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  • 辺獄平安公演 休憩

hengokurowa @ ウィキ

辺獄平安公演 休憩

最終更新:2022年03月30日 22:46

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4章 カメムシ

「さてと……そろそろ行くとするか」

ほんの少しの休憩と死者への黙祷を終え、僕は立ち上がる。

正直に言おう。
―――ボロカスな目に会って、僕は今、相当頭に来てる。

短い時間とはいえ、はるな・夕月の二人とは楽しめた間柄だった。
だが、その時間は一瞬にして失われた。
和装の金髪外人によって。
まぁ、今は人を止めて本当に鬼くびれ大羅漢となり果てたが。
というか、夕月のリフレクターと言う名の魔法少女の光弾を拳で打ち払った時点で、奴は本当に人間かどうか疑わしかったが。
それにしても、おそらく支給品だろうが、チートを躊躇なく使うのは流石USA!USA!といった国民性か。
だがここで、いじける訳にはいかない。
あのチーター大羅漢から生き残ってしまった。

そして、あの双子。
何より自分達は絶対安全という高みで見物している醜悪な顔。
プリズナーゲームの監獄長と同じ下種さ。

ああいう、偉そうに踏ん反り返っている連中には腹が立つ。

「ひと泡吹かせないとだな……和馬」

生き残った者として、この辺獄における僕の最低の勝利条件は”意地汚く生きる”
それを達成するために僕は……アルーシェが向かった方向とは逆に歩いている。

薄情だって責めるか?
仕方がないだろ。
今の戦力じゃあ、反抗しようにも直ぐにミンチにされて殺されるのが、オチだ。
なら、少しでも別の方向に向かって、別の参加者と接触する方が合理的だ。
……まぁ、自分が空気を読んでいない自覚はある。
誰でもいいから骨折るくらいの気で殴ってもらえれば気持ちの釣り合いが取れるのだが。

☆彡 ☆彡 ☆彡

やがて、奇妙な箱を引き連れた女性を見かけた。
僕はとりあえず、身を隠したが、どうやら箱は参加者のようだ。
そして箱……おそらくパンドラボックスは犬並みの嗅覚を有してるのか、気配を察知され、女性に知らせる動作を行った。
というか、本当にパンドラボックスは箱だったのか……ジャギが肉食恐竜という線もあながち間違っていないかもしれないな。

「誰か、そこにいるの?大丈夫、私とエルピスは殺し合いに乗っていないよ」

エルピスという名の箱に教えられた女性は物陰に隠れている僕に話しかけてきた。

―――やれやれ、こう見えて気配を隠すのは上手な方だと思っていたが

あのプリズナーゲームに参加させられることとなった合宿初日。
和馬のやつが”あー、だりぃ”とか言いつつ、もったいつけて髪をかき上げる動作を眺めることもできた実績を持っている。
まぁ、ボヤいても仕方がない。
女性と箱が宣言通りに殺しに乗っていないことを祈るとするか。
僕は、女性と箱の前にでると―――

「どうも、吾輩はブサイク大統領である」

”……もしかしてその名前、気にいったの?”
”せー君。大人の女性相手でもその調子なんだね”

ふと、天から2人のあきれた声が聞こえてきた。
何、いつも通り。
それが管弦部の狂言回しの僕だ。

☆彡 ☆彡 ☆彡

5章 わかるわ

「そう……災難だったわね。ブサイク大統領君」
「……すまない。実は吾輩はブサイク大統領ではないんだ」
「そうなの?」
「ああ。本名はユカポンファンの吸血鬼……って、
 そこの箱は何をしようとしているんだ?」
「エルピスがこの男、ふざけているから齧るって」
「おいやめろ」
「エルピス。やめてあげて」
「……」

キヨスに制止され、エルピスは征史郎を齧るのを止める。
シュンとする姿はキヨス曰く可愛いでしょ?と話しかけるが、征史郎は”いや、まったく”と返した。

「危うく”おお勇者よ死んでしまうとは情けない”となるところだった」
「面白い子だね。城本征史郎君って」
「む、どうして僕の名を。……もしかして、支給品か?」
「うん。このポケモン図鑑でね」

征史郎はキヨスが自分の名前を知っていることに一瞬、眉を顰めるが、直ぐに支給品か何かの能力だと察した。
そして、案の定キヨスはそういうと、ポケモン図鑑を征史郎に見せる。

「プライバシー権侵害上等とはなかなかマッドな博士だな。製作者のオーキド博士とやら」
そういうと、征史郎は肩をすくめながらため息をつく。

☆彡 ☆彡 ☆彡

それから、キヨスと征史郎は情報交換を済ませた。
また、征史郎の頭の出血はキヨスが、かなでの森博物館から持ってきたフィールドワーク用の救急セットの包帯で処置された。

「それで、あの方角にはチーター……鬼くびれ大羅漢がいるかもしれないのね」
「ああ。未格闘経験者を容赦なく狩るチーターだ。
 ……ところでどうして、自分から危険な場所へ進むんだ?自殺志願者には見えないが」

キヨスとパンドラの箱(というか理解できているのか?)には、多少の誇張表現こそあれど、先の顛末については話したつもりだ。
なのに、死にたがりの和馬ならともかく、そっちへ進もうとするキヨスに征史郎は理解できない。

「……私は、この殺し合いに集められた人達の生きた証……標本の保存をしたいの。
 それが、私がここでやりたいこと」

「そうか」

キヨスのやりたいことを聴いたが、征史郎はただ一言いうだけだった。

「征史郎君は私の目的に特に何も言わないんだ?」

既に一度、自分のやるべきことは零ちゃんに”エゴ”だと切り捨てられた。
確かに頼まれてもないのに死者の生きた証を集めるなんて、見方を変えればハイエナだと糾弾されてもおかしくはない。
たとえ、されなくてもいい顔をされることは少ないだろう。
零ちゃんの反応が一つの答えだ。
しかし、キヨスは既に大人だ。
そうした意見があることを理解しているうえで決めた。
だが、零ちゃんと近い年齢の子がそれに何の反応をも示さないことにちょっと、気になった。

「ああ、この殺し合い。僕らの……参加者一人ひとりの勝敗は違う」
(だから、僕は止めない。他人の意思と決意に水を差すようなマネはしない)

そう、だからこそ小学生の命を奪う行為を止めなかった。
たとえ、好きな女がその行為に苦しみ手を汚すことになるとわかっても。
自分だけは”肯定する”という身勝手な擁護を心の中で誓った。

「だから、僕がどうこういうつもりは毛頭ない」

「……うん。そっか。……そうだね」

☆彡 ☆彡 ☆彡

「それじゃあ、私とエルピスは鬼くびれ大羅漢の方角へ向かうとするね」
キヨスの勝利条件は生きて帰り、この殺し合いをなかったことにさせないこと。
故に参加者の生きた証を集めなければならない。
近くにいるかもしれない鬼くびれ大羅漢が超危険人物だと分かっていても避ける選択肢はない。

「仲間の遺体がある場から逃げた僕が言える立場ではないことは自覚している。
 だが、あえて言わせてくれ。
 二人の生きた証……必ず回収してくれると嬉しい」
征史郎はキヨスに頭を下げる。

「うん!まかせて、無かったことになんかさせない」
キヨスは胸の手をドンと叩いて答えた。

「それと、私のことはキヨスって呼んでもいーよ?同じ巻き込まれた参加者同士だし」
「いや、大人相手にそこまで失礼な態度は持ち合わせてないので、遠慮しよう。
 あかりさんで」
「むう……そう」
零に引き続き、断られたことにちょっぴりだけ残念がる。

「……!」
「ん?どうした?箱にも生理現象はあるのか。
 しかし、残念だがトイレはこの近くにはないぞ」

征史郎はガサゴソと動くエルピスに怪訝な表情を見せる。

「エルピスが征史郎君との別れが寂しいから舐めさせてって」
「おいやめろ」
「エルピスやめてあげて」
「……」

キヨスの静止にエルピスはシュンとして止める。

「このやり取り、先ほどもなかったか?」
征史郎は、そう言いつつも口元が緩んでいることに気づかない。

「あはは、そうだね。
 ……でも、君も年相応な少年でホッとしたかな」
「え?」
キヨスの言葉に征史郎はピクリと身体を動かす。

「友達や親しい人の死に腹を立てることができるのは、人間の原始的な感情の一つだよ。たとえ、素直に出せなくてもね」
「……」

どうやら、この人には見抜かれているようだ。

「それじゃあ。お互い名前が呼ばれないように生きようか。
 一応、2日目の昼にかなでの森博物館にいる予定だから、よかったら寄ってね」

ニッと笑うと、キヨスはエルピスと共に歩む。
己の決意を突き進むために。
征史郎はその背中を黙って見送る……

☆彡 ☆彡 ☆彡

「あれが、尊敬できる大人というのだろうか」
我らが管弦部の千尋先生とはまた違った感性を持った女性。
少なくとも、彼女が学校の先生だったらさらに楽しい学校生活を送れそうだ。
まぁ、本人の希望通りにキヨスさんと呼んでもよかったのだが、ここは、断った方が面白そうだからそうした。

「生きて帰れたら、生物学に触れてみるとするか」
僕はいわゆるマニアだ。
アカリさんとエルピスとの時間は僕の尽きることない興味の琴線に触れた。
鳥類研究者という職業は、実に楽しそうだと実感した。
マニアの血が疼いた。

「さて……それじゃあ、次に出会うのは鬼か蛇か」

僕は再び移動を開始する。
勿論、勝利するために。
意地汚く生きるはあくまで”最低条件”
じゃあ、最高はだって?
決まってるじゃないか。

あの双子に”どうも、クソゲーを遊ばせてくれてありがとう”と鼻で笑ってカンチョ―することだ。

だろ?和馬。

☆彡 ☆彡 ☆彡


6章 鎮魂の自引き

―――ザッ

「ここが、征史郎君が言っていた鬼くびれ大羅漢生誕の地ね……」
征史郎と別れたキヨスとエルピスはE-4にたどり着いた。

「……ッ!」
キヨスは探し求めていた人物を見付けると駆けよる。
エルピスもガッシャンガッシャン音を立てながら後を追う。

「……」
たどり着くと、キヨスは手を合わせて黙とうする。
はるなの遺体に。
腹部に大きな風穴を開けられている遺体は、年頃の少女が迎えていい死に方ではない。

「私はね、この殺し合い、誰も死なずに終わるとは思わない。仮に、協力して殺し合いを脱出できるとしてもね。」

零ちゃんに言った自分の言葉通りだ。
征史郎君から話を聞いてはいたが、やはり死者が出た。
その事実はキヨスの両肩に大きくのしかかる。
だけど、ここで自分の勝利条件を変えることはない。
改めて、自分は大人なんだと再認識してしまう。

「……ごめんね」
キヨスは謝罪の言葉を口に出すと、はるなの白いリボンと薄紫のリボンタイを手に取る。

次にはるなと同じく事切れた夕月を発見すると、同じように黙とうする。
黙とう後、夕月のリフレクターのリボンと破れきれた衣服の一部を手に取る。

「エルピスおねがい」
キヨスの言葉にエルピスは応じる。
壊砲ティシアの威力なら、地面に穴を開けることは造作ない。
人を埋めるには十分な深さの穴が開けられた。

「……」
はるなと夕月を丁重にその穴に入れ簡易的ながら墓標を作った。

「必ず、貴方達2人をいなかったことにはさせないから……」
こうして、キヨスはポケモン図鑑で登録すると、細谷はるなと司城夕月の生きていた証を回収した。

☆彡 ☆彡 ☆彡


「……!!!」
「これは……」
エルピスがキヨスに何か見つけたのを報告すると、そこには、火山灰が積もっていた。

「火山灰……」
(う~ん。こういうのは、専門外だけど、おそらく、征史郎君がいった金髪外人の 
 支給品の一つのはず。
 使い道は分からないけど、とりあえず、回収しておこうかな)

キヨスは周囲の状況から火山灰が人工ではなく、支給品だと判断する。
思案すると、エルピスに回収するよう命じた。
エルピスは長い舌で火山灰を摘まむと、かなでの博物館から持ってきた空の瓶へ入れる。

「うん。それじゃあ、引き続き、鬼くびれ大羅漢を探すとしようか」
死者を弔い、キヨスとエルピスは、ほんの少し残った火山灰のEー4を後にした。

※E-4には一人分の火山灰が残っています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

7章 夜泣きSR

「アルーシェさん、大丈夫かな?」
ぼくは一人、身体を休めながら、心配する。

「それにしても……いてて……このままじゃ、もたないかもしれないな……」
碌な治療ができていない状況。
全身激痛の痛みは自分の命の蝋燭を徐々に……確実に溶かしている感覚が消えない。

「千さんの意思をここで潰えるわけにはいかないのに……っ!」

本来ならあの戦いで自分は死んでいた。
だけど、ぼくは生き延びた。
千さんが譲ってくれた支給品の効果で。
千さんに借りたかりをぼくは返さなきゃいけない。
だから、ぼくがすべきことは一つのはずだ。
千さんの意思を潰えることを防ぐこと……ッ!!!

「……とと。いけない。あんまり強く怒り過ぎたらまずい」
そう、トッペイの体質は月を見ることだけではない。
強い憎悪の感情でも変身してしまう。
帽子を深く被っている意味がなくなるとトッペイは反省する。

―――ギィィィ……

家屋の扉が開いた。
ぼくは来訪者を視てギョッ!?とした。

「え!?」
なぜなら人かと思ったらなんと、箱が中に入ってきたんだから。

「ここに誰かいるの?」
言葉と同時に箱の後方から今度は大人の女性がひょこっ!と顔を覗かしてきた。

「あの……もしかしてアルーシェさんの仲間ですか?」
「う~ん。まだアルーシェさんとは顔を合わせないけど、似たような者かな。
 ……ところでどうして君、帽子をそんなに深く被っているの?」
どうやら、女性はアルーシェさんとは面識がないようだ。
だけど、敵ではない様子にほっとする。

「それは……あ!?」
女性の疑問に答えようとしたら……

「……!」
エルピスと呼ばれる箱が舌を伸ばすと、ぼくが被っていた帽子を取り上げてしまった。

――――しまった!

箱の予想外の行動にぼくは狼狽した。
そして、恐れていたことが起きる。
月がぼくの瞳に映る。
すると、みるみるとぼくの身体に獣の毛が生えてきて顔も変化する。

「君……」

―――あ、もしかして……ぼくの姿に恐怖を?

目の前の女性はぼくの姿に驚いたような表情を見せたから、怖がらせちゃったと思った。
だけど、ぼくの予想は大きく外れることとなる。

「君!動いちゃダメ」
(手持ちの包帯だけでは布が足りない……そうだっ!)
なんと、女性はドレスを脱ぐと、下に来ていたパーカーを脱いだのだ

「!?」
ぼくは、女性の行動の理由が分からないのに加え、下……こほん。とにかく、見ないように背を向けようとした瞬間。

「エルピス」
「……!!!」

通じ合っているのか、名前を呼んだだけなのに、エルピスと言われている箱は厳つい大型剣を取り出す。
そして、女性のパーカーを何枚かに下した。
女性はパーカーを惜しげもなく、包帯の補充として代替するつもりだ。

「え!?ええ!?」
(わっ!?わわっ!?)
軟膏らしきのをぼくの肌に塗ると、素早くパーカーだった生地をトッペイの負傷した皮膚に包帯と共に使用した。

☆彡 ☆彡 ☆彡

「よし!……これで峠は越せるはずよ」

女性はふーっ!と腕で額の汗を拭う。

どうやら、女性はボクを助けるために服を脱いだようだ……
そ、それにしても大胆な女性だな……

ぼくの脳にしっかりと記憶されたのは、目の前の女性の若干幼そうな面影が残ってはいるが、いつも何かを探しているようなキラキラとした目にその……パーカーを脱いだ上半身……

ポ―――ッ

☆彡 ☆彡 ☆彡

8章 博物館人と夜泣き一族の少年による相互招待

あれから、落ち着いたトッペイは狼の姿から元の人間の姿に戻ることができた。
そして、とりあえず互いの自己紹介を済ませた。

「あ、あの……ありがとうございます。」
「気にしなくていーよ。それにトッペイ君が負った傷はまだ全然癒えてないから無理は禁
 物だよ」
キヨスによる治療は瀕死の境を巡っていたトッペイの命をなんとか繋いだ。
しかし、トッペイが負った重症は軽くはない。
バアルによる災害といっても過言ではない落雷の威力は絶大の証拠だ。

「……!!」
「ん。ありがとエルピス」
キヨスはエルピスが手渡した脱いだひかりのドレスを再び身に着けた。
なお、着替え中トッペイは見ないよう、顔を赤らめながらも後ろを向いていた。

☆彡 ☆彡 ☆彡

「それで……トッペイ君の体質……」
「はい。バンパイヤと呼ばれる人間はそれぞれ条件は違うんだけど、変身することができ 
 るんです……ちなみにぼくは月を見たり、強い怒りや恐怖と言った憎悪の感情が高まっ 
 たりするとオオカミに変身するんです」

「そうなの……」
(もしかして征史郎君が言ってた鬼くびれ大羅漢となった金髪の外人は、バンパイヤの一人なのかもしれない…)

キヨスはトッペイの話から、鬼くびれ大羅漢と称された金髪外人はバンパイヤではないかと正体を考える。

「……」
(考えている顔も……はっ!いけない、いけない、まず伝えないといけないことが……!)
キヨスの顔を見つめていたトッペイだが、まず伝えなきゃならないことを思い出す。

「あ、あかりさん!」
「ん?何?」
トッペイに声をかけられたキヨスは顔を向ける。

「あ、あの!ぼくたち夜泣き一族は、人から受けた借りは必ず返さなきゃならないんです。
 ぼくはあかりさんに死にかけた命を助けてもらいました。
 だから一族の掟に従って、借りを返します」
悪魔の申し子であるロックでも、借りた恩は返さなくてはならない。
したくもない人さらいをも断ることはできなかったほどだ。
トッペイはキヨスに向かって深々と頭を下げた。

「……」
トッペイの申し出にキヨスは目を瞑り黙る。
やがて、目を開くと口を開き……

「トッペイ君。アメリカにあるスミソニアン博物館って知ってる?」
「え?し、知りません……」
夜泣き谷にひっそりと暮らしていた夜泣き一族の一人。
東京でさえ満足に把握していないのに遠い海の向こうの国の博物館を知るはずもない。

「あのね、そのスミソニアン博物館のエントランスにある一文が記されてるの」

―――NO SPECIES CAN LIVE ON ITS OWN

「意味は、種はそれのみで生きることはできない」
「……種はそれのみで生きることはできない」
キヨスの翻訳を同じように呟くトッペイ。

「私やトッペイ君の世界である地球には、約175万種の生物が既知されているの。
 勿論、未知の生物を含めるとさらにいるわ。
 そして、マネーラやエルピスにギャブロ君。私達とは違う世界には当然、もっと知らな
 い生物が生きている。
 そして、トッペイ君も生きている。
 一族の掟だからとか、千さんの意思を継ぐのも悪い事じゃないけど……」
少し間を置くと、トッペイの瞳をまっすぐに見据える。

「トッペイ君。君はどうしたいの?もう、自分で決める時間だよ」

「ぼくは……」
トッペイの脳裏に浮かぶ。
あの光景が。
マンガ映画が好きで手塚先生に会いたくて山を下りたときのことを。
かあちゃんに自分の夢を語ったときのことを。

「あかりさん……ぼく、実はマンガ映画が好きなんです。だから……絶対に生きて帰って
 マンガ映画を僕の手で作る!正直……バンパイヤ排斥が進み、その中を僕が作るのは難
 しいと思います。
 だけど、手塚先生みたいな人もいるから、たとえ人里から離れた場所でもやり遂げます!
 それが僕の勝利です!!」

トッペイもキヨスの瞳をしっかりと見つめて力強く答える。
トッペイは決意した。
勿論、千の意思を継いで、殺し合いを止めることは変わらない。
しかし、”その先”のビジョンをちゃんと定めたのだ。

「うん!お互い、勝つために頑張ろうね!」
(……確かに人間は自分と異なる存在を認めづらい。難しい道のりかもしれないど、私は応援するよ!)
キヨスとトッペイは互いに握手した。

「ところで、私の事はキヨスって呼んでもいーよ?」
「え!?あ、あの……キ……できたら、名前で呼びたいのであかりさんでお願いします」
「む……」

今回も断られたキヨスであった。

☆彡 ☆彡 ☆彡

あれからキヨスとトッペイは互いに情報交換をすました。

「なるほどね……アルーシェさんは……」
「はい。合流場所から離れすぎているから、戻ると言っていました」
地図を見ながら、トッペイの言葉に視線を向ける。

「……うん。征史郎君のことも伝えないといけないから、アルーシェさんの方へ向かおう
 か」
(それに……2人のこともきちんと伝えないと)

正直、鬼くびれ大羅漢をそのままにはできないと感じている。
少女であるはるなと夕月を躊躇なく命を奪ったことから、自明の理だ。
しかし、トッペイをこのまま置いておくわけにも行かないことと、話の内容からアルーシェという女性はこの殺し合いを打破するのに戦力として心強い。
自分の目的を達成させたいという大人としての打算(勿論、心配という本心もある)もあり、先にアルーシェを探索することを決めた。

「でも……僕は、まだ満足に身体を動かすことは難しいです。どうすれば……」
「う~ん、そうねぇ……」
気力と決意は満タンだが、やはり八将神である姫和との戦闘でおった傷は根深い。
自力で歩くには、まだ時間がかかりそうだ。
キヨスは、何か良い案がないか思案する。
やがて、名案が浮かんだのか、手をポンと置く。

「エルピス、少し耳を貸して」
「……」
キヨスの手招きにエルピスは耳を貸すように口を大きく開ける。

かくかくしかじか。

「……!」
「え?……わ!?」

キヨスの案を聞くや否や、なんとエルピスは長い舌でトッペイを巻き付けて持ちあげたのだ。

「……うん。これならトッペイ君の負担は軽くなるし移動することもできる。どう?」
「あ、はい。確かに」
(う~ん……ちょっとバッチイけど、しょうがないかぁ)
エルピスのちょっぴり、ひんやりとした舌触りと唾液には辟易しそうになるが、我慢する。

「それじゃあ、鬼くびれ大羅漢捜索は一時中断して、アルーシェさんを追うよ!」
「はい!よろしくお願いします!あかりさんにエルピス!」
「……!!!」

キヨスにエルピスそして、エルピスに掴まれたトッペイはアルーシェが向かったであろう先へ移動を開始した。

―――ところで、鬼くびれ大羅漢ってどういう生物なんだろう?

【E-5の何処かの家屋/一日目/早朝】

【清棲あかり@へんなものみっけ 】
[状態]:健康
[装備]:ポケモン図鑑@ポケットモンスター モンスターボール×8 ひかりのドレス@ドラクエ7
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1 Eー3かねでの森博物館から持ってきたフィールドワークや解体用の道具(双眼鏡・ハイヒール(大型動物解体・調理用刃物)など) 火山灰(一人分の量)@血と灰の女王
[思考・状況]
基本方針:参加者たちの生きた証を記しこの殺し合いの出来事を風化させない
1:伯爵さまを探しつつエルピスと行動を共にする※ 南側EFGHを中心に
2:参加者の生きた証を集め、もしもの時は”託す”※作業の中心はポケモン図鑑に登録
3:ロック・鬼くびれ大羅漢(金髪の外人)に注意する
4:二日目の昼にはE-3のかなでの森博物館へ戻り、ギャブロ君達と合流して手にした情報を交換する
5:首輪の解除方法がないか、探しつつ考える
6:アルーシェさんがいるであろう場所へ向かう
[備考]
※参戦時期は原作1話 事故死したカモシカを博物館に持って帰ったところ
※ロックの危険性について知りました。征史郎との会話から爆発させる能力はスタンドの力ではないかと推測しています。
※マネーラ・ギャブロ・藤丸立香の世界について簡単に知りました。
※パンドラボックス(エルピス)に戦闘の指示を出すことが可能となった。
※トッペイとの情報交換でクライスタの世界観を大まかに把握しました。
※征史郎との情報交換でリベリオンズ、ブルーリフレクション、よるのないくに2の情報を得ました。
 ただしリベリオンズはDルートの為充、琴美以外の人物とは話が合いません。
※トッペイの治療により、本来の服装であるパーカーを足りない包帯代わりに使用しました。
※トッペイの治療でかなでの森博物館から持ってきたフィールドワーク用の包帯は使い切りました。治療に使える薬はまだあります。

【パンドラボックス(エルピス)@ドラゴンクエスト7】
[状態]:モンスターマスター(キヨス)に懐いている 健康 トッペイを舌で巻き付けている
[装備]:トッペイ@バンパイヤ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1(強力な武具やアイテムです。)壊砲ティシア@ファンタシースターオンライン2
キングラウザー@仮面ライダー剣
[思考・状況]基本行動方針:マスターを守る
1:マスター(キヨス)と行動を共にして守る
2:征史郎とまた再会出来たら舌でぺろぺろ舐めたい
3:トッペイをうっかり齧らないように気をつける
※参戦時期は宝箱(パンドラボックス)を調べられる前
※キヨスの命名により”エルピス”と名付けられました。なお、名簿の記載に変化は起きません。
使える呪文 ザラキ マホトラ あまい息
※ザラキは参加者が”精神的に不安定” ”体力・気力が果てるような状況”などでないと効果が効きません。
※舌でトッペイを巻き付けて共に移動をしています。

【キングラウザー@仮面ライダー剣】
仮面ライダーブレイドキングフォームが操る大型剣。
内部にある”バリアシステム”で生成されたエネルギーバリアフィールドを放出することで、外部からの衝撃から保護する。また、敵の攻撃を防ぐ盾としても使用できる。
切れ味はブレイラウザーの3倍。まぁ、めっちゃ切れるということ。
重醒剣DXキングラウザー¥7,700(税込)
オートラウズシステムでラウズカードを自動で読み取る。5枚のコンボで必殺技が発動!!102種のラウズカードを読み取り可能で31種の台詞と12種の音声が鳴る!byBAN■AI公式サイトより

【立花特平/トッペイ@バンパイヤ】
[状態]:負傷(大)、全身激痛(和らいできている(中)) 全身包帯並びにパーカーの生地、焦げ気味、エルピスに舌で巻き付けられている
     あかりさん……ぽーっ
[装備]:焦げ気味のエマの帽子@ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
[道具]:目隠し@現地調達
[思考・状況]
基本方針:千さんの意志を継いで殺し合いを止めた後、マンガ映画を作る。
1:エルピスに巻き付けてもらう形で移動をする
2:たどり着いた現場(E-5)にいるアルーシェさん達と会話する。
3:千さんの仲間である零、彼女の妹であるみらいを探す。(ただみらいは用心する)
4:ロック、アナムネシスに警戒。
5:八将神のことを他の人へと伝える。
6:千さん……
7:白い服の人(カイン)は無事なのか。
8:あの人(姫和)を止めないと。
9:あかりさん……っとと、チッペイにこの顔を見られたら、茶化されるな
[備考]
※参戦時期は第一部終了後。
※八将神の存在を知りました。
※ロックが幽鬼ではないかと推測してます。また、ロックが現在、爆発させる能力を得ていることを知りました。
※千との情報交換でクライスタの世界観を大まかに把握してます
※アルーシェとの情報交換で彼女の同行者の名前だけ伝えられてます
※キヨスからマネーラ・ギャブロ・藤丸立香の情報を得ました。(簡単に)
※キヨスから二日目の昼にE-3にあるかなでの森博物館に人が集まる情報を得ました。

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