GNアーチャー GN ARCHER |
登場作品 |
機動戦士ガンダム00 |
型式番号 |
GNR-101A |
全高 |
16.9m |
重量 |
30.8t |
所属 |
ソレスタルビーイング |
武装 |
GNバルカン GNミサイル GNビームサーベル GNビームライフル |
搭乗者 |
ソーマ・ピーリス |
【設定】
ソレスタルビーイングの
アリオスガンダム専用支援モビルスーツ。
元々は第3世代
ガンダムとして開発され製造途中で放棄されていたGNY-0042-874 ガンダムアルテミーの素体をベースに、ソレスタルビーイング支援組織フェレシュテのメンバーの手によりアリオスの支援機としてL3の秘密ファクトリーで開発された。
その名残か、あるいは単にソレスタルビーイング製だからか、バイザーの中には
ガンダムフェイスが隠されている。
機体のコンセプトはかつての
ガンダムキュリオス用のテールブースターの発展型といった所で、飛行形態でアリオスの飛行形態と合体することでGN-007+GNR-101A アーチャーアリオスとなり、アリオスの機動力と火力を向上させる。
太陽炉を搭載しておらずGNコンデンサーによる有限動力だが、合体時にアリオスの太陽炉から粒子供給されるため実質的な稼働限界は存在しない。
合体時のGNアーチャーは無人でも運用が可能だが、その場合は戦闘中の分離が不可能となり、アリオスがMS形態に変形できなくなるというリスクもある。
GNアーチャーにもパイロットが搭乗することで戦闘中の分離・再合体が可能となり、より柔軟な戦術展開が可能となる。
また、有人時のGNアーチャーの武装はGNアーチャー側からのコントロールが優先されるため、性能を最大限に発揮するためには両機のパイロットの高度な連携が求められることになる。
後の
ガンダムハルートでは複座型として本機のコンセプトが支援先に含まれる事となった。
【武装】
GNバルカン
速射式小型ビーム砲。
飛行形態時の機首部に2門が内蔵されている。
GNミサイル
背部ブースターに2連装の発射管が左右に4つずつ設置されている実弾兵器。
MS形態でも使用可能。
ブースターは武器保管用のコンテナとしても機能する。
GNビームサーベル
近接戦闘用ビーム兵器。
アリオスや
ダブルオーガンダム、
セラヴィーガンダムのものと同型。
収納箇所や装備数について設定が無いが、ブースター内に2基装備していると考えるのが妥当だろうか。
GNビームライフル
2挺装備するビーム兵器。
MS形態での不使用時は両腰に懸架されるが、立体物では再現されていない。
飛行形態時は銃口が後方を向くため基本的に使用不可。
【原作の活躍】
オーライザーと共にソレスタルビーイングの新戦力として配備されたが、しばらくはパイロットがおらず専らアリオスのテールブースターとして運用された。
その後、成り行きでソーマ・ピーリスがパイロットを勤めることとなり、ようやく本格的に戦列に加わった。
最終決戦ではアリオスや
0ガンダムと共に
プトレマイオス2の護衛に赴くも、長期にわたる戦闘で粒子残量が底を突き、ドッキングする暇もなしに
ガガの特攻を受けて大破した。
【搭乗者】
ソーマ・ピーリス
CV:小笠原 亜里沙
地球連邦軍独立治安維持部隊アロウズの元パイロットの超兵。
アロウズの一員として
アヘッド・スマルトロンに搭乗していたが、「マリー・パーファシー」としての記憶と人格を取り戻した後は機体を放棄し、実の親同然に慕っていた
セルゲイ・スミルノフに別れを告げてアレルヤと共に
プトレマイオス2に乗船。
アレルヤの意向もありしばらくは戦闘には参加しなかったが、ブレイク・ピラー事件ではGNアーチャーに搭乗してピラー破片の破砕作業を行うも、アンドレイ・スミルノフが実の父であるセルゲイを殺害する光景を目の当たりにしたショックで心を閉ざしてしまい、ピーリスの人格が再び表に出てくるようになる。
セルゲイを殺したアンドレイを敵視し、彼の
アヘッドに斬りかかるなど戦闘にも積極的に参加するようになるが、イノベイド勢との最終決戦時に
刹那・F・セイエイが起こしたトランザムバーストによりマリーとしてアンドレイと対話し、彼と和解する。
最終決戦後はアレルヤと共に
プトレマイオス2を降り、巡礼の旅に出た。
【原作名台詞】
- 「私の中のソーマ・ピーリスがこう言っています。「あなたの娘になりたかった」と。」
- アレルヤに着いて行く事を決めた後、父同然の存在でもあったセルゲイに対しての別れの言葉。
- 「これは戦いじゃないわ…命を守るための!」
- ブレイクピラー事件の際に、自らGNアーチャーに乗り込み破片の除去作業に加わる。
- 「何故だ…何故大佐が死ななければならない…あのジンクス…アンドレイ少尉の…殺したというの…実の父親を…」
「私が欲しくても手に入れられないものを、何故そう簡単に捨てられるの…どうして…」- ブレイクピラー事件後、アンドレイがセルゲイのティエレンを撃墜する光景を目の当たりにし、ショックから再び「ソーマ・ピーリス」へと戻ってしまう。そして、自分が求めていても手に入らなかった「家族」を簡単に捨てたアンドレイを憎む。
- 「“マリー”でいい。そう呼びたければそれでいい。」
- 最終決戦での出撃前に、ソーマ・ピーリスとして声を掛けたアレルヤに対して。
- 「どうして分かり合おうとしなかったの?」
「自分のことを分かって欲しいなら、なぜ大佐のことを分かってあげようとしなかったの? きっと大佐は、あなたのことを思ってくれてたはずよ。」- ダブルオーライザーのトランザムバーストの中でアンドレイと対話。アンドレイの心情を知ったピーリスは、セルゲイが最後までアンドレイを息子として思い遣っていた事を伝える。
この言葉を聞いたアンドレイは、セルゲイが機体の爆発に巻き込まれないように突き放した事を思い出すが、あまりにも遅すぎたのだった…。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.シリーズ
アリオスガンダムの武装アシストとして登場。
従来のアシスト武装とは異なり常にアリオスに随伴し、アリオスの攻撃に合わせて一緒に攻撃する。
特格コマンドで単独での攻撃も可能であり、アリオスの弾幕能力、継戦能力を支えている。
変形時はアリオスと合体してアーチャーアリオスとなる。
耐久値が無限らしくまず破壊されない、永続追従アシストの第一号となった。
ちなみに初登場の家庭版EXVS参戦当初は
GNアーチャーが二体に分裂するバグが存在していた。
きっちり追従攻撃し、銃口補正もかかると一応凶悪なバグではあるが、再現には覚醒を使用するのでリスクは高く、ここまでやっても当時のアリオスがコスト1000なので熟練プレイヤー相手ではそこまで脅威にならないとネタの域は出ない。
原作から逸脱しているのに原作の強さに近づいたという珍妙な意見も
当然FB以降は修正された。
最終更新:2024年06月09日 09:21