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*第44話:闇の娘・後編 (2007/12/23)
**登場人物
書きかけ 煽り文句付きw
#blockquote(){***”天才”ハルシオン
「なぜこれしきのことに耐えられぬ。」「君は俺の成したことが無意味だというのか?」「私は失敗などしていない。」
***タタル
ハルシオンの弟子?副官?信奉者?
「ハルシオンさまはこういわれた。」「影の分際で。」
***”神の名を持つ女”メガエラ
ハルシオンの恋人。「(鼻で笑って)そんな話は聞き飽きたわ。わたしが不幸なら不幸なのよ。」「そんなものいらないわ。」
***”残された女城主”
「なぜ私はひとりぼっちなの?」「なぜ私はここにいるの?」「誰が私を殺したの?」
***”人失いしもの”クルーニ
ハルシオンの創り出した「新たな人」。
***”クルーニの母”タルト
***”不幸な”ジゼラ
「私からオーランスを奪らないで!」「私からカレルレンを奪らないで!」「私から・・・なにもかも奪らないで。」
「メルキュール、死ぬの?そう。死ねばいいのよ。」「セラキアから奪わなければ、私が成す資格はない。」「だって、ふたりとも大好きなんだもの。」
「なんでこんなことになったんだろう。
私が悪いの? 何が悪かったんだろう? ‐‐誰が?」
***”瑕痕”メルキュール
エルフは彼女を”割れた杯”と評した。
「(探さずにいられるほど、満ちてはいません
不幸だというほど、諦めてもいないのです。)」
***”光輝なる”フォルカット
「ヒルムの栄光を試すにはよい相手だ。
だが、我等が敵は果たして彼奴等か?」
***”白痴王”ガルフザール
ザール難民を評議長として率いる。王権を保持していないし主張するつもりもないが、なぜか周囲は「王」と呼んでしまうことが多い。
「難しくてよくわからないなぁ。
そんなに気にしなくていいと思うんだけどなぁ。」}
**ログ
〈メルキュール編〉
闇の季、30
(前日の続き)
「暖炉の部屋」で、ホストとホステス、ゲストとの会話が続く。
バナ「この部屋にあるものは、あなたがすべて望んで与えられたものなのか?」
タルトが女城主(メガエラ)の姿に変わる
メガ「ここ?」広い出窓からの風景。荒涼とした大地が広がる。
メガ「そうねえ…もうなんにも残ってないわ」
バナ「なぜ失ってしまったのか」
メガ「(憎悪とともに)誰が奪ったのかしら。
『誰が私を殺したの?』(各自、いろんな人から言われる)
セラ「北東のほうにクルーニを向かわせたのはあなたが望んだこと?」
タル「クルーニに神はいない。いま、今、私たちは人を取り戻す!」
バナ「あっちで正しいのですか?奪ったものへの対処もなくては、いつまでも同じことの繰り返し」
ハルシオンがホスト席に現れる。
ハル「私は失敗などしていない!(マジレス)」
ハルシオンは語り始める。若きころ天才魔道士だったハルシオン。自ら開発した新人類である
クルーニを完全なものにするため、恋人だったメガエラに協力を求める。メガエラの返事はつれない。
『ハル「きみはこれに価値がないというのか?」
メガ「そんなものはいらないわ
私はそんなものになりたくないわ」
ハル「新人類のすべての母だぞ」
メガ「バケモノの苗床ね」』
バナ「今、あなたはどこにいるのですか?」
メガ「私は一人、城に捨てられているのでしょう」
セラ「ハルシオン、あなたは今、メガエラにどうなってほしいのですか?」
ハル「彼女はよくやってくれているよ」
セラ「今後もそれを望むと?」
ハル「いや、うまくいっているよ、うまく」
バナ「なにか協力を?できることはありますか?」
ハル「なぜ、私以外はこれしきのことに、耐えられぬのか。」
バナ「あまり決め付けるのはどうかと。あなたにもできぬことはあるでしょう?
たとえば、この手のひらに小物…が出せる人とか
剣はうまいとか、踊りは得意だけど歌はヘタとか…」
ハルシオンが消える。
メガエラの席にいつの間にかグラニィがいる。
グラ「影の癖に」
アイ「あなたは、影ではないのか?」
タルトの姿になる。
部屋の中の恐怖が徐々に増大するのを感じる。
暖炉の上に置かれた「闇の壷」からかすかに人の声が聞こえる。
一刻の猶予もならない。セラキアがタルトの気を引くなか、カレルレンはジゼラを介抱する振りをしながらそっと壷に近寄る。
中から人の声がかすかにきこえる?
バナリオン、〈精霊交信〉で壷に呼びかける。
アイアンは〈真なる瞳〉で壷を見る。
バナリオン、蓋を開く。
壷からは青い魂の玉がひとつ浮き出る。タルトの魂のかけら。
バナリオンは魔精で掴み取る。
「暖炉の部屋」が解体する。
気がつくと、ベタベタした漆黒の黒いものの溜りに全員倒れ込んでいる。
見上げると、そこは先ほどまでいた玉座の間の堀の中だった。
堀の縁に「グラニィの杖」を抱えたタルトが立ち、こちらを見つめている。
杖を振るい恐怖を振りまくタルト。
それをかいくぐり、セラキアの肩を借りて堀を這い上がった
アイアンホースが、クランスを振りかぶりタルトに打ちかかる。
足を滑らせ転倒するタルト、それに畳み込むアイアンホースの一撃はタルトの口蓋に突き刺さり、頭蓋骨を床に縫いつけた。
一瞬の後、その屍骸から、「恐怖」が噴出し、廻りの人間に襲い掛かる。
抵抗しきれなかったセラキア、ジゼラ、メルキュールが酷いダメージを追う。
耐えたセラキア、バナリオンのとっさの判断で一命を取り留めたジゼラ、
しかし恐怖に耐え切れなかったメルキュールはこときれた。
タルトの左手の指輪は、アイアンホースが取ろうとすると消えてしまった。
恐怖の杖は白トロウルが欲しがったが、一旦バナリオンが預かった。
サールトの玉座の下から王家の宝(血に濡れた穂先と鏃、指輪)をおさめた小箱が見つかった。
タルトの外骨格の腹部に「ブルーフェースの印」が見出され、アイアンホースがそれを薄く剥ぎ取った。
バナリオンは、堀に溜まった黒い溜まりを、壷の中に入れた。
メルキュールの亡骸を目の前に、呆然とする人々。
うつろな目で無言のバナリオンに
「あんたが本当に望むなら、私の魂を削って助けてもいい。」
とセラキアが言う。
「頼む」と言葉みじかに言うバナリオン。
「私からも頼む」とアイアンホースが土下座した。。
「あなたはやるべきことをやった、罪を感じる必要がない。」セラキアは返す。
「いや、私の責任だ。」
そのとき、思いつめた顔をしたジゼラが割り込んだ
「(アイアンに)そうね、あなたは〈死〉だもの。あなたは悪くない。
殺したのは・・・私。
だって、知っていたもの。」
そして、セラキアに言う。
「風の剣を、ちょうだい。」
手を差し出す。その目は冗談ではない。
「・・・渡すつもりはないわ。欲しいなら私から奪い取りなさい。」
「なら、取り戻すわ。」
ヒルトに手をかける二人。
「あなたにやらせるわけにはいかないの。」
「私はあなたとの(グリフィン山での)誓いを破るわけにはいかない。」
「あなたにはやらせるわけにはいかないの。」
「いまここで、こうしなきゃならないことなの?」
「・・・勇気が、なくなるから」
「なにをする気なのよ」
「・・・」
無言。
抜剣する両者。
ジゼラは〈飛翔〉でふわりと舞い上がり、立ちふさがるアイアンホースを飛び越え、セラキアを襲う。迎え撃つセラキアは重い刀身を振るい、ジゼラの剣を叩き落とす。
戦いを離れて見守るバナリオン。
剣を落とされたジゼラはセラキアの懐に飛び込んで、格闘に持ち込もうとするが、そこで追いついてきたアイアンホースに羽交い絞めにされる。
そこで気迫が続かなくなり、ジゼラはへたり込んでしまう。
「なぜ止めんのよ」とセラキア。
「こんなに(ジゼラに)大事に思われているのに、いい加減にしろ」怒鳴りつけるアイアン。
バナリオンはやおらにジゼラに近寄ると、パンと頬を張った。
「そんなことをしても、だれも、よろこばない。
やりたいことはわかるけど、そんなことを認めるわけにはいかないよ」
結局、アイアンとバナリオンが間に入り、戦いは決着せずに終わった。
岩にしょんぼりと腰掛けるジゼラ。
隣に並んで、セラキアが座った。
ジゼラはメルキュールを恨んでいた。
彼女はバナリオンをジゼラから奪った。
彼女が死ねばいいのにと思っていた。
闇の娘の砦で、メルキュールが死んでしまうだろうことをジゼラは予見していた。
しかし、何もしなかった。
見殺しにして、その亡骸を目の前にして、後悔の念が押し寄せた
(※このことは、ジゼラがしゃべったわけではないかバナリオンが人間知識で見抜いた。但し、彼はそれは他人に伝えていない)
そして、ジゼラが思い出したのは、島に伝わる神話の一説。
オーランスが冥界に降り、死んだチャラナアロイを救い出す逸話。
しかし、その代償として、敵と刺し違えてオーランスは死んでしまうという話。
それをセラキアにはやらせられない。
だから、セラキアから風の剣とオーランスのポジションを取りもどし、身を賭してメルキュールを
救いに行きたいと考えた。
「メルキュールを、救いに行かなきゃ・・・」
うつろな表情で呟くジゼラ。しばしの沈黙の後、セラキアが言う。
「・・・その想いは、私に預けて。
お願い。」
「・・・。」ジゼラはあきらめたように首を振るだけだった。
〈ライノカーク編〉
闇35~40
ライノカークの所在地:ニューホープ 行動:人類強化研究中
闇42
夜中、ライノカークを訪ねてきたタタル。
彼はライノカークを見て言う。
「・・・このような、小さな器では不足でしょう?」
ライノカークは鼻を鳴らす。
「何がいいたいかさっぱりだな。」
「あなたの力はもっと強くなっていただけなければ。」
タタルは小さな薬瓶をテーブルに置いて消えた。
闇43
朝、ライノカークは残された瓶を調べて、飲み干した。
それは「気合増強薬」だった(WILL貸与、魔術技能に+100%)
昼、ガルフザールに呼ばれ出向くライノカーク。
「船が帰ってこないんだけど・・・」
ヴェルディ号は闇36にニューホープを出航し、ブルーソウルに向かった。闇41頃に帰港する予定だった。
「なんかまずいよねー、東に行こうか。
先生、なんか東へ行った方がいいことあったっけ?」
「いや。いま冬だし。」
「そうだけど・・・うーんなんかヤバス。」
根拠ないが、危険を予見しているらしい王は、側近達を呼んで言った。
「出来れば内陸に移りたいんだけど。」
「なんでですか」
「あー、おつげがあったから。ちょっと移動しようか」
「ちょwおま」困惑する側近たち。
〈メルキュール編〉
闇30続き
メルキュールの亡骸を、バナリオンがポケットに仕舞おうとするが、強い抵抗がありいれることが出来ない。
異変を感じたバナリオンは、無理に突っ込むのをためらう。もしかしたらなんらかのクエストが続行しているのかもしれない。
エダニス泉に行けば、なにか道が開けるかもしれないと考えた一行は、砦を後にし東に向かう。
闇39
オーランスの聖祝日。異変が起こる。礼拝儀式ができない。
ゴーラントに尋ねると、彼は言った「オーランスは死んだ!」
セラキアは、ここが神話的な分岐点であることに気づく。
今日この時を逃せば、メルキュールは永久に取り戻せないかもしれない。
彼女は、地界への探索行を企てる。
再演の鍵は、ジゼラが語ったこの地に伝わるオーランス(実際にはその子供達の一人らしい)の神話の通り。
だが、彼女が危惧していたように、神話はチャラナが生還する代わりに、オーランスが帰って来れないという代償を払わねばならないことになっている。
当たり前に再演すればそうなる可能性が高い。
セラキアは、今ここで死ぬわけにはいかなかった。
再演の改変を試みるのか?
冷静に考えれば、それは魔術的にも、そして倫理的にもとても危険な行為。
だが、セラキアは頭にひどく血が昇っていた。
彼女のランカーマイとしての儀式魔術に関する研究成果が役にたった。
(儀式知識による改変作業:達成値20まで積み上げ)
主な改変のポイント:
・オーランスは剣一本で地界に→装備品一式と共に
・オーランス一人で地界に→3人(セラキア、ジゼラ、バナリオン)
・とりあえずチャラナもオーランスも共に生還できること
「オーランスは一人で行った。」
「あんたは私と一緒にいくのよ!
・・・私を助けて。お願い!」
儀式への参加を拒むジゼラの手をセラキアはぐっと握り締めて引き寄せた。
儀式が始まる。
地界への案内人を勤めるアイアンホース。
探索者の前で、彼の真なるを見抜く瞳と共に、剣を振りぬく。
がくんと膝をつき倒れ伏すセラキアとジゼラ。
だが、魂の力がとてつもなく増大していたバナリオンは死なず、探索行に入れなかった。
(※アイアンのPOWは高いが、それよりずっと高いバナリオンには致命傷にならなかった)
セラキアとジゼラの亡骸は包まれ、メルキュールのそれと共に、5人のオーランスずの手によって運ばれることになった。
〈ライノカーク編〉
全島が異変に見舞われ始める。
闇39
不意に風がやむ。そして急激に気温が下がり始める。
闇40朝
湖の表面が凍りつく。これまでのどの冬より寒くなるがさらに気温は下がり続ける。
ついに、ライノカークの主導で住民全員の脱出行がはじまる。
西方からやってくる冷気から逃れ、東方に向かう。
生き残っていたヴォタンクの民と協同し、犬ぞりを活用する。
闇44夜
グリフィン山の方向に、天から落ちる眩い光の柱が見える。
〈アイアンとバナリオン編〉
闇40
一行はエダニヒ河口付近に達する。
バナリオン、白トロウルの頭を通して、〈精霊交信〉で白カイガーリートールと会話。寒さの本体は西から来ることが分かる。
闇50
西の地平線になにかが見える。凍った湖面に冷気から逃げてくる人々。
闇52
王旗を立てたニューホープの脱出行の集団だと分かる。犬ぞりや病気の人々も見える。
アイアンの一行とは合流せず、並行に進む。オーランスずの一人(シッコ)が伝令に出る(53日に到着)
逃げ遅れた獣の群れを狩り、19頭しとめる。食料として、脱出行の集団に渡す。
闇54
ヒルムの聖祝日。東から太陽が昇らず、代わりに西から〈黒い太陽〉が昇り、中空に達すると止まる。
アイアンホースの目には、「闇のルーン」の周りに巨大な黒い蛇がまきついているのが見えた。
バナリオン、幽体化して周囲の偵察に出る。ニディクを運んだ3体の巨人が、南西の方からグリフィン山の方角に歩いてくるのを発見。時速6.2km/h。巨人は全身を混沌に侵され、体表からゴープやブルー等を撒き散らしている。
このまま進むと脱出行の集団と鉢合わせすることを知ったカレルレンは急いで戻り、危機を知らせる。
一行は巨人の進路を迂回するよう移動し始める。
タタルがバナリオンに接触してくる。
「手助けを?」「何ができる?」「戦闘補助魔法」「またあおう」
〈ライノカーク編〉
闇56
エダニヒ河口そばを巨人がニアミス。通り過ぎる。バナリオンの一行はその後を追う。
エラップが現れる。「ライノ先生ではないですか。師匠(バナリオン)に会いたいんですが・・・」
バナリオンたちが先行していることを聞いたエラップはのろしを上げる。
エラップはPOWを1点捧げて、バナリオンの信徒となる。
エラップは情報を伝える。「『竪琴』は、物ではなく、行為では?」
バナリオンの一行とライノカークの脱出民が合流する。
その夜、西の方からヒルムの大司祭とガルフザールの一行が現れる。
大司祭のランタンはカバーが外され、巨大な炎の柱となっている。
彼らはまるで地の底から吹き上がったかのような厳しい冷気に追われるように逃げてきたと語った。途中半分は凍死し、残ったのはわずかに30人ほどだった。
アイアンホースは、やむを得なかったとはいえ、養女である
タルトを自分の手で殺めたことをライノカークに話し、謝罪する。
「しかたなかったでしょう」ライノカークは答える。
タルトの体表から得た「ブルーフェイスの印」をアイアンから受け取ったライノカークは、そこから闇の力を本来あったところ戻す方法を解明する。
ライノカークの示唆により、バナリオンは壷の蓋を取り、グラニィの杖を突っ込んでかき回す。壷の中の黒いものが次第に形を取り、手を入れてみたバナリオンは、それが「心臓」であると気づいた。
「今こそ契りを果たそう」
彼は心臓を取り出し、白トロウルの胸に押し込んだ。
白トロウルの身体はみるみるうちに暗黒に染まり、体躯もどんどん大きくなる。口から牙が生え、そして白トロウルは「女王種トロウル」になった。
彼は復活の手助けに謝意を示し、これからどうするのかという問いに、地界に戻りトロウルの復権を果たすと語った。
*メルキュール救出クエスト(ダイジェスト)
**Scene 0:〈儀式の開始〉
闇の39日、儀式が始まる。
セラキア、ジゼラ、バナリオン、3人の探索者を、フマクトの代理人アイアンホースが「斬り」、地界への入口を開く。
倒れ臥すセラキアとジゼラ、しかしバナリオンはその高い魂の力ゆえ傷ついただけで死ななかった。
**Scene 1:〈スティクスの岸辺〉
『彼』」は水の中から頭を出し、暗闇の岸辺に上がる。なにも思い出せない。
「ここは・・・どこだ?」
「私はだれだ?」
『剣』も彼の名前が思い出せない。だが、なにを言うべきかは知っていた。
「主よ、あなたは探索するもの、そして戦うもの。
探すがよい。あなたを知る人を。」
『彼』は歩き始める。
**Scene 2:〈彷徨〉
『彼』は自分の居る場所を知る為彷徨う。道を探し、出会った人に話しかける。
■使用技能:
〈捜索〉> 成功J、〈視力〉>成功J、〈自国語会話〉>HP使用(1)
**Scene 3:〈門番との戦い〉
『彼』は死の国の王の館を目指す。立ちふさがる門番を蹴散らして中に入る。
■使用技能
〈1H剣攻撃〉>効果S、〈盾受け〉>効果S
**Scene 4:〈死の王の謁見〉
館の中で、『彼』は死の国の王フマクトに出会う。「何者だ?」
王は、彼が既に死んだ存在であり、死者の魂はあるべきところへ行くという掟に従うよう言うが、『彼』は納得せず。
掟に従わないことを宣言しその場を去る。
王の追手がかかる。『彼』は〈闇のサンダル〉で相手を撒き、館を脱出する。
■使用技能
〈雄弁〉(達成値積上げ目標5)>成功S、効果S、成功S、成功S
〈POW抵抗 20〉>HP使用(2)
■使用呪文(神性呪文は全て1回限りとなる)
〈Darkwalk〉×1 S
**Scene5:〈館からくすねる〉
『彼』は死の王の館のから逃げる途中、宝物殿に忍び込む。
〈真実の松明〉をかかげ、目をつけた宝をその手に掴み取る。
■使用呪文
〈Analysis Magic〉×1 S
**Scene6:〈地界を旅し、今起こっていることを見出す〉
旅路の途中『剣』はこの地界で起こりつつあることを幻視する。
・地界の上方から塔が下に向かって伸びてくる。耳を澄ますとガンガン、ゴゴコゴという工事中のような音が聞こえる。ドワーフの建造物のようだ。
・斜面に腐った森。犬の群れと一人の人間が降りてくる。
・地面を食べながら降りてくるトロウル。
いま、同時多発的にいろいろな探索行が行われていることを悟る。
■使用技能
〈視力〉効果 S (ロール11,70)、〈聞耳〉成功 S
〈儀式知識〉ロール82,82,01 S
**Scene 7:〈チャラナアロイとの出会い〉
ある静かな平原。『彼』は見たことのないものをみつける。
『土』『水』『火』
これをどうするべきか?
スリコギですりつぶし、かき混ぜるべき(カルト知識)
そして、「彼女」が組み上げられた。
果てなく続く闇の中で、彼は彼女を形作る嵐であった。
■使用技能
〈鉱物知識〉>HP使用(3)、〈世界知識〉>成功 S、〈世界知識〉>成功 S
〈カルト知識〉>HP使用(4)
**Scene8:〈チャラナアロイとの会話〉※2
彼 「お前は俺が作ったものだ」
彼女「私は『 』に壊されたものです。
あなたは何故ここにいるのですか。」
彼 「知らんが帰る道を探しているんだ 」
彼女「どこへ?」
彼 「俺をこんな目に合わせたやつを叩きのめしてやろうと思って。
お前は何をしていてどうしたいんだ。
彼女「私はあなたを癒すためにいるのでしょう。」
(主題の転回)
彼女「どうしますか?『 』よ。」
彼 「俺は癒されなければいけないのか。」
彼女「なにを為しますか?」
{彼 「俺は『×××』を取り戻すべきだ 」
彼女「『×××』とは何ですか?」
彼 「『×××』とは『○○○』だ。『○○○』とは『△△△△△△』ることだ。
彼女「あなたはここにいるべきではないのでしょう。その道を探しましょう。 」}
彼(ジゼラ)は自らの回答を、剣(セラキア)から隠そうとするが、セラキアは聞き耳を立てた。
ジゼラ「私は『基準』を取り戻すべきなのです 」(聞き耳にHP1消費)
彼女 「『基準』とは何ですか?」
ジゼラ「『基準』とは『愛したもの』(聞き耳にHP1消費)
『愛したもの』とは・・・・・・」(聞き耳にHP1消費)
ここで、ジゼラは内面の傷を隠そうとするが、隠し損ねてその拍子に逆流して溢れだす〈96ファンブル)。セラキアは奔流に流されそうになる(抵抗00ファンブル)が、必死に自分に言い聞かせて(雄弁05)押しとどめる(HP4消費)
何が起こったか認識できない〈浄化00ファンブル〉〈儀式知識31〉
話は続く。
彼女「なぜそれは、失われたのですか」
彼 「俺が殺してしまったしまったからだ」
彼女「まあそれはとりかえしのないことを」(縁が解消できない状況)
彼 「俺たちはどうするべきなのだ」
彼女「明かりをたどりましょう」
**Scene 9:〈悔恨の巡礼〉
彼女の先導で、心中に存在する後悔の記憶を巡り道は続く。
(ジゼラ、セラキア、それぞれの後悔めぐり)
セラキアは、この儀式が想定時間を大幅にオーバーしており、いつのまにか本来の儀式深度よりずっと深みにはまってしまったことに気づく(1/5空間→1/20空間)※3
彼女「ここかな?」
場面が展開する。
**Scene 10:〈贖罪〉
小さな家のシーン。
3人の演者。
「愛する女を殺された男」
「殺されて倒れ臥した女」
「殺した男」
「殺した男」はジゼラ、「殺された女」はメルキュール。
殺した男が持つ剣はセラキア。
剣を抜き、打ちかかってくる「殺された男」に応えて打ち返す「殺した男」。
一対一の戦いが始まる(技能1/20)
「剣」が「殺した男」に援護の呪文をかけると、全く同じ呪文が「殺された男」にも現われる。
7回打ち合うが、お互い傷を与えられない。
8回目、「殺された男」の一撃が「殺した男」の腹を切り裂く(77/01)
倒れた男に、「剣」がHealWoundsをかけるが、
9回目、「殺された男」のとどめの剣が「殺した男」の首を刎ねて(77/01)「殺した男」は絶命する。
(ここで「剣」=セラキアは神性介入(POW-1)、「殺した男」=ジゼラの回復を望むが受け入れられず、セラキアはジゼラに成り変わることを望む。
介入により最後の瞬間のシーンは「すりかえられ」、9回目の一撃は受け止められ「殺した男」は無事。受けた「剣」は折れ、傍らに捨てられる。)
「殺した男」の反撃。
(彼女はこの場面からの脱出に必要となる代償=20ポイントを積み上げる。※4
HPの残り・・・8ポイント
戦いの中で技能成功・・・1ポイント
彼女の神性呪文使用・・・11ポイント)
「殺した男」の剣が、「殺された男」の腹を貫いた瞬間、
「殺した男」は自分の腹に剣が突き刺さっているのを感じる。
「殺した男」は「殺された男」が自分自身の償うべき罪であったことを知る。
(罪を殺し、罪に殺されることで、男は女から奪った「生」を女に返し、償いを果たす。女は生き返ことになる)※5
**Scene 11:〈チャラナアロイの蘇生〉
地上では、チャラナアロイの4人の探し手の一人、北東に向かった者がもたらした白い石に導かれ、はじまりの地に向かったバナリオン達が、行方不明だったメルキュールの子を見出す。
ブルーソウルに戻った子がメルキュールに触れると彼女は目を覚ます。
生き返った「女」=チャラナアロイ=メルキュールは、死んだままのセラキアとジゼラの蘇生を試みる。
(ちょっとファンブルして一時大変なことになりかけるがバナリオンの手助けでなんとかする)
**Scene 12:〈チャラナアロイの再降下とオーランスの帰還〉
再び地界に下るメルキュールは、膝を抱えうずくまる小さな子供の姿になった彼女を見出す。
犯してきた罪深さを自覚し、自己の全て否定して自閉する彼女に、メルキュールは慰めの言葉をかけ、顔を上げ、新たな視点と自己の価値を見つけるように説得しはじめる。
「彼女」はジゼラの立場を演じたセラキアだったが、メルキュールは彼女を「ジゼラ」と認めていたので、他者の眼差しにより「彼女」はジゼラに成り変わっていった。
自己を消されてしまう危機に直面してセラキアは「目覚める」(レジスト02)※6
その結果、メルキュールの説得はジゼラに対するのと同時にセラキアに対するものともなり、結局、セラキアはいくつかを否定して自己を守り、いくつかを受け入れ自己を書き換え、そしていくつかはジゼラになった。
説得が終わり、メルキュールと彼女は地上に帰還を果たす。
**Scene 13:〈儀式の完結〉
セラキアには「殺された男」との対決の顛末で死んだ以降の記憶がない。
ジゼラも生き返ったが、様子がおかしいことにバナリオンは気づいた。
メルキュールは知っていたが、話さずに泣いた。
結局セラキアがジゼラがアラインマーヤであったことに気づいたのは、アイアンホースがジゼラと抱き合い再会を喜び合ったときだった。
アラインマーヤがジゼラの仮面をかぶったのがいつだったのか、セラキアにはわからなかったが、わかったことが少なくとも二つあった。
セラキアがジゼラ自身の為と思って無理やり儀式に連れて行ったのは、アラインマーヤであったという愚かしい事実と、ここに居るのはジゼラの仮面をかぶったアラインマーヤで、本当のジゼラの魂は彼女が死んだ深い井戸の底に永久に置き去りにしてきてしまったということ。
そしてその認識とともに、全ての結果が確定し、儀式が完結した。
**注釈:
※J・・・ジゼラが技能ロール、S・・・セラキアが技能ロール
HP使用・・・神話改変の技術により、あらかじめストックされたポイント。今回セラキアは20点ストックして探索行に赴いた。技能の場合自動成功扱いとなる。探索行からの帰還のために必要な代償としても使う。
※1セラキアが勝手に追加した本来の神話にない横道。技能は全て1/5
※2探索行で最も大切な主題は神話で明かされず、従ってセラキアのシナリオにもこの先なにがあるかは書かれていない。
※3深みに落ち込んだ理由の一つは「アラインマーヤがジゼラにとりついていたから」アラインマーヤはこういう懺悔巡礼の儀式に強く入り込む性質があるらしい。
※4予定なら脱出に必要なのは5ポイントだったが、深みに落ち込んでいた為20ポイントになった。
※5最後の敵は、自分自身であると同時に地界の門番であり、門番を倒すと自分も死ぬのでオーランスは決して自力で生き返ることができない。そしてチャラナアロイは門をひそかに抜ける秘密を知っている。
※6少なくとも儀式が完結するまで、この部分の記憶はセラキアにはないようだ。
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*第44話:闇の娘・後編 (2007/12/23)
**登場人物
書きかけ 煽り文句付きw
#blockquote(){***”天才”ハルシオン
「なぜこれしきのことに耐えられぬ。」「君は俺の成したことが無意味だというのか?」「私は失敗などしていない。」
***タタル
ハルシオンの弟子?副官?信奉者?
「ハルシオンさまはこういわれた。」「影の分際で。」
***”神の名を持つ女”メガエラ
ハルシオンの恋人。「(鼻で笑って)そんな話は聞き飽きたわ。わたしが不幸なら不幸なのよ。」「そんなものいらないわ。」
***”残された女城主”
「なぜ私はひとりぼっちなの?」「なぜ私はここにいるの?」「誰が私を殺したの?」
***”人失いしもの”クルーニ
ハルシオンの創り出した「新たな人」。
***”クルーニの母”タルト
***”不幸な”ジゼラ
「私からオーランスを奪らないで!」「私からカレルレンを奪らないで!」「私から・・・なにもかも奪らないで。」
「メルキュール、死ぬの?そう。死ねばいいのよ。」「セラキアから奪わなければ、私が成す資格はない。」「だって、ふたりとも大好きなんだもの。」
「なんでこんなことになったんだろう。
私が悪いの? 何が悪かったんだろう? ‐‐誰が?」
***”瑕痕”メルキュール
エルフは彼女を”割れた杯”と評した。
「(探さずにいられるほど、満ちてはいません
不幸だというほど、諦めてもいないのです。)」
***”光輝なる”フォルカット
「ヒルムの栄光を試すにはよい相手だ。
だが、我等が敵は果たして彼奴等か?」
***”白痴王”ガルフザール
ザール難民を評議長として率いる。王権を保持していないし主張するつもりもないが、なぜか周囲は「王」と呼んでしまうことが多い。
「難しくてよくわからないなぁ。
そんなに気にしなくていいと思うんだけどなぁ。」}
**ログ
〈メルキュール編〉
闇の季、30
(前日の続き)
「暖炉の部屋」で、ホストとホステス、ゲストとの会話が続く。
バナ「この部屋にあるものは、あなたがすべて望んで与えられたものなのか?」
タルトが女城主(メガエラ)の姿に変わる
メガ「ここ?」広い出窓からの風景。荒涼とした大地が広がる。
メガ「そうねえ…もうなんにも残ってないわ」
バナ「なぜ失ってしまったのか」
メガ「(憎悪とともに)誰が奪ったのかしら。
『誰が私を殺したの?』(各自、いろんな人から言われる)
セラ「北東のほうにクルーニを向かわせたのはあなたが望んだこと?」
タル「クルーニに神はいない。いま、今、私たちは人を取り戻す!」
バナ「あっちで正しいのですか?奪ったものへの対処もなくては、いつまでも同じことの繰り返し」
ハルシオンがホスト席に現れる。
ハル「私は失敗などしていない!(マジレス)」
ハルシオンは語り始める。若きころ天才魔道士だったハルシオン。自ら開発した新人類である
クルーニを完全なものにするため、恋人だったメガエラに協力を求める。メガエラの返事はつれない。
『ハル「きみはこれに価値がないというのか?」
メガ「そんなものはいらないわ
私はそんなものになりたくないわ」
ハル「新人類のすべての母だぞ」
メガ「バケモノの苗床ね」』
バナ「今、あなたはどこにいるのですか?」
メガ「私は一人、城に捨てられているのでしょう」
セラ「ハルシオン、あなたは今、メガエラにどうなってほしいのですか?」
ハル「彼女はよくやってくれているよ」
セラ「今後もそれを望むと?」
ハル「いや、うまくいっているよ、うまく」
バナ「なにか協力を?できることはありますか?」
ハル「なぜ、私以外はこれしきのことに、耐えられぬのか。」
バナ「あまり決め付けるのはどうかと。あなたにもできぬことはあるでしょう?
たとえば、この手のひらに小物…が出せる人とか
剣はうまいとか、踊りは得意だけど歌はヘタとか…」
ハルシオンが消える。
メガエラの席にいつの間にかグラニィがいる。
グラ「影の癖に」
アイ「あなたは、影ではないのか?」
タルトの姿になる。
部屋の中の恐怖が徐々に増大するのを感じる。
暖炉の上に置かれた「闇の壷」からかすかに人の声が聞こえる。
一刻の猶予もならない。セラキアがタルトの気を引くなか、カレルレンはジゼラを介抱する振りをしながらそっと壷に近寄る。
中から人の声がかすかにきこえる?
バナリオン、〈精霊交信〉で壷に呼びかける。
アイアンは〈真なる瞳〉で壷を見る。
バナリオン、蓋を開く。
壷からは青い魂の玉がひとつ浮き出る。タルトの魂のかけら。
バナリオンは魔精で掴み取る。
「暖炉の部屋」が解体する。
気がつくと、ベタベタした漆黒の黒いものの溜りに全員倒れ込んでいる。
見上げると、そこは先ほどまでいた玉座の間の堀の中だった。
堀の縁に「グラニィの杖」を抱えたタルトが立ち、こちらを見つめている。
杖を振るい恐怖を振りまくタルト。
それをかいくぐり、セラキアの肩を借りて堀を這い上がった
アイアンホースが、クランスを振りかぶりタルトに打ちかかる。
足を滑らせ転倒するタルト、それに畳み込むアイアンホースの一撃はタルトの口蓋に突き刺さり、頭蓋骨を床に縫いつけた。
一瞬の後、その屍骸から、「恐怖」が噴出し、廻りの人間に襲い掛かる。
抵抗しきれなかったセラキア、ジゼラ、メルキュールが酷いダメージを追う。
耐えたセラキア、バナリオンのとっさの判断で一命を取り留めたジゼラ、
しかし恐怖に耐え切れなかったメルキュールはこときれた。
タルトの左手の指輪は、アイアンホースが取ろうとすると消えてしまった。
恐怖の杖は白トロウルが欲しがったが、一旦バナリオンが預かった。
サールトの玉座の下から王家の宝(血に濡れた穂先と鏃、指輪)をおさめた小箱が見つかった。
タルトの外骨格の腹部に「ブルーフェースの印」が見出され、アイアンホースがそれを薄く剥ぎ取った。
バナリオンは、堀に溜まった黒い溜まりを、壷の中に入れた。
メルキュールの亡骸を目の前に、呆然とする人々。
うつろな目で無言のバナリオンに
「あんたが本当に望むなら、私の魂を削って助けてもいい。」
とセラキアが言う。
なにか言いかけたバナリオンをさえぎって
「いや、むしろ私から頼む」とアイアンホースが土下座した。
「あなたはやるべきことをやった、罪を感じる必要がない。」セラキアは返す。
「いや、私の責任だ。」
そのとき、思いつめた顔をしたジゼラが割り込んだ
「(アイアンに)そうね、あなたは〈死〉だもの。あなたは悪くない。
殺したのは・・・私。
だって、知っていたもの。」
そして、セラキアに言う。
「風の剣を、ちょうだい。」
手を差し出す。その目は冗談ではない。
「・・・渡すつもりはないわ。欲しいなら私から奪い取りなさい。」
「なら、取り戻すわ。」
ヒルトに手をかける二人。
「あなたにやらせるわけにはいかないの。」
「私はあなたとの(グリフィン山での)誓いを破るわけにはいかない。」
「あなたにはやらせるわけにはいかないの。」
「いまここで、こうしなきゃならないことなの?」
「・・・勇気が、なくなるから」
「なにをする気なのよ」
「・・・」
無言。
抜剣する両者。
ジゼラは〈飛翔〉でふわりと舞い上がり、立ちふさがるアイアンホースを飛び越え、セラキアを襲う。迎え撃つセラキアは重い刀身を振るい、ジゼラの剣を叩き落とす。
戦いを離れて見守るバナリオン。
剣を落とされたジゼラはセラキアの懐に飛び込んで、格闘に持ち込もうとするが、そこで追いついてきたアイアンホースに羽交い絞めにされる。
そこで気迫が続かなくなり、ジゼラはへたり込んでしまう。
「なぜ止めんのよ」とセラキア。
「こんなに(ジゼラに)大事に思われているのに、いい加減にしろ」怒鳴りつけるアイアン。
バナリオンはやおらにジゼラに近寄ると、パンと頬を張った。
「そんなことをしても、だれも、よろこばない。
やりたいことはわかるけど、そんなことを認めるわけにはいかないよ」
結局、アイアンとバナリオンが間に入り、戦いは決着せずに終わった。
岩にしょんぼりと腰掛けるジゼラ。
隣に並んで、セラキアが座った。
ジゼラはメルキュールを恨んでいた。
彼女はバナリオンをジゼラから奪った。
彼女が死ねばいいのにと思っていた。
闇の娘の砦で、メルキュールが死んでしまうだろうことをジゼラは予見していた。
しかし、何もしなかった。
見殺しにして、その亡骸を目の前にして、後悔の念が押し寄せた
(※このことは、ジゼラがしゃべったわけではないかバナリオンが人間知識で見抜いた。但し、彼はそれは他人に伝えていない)
そして、ジゼラが思い出したのは、島に伝わる神話の一説。
オーランスが冥界に降り、死んだチャラナアロイを救い出す逸話。
しかし、その代償として、敵と刺し違えてオーランスは死んでしまうという話。
それをセラキアにはやらせられない。
だから、セラキアから風の剣とオーランスのポジションを取りもどし、身を賭してメルキュールを
救いに行きたいと考えた。
「メルキュールを、救いに行かなきゃ・・・」
うつろな表情で呟くジゼラ。しばしの沈黙の後、セラキアが言う。
「・・・その想いは、私に預けて。
お願い。」
「・・・。」ジゼラはあきらめたように首を振るだけだった。
〈ライノカーク編〉
闇35~40
ライノカークの所在地:ニューホープ 行動:人類強化研究中
闇42
夜中、ライノカークを訪ねてきたタタル。
彼はライノカークを見て言う。
「・・・このような、小さな器では不足でしょう?」
ライノカークは鼻を鳴らす。
「何がいいたいかさっぱりだな。」
「あなたの力はもっと強くなっていただけなければ。」
タタルは小さな薬瓶をテーブルに置いて消えた。
闇43
朝、ライノカークは残された瓶を調べて、飲み干した。
それは「気合増強薬」だった(WILL貸与、魔術技能に+100%)
昼、ガルフザールに呼ばれ出向くライノカーク。
「船が帰ってこないんだけど・・・」
ヴェルディ号は闇36にニューホープを出航し、ブルーソウルに向かった。闇41頃に帰港する予定だった。
「なんかまずいよねー、東に行こうか。
先生、なんか東へ行った方がいいことあったっけ?」
「いや。いま冬だし。」
「そうだけど・・・うーんなんかヤバス。」
根拠ないが、危険を予見しているらしい王は、側近達を呼んで言った。
「出来れば内陸に移りたいんだけど。」
「なんでですか」
「あー、おつげがあったから。ちょっと移動しようか」
「ちょwおま」困惑する側近たち。
〈メルキュール編〉
闇30続き
メルキュールの亡骸を、バナリオンがポケットに仕舞おうとするが、強い抵抗がありいれることが出来ない。
異変を感じたバナリオンは、無理に突っ込むのをためらう。もしかしたらなんらかのクエストが続行しているのかもしれない。
エダニス泉に行けば、なにか道が開けるかもしれないと考えた一行は、砦を後にし東に向かう。
闇39
オーランスの聖祝日。異変が起こる。礼拝儀式ができない。
ゴーラントに尋ねると、彼は言った「オーランスは死んだ!」
セラキアは、ここが神話的な分岐点であることに気づく。
今日この時を逃せば、メルキュールは永久に取り戻せないかもしれない。
彼女は、地界への探索行を企てる。
再演の鍵は、ジゼラが語ったこの地に伝わるオーランス(実際にはその子供達の一人らしい)の神話の通り。
だが、彼女が危惧していたように、神話はチャラナが生還する代わりに、オーランスが帰って来れないという代償を払わねばならないことになっている。
当たり前に再演すればそうなる可能性が高い。
セラキアは、今ここで死ぬわけにはいかなかった。
再演の改変を試みるのか?
冷静に考えれば、それは魔術的にも、そして倫理的にもとても危険な行為。
だが、セラキアは頭にひどく血が昇っていた。
彼女のランカーマイとしての儀式魔術に関する研究成果が役にたった。
(儀式知識による改変作業:達成値20まで積み上げ)
主な改変のポイント:
・オーランスは剣一本で地界に→装備品一式と共に
・オーランス一人で地界に→3人(セラキア、ジゼラ、バナリオン)
・とりあえずチャラナもオーランスも共に生還できること
「オーランスは一人で行った。」
「あんたは私と一緒にいくのよ!
・・・私を助けて。お願い!」
儀式への参加を拒むジゼラの手をセラキアはぐっと握り締めて引き寄せた。
儀式が始まる。
地界への案内人を勤めるアイアンホース。
探索者の前で、彼の真なるを見抜く瞳と共に、剣を振りぬく。
がくんと膝をつき倒れ伏すセラキアとジゼラ。
だが、魂の力がとてつもなく増大していたバナリオンは死なず、探索行に入れなかった。
(※アイアンのPOWは高いが、それよりずっと高いバナリオンには致命傷にならなかった)
セラキアとジゼラの亡骸は包まれ、メルキュールのそれと共に、5人のオーランスずの手によって運ばれることになった。
〈ライノカーク編〉
全島が異変に見舞われ始める。
闇39
不意に風がやむ。そして急激に気温が下がり始める。
闇40朝
湖の表面が凍りつく。これまでのどの冬より寒くなるがさらに気温は下がり続ける。
ついに、ライノカークの主導で住民全員の脱出行がはじまる。
西方からやってくる冷気から逃れ、東方に向かう。
生き残っていたヴォタンクの民と協同し、犬ぞりを活用する。
闇44夜
グリフィン山の方向に、天から落ちる眩い光の柱が見える。
〈アイアンとバナリオン編〉
闇40
一行はエダニヒ河口付近に達する。
バナリオン、白トロウルの頭を通して、〈精霊交信〉で白カイガーリートールと会話。寒さの本体は西から来ることが分かる。
闇50
西の地平線になにかが見える。凍った湖面に冷気から逃げてくる人々。
闇52
王旗を立てたニューホープの脱出行の集団だと分かる。犬ぞりや病気の人々も見える。
アイアンの一行とは合流せず、並行に進む。オーランスずの一人(シッコ)が伝令に出る(53日に到着)
逃げ遅れた獣の群れを狩り、19頭しとめる。食料として、脱出行の集団に渡す。
闇54
ヒルムの聖祝日。東から太陽が昇らず、代わりに西から〈黒い太陽〉が昇り、中空に達すると止まる。
アイアンホースの目には、「闇のルーン」の周りに巨大な黒い蛇がまきついているのが見えた。
バナリオン、幽体化して周囲の偵察に出る。ニディクを運んだ3体の巨人が、南西の方からグリフィン山の方角に歩いてくるのを発見。時速6.2km/h。巨人は全身を混沌に侵され、体表からゴープやブルー等を撒き散らしている。
このまま進むと脱出行の集団と鉢合わせすることを知ったカレルレンは急いで戻り、危機を知らせる。
一行は巨人の進路を迂回するよう移動し始める。
タタルがバナリオンに接触してくる。
「手助けを?」「何ができる?」「戦闘補助魔法」「またあおう」
〈ライノカーク編〉
闇56
エダニヒ河口そばを巨人がニアミス。通り過ぎる。バナリオンの一行はその後を追う。
エラップが現れる。「ライノ先生ではないですか。師匠(バナリオン)に会いたいんですが・・・」
バナリオンたちが先行していることを聞いたエラップはのろしを上げる。
エラップはPOWを1点捧げて、バナリオンの信徒となる。
エラップは情報を伝える。「『竪琴』は、物ではなく、行為では?」
バナリオンの一行とライノカークの脱出民が合流する。
その夜、西の方からヒルムの大司祭とガルフザールの一行が現れる。
大司祭のランタンはカバーが外され、巨大な炎の柱となっている。
彼らはまるで地の底から吹き上がったかのような厳しい冷気に追われるように逃げてきたと語った。途中半分は凍死し、残ったのはわずかに30人ほどだった。
アイアンホースは、やむを得なかったとはいえ、養女である
タルトを自分の手で殺めたことをライノカークに話し、謝罪する。
「しかたなかったでしょう」ライノカークは答える。
タルトの体表から得た「ブルーフェイスの印」をアイアンから受け取ったライノカークは、そこから闇の力を本来あったところ戻す方法を解明する。
ライノカークの示唆により、バナリオンは壷の蓋を取り、グラニィの杖を突っ込んでかき回す。壷の中の黒いものが次第に形を取り、手を入れてみたバナリオンは、それが「心臓」であると気づいた。
「今こそ契りを果たそう」
彼は心臓を取り出し、白トロウルの胸に押し込んだ。
白トロウルの身体はみるみるうちに暗黒に染まり、体躯もどんどん大きくなる。口から牙が生え、そして白トロウルは「女王種トロウル」になった。
彼は復活の手助けに謝意を示し、これからどうするのかという問いに、地界に戻りトロウルの復権を果たすと語った。
*メルキュール救出クエスト(ダイジェスト)
**Scene 0:〈儀式の開始〉
闇の39日、儀式が始まる。
セラキア、ジゼラ、バナリオン、3人の探索者を、フマクトの代理人アイアンホースが「斬り」、地界への入口を開く。
倒れ臥すセラキアとジゼラ、しかしバナリオンはその高い魂の力ゆえ傷ついただけで死ななかった。
**Scene 1:〈スティクスの岸辺〉
『彼』」は水の中から頭を出し、暗闇の岸辺に上がる。なにも思い出せない。
「ここは・・・どこだ?」
「私はだれだ?」
『剣』も彼の名前が思い出せない。だが、なにを言うべきかは知っていた。
「主よ、あなたは探索するもの、そして戦うもの。
探すがよい。あなたを知る人を。」
『彼』は歩き始める。
**Scene 2:〈彷徨〉
『彼』は自分の居る場所を知る為彷徨う。道を探し、出会った人に話しかける。
■使用技能:
〈捜索〉> 成功J、〈視力〉>成功J、〈自国語会話〉>HP使用(1)
**Scene 3:〈門番との戦い〉
『彼』は死の国の王の館を目指す。立ちふさがる門番を蹴散らして中に入る。
■使用技能
〈1H剣攻撃〉>効果S、〈盾受け〉>効果S
**Scene 4:〈死の王の謁見〉
館の中で、『彼』は死の国の王フマクトに出会う。「何者だ?」
王は、彼が既に死んだ存在であり、死者の魂はあるべきところへ行くという掟に従うよう言うが、『彼』は納得せず。
掟に従わないことを宣言しその場を去る。
王の追手がかかる。『彼』は〈闇のサンダル〉で相手を撒き、館を脱出する。
■使用技能
〈雄弁〉(達成値積上げ目標5)>成功S、効果S、成功S、成功S
〈POW抵抗 20〉>HP使用(2)
■使用呪文(神性呪文は全て1回限りとなる)
〈Darkwalk〉×1 S
**Scene5:〈館からくすねる〉
『彼』は死の王の館のから逃げる途中、宝物殿に忍び込む。
〈真実の松明〉をかかげ、目をつけた宝をその手に掴み取る。
■使用呪文
〈Analysis Magic〉×1 S
**Scene6:〈地界を旅し、今起こっていることを見出す〉
旅路の途中『剣』はこの地界で起こりつつあることを幻視する。
・地界の上方から塔が下に向かって伸びてくる。耳を澄ますとガンガン、ゴゴコゴという工事中のような音が聞こえる。ドワーフの建造物のようだ。
・斜面に腐った森。犬の群れと一人の人間が降りてくる。
・地面を食べながら降りてくるトロウル。
いま、同時多発的にいろいろな探索行が行われていることを悟る。
■使用技能
〈視力〉効果 S (ロール11,70)、〈聞耳〉成功 S
〈儀式知識〉ロール82,82,01 S
**Scene 7:〈チャラナアロイとの出会い〉
ある静かな平原。『彼』は見たことのないものをみつける。
『土』『水』『火』
これをどうするべきか?
スリコギですりつぶし、かき混ぜるべき(カルト知識)
そして、「彼女」が組み上げられた。
果てなく続く闇の中で、彼は彼女を形作る嵐であった。
■使用技能
〈鉱物知識〉>HP使用(3)、〈世界知識〉>成功 S、〈世界知識〉>成功 S
〈カルト知識〉>HP使用(4)
**Scene8:〈チャラナアロイとの会話〉※2
彼 「お前は俺が作ったものだ」
彼女「私は『 』に壊されたものです。
あなたは何故ここにいるのですか。」
彼 「知らんが帰る道を探しているんだ 」
彼女「どこへ?」
彼 「俺をこんな目に合わせたやつを叩きのめしてやろうと思って。
お前は何をしていてどうしたいんだ。
彼女「私はあなたを癒すためにいるのでしょう。」
(主題の転回)
彼女「どうしますか?『 』よ。」
彼 「俺は癒されなければいけないのか。」
彼女「なにを為しますか?」
{彼 「俺は『×××』を取り戻すべきだ 」
彼女「『×××』とは何ですか?」
彼 「『×××』とは『○○○』だ。『○○○』とは『△△△△△△』ることだ。
彼女「あなたはここにいるべきではないのでしょう。その道を探しましょう。 」}
彼(ジゼラ)は自らの回答を、剣(セラキア)から隠そうとするが、セラキアは聞き耳を立てた。
ジゼラ「私は『基準』を取り戻すべきなのです 」(聞き耳にHP1消費)
彼女 「『基準』とは何ですか?」
ジゼラ「『基準』とは『愛したもの』(聞き耳にHP1消費)
『愛したもの』とは・・・・・・」(聞き耳にHP1消費)
ここで、ジゼラは内面の傷を隠そうとするが、隠し損ねてその拍子に逆流して溢れだす〈96ファンブル)。セラキアは奔流に流されそうになる(抵抗00ファンブル)が、必死に自分に言い聞かせて(雄弁05)押しとどめる(HP4消費)
何が起こったか認識できない〈浄化00ファンブル〉〈儀式知識31〉
話は続く。
彼女「なぜそれは、失われたのですか」
彼 「俺が殺してしまったしまったからだ」
彼女「まあそれはとりかえしのないことを」(縁が解消できない状況)
彼 「俺たちはどうするべきなのだ」
彼女「明かりをたどりましょう」
**Scene 9:〈悔恨の巡礼〉
彼女の先導で、心中に存在する後悔の記憶を巡り道は続く。
(ジゼラ、セラキア、それぞれの後悔めぐり)
セラキアは、この儀式が想定時間を大幅にオーバーしており、いつのまにか本来の儀式深度よりずっと深みにはまってしまったことに気づく(1/5空間→1/20空間)※3
彼女「ここかな?」
場面が展開する。
**Scene 10:〈贖罪〉
小さな家のシーン。
3人の演者。
「愛する女を殺された男」
「殺されて倒れ臥した女」
「殺した男」
「殺した男」はジゼラ、「殺された女」はメルキュール。
殺した男が持つ剣はセラキア。
剣を抜き、打ちかかってくる「殺された男」に応えて打ち返す「殺した男」。
一対一の戦いが始まる(技能1/20)
「剣」が「殺した男」に援護の呪文をかけると、全く同じ呪文が「殺された男」にも現われる。
7回打ち合うが、お互い傷を与えられない。
8回目、「殺された男」の一撃が「殺した男」の腹を切り裂く(77/01)
倒れた男に、「剣」がHealWoundsをかけるが、
9回目、「殺された男」のとどめの剣が「殺した男」の首を刎ねて(77/01)「殺した男」は絶命する。
(ここで「剣」=セラキアは神性介入(POW-1)、「殺した男」=ジゼラの回復を望むが受け入れられず、セラキアはジゼラに成り変わることを望む。
介入により最後の瞬間のシーンは「すりかえられ」、9回目の一撃は受け止められ「殺した男」は無事。受けた「剣」は折れ、傍らに捨てられる。)
「殺した男」の反撃。
(彼女はこの場面からの脱出に必要となる代償=20ポイントを積み上げる。※4
HPの残り・・・8ポイント
戦いの中で技能成功・・・1ポイント
彼女の神性呪文使用・・・11ポイント)
「殺した男」の剣が、「殺された男」の腹を貫いた瞬間、
「殺した男」は自分の腹に剣が突き刺さっているのを感じる。
「殺した男」は「殺された男」が自分自身の償うべき罪であったことを知る。
(罪を殺し、罪に殺されることで、男は女から奪った「生」を女に返し、償いを果たす。女は生き返ことになる)※5
**Scene 11:〈チャラナアロイの蘇生〉
地上では、チャラナアロイの4人の探し手の一人、北東に向かった者がもたらした白い石に導かれ、はじまりの地に向かったバナリオン達が、行方不明だったメルキュールの子を見出す。
ブルーソウルに戻った子がメルキュールに触れると彼女は目を覚ます。
生き返った「女」=チャラナアロイ=メルキュールは、死んだままのセラキアとジゼラの蘇生を試みる。
(ちょっとファンブルして一時大変なことになりかけるがバナリオンの手助けでなんとかする)
**Scene 12:〈チャラナアロイの再降下とオーランスの帰還〉
再び地界に下るメルキュールは、膝を抱えうずくまる小さな子供の姿になった彼女を見出す。
犯してきた罪深さを自覚し、自己の全て否定して自閉する彼女に、メルキュールは慰めの言葉をかけ、顔を上げ、新たな視点と自己の価値を見つけるように説得しはじめる。
「彼女」はジゼラの立場を演じたセラキアだったが、メルキュールは彼女を「ジゼラ」と認めていたので、他者の眼差しにより「彼女」はジゼラに成り変わっていった。
自己を消されてしまう危機に直面してセラキアは「目覚める」(レジスト02)※6
その結果、メルキュールの説得はジゼラに対するのと同時にセラキアに対するものともなり、結局、セラキアはいくつかを否定して自己を守り、いくつかを受け入れ自己を書き換え、そしていくつかはジゼラになった。
説得が終わり、メルキュールと彼女は地上に帰還を果たす。
**Scene 13:〈儀式の完結〉
セラキアには「殺された男」との対決の顛末で死んだ以降の記憶がない。
ジゼラも生き返ったが、様子がおかしいことにバナリオンは気づいた。
メルキュールは知っていたが、話さずに泣いた。
結局セラキアがジゼラがアラインマーヤであったことに気づいたのは、アイアンホースがジゼラと抱き合い再会を喜び合ったときだった。
アラインマーヤがジゼラの仮面をかぶったのがいつだったのか、セラキアにはわからなかったが、わかったことが少なくとも二つあった。
セラキアがジゼラ自身の為と思って無理やり儀式に連れて行ったのは、アラインマーヤであったという愚かしい事実と、ここに居るのはジゼラの仮面をかぶったアラインマーヤで、本当のジゼラの魂は彼女が死んだ深い井戸の底に永久に置き去りにしてきてしまったということ。
そしてその認識とともに、全ての結果が確定し、儀式が完結した。
**注釈:
※J・・・ジゼラが技能ロール、S・・・セラキアが技能ロール
HP使用・・・神話改変の技術により、あらかじめストックされたポイント。今回セラキアは20点ストックして探索行に赴いた。技能の場合自動成功扱いとなる。探索行からの帰還のために必要な代償としても使う。
※1セラキアが勝手に追加した本来の神話にない横道。技能は全て1/5
※2探索行で最も大切な主題は神話で明かされず、従ってセラキアのシナリオにもこの先なにがあるかは書かれていない。
※3深みに落ち込んだ理由の一つは「アラインマーヤがジゼラにとりついていたから」アラインマーヤはこういう懺悔巡礼の儀式に強く入り込む性質があるらしい。
※4予定なら脱出に必要なのは5ポイントだったが、深みに落ち込んでいた為20ポイントになった。
※5最後の敵は、自分自身であると同時に地界の門番であり、門番を倒すと自分も死ぬのでオーランスは決して自力で生き返ることができない。そしてチャラナアロイは門をひそかに抜ける秘密を知っている。
※6少なくとも儀式が完結するまで、この部分の記憶はセラキアにはないようだ。
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