【あらすじ?】
18m以上の巨大兵器であるモビルスーツ(MS)が初めて実戦投入された一年戦争(ジオン独立戦争)。
双方が総力戦となった中、既存兵器を圧倒する性能とあらゆる条件の戦場への適応力、そして人類史上類を見ない18m級の人型兵器同士の戦闘を通じ、両陣営共に試行錯誤が繰り返され、その中で多数の機種が生み出され、そして消えてゆくこととなった。
【作品解説】
モビルスーツバリエーション(英字は上記)の略で、ガンプラが爆発的なブームになったのはいいが、作品内に登場したMSの大半をプラモデル化してしまい、限界が見え始めていた。
そこで、技術の進歩と戦場の変化によって珠玉混合多数の兵器が生み出され、また消えていった第二次世界大戦のように、本編に登場する機種以外にも実際は多数の機種が生み出されたと考え、バンダイとサンライズが組んでMS黎明期に開発されたであろう試作機(先行試作機の他、廃案や開発中止を含め)・既存機体の発展機・局地専用機・現地改修機を生み出し、プラモデル化するプロジェクトを開始した。それが本プロジェクトである。
また、
ガンダム本来の構想を記した「トミノメモ」に登場した機体もビジュアル化し、最近の映像作品としては、
ジュアッグとゾゴックが
機動戦士ガンダムUCEP4に登場している。
要するに商業的な理由で誕生した企画だったが本編に登場しないものでも売れるという構造を生み出したのは
ガンダムのシリーズとしての成功を決定づける一つの大きな要素になっただろう。
本プロジェクトから多数の機体(MS、MA、艦船問わず)が生み出され、外伝などの映像作品に登場することで公式化。後続作品でもZ-MSVやSEED-MSV等、本編では語られなかった兵器開発の系譜を体系化することに成功し、
ガンダムの世界観に奥行きを与えることに成功した。更にSEED-MSV以降は、MSVや外伝と本編が最初からリンクされて作られている。
また、真紅の稲妻「
ジョニー・ライデン」や白狼「
シン・マツナガ」を筆頭に、連邦・ジオンを問わず多数のエースパイロットが登場することとなり、現在も高い人気を得ている人物も多い。
【VS.シリーズ登場勢力】
ジオン公国軍
- MSV出身の有名パイロットはEXVSシリーズにも登場したジョニー・ライデンとシン・マツナガだろう。それぞれ外伝の漫画作品があるほどで、連邦側にはこの2人に匹敵する知名度のキャラクターはいないと思われる。
地球連邦軍
- ジオンと比べると若干MSVの数が少ない。本編でもMSの開発は遅れをとってた設定だし、本編に登場したMSの数もジオンの方が多いからそのバリエーションとなるとジオンの方が多いのはやむを得ないのかもしれない。またガンダム試作4~7号機の様にMSV初出のものがゲーム等に登場している。これを考えると「どこからどこまでがMSVか?」という問題が出てくるのだが。
- 有名パイロットはテネス・A・ユング、アムロを超える撃墜数で一年戦争時の連邦の撃墜王と言われているが謎の多いパイロットである。
【ガンダムVS.シリーズにおけるステージタイトルとの関連】
- 真紅の稲妻(フルブーストミッション)…ジョニー・ライデンの異名
- 白の群れ(フルブーストミッション)…マツナガ専用ザクを含む白い機体と戦うミッション
最終更新:2023年10月10日 19:10