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  • 決壊戦線─もう迷わない─

hengokurowa @ ウィキ

決壊戦線─もう迷わない─

最終更新:2022年10月31日 07:34

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 アナムネシスの飛ばす剣は緩いがホーミング機能もある。
 なのでアウトレンジからでも当たると思っていたし隙もあったが、
 あっさりと避けられ、残った一人も即座に降りてくるとは思わなかった。
 もう一人が階段を律儀に使ってたので代行者程の強さはないと、
 勝手に思い込んだことを軽く反省しておく。

「刀……誰と戦ったの?」

 刀剣を持つ人物の心当たりは多い。
 もしかしたら母の美奈都の可能性もある。
 絶鬼とは早くも出会えたと言うのもあって、
 まさかとは少し思ってしまう。

「クリーム色の制服を着た銀髪の子よ。
 貴女よりも小柄な子で、とても素早かったわね。」

「!」

 母と仲間の死の連鎖の中、
 漸くだが知り合いの情報が手に入った。
 その条件であれば、間違いなく沙耶香になる。
 放送で呼ばれてないのを見るに彼女が生きてることも分かるし、
 御刀を持っていることも把握できて安堵の息を吐く。

「お友達の情報料として聞くけど、
 貴女は幡田零って子を見なかったかしら?
 その子と同じ銀色の髪をした女の子だけど。」

「知らない。もし知ってても私は教えられないよ。」

 会話の内容から絶鬼同様、乗った側の存在。
 敵対する幡田零がどのような人物かは知らないが、
 少なくとも襲ってくる以上彼女が敵であることは変わらない。

「あら、そう。じゃあ貴女に聞くことは何もないわ。」

 アナムネシスとしてはこれだけ多くの参加者が短時間で減った。
 つまり、魂を集められる総量が減っているということに他ならない。
 アーナスによって阻まれたこともあって誰一人として殺せていない現状、
 そろそろ一人ぐらいはと考えているが、同時に引っ掛かるところがある。

 恵羽千。知らない名前だが、何故だか引っかかった。
 だが既に彼女は何処かで死んだ。今となっては考える意味はないと振り払う。

「悲劇の開園としましょう。」

 赤黒い魔法陣を足元に展開し、紫の剣を大量に飛ばす。
 軽いとは言えホーミングする剣であるため生き物のように迫るが、
 可奈美は逃げるを選ばない。肉薄して、当たりそうな攻撃だけを弾きながら迫る。

(冷静に対処すれば!)

 代行者の力で底上げされた零が走ってれば当たることはない攻撃を、
 御刀が違うため力が落ちてると言えども、刀使が避けれぬわけではない。
 多数飛び交う剣の弾幕ではあるもののアナムネシスの後方で一度広がる都合、
 攻撃のラグがある。軌道を読むことは二度しか目にせずともそこまで難しくなかった。
 軌道から逸れた剣は放置し、残った奴を御刀で弾いてからの肉薄。

「ッ!」

 首を狙える間合いに入るがワープで後方へと移動。
 太刀筋が零たちと違い洗練されていて当たるかと思ったものの、
 僅かながらの隙によって攻撃の手が止まって成立はしない。
 アナムネシスが疑問に思っていると、すぐさま距離を詰めにかかる可奈美。

(……まさかと思うけど、この子。)

 気にはなりながらも迎撃の為、
 周囲の地面から紫色の槍が天を衝く。
 写シがあれどまだ剥がされるわけにはいかない。
 すぐさまバックステップで距離を取るも、
 転移からアナムネシスの姿が消える。

「そこッ!」

 すぐさま背後を警戒しながら振り返り、
 振り向きざまに孫六兼元とメガリスロッドがぶつかり合う。
 所謂鍔ぜり合いに、耳障りな音と火花が散っていく。

「貴女、ひょっとしてそんなものを持ちながら人を殺せないのかしら。」

(流石に気づかれるよね……!)

 零や小衣と、彼女は数々の恨みを買っている。
 だから殺意と言う物にもある程度の理解があるが、
 可奈美からは二人のような殺意を余り感じなかった。
 一人殺せば二人目も同じこと、なんて可奈美は考えない。
 吹き飛ばすかのような勢いで押し返し、空中から黒紫の刃が生成され可奈美を狙う。
 押し返された反動を利用して距離を取ることで難なく回避から肉薄するも、
 今度はアナムネシスはノーガードの構えに思わずブレーキをかけてしまう。
 動きが止まった瞬間を、アナムネシスは手を薙ぎ払って吹き飛ばす。

「アグッ!」

 女性の薙ぎ払いとしては余りに威力が違うそれに、
 地面を数度転がりながら勢いで立ち上がり、すぐさま距離を取る。
 彼女が転がっていた場所は剣が何本も突き刺さっており、
 復帰していなければかなり危うかったことが察せられる。
 そのまま迅移で迫るが、またしても相手は回避行動をとらず、
 自分から攻撃を当てないようにと距離を離してしまう。

「随分甘いのね。貴女のお友達は遠慮がなかったけど。」

 絶鬼と言う親友の仇の存在に加え、
 それに伴う呪蝕の骸槍の干渉がなくなった今、
 残念ながら絶鬼の時ほどの苛烈な行動力は彼女にはなかった。
 ロックやフェザーと、異能に近しいものを使った仲間を見た影響もあり、
 幽鬼と知らない以上は彼女の視点からアナムネシスは人にしか見えない。
 嘗ての姫和であったならば此処は迷わず斬れていたのだろうが、
 彼女の剣は人を殺す為のものではなく荒魂を祓う為のもの。
 その考えが、本来卓越した刀使の刃を鈍らせている。

「まあいいわ。その方が都合がいいもの。」

 行動不能に追い込むにしても、これだけ特異な力を有してる相手を、
 どのような手段で拘束すれば大丈夫か? 普通に無理だ。斬る以外の選択肢はない。
 いつまでも迷い続ければ大事なものを取りこぼす。優しさと甘さは違う。
 迷いに迷った剣なんて、魂のこもってない剣と同じ。何も斬れやしない。

『焦燥に駆られている……顔にそう書いてあるぞ。』

 白服の男、名前は知らないがカインにも言われていた。
 あの時は姫和のことではあったが、また言われたような気がしてならない。
 いや、寧ろ舞衣達の死もあって余計にその刃に迷いがあるのだろうと。

(迷ってるなら───)

 一度距離を取りながら、可奈美は別の刃を手にする。
 孫六兼元を手にしてからは抜くことをしなかったもう一つの剣を。

「二刀流?」

 しかし、可奈美が取ったのは攻めの行動ではなく、
 その手にした刃を使って、自分の右手首を斬りつける。
 彼女の肌を裂いて、軽い出血を起こす。

「ッ……こ、これ切れ味悪いのかな。すごく痛い。」

 写シをやめてからした都合ダメージは伝わってる。
 顔をしかめてる様子に震えた声からそれなりの痛みのようだ。

「貴女、何をしているの?」

 突然の自傷行為。
 思いもよらぬ行動を前に、
 攻め時であるはずの状況で尋ねてしまう。
 その間に、可奈美も包帯で簡素に止血をしておく。

「戒め、みたいなものかな。」

「戒め?」

「迷った剣じゃ、何も守れないから。」

 白楼剣は迷いを絶つ剣。
 その言葉を信じて自分を斬りつけた。
 斬った後は心なしか身体が軽く感じる。
 プラシーボ効果かどうかは定かではない。
 魂魄家の者のみがその力を行使できるが、
 その理由も定義も何もかもが定かではない為、
 この殺し合いにおいてその権能が発揮してるかも不明。
 だが、いつまでも躊躇い続ける自分には大事な一歩となるだろうと。
 白楼剣を鞘へと収めながら、再び孫六兼元を両手に握りしめる。
 刀使としての意志を貫き続けることよりも、仲間の為に彼女は戦う。

「私は迷わない。戦うべき相手だったら、真っすぐに刃を振るうよ!」

「……不快ね、今の刀。」

 白楼剣は人間に対しては酷いなまくら刀に過ぎないが、
 幽霊を斬れば幽霊の迷いを絶つ、即ち成仏させる効果がある。
 幽鬼であるアナムネシスにとっては下手をすれば最悪即死する天敵に等しい存在。
 直感に近いがその刀に対して嫌悪感が強まりながら剣の弾幕を飛ばしていく。
 大量に展開された攻撃の波が可奈美へと押し寄せていく。

「行くよ、舞衣ちゃん!」

 絶鬼の時のように舞衣は答えないが、
 孫六兼元は彼女の御刀であり彼女の形見。
 だから彼女と共にあると写シを張りながら迅移。
 今度は無数に迫った攻撃を機敏に躱していき、
 狙いがしっかり定まった攻撃も丁寧に弾かれる。
 迷いを絶ったから、とでも言わんばかりに。

(彼女程ではないけど、少なくともさっきより動きがいい。)

 そのまま低い姿勢で接近されてからの逆袈裟の切り上げ。
 先程よりもはるかに洗練された動きによって回避が僅かに遅れ、
 ゴシックな服に切れ目と赤い筋を刻むことに成功する、
 軽傷ではあるが、少なくとも今までとは違うことへの証左となる。

「でも駄目ね。」

 バックステップと同時に再びホーミング機能を持った剣の弾幕。
 さっきまでは普段通りだったが、今度はメガリスロッドを掲げての攻撃。
 弾幕の数は先程よりも増加した攻撃に可奈美も横へ飛ぶように走りつつ、
 追いつかれたものについては弾くも、大半が彼女の写シを僅かにでも削っていく。

「クッ!」

 迷いを絶ったところで限度はあった。
 どうあがいても埋めようがない差と言う物はある。
 単純な話、彼女が持っている御刀が千鳥ではないから。
 沙耶香は自分の御刀である妙法村正を用いて戦って、
 それでもなおアナムネシスを制することはできなかった。
 沙耶香は本来の未来でタギツヒメとの戦いで舞衣、薫、エレンが脱落する中、
 可奈美と姫和の二人に途中までと言えども一人だけ残れた程の迅移の使い手。
 御刀が千鳥ではないことで力が落ちている状態にある可奈美が、
 全力の沙耶香を超えてアナムネシスに勝てるわけがない。
 しかもメガリスロッドと言う沙耶香の時以上の武装もしている。
 写シを剥がされてないお陰で致命傷は避けてはいるものの、
 どうあがいても時間の問題だ。ロックの言ったように逃げて同士討ちも、
 失敗すれば敵が増えた状態で追い詰められるだけになりかねない。

(距離を離すわけにはいかないけど、近づけない!)

 近くの塀を文字通りの壁にして移動しつつ、なるべくやり過ごしていく。
 だがすぐに壁は砕かれていき、貫通してきた剣を弾き飛ばす。
 ギリギリ戦いとして成立させることができてるのは可奈美の観察眼、
 その場その場で戦術を組み立てることができる柳生新陰流の特徴、
 これらを成立させる彼女の優れた能力と言う、殆ど自力によるもの。
 成立と言っても、数字で言えばどれだけ贔屓目で見たとしても八対二、
 詰みに等しい相手であることには変わりはなかった。

「まだ、やれるよ!」

 だからどうしたと言うのか。
 此処で自分が逃げればロック達はどうなる。
 無理だとか無駄だとか、そういうことは関係ない。
 ないものねだりをしてる場合ではない。今ある最大戦力で、
 彼女を倒す、或いは食い止める以外に勝つことはできない。
 今にも剥がれそうな写シであっても後退をせずに思いっきり接近する。

(捨て身の動き、少し気をつけた方がいいかしら。)

 アナムネシスの基本戦術は設置や飛び道具と言った、
 オーソドックスなアウトレンジからの射撃が基本だ。
 近づかれなければどうと言うことはないもののの、
 近づかれたら痛い目を見るのは零達との戦いで経験している。
 相手がいくら沙耶香以下の実力だとしても油断してれば、
 先ほどのよりも痛い目を見る可能性だって否定できない。

 間合いに入った瞬間に逃げるように距離を取り、再び弾幕。
 それをいなしながら、再び距離を詰めると言う変わらない展開。
 変わりがあるなら可奈美の写シが段々と剥がれているぐらいだろうか。

「お友達もだけど、傷が傷になってないのはどういうことかしらね!」

 かすり傷でも軽く十数回は当てたのに出血らしい出血がなかった。
 あるなら肩の傷だが、それは修平達のもので彼女によるものではない。
 さっきから視覚的なダメージが感じられないのは厄介と。

「こっちも同じだよ! 教えられない!」

 余裕そうな笑みを浮かべながら迫っているが、殆どやせ我慢だ。
 傷はなくとも痛みはある程度は伴うし、写シの性能も劣化している。
 じわじわと消耗していることに変わりはない。

「別にいいわ。限度があることは知ってるから。」

 ダメージが常に通らないのであれば、
 沙耶香に傷がつくことは絶対になかった。
 その隙を狙って一撃をくれてやればいい。

「はあああああッ!」

 最後の剣を弾いて、訪れた刀の間合い。
 この瞬間で仕留めなければならない。その意志を以って刃を振るう。
 此処からの回避に合わせた行動も脳内でシュミレートしており、
 十全にできるかどうかはともかくとして、ある程度の対応を考える。

「愚かね。」

 だが此処でワープによる転移をせず、
 アナムネシスがまだ一度も見せてなかった、
 千の投影散華を彷彿とさせる周囲に剣の展開。
 突如として出てきたそれに対応が遅れ、胴体を貫かれる。
 刺さったまま写シを解除してしまうと傷は残ってしまう。
 すぐさま距離を取って大事には至らなかったが写シが剥がれ、
 膝ががくりと地についてしまい、疲労も襲ってくる。

「もう限界かしら。」

 沙耶香よりも負傷は軽いが、息を荒げて身体も震えている。
 かなり無理をしていることが手に取るように分かった。
 可奈美には現状打開できる手段は存在しない。
 刀使としての戦い方も力不足で通じても限度はある。
 可奈美の敗北は、確実なものにしかならなかった。

「ま、まだ……!」

 歯を食いしばり、震えながら可奈美は立ち上がる。
 写シを再度張れるようになるにはまだ時間がかかる。
 だから此処からは当たること自体が許されない戦いだ。
 さっきのような写シに物を言わせてのごり押しはできない。
 でも、どうやってそれで戦うのか。あらゆる型へと至れる、
 無形の位の構えを取りながらできうる限りの対策を考えこむ。

「仲間の所へ逃げるべきじゃないの、此処は。
 そうすれば、私も追わないかもしれないけれど。」

 そうは言うが、遠くから聞こえる戦火の音色。
 気にする余裕はなかったがひろしの悲鳴もあった。
 ロックか都古か、あるいは両方はまだ戦ってるとみていい。
 そんな選択肢をすればどうなるかなど、最早考えるまでもなかった。

「じゃあ、さようなら。」

 とどめを刺さんとメガリスロッドを空へを掲げ、

「ッ!?」

 背中に届いた僅かな痛みに攻撃の手を止めざるを得ない。
 痛みの原因となる背中に突き刺さったものを引き抜きながら、それを握りつぶす。
 下手人の姿を見ずとも、それが誰のものか即座に分かった。
 突き刺さっているのは───翼のような矢なのだから。

「ッ……ニアミスってこういうことを言うのね───」

 ギリッ歯に力を籠め、苛立った様子が伺える。
 可奈美の反対側に立つのは精錬だからの白ではなく、乾ききった白き代行者。
 天の使いとも思えそうなその姿には余りに似合わぬ暗い表情。
 暗い表情の中に灯るのは、情熱的な敵意と憎悪の眼差し。

「───幡田零ッ!!」





 あれからずっと逃げるように零は走り続けていた。
 その最中、放送で彼女の名前を知る者は少なくとも三名が告げられた。
 一人は最初に出会った名前も知らない男、修平が告げた名前と同じ琴美。
 彼女についてはわからない。善良な彼女であることは確かなので、
 騙されたりしたか、それとも理不尽に抗おうとして散っていったのか。
 分かることは一つ。彼女が亡くなった今や彼は明確に乗るだろう。
 同じ理由で伯爵の為なら遠慮はしないだろう、マネーラも同じことだ。

「千さん……」

 恵羽千。
 自分の信じる正義のために、戦い続けた先の結果なのだろうと察しが付く。
 共に戦った仲間が死んだにしては/懸念してたことが杞憂に終わったにしては、
 妹が狙われず心のどこかで何処か安心感を/ひどく胸に痛みを感じていた。
 涙は流れない。流したくても流れないかもしれないが、
 それが単純にひび割れた器だからか、冷たくなったのか。
 どちらにせよ、そんな風に考えてしまう自分を嫌悪したくなる。
 招かれた時期の都合、元来の人間性すらすり減りつつある中で、
 まだそう言った感情が残ってることが救いなのは皮肉だろうか。

(……)

 それだけでは終わらない。
 名簿には死者が取り除かれた、
 生存者だけの名簿も追加されていてを見ながら零は思う。
 名前を呼ばれなかったからこそ分かることもある。
 あかり達の善良な人間から、トッペイ等の危険な存在。
 様々な生存者がいることも分かるが、さほど重要ではない。

 幡田みらいはまだ生きているのだと。
 喜ばしいことだが、緑郎が蒔いた悪意の種を成長させる材料になる。
 彼女が生きてるのは、誰かに守られてるから無事なのではなく、
 幽鬼だから身を守ることが自分自身でできているのではないかと。

 不安は何処までも大きくなっていく。
 真実はどうなのか。知りたいようで知りたくない。
 たとえ幽鬼であってもみらいをヨミガエリさせる目的は変わらないが、
 知ってしまったとき、今でさえ不安定なのに正気でいられる自信はない。

(───誰かが戦ってる?)

 逃げてる途中、病院から轟音に気付き向かってるその途中。
 別の音を聞き駆けつけた場所。そこに立ってるのは、忘れるはずのない存在。
 距離があったのもあって剣は使えなかったが、迷わずその背へと翼の弾丸を叩き込んだ。

「まさか、最初に会えた知り合いがあなたとは思いませんでした……アナムネシスッ!!」

 全ての元凶。
 辺獄を駆け抜けることとなった発端。
 妹を『殺させた』相手を前に、涙は流れなくなった心でも感情は動く。

「意外と控えめな攻撃をしたのね。
 貴女なら遠慮せず撃ってたはずだけど、
 今更になって他人を思いやる気でも起きたの?」

 アナムネシスの言う通り、
 妹を狙う諸悪の根源と認識してる零にとって、
 彼女相手ならばもっと、無差別に攻撃してもいいものだ。
 出来なかったのは彼女と敵対してる可奈美が射線にいたからか。
 本来なら巻き添えでも連射するべきところだったが、できなかった。
 敵対してるのであれば高確率で彼女はあかり達と同じ殺し合いに抗う側。
 彼女達の存在がチラついてしまい、それに躊躇いが生じていた。
 出会わなければ、きっと躊躇せず巻き添えにしていたはずなのに。

「彼女に利用価値があるから? おおよそ、妹の為の贄でしょう?」

「貴女に言われたくありません。」

 妹に拘っていた彼女が、
 妹を生かすための行動なのは察する。
 みらいを殺させた奴にだけは言われたくない。
 黙らせるように一気に迫って思装とは別の武器、オチェアーノの剣を振るう。
 シンプルな攻撃であったために、近くの家屋の屋根へ転移して特にダメージはない。

「協力してください。」

 後で敵対するであろう相手と関わるのは本意ではないが、
 彼女を一人で倒すのは至難なのは痛いほどわかっていること。
 素直に可奈美へと駆け寄って共闘を持ちかけることにする。

「うん、分かった。でも私はあんまり役に立てないかも。」

 弱気になってると言うよりは、率直な感想。
 本来の刀使の力が引き出せない現状を考えれば、
 常人なら容易な存在でも荒魂のような超常的な存在には分が悪い。
 諦めない前向きなのが可奈美だが、だからと言って何も見えてない無謀に非ず。

「……分かりました。それなら、合間合間のサポートをお願いします。」

「それなら任せて。私衛藤可奈美。幡田さんでいいんだよね?」

「は、はい。」

 小衣とは違うが暗さを感じさせないその物言いは、
 少しばかり自分のペースを崩される感じがして反応に困る。
 即座に気持ちを切り替え、屋根にいるアナムネシスへと翼の弾丸を放つ。
 先ほどのフェザーエッジと違い弾丸は一発だけのネイルフェザー。
 とは言え相手はアナムネシス。背後で隙があったならまだしも、
 正面から攻撃しては容易く弾かれてしまう。

「そこっ!」

 弾丸と共に屋根へと移動した可奈美による袈裟斬り。
 弾いた際の勢いのまま得物を振るって迎撃するも、
 御刀を挟まれて軽く後退するだけに留まり、屋根からも落ちない。

「無駄よ。貴女じゃ敵にもならな───」

「風よ、逆巻け!」

 地面からの竜巻に、空へと打ち上げられるアナムネシス。
 可奈美に注視した隙をついて、零が竜巻を彼女の足元に発生させていた。
 勿論可奈美とは初めて共闘するので連携も何もないのだが、
 代行者に近しい速度で動く以外は基本が刀一辺倒であり、
 その点は千に近い連携の取り方をすることで割と馴染む。
 空中を舞うアナムネシスにはこうなることを知った零だけが追走。
 アナムネシスを超えて空からオチェアーノの剣を振り下ろす。

「揃いも揃って、不愉快な武器ばかり使うわね!!」

 邪悪な魂を葬ると言われているオチェアーノの剣もまた、
 ある種の天敵であり揃って気分を害する武器に顔をしかめる。
 アイマスクをした状態なので、表情など分かるはずもないが。
 打ち上げられたもののすぐに姿勢を整えて攻撃を防ぎ、
 反動を利用してそのまま地上へと降りれば着地点を予測して、
 既に移動していた可奈美の右薙ぎがお見舞いされるがこれも防ぐ。
 続けざまの逆袈裟をステップで回避、そのまま踏み込んでの袈裟斬りを、
 地面から柱のような刃を出すことで躊躇わせる。

「ハァッ!」

 宙からの零による一撃をもう一度防ぐが、
 今度は地面にいる都合、反動で身動きが僅かに鈍る。
 そこへすかさず可奈美が肉薄するも、所詮は僅かな隙。
 劣化した迅移では先に後ろへと転移して逃げられてしまう。
 またしても攻撃は空振りに終わる───と思われていたが。

「!」

 移動ではなく転移、それはいわば消えたに等しい。
 だからどの位置へ移動してるのを視覚で判断は至難。
 故に、アナムネシスは驚かざるを得なかった。

(当たった!)

 何故、転移した場所の近くに可奈美がいるのか。
 彼女にとってもアナムネシスの正確な転移の場所を確定はできない。
 残念ながら龍眼は持ってないし、持ってても劣化しては難しいだろう。
 ただ、全体的に彼女はアウトレンジから飛び道具を使っての戦術が強く、
 そうなれば必然的に自分が把握してる位置、後方への転移を選ぶのではないか。
 若干、と言うよりかなり分が悪い賭けではあったものの、その考えは運よく成功する。
 ……もっとも、アナムネシスは先程背後から撃たれると言う失態を犯した。
 飛び道具が当たりやすい高所を陣取ってしまうのを忌避していたという、
 偶然ながらも背後のみを重視したのには一応の理由があったりはする。
 唯一例外は、前後に敵がいた零の二度目の攻撃の時だけだ。
 若干の予想の位置をずれていたが、それでも脇腹目掛けた突きを狙う。

「それで勝ち誇るの?」

 しかし可奈美は知っているはずだ。周囲に剣を展開する攻撃を。
 どれだけ近づいたところで、距離を否応なく離されてしまう。
 アナムネシスは近づいたら近づいたで厄介な手を使ってくる。
 しかもまだ写シはできてない。当たれば負傷を免れない。

「な!?」

 姿勢を極めて低くすることで、頭部を掠め髪を散らすだけに留まる。
 彼女の流派は柳生新陰流だが、何よりも超がつく程の剣術オタクだ。
 大抵の流派に精通しており、故にそれ以外の動きもやろうと思えばできる。
 この低い姿勢から放たれるのは、以前可奈美が戦った燕結芽が使った三段突き。
 怒涛の突きがアナムネシスへと襲い掛かる。

「グッ、アッ!」

 転移から無理矢理バックステップをしたことで、
 切っ先が喉、胸、腹に軽く刺さった程度で済まされる。
 流石の彼女も冷や汗ものであったが、なんとかしのいだ。
 今ので仕留めきれなかったことは可奈美達には厄介なことだった。
 あんな不意打ち、そう何度も通用するものではない。
 千載一遇とも言えるチャンスを逃してしまう。

「……彼女が死んだから次はこの子を利用する。
 妹の為に、本当になりふり構ってられないのね。」

 痛みが走る喉に手を当てながら軽く愚痴を零す。
 代行者ではない少女に縋ってまで妹の為とは、
 随分健気なものであり、同時に不愉快極まりない。

「そういえば、まだ聞いてませんでしたね。」

「? 何かしら。」

「アナムネシス。なんで───私とみらいを辺獄に引きずり込んだの?」

 未だにわかっていないことだ。
 何故、彼女はそこまで妹と自分に執着するのか。
 魂を集めるだけならば誰でもよかったにしては、
 明らかに執着が過ぎる。もはや執念と言ってもいい。

「貴女、記憶力も悪いの? 私の記憶の欠損でもあるまいし。」

 零はセレマを亡くしたばかりの時間軸から招かれている。
 だから、アナムネシスのいた時間軸でされた同じ問答をした。
 同じ質問を受けている。故にその内容に少し呆れ気味だ。
 元の世界では、その辺についてはあやふやにされた答え。

「さっき会った幡田みらいと言い、
 人をイラつかせるのが姉妹揃って得意なようね。」

 だが此処ではそうではない。
 此処は辺獄は辺獄でも、殺し合いの舞台だ。
 完全に同じ道を辿ることなんてことはあり得ないのだから。

「……!? 今、みらいって!」

 みらいと会っていた。
 此処で明確な情報を持った相手がいたことに驚く。
 それが、まさかアナムネシスから告げられるとは思わなかったが。

「みらいと、会ったの!?」

「ええ。でも殺せなかったわ。
 アーナスが人間を滅ぼす為に軍団を結成したから。
 お互いに傘下に入れさせられて手出しできなかったわ。」

 少しぐらいは問答に付き合ってあげようと、
 アナムネシスは事の顛末を軽く説明する。
 みらいや歩夢、紗夜のことも。

「よかった。みらいは無事で───」

「あの、ちょっと待って。」

 安堵の息を吐いた零に対して、
 少し戸惑ったような表情を可奈美はしている。
 当然だ。妹の安否に安堵して彼女はスルーしたが、
 聞き捨てならないものがあったから。

「その、アーナスさんって『人』を全員狙うんだよね。」

「ええそうよ。まずあなた達対象でしょうけど。」

「アナムネシス。貴女も『人』ではないってこと?」

「私は死者、幽鬼と言うべき存在であり、
 人間と言う概念の埒外にあるわ。だから狙われずに済んだけど。」

 丁寧に説明に受け答えする相手に、
 少しばかり可奈美は戸惑うがそのまま話を進める。
 この疑問を解消しなければならなかった。

「じゃあ───幡田さんの妹はどうやって生きたんですか?」

 可奈美の一言に零がハッと我に返る。
 どうやって、妹はそれをやり過ごしたのか。
 考えれば当然のことを見落としてしまっていた。

「ゴメン、言い方が悪かったよね……話だけ聞けば、
 歩夢さんは人間だったから殺されそうになったけど、
 妹さんが何かして人間じゃなくなったから見過ごされた。
 だったら、幡田さんの妹さんも狙われるはずだけど……」

 そこから導き出される答え。
 当然、そんなものは一つしかなかった。
 みらいが人じゃない。人じゃないなら───

「幽、鬼……?」

 ロックに提示された最悪。
 それが現実となってしまった。

「嘘、です。そんなものは貴女が捏造したもので!」

「事実よ。でなければ、なんで幡田みらいに執着した私が、
 何もせずにこうしてそこから離脱してるか、分かるでしょう?」

「それは、きっと敵対してたアーナスさんを貶めるために……」

「話し合いなんて貴女とは本来なら成立しないのに、
 態々私が嘘でカバーしたストーリーをあなたに聞かせる?
 これを言った大半の敵になる私が誰に信用されるのかしら。
 貴女、記憶力どころか頭の方も大分壊れてきてるんじゃないの?」

 もしこれが嘘だとしたなら。
 なんでそんな嘘をつかねばならないのか。
 嘘にしたって詳細が余りにも事細かすぎるし、
 アーナスがみらいを保護する側だったとしても、
 なぜアナムネシスはろくな傷を負ってないのか。
 あれほどみらいに執着して戦わないを簡単に選ばない。
 もっと怪我をしていてもおかしくないが、彼女の傷はかなり浅いものだ。
 しかもそれらは可奈美が傷をつけたものであり、アーナスではない。
 嘘と断じたが逆だ。もう答えなど出ている。信じたくないだけ。

「あの時は黙っていたけど、特別に今答えてあげるわ。
 幡田みらいは───私が幽鬼になるきっかけとなった『幽鬼の姫』よ。」

 揺るがぬ真実なのだから。
 本来ならば真理念(アルセイヤ)を経て繰り返し、
 漸くその解へと至る答えを明かされた。
 準備も、覚悟も、過程を飛ばした上にひび割れた涙の器で。
 落涙することすら許されない少女には、早すぎるその事実を。

「幽鬼の、姫?」

 零はそのワードは知らない。
 でも音だけで察することはできる。
 ただの幽鬼ではない、上位の幽鬼だと。

「幡田みらいは既にヨミガエリしているのよ。
 私が死ぬきっかけとなった事故も利用してね。
 その時で唯一生き残って……いいえ、死んでるからおかしいか。
 唯一狩られることなく生き延びて、こうして幽鬼になったのが私。」

「嘘……だって、そんな記憶どこにも!」

「記憶の改竄。貴女も理解してるはずでしょう?
 ヨミガエリは逆のことも起きる。自然に記憶が上書きされるの。
 貴女の妹は何かで亡くなっても、その事実がなかったことにされてるわ。」

 友人、学校、どこに電話してもみらいの存在が消されていた。
 何がどうすればそんなことになるのかは皆目見当もつかないが、
 少なくとも幡田みらいが生きていた痕跡が消えたことは知っている。
 元に戻った場合、その記憶も元に戻るなどどうやってかなど分からない。

「だからあなたは違和感を持たなかった。
 自分の妹が一度死んで、ヨミガエリで復活してるのを。
 もう一度言うわ幡田零。私は貴方の妹に殺されてこうなったの。
 貴女は私を妹を殺した元凶として許さないと思っているのなら、
 私が幡田みらいを憎む理由も、分からないとは言わせないわ。」

「そんなの、私を惑わす為の嘘で……」

 幽鬼である可能性はまだ構わなかった。
 でもアナムネシスが狙う原因は、みらいに殺されたからによる復讐。
 もしそれを否定をするなら、自分がアナムネシスを倒す理由も否定される。
 いや、みらいが幽鬼の姫であればあれで死んでない可能性だって出てくる。
 嘘と断じなければ、自分が幽鬼を狩り続けたことに対する行為すら正当化できない。
 正当化できない、と思っている時点で彼女の精神状態がどうなのか伺えるだろう。
 セレマに再会することはなく、ヘラクレイトスが語り掛けてない零の精神で、
 この考えを短い時間で振り切ることなど、到底できるはずがない。

「じゃあ答えを教えてもらえる?
 一体どこが嘘で、どこが本当なのか。
 貴女にとって都合のいい理由を答えてもらえる?
 自分を正当化する為の、都合のいい耳障りのいい言葉で。」

 返せるわけがなかった。
 ただでさえまともに考えがまとまってないのに、
 立て続けにくる情報量を今の状態で纏められるものか。
 何よりも、みらいが姫と呼ばれるほどの幽鬼に至ってる。
 下手をすれば、自分やアナムネシスを超える程に狩ってる筈だ。
 その事実を否定できず、膝を折ってしまう。

「答えを知りたいなら妹に会わせてあげるわ。
 但し、五体満足は望まない。彼女の目の前で惨たらしく殺すから。」

 さっきまでの戦いがとんだ茶番に感じた。
 最初からこうすればよかったかなんて思いながら
 戦意喪失した彼女へと杖を向けるも、
 その間に可奈美が立ちはだかる。

「邪魔をしないで頂戴。」

「ゴメン、できない。」

「あなたにとって都合がいいはずよ?
 彼女は自分の妹の為に人の魂を踏み躙ってきたの。
 此処でも屍を築いて妹の供物として捧げていくの。
 酷く歪んだ姉妹愛よ。彼女は最終的に貴方の敵のはず。
 しかも妹もろくでもない存在。守る理由がどこにあるの?」

 否定しようにも余り出来たものではなかった。
 零とは今であったばかりで、殆ど事情を知らないから。

「今退いてくれるなら特別に、今だけは病院から手を引くわ。
 貴女の病院の仲間にも手を出さない。今手を引かせれば、
 そっちは準備したうえで戦いを挑る。それなら私にだって……」

「器用じゃない人を知ってるから。」

 だから甘言を一切聞くことはなく、
 率直に今思ってることを述べる。

「本当はいい人なんだけど、
 一人で何でも抱え込んじゃう人を、私は知ってる。」

 逃避行を続けていたあの時に語られた、
 母の無念を晴らすと言う私怨だけに御刀を手にした姫和の決意の重さ。
 零も同じで、背負うものが複雑でとても重く、誰に頼れるものでもないこと。
 そのことだけはなんとなく程度だが分かった気がする。

「だから、幡田さんもそういう人だと思うの。
 妹さんの為に、周りが見えなくなっちゃって。
 周りに自分の重いものを半分持ってくれる人がいなくて。」

 厳密には頼れる人はいるにはいた。
 千、小衣、それとちょっと違う気もするが777と。
 だがこのころの零は、頼ると言うよりは利用するに等しい行為だが。

「私の友達に似ているんだ。私はその子の半分を持つって決めたから。
 幡田さんのは半分も持てないかもしれないけど、少なくとも見捨てるのは絶対にできない。」

 此処で放っておくわけにはいかない。
 後戻りできない道を一人で歩み続けている。
 この子は、皆と出会わなかった十条姫和だから。

「……それでどうするの? 彼女は戦意喪失、
 さっきのは殆どまぐれみたいなもので次はないわ。
 あなた一人では私に勝てない。その愚かな考え、直ぐに手折ってあげるわ。」

 そうは言うがアナムネシスの言う通りだ。
 状況は悪い。しかも零を庇いながら戦うことは厳しいと言わざるを得ない。
 後方の病院では闘いも続いている轟音が此方にまで届いており激戦の最中。
 戦闘再開の合図を待たんとするかのように二人は構える。










 合図はあった。
 だが、二人は動くに動けなかった。
 再開のゴングには、余りに大きすぎるほどの轟音。
 再開のゴングには、余りに存在感のありすぎる衝撃が。
 三人がいる場所の近くの家屋に、凄まじい威力で何かが飛んできた。

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