた当初は自分の経験したことのない水中や宇宙空間での戦いも不得手だったが、プール内での特訓により克服する。
ガンプラ及び
ガンダムには知識がなく扱いもぞんざいな時もあったが、SDの
號斗丸を組み上げて対戦して初心者狩りされたり合宿へ向かう車内ではフミナと「
アニメじゃない」を歌ってたりと描写されないながらも少しずつガンダムに触れていると思われる描写が見られ、最終的にはキジマ・シアのサポートがあったとはいえトライバーニングの後継機カミキバーニングガンダムを制作するほどに至った。
ちなみにレイジとは異なり手先は割と器用で、簡単な補修作業くらいなら一人で出来るレベルだが、これもギアナでのサバイバル生活の賜物らしい。
また師匠同様女性にはモテるが鈍感で、作中三人の女の子から好意を寄せられるが気づく様子はない。
一方でユウマと仲が悪かった時に彼が姉に好意を寄せていることに反発するところも見られた。
ちなみにアイランド・ウォーズで偶然押し倒す形になったフミナに赤面してしどろもどろになっていたので、決して無頓着なわけではない。
【原作名台詞】
- 「この女に見覚えはないか」
- 初登場時、無力化した不良に対して、姉の写真を見せながら言い放った。師匠のような発言である。(こっちの人は設定的にパラレルワールドのそっくりさんだが)
- とはいえ、姉は人気モデルなため知っている人も多そうだが。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.2
初参戦作品。原作的には
ガンダムエピオンと同じく射撃兵装…どころか、武装が一切ない機体である。
勿論格闘機だが、射撃武装が聖拳突き(バエルのメイン的な飛び道具)、波動裂帛拳(誘導しながら進む火柱5本)、カミキガンプラ流奥義・鳳凰覇王拳(火の鳥)、ユウマ、先輩呼び出しとかなり豊富。
それゆえ、ゴッドのようなモーションながら実態はバエルに近い。
格闘は各種格闘のほかに4種類の格闘が出せる特格で合わせて9種類とかなり多い。
覚醒技は連撃からの自分が火の鳥になっての突撃「カミキガンプラ流究極奥義・真鳳凰覇王拳」と、最後の火の鳥を単発で放つ「ファイナル・バースト」の二つ。
本作ではユウマのライトニングを筆頭に射撃機体が猛威を振るったため、師匠を始め格闘機は苦汁をなめているのだが、威力、誘導、回転率が良好で打ち上げ強制ダウンの火柱(サブ)や、当たるとスタンするビットor狙撃技のアシストなどひっかけやすい射撃を持つ。格闘伸びと判定が良くおまけに出だしにスーパーアーマーのあるN特格に驚異的な伸びを持つ前特格などねじ込みやすいものが多く、後覚醒技を絡めたワンチャン高火力も備えているため格闘機の中では高い使用率を誇る。
下手をすれば格闘機なのに格闘をしないでもある程度はやりあえるほどだった。
次回作が見えてきたころに火柱やN特格を中心に弱体化がされ、雑に戦える機体ではなくなった。
もっとも、射撃だけで十分戦えたのがおかしいのだが…
EXVS.2 XB
前作の修正よりさらに弱体化され、特に機動力低下にサブが威力低下に加えて炎上スタンになる、前特の補正が悪化などかなりきつい調整を受けた。
そのため前特>覚醒技の前作基本覚醒技コンボの威力が前作よりも50ダメージが減った。
機動力が落ちたた上迎撃武装が強力なため格闘一発入れるのに苦労するようになった。
おまけに、前作で暴れた爆弾戦法のお供のL覚醒がE覚醒と合わさったC覚になったことで相方に渡せる覚醒ゲージが激減(覚醒中に相方の覚醒ゲージを少しずつ増やすため)爆弾戦法は合理的ではなくなった。そもそも間合いに入る前に蜂の巣にされて落とされる可能性が高い。
本作移行にあたり
師匠や
その師匠、バエルやエピオンといった上位コストの純格闘機が強化をもらった反面、低コスト格闘機は軒並み苦しいままであり、下方が著しい本機はその筆頭と言える。
他のメンバーであるユウマは本機同様さらに下方されたがコンセプトと武装の組み合わせが優秀だったため厳しいながらもまだやれる・ホシノ先輩は下方幅が抑え気味+リアルモード推しの調整に加えアップデートで強化された中、本機は控えめに言って非常に厳しく、産廃トップ3の位置を堅実にキープしている。
稼働末期のアップデートにてようやく強化が来たのだが、格闘をなんとか当てた時のリターンこそだいぶマシになったのだが、格闘を入れるまでに関してはそこまで変わっていないので冷静に立ち回りたい。
EXVS2OB
火柱がエクバ2仕様に戻った。誘導は弱いままで各種特格もイマイチだが素直に喜ばしい。
アプデで火柱のダメージが110→
150と大幅強化。誘導等は相変わらずだが事故当てでも大ダメージを見込めるようになっている。
一方でN特の流星螺旋拳が
ビルドナックルのような受け身不可技となり、複数回当てればダメ増だがコンボの〆としては若干弱体化した。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
通常時…上段蹴り二連からの左掌底
覚醒時…ライトニングフルバーニアン、スターウイニングと並んで右手を天に掲げる
敗北ポーズ
V字アンテナ、左肩アーマーがなく、右脚が膝から下が外れた状態(グレーのパーツが消えている)で仰向けになって倒れている。右足は近くに転がっている。
【余談】
ライトニングやウイニングのパーツを装着した最終決戦仕様をガンプラで再現するにはけっこうな手間がかかる。
最近のBANDAI製プラモデルは関節パーツの規格がほぼ統一されているのだが、トライバーニングとライトニングの高さが違うため高さの調整が必要、スターウイニングが普通のHGと規格が違うためアンテナやバックパックをトライバーニングに付けるところで改造が必要、など改修点があまりにも多い。
これを一晩で三機を操作系の違和感なく合体できるように改造したユウマとミナトの技術の高さを窺える。
前身のビルドバーニングについてだが、劇中最初に施されていた
ドムの擬装はHGガンプラで実現可能。
多少の調整は必要なのでブンドド格闘戦はさすがに無理。そもそもセイはどのような経緯でそんな発想にたどり着いたのだろうか。
そして、同様に
ジオニックの擬装を施した
ガンダムが登場し、ビルドバーニングのことを思い出す視聴者もいた。
最終更新:2025年03月02日 12:22