ナスタシアと服部は思いのほか早く敵と邂逅することになった。
来夢に桐生と言う洗脳をはねのけた人物がいたのも相まって、
洗脳をより強固なものとするべく時間をかけたからなのはある。
一方で、それを見つけたのは本来奪還組であるはずの日菜子たちではない。
来夢に桐生と言う洗脳をはねのけた人物がいたのも相まって、
洗脳をより強固なものとするべく時間をかけたからなのはある。
一方で、それを見つけたのは本来奪還組であるはずの日菜子たちではない。
「まさかあたし達が見つける側とはね。」
見つけたのは沙夜と合流を目指していたマシュ、アリサ、アニ、しんのすけだ。
マシュが三人の前に立ち、臨戦態勢へと入る。
アニも戦闘可能ではあるが、問題なのは洗脳を受けた服部だ。
服部の持つ棍棒が銃器であることは桐生との戦いで把握している。
下手に前に出ればハチの巣にされてしまう以上マシュが頼みの綱だ。
マシュが三人の前に立ち、臨戦態勢へと入る。
アニも戦闘可能ではあるが、問題なのは洗脳を受けた服部だ。
服部の持つ棍棒が銃器であることは桐生との戦いで把握している。
下手に前に出ればハチの巣にされてしまう以上マシュが頼みの綱だ。
「時間をかけすぎたようね……けれど、かけた分働いてもらうわ。」
「ビバ! 伯爵!」
洗脳は十分だと言わんばかりに放たれる特殊棍棒の無数の弾丸。
木偶を粉々にする弾丸もマシュの持つ盾であれば防ぐことは可能。
だが問題はストライカーユニット震電により正面だけでなく、空からも攻撃が可能だ。
空へと舞えばマシュもアニも空中の相手に戦う術はない。
ただ盾で防ぐ以外にない防戦一方かと思いきや。
木偶を粉々にする弾丸もマシュの持つ盾であれば防ぐことは可能。
だが問題はストライカーユニット震電により正面だけでなく、空からも攻撃が可能だ。
空へと舞えばマシュもアニも空中の相手に戦う術はない。
ただ盾で防ぐ以外にない防戦一方かと思いきや。
「変身!」
盾の背後でミライマンを逆さに掲げるとしんのすけが変身。
赤と白の衣装に身を包み、しんのすけマンとなって丸出しの尻から炎を噴き出し空へと飛ぶ。
当然、攻撃される可能性のあるしんのすけへと服部はターゲットを変更するも、
赤と白の衣装に身を包み、しんのすけマンとなって丸出しの尻から炎を噴き出し空へと飛ぶ。
当然、攻撃される可能性のあるしんのすけへと服部はターゲットを変更するも、
「ひとつひとより和毛和布!」
くねくねした動きでガトリングが如き攻撃を回避していく。
ミライマンによる変身の身体能力の強化とぷにぷに拳が合わさることで、
武器の性能を前にしても華麗(?)に躱していく。
ミライマンによる変身の身体能力の強化とぷにぷに拳が合わさることで、
武器の性能を前にしても華麗(?)に躱していく。
(何故避けれるのか分からないが、動くなら今しかない。)
端から見ればシュール極まりない光景ではあるが、
傍観してる暇はなく、アニは隙を突いてナスタシアへと肉薄。
地禮で斬りかかろうとするもナスタシアは自分の弱さを理解している。
不意打ちが来るだろうことは予想済みで風火輪を起動させ空へと逃げていく。
傍観してる暇はなく、アニは隙を突いてナスタシアへと肉薄。
地禮で斬りかかろうとするもナスタシアは自分の弱さを理解している。
不意打ちが来るだろうことは予想済みで風火輪を起動させ空へと逃げていく。
(向こうも飛べるのかよ!)
舌打ちしながら今の戦況に頭を抱えるアニ。
やはり植木から立体機動装置を貰うべきだったと思える程に、
相手は双方空中と言う優位な場所へと逃げ込まれてしまう。
やはり植木から立体機動装置を貰うべきだったと思える程に、
相手は双方空中と言う優位な場所へと逃げ込まれてしまう。
(けど向こうも攻撃してこないってことは支給品が尽きてるな。)
ナスタシアは空を飛んでいるものの、
攻撃はせず流れ弾の方を警戒している様子を見ていた。
此方へと攻め入るわけではないと言うのが何となく察した。
あくまで風火輪は逃げの為のもの。そういう意味では救いだ。
アニの読みの通り、ナスタシアには攻めになりうる支給品がない。
だから欲しいのはチョーサイミンジュツを使えるそのタイミングだ。
戦況を目敏く把握しながら機会を伺う。
攻撃はせず流れ弾の方を警戒している様子を見ていた。
此方へと攻め入るわけではないと言うのが何となく察した。
あくまで風火輪は逃げの為のもの。そういう意味では救いだ。
アニの読みの通り、ナスタシアには攻めになりうる支給品がない。
だから欲しいのはチョーサイミンジュツを使えるそのタイミングだ。
戦況を目敏く把握しながら機会を伺う。
「アリサさんとアニさんは近くの建物に避難を!」
「分かったわ!」
「これだと仕方ないか……」
本当ならば戦うべき場面なのだが、
マサオとの戦いのダメージは数時間眠った程度では回復しきれない。
このままではマシュが身動きが取れず足手纏いなのは分かり近くの家屋へと避難。
アニも現状空中の敵に対しての攻撃手段がないのでは戦力外にしかならない。
動きに余裕ができたマシュはしんのすけが十分に服部を引き付けてるのもあり、
ブースターを使うことで空中のナスタシアへと肉薄していく。
オルテナウスを軽々と振るい、風火輪の破壊を優先とする。
マサオとの戦いのダメージは数時間眠った程度では回復しきれない。
このままではマシュが身動きが取れず足手纏いなのは分かり近くの家屋へと避難。
アニも現状空中の敵に対しての攻撃手段がないのでは戦力外にしかならない。
動きに余裕ができたマシュはしんのすけが十分に服部を引き付けてるのもあり、
ブースターを使うことで空中のナスタシアへと肉薄していく。
オルテナウスを軽々と振るい、風火輪の破壊を優先とする。
「ッ!」
予想外の速度にかなりギリギリ、風圧が全身を掠めるだけに留まるが、
空中と言う優位は完全ではないとは言え失っていることは十二分に伝わった。
一方でそれだけの戦闘が行えると言うことは人材確保としては有益だ。
何としてでも洗脳して此方側の戦力としたい人材である。
空中と言う優位は完全ではないとは言え失っていることは十二分に伝わった。
一方でそれだけの戦闘が行えると言うことは人材確保としては有益だ。
何としてでも洗脳して此方側の戦力としたい人材である。
(問題は武器がないこと……針目縫から分けてもらうべきだったか。)
マシュの攻撃は基本直線的なので回避は難しくないが、
反撃の為の武器が風火輪しかないのが一番の問題点だ。
風火輪の炎を用いれば攻撃は一応可能ではあるのだが、
それができるほどナスタシアは使いこなしてるわけではない。
反撃の為の武器が風火輪しかないのが一番の問題点だ。
風火輪の炎を用いれば攻撃は一応可能ではあるのだが、
それができるほどナスタシアは使いこなしてるわけではない。
(肝心の服部は……)
ちらりと向こうの様子を見るが、
しんのすけの珍妙な動きで銃器としての意味をなさず、
しんのすけの珍妙な動きで銃器としての意味をなさず、
「みっつみだらに猫手反発!」
ぷにぷに拳を用いた動きで特殊棍棒を弾き返し、
棍棒としての攻撃の性能もまた意味をなさない。
一方で年上の女性であるのと宮藤の友達ともあってか、
ぷにぷに拳で一番の攻撃技であるはずの柔軟弾丸を使わずにいる。
お陰で実力伯仲とまではいかないが、拮抗した状態へと持ち込まれていた。
棍棒としての攻撃の性能もまた意味をなさない。
一方で年上の女性であるのと宮藤の友達ともあってか、
ぷにぷに拳で一番の攻撃技であるはずの柔軟弾丸を使わずにいる。
お陰で実力伯仲とまではいかないが、拮抗した状態へと持ち込まれていた。
(このままペースを乱されるのであれば、彼女を利用するのが得策か。)
眼鏡を光らせ、空中を移動してしんのすけへと向かう。
マシュもさせまいと妨害をするもブースターだけでは、
空中を自在に移動できる風火輪の前では対応しきれない。
だがナスタシアの目的はしんのすけではなく、服部の特殊棍棒を奪取した。
服部の武器はそれだけなのに何事かと疑惑を持ったが、マシュは先に感付く。
マシュもさせまいと妨害をするもブースターだけでは、
空中を自在に移動できる風火輪の前では対応しきれない。
だがナスタシアの目的はしんのすけではなく、服部の特殊棍棒を奪取した。
服部の武器はそれだけなのに何事かと疑惑を持ったが、マシュは先に感付く。
「二人とも動かないように。動くのであれば私は『彼女』を撃つので。」
人質だと。
ナスタシアの視点からしたらまだ仲間がやってくる可能性があり、
特に空を飛んでいた男(カイン)に来られては戦況は覆りかねない。
早急に物事を解決するのであれば、これが一番手っ取り早い。
滞空する服部の背中へと、特殊棍棒を突き付ける。
ナスタシアの視点からしたらまだ仲間がやってくる可能性があり、
特に空を飛んでいた男(カイン)に来られては戦況は覆りかねない。
早急に物事を解決するのであれば、これが一番手っ取り早い。
滞空する服部の背中へと、特殊棍棒を突き付ける。
「おねーさんを人質にするなんて卑怯だゾ! 顔色の悪いおばさん!!」
「私のこれは地肌です! 何とでも言いなさい。
私には生き返らせなければならないお方がいるのですから。」
私には生き返らせなければならないお方がいるのですから。」
僅か六時間。その時間で思慕するノワール伯爵が亡くなった。
マネーラでもミスターLでも、ましてや自分でもなく先に逝く。
ありえないことだと思った。疑いたくなるような放送内容だ。
ディメーンの性格を考えれば嘘を吹き込むことは考えられたが、
そも伯爵と目的が一致してる自分にその事実を突き付ける意味はない。
手段も戦術も選ぶ気など最初からないが、より一層覚悟を決めている。
マネーラでもミスターLでも、ましてや自分でもなく先に逝く。
ありえないことだと思った。疑いたくなるような放送内容だ。
ディメーンの性格を考えれば嘘を吹き込むことは考えられたが、
そも伯爵と目的が一致してる自分にその事実を突き付ける意味はない。
手段も戦術も選ぶ気など最初からないが、より一層覚悟を決めている。
(あの人も、私と同じだ。)
最初は先輩を、藤丸立香の復活を考えた。
彼女にとって殺し合いの悲願は最初のマシュと同じなのだと。
だがそんな理解や共感はすれども、今の状況を無視できるものではない。
彼女にとって殺し合いの悲願は最初のマシュと同じなのだと。
だがそんな理解や共感はすれども、今の状況を無視できるものではない。
「少年は変身をやめて、盾の其方は武器を捨てなさい。」
服部の救出が目的である以上逆らうことはできない。
マシュは盾を置いて、ホールドアップの構えを取る。
マシュは盾を置いて、ホールドアップの構えを取る。
「いいコね。そこの少年も早くその奇妙な恰好をやめなさい。」
変身を解けばどうなるかしんのすけでも分かっている。
武装解除したところで服部を盾に此方を狙ってくると。
だからと言って変身を解除しなければどの道服部が危ない。
どうするべきか悩みながら空中を漂う。
武装解除したところで服部を盾に此方を狙ってくると。
だからと言って変身を解除しなければどの道服部が危ない。
どうするべきか悩みながら空中を漂う。
「服部のおねーさんはそれでいいの!?」
「伯爵様の為であれば、惜しくありません!」
洗脳を解けないかと試すも、強固に洗脳した服部には通用しない。
今ならば死を望まれれば喜んでその首を差し出すだろう。
今ならば死を望まれれば喜んでその首を差し出すだろう。
「無駄よ。さあ、三秒数えるまでにやめないなら撃つわ。」
相手は戦意喪失ではあるが万が一がある。
ナスタシアは念には念を入れて再度要求する。
時間制限を与えられた以上やめる以外に方法はなく、
しんのすけも変身をやめようとしたその時。
ナスタシアは念には念を入れて再度要求する。
時間制限を与えられた以上やめる以外に方法はなく、
しんのすけも変身をやめようとしたその時。
「───え?」
ナスタシアの右腕が斬り落とされた。
勿論持っていた特殊棍棒は腕と共に宙を舞い、地面へと落ちていく。
どういうことか、洗脳された服部以外は強く反応する。
ナスタシアが背後を見やれば、アニがいつの間にか背後に存在していた。
十メートルはあるであろう、この空中において。
勿論持っていた特殊棍棒は腕と共に宙を舞い、地面へと落ちていく。
どういうことか、洗脳された服部以外は強く反応する。
ナスタシアが背後を見やれば、アニがいつの間にか背後に存在していた。
十メートルはあるであろう、この空中において。
「な、どうやってこの高さを……!?」
「世の中には浮く石があるんだとさ。」
◆ ◆ ◆
「クソッ、やっぱり攻めきれないか。」
家屋に隠れた後、二人の様子を見るアニとアリサ。
二対二ではあるものの、優位とは言い難い状況だ。
地禮しか武器を持っていないアニでは戦力にならない。
もどかしくもある中、アリサが言の葉を紡ぐ。
二対二ではあるものの、優位とは言い難い状況だ。
地禮しか武器を持っていないアニでは戦力にならない。
もどかしくもある中、アリサが言の葉を紡ぐ。
「あの、アニさん。」
「なんだ?」
「これ、アニさんなら扱える?」
そう言って渡されたのは注連縄が縛られた石、要石。
使えば飛び道具にもなるが、別の使い方も存在する。
空中に滞空させることで、足場として扱うことも可能だと。
元々はある天人が戦術として組み込んでいた代物の産物だ。
アニは屋根から要石に乗ることで空中へ乗り込み、届かなかったナスタシアの背後に回り込んだ。
最初は飛び道具目的で使おうかと考えこそしたものの、
こんな珍妙なものをぶっつけ本番で当てれる自信がないのもあるが、
これの方が安全かつ迅速に対応できるからと判断した末の結果である。
立体機動装置による足場のない空中での戦いに比べれば、十分狙いやすい。
一方で慣れない支給品の使用と足場の悪さも相まって、
首を刈り取ることはできず腕を斬り落とすだけに終わってしまう。
使えば飛び道具にもなるが、別の使い方も存在する。
空中に滞空させることで、足場として扱うことも可能だと。
元々はある天人が戦術として組み込んでいた代物の産物だ。
アニは屋根から要石に乗ることで空中へ乗り込み、届かなかったナスタシアの背後に回り込んだ。
最初は飛び道具目的で使おうかと考えこそしたものの、
こんな珍妙なものをぶっつけ本番で当てれる自信がないのもあるが、
これの方が安全かつ迅速に対応できるからと判断した末の結果である。
立体機動装置による足場のない空中での戦いに比べれば、十分狙いやすい。
一方で慣れない支給品の使用と足場の悪さも相まって、
首を刈り取ることはできず腕を斬り落とすだけに終わってしまう。
「グッ……この程度の痛み如きで!!」
それが仇となり腕を切断される激痛をもってしても、ナスタシアは止まらない。
振り向きながら眼光を輝かせ、チョーサイミンジュツをアニへとかける。
振り向きながら眼光を輝かせ、チョーサイミンジュツをアニへとかける。
「な、ぐ……!!」
間近で攻撃を受け、瞳が赤くなっていく。
見たこともない人物の記憶が混在し頭を抱えるアニ。
見たこともない人物の記憶が混在し頭を抱えるアニ。
「早く武装を解きなさい! 今度は二人の首を───」
その後の言葉は紡がれることはなかった。
燃える家屋が彼女に飛来し、激突したからだ。
ベルトルトが投擲した家屋。それは幸か不幸か、ナスタシアに直撃した。
無論、すぐそばにいた服部、しんのすけ、アニも巻き添えにして。
飛来した家屋は轟音と共に他の家屋を蹴散らし破壊していく。
絢爛な屋敷も、舞台に似合わぬカフェも全てをお構いなしに轢いていき、
止まるころには、周囲は惨状と化していたのは語るまでもない。
燃える家屋が彼女に飛来し、激突したからだ。
ベルトルトが投擲した家屋。それは幸か不幸か、ナスタシアに直撃した。
無論、すぐそばにいた服部、しんのすけ、アニも巻き添えにして。
飛来した家屋は轟音と共に他の家屋を蹴散らし破壊していく。
絢爛な屋敷も、舞台に似合わぬカフェも全てをお構いなしに轢いていき、
止まるころには、周囲は惨状と化していたのは語るまでもない。
「何が起き……!?」
余りにも予想してない展開に呆然とするマシュ。
飛来してきた方角に何か見えた気がしたがそれどころではない。
飛来した家屋は燃えており、このままだと燃え広がって大惨事になる。
早急に生存者を確認し、アリサと共に避難する必要がある。
飛来してきた方角に何か見えた気がしたがそれどころではない。
飛来した家屋は燃えており、このままだと燃え広がって大惨事になる。
早急に生存者を確認し、アリサと共に避難する必要がある。
「ねえ、しんのすけ達は!?」
投擲された建物の揺れで身動きが取れなかったが、
ようやく収まったことでアリサはマシュと合流し、件の場所へ到着する。
目の前には燃える何処かの家屋と建物が倒壊して融合した惨状であり、
とても人が生きていると呼べるものではなかった。
ようやく収まったことでアリサはマシュと合流し、件の場所へ到着する。
目の前には燃える何処かの家屋と建物が倒壊して融合した惨状であり、
とても人が生きていると呼べるものではなかった。
「これでは四人とも、潰されたとしか……」
単純な質量の塊の衝突。
無事である可能性があるのであれば、
変身して強くなっているしんのすけだが、
彼もマサオとの戦いで大分消耗していたので望みは薄い。
無事である可能性があるのであれば、
変身して強くなっているしんのすけだが、
彼もマサオとの戦いで大分消耗していたので望みは薄い。
「何よ、それ……」
膝をついて燃える家屋を見やるアリサ。
この殺し合いが過酷なことは理解していたつもりだ。
寝ていた間にもすさまじい戦いで犠牲者は増えてるのだから。
だが、こうまざまざと見せつけられると精神的に折れそうになる。
なのはやフェイトが魔法少女だと知っていたとしても、
あくまで彼女は一般人と相違ないのだから。
この殺し合いが過酷なことは理解していたつもりだ。
寝ていた間にもすさまじい戦いで犠牲者は増えてるのだから。
だが、こうまざまざと見せつけられると精神的に折れそうになる。
なのはやフェイトが魔法少女だと知っていたとしても、
あくまで彼女は一般人と相違ないのだから。
「勝手に、殺すな……」
「アニさん!? 無事だったんですか1?」
頭部から出血してるせいなのと顔つきのせいで、
ホラーチックな姿ではあるが生きてはいた。
ホラーチックな姿ではあるが生きてはいた。
「あいつが、しんのすけが咄嗟に突き飛ばしたんだよ。
要石で足場を作ったから死にはせずに済んだ。
破片が頭にぶつかったお陰でこの有様だがな……後まだ近づくな。
……油断してると伯爵のことを考えちまう状態になってて危険だ。」
要石で足場を作ったから死にはせずに済んだ。
破片が頭にぶつかったお陰でこの有様だがな……後まだ近づくな。
……油断してると伯爵のことを考えちまう状態になってて危険だ。」
ナスタシアが死んだからなのか、
咄嗟の出来事で洗脳の度合いが軽かったのか。
伯爵の為に行動しそうになるが十分自制ができる。
万々歳とまではいかないが、生存者は多いに越したことはない。
咄嗟の出来事で洗脳の度合いが軽かったのか。
伯爵の為に行動しそうになるが十分自制ができる。
万々歳とまではいかないが、生存者は多いに越したことはない。
「だが他の三人は完全に下敷きになった。
探すのは見ての通りだ。探すのはやめておきな。」
探すのは見ての通りだ。探すのはやめておきな。」
肉体は完全に潰れている。
とても子供に見せられるものでもないだろう。
そう思っていると、瓦礫の隙間から顔を出す一人の少年。
とても子供に見せられるものでもないだろう。
そう思っていると、瓦礫の隙間から顔を出す一人の少年。
「おねーさん、無事で……よかった、ゾ。」
「しんのすけ!」
瓦礫の下からしんのすけが這いずって出てくる。
子供だから隙間から出ることはできたものの、
その頭は血は止まらず、命が尽きようとしてることは誰から見ても明白だった。
この状況をなんとかできる支給品は三人は持ち合わせていない。
アリサは涙を流しながら、しんのすけの手を取る。
子供だから隙間から出ることはできたものの、
その頭は血は止まらず、命が尽きようとしてることは誰から見ても明白だった。
この状況をなんとかできる支給品は三人は持ち合わせていない。
アリサは涙を流しながら、しんのすけの手を取る。
「あたしに構わず避けていれば、
あんたは無事だったはずだ。何で態々アタシを助けた?」
あんたは無事だったはずだ。何で態々アタシを助けた?」
唯一の疑問。
しんのすけがいなければアニは死んでいた。
だがしんのすけが庇ったお陰でアニは頭を打った程度で済んだ。
それが疑問でならなかった。マサオなら友達だから助けただろう。
アリサなら此処での付き合いも短くない。だがアニは違う。
アニとしんのすけの関係があるならば、精々寝てるところを見張っただけ。
それをしんのすけが知っているわけでもない。なおの事助ける理由が見つからない。
しんのすけがいなければアニは死んでいた。
だがしんのすけが庇ったお陰でアニは頭を打った程度で済んだ。
それが疑問でならなかった。マサオなら友達だから助けただろう。
アリサなら此処での付き合いも短くない。だがアニは違う。
アニとしんのすけの関係があるならば、精々寝てるところを見張っただけ。
それをしんのすけが知っているわけでもない。なおの事助ける理由が見つからない。
「困ってる人がいたら、おたすけしなくちゃって……」
あの時アニは洗脳との状況のせいで、
見えていたはずの投擲に対応できてなかった。
だからしんのすけは咄嗟に動いて助けた。ただ、それだけ。
見えていたはずの投擲に対応できてなかった。
だからしんのすけは咄嗟に動いて助けた。ただ、それだけ。
(───ああ。こういうのを『いい人』って言うのか。)
嘗てのアルミンのように対話したかっただからとか、
争いを避けるためだからとか打算や目的があるわけではない。
実に子供らしい単純な理由。それだけで助けられた。それだけで命を拾うことができた。
争いを避けるためだからとか打算や目的があるわけではない。
実に子供らしい単純な理由。それだけで助けられた。それだけで命を拾うことができた。
「……助かったのは事実だ。礼は言っておく。」
アリサが握っていたしんのすけの手をアニもまた握る。
それを見ると、やがて安心したようにしんのすけは眠りについた。
今度こそ目覚めることのない、死と言う眠りに。
それを見ると、やがて安心したようにしんのすけは眠りについた。
今度こそ目覚めることのない、死と言う眠りに。
『申し訳ない。私の力が至らなかったばかりに。』
しんのすけがでてきた瓦礫の中から、ミライマンもまた姿を現す。
流石に少し傷がついているがまだ原形は留めており、支給品としての役割はまだ担える。
流石に少し傷がついているがまだ原形は留めており、支給品としての役割はまだ担える。
「いいえ。突然の事でしたから……ですがこの質量を投げ飛ばせるとは。」
一体どんな参加者なら可能なのか。
変身したマサオのような事例は滅多にない。
どんな人物か想像もつかなかった。
変身したマサオのような事例は滅多にない。
どんな人物か想像もつかなかった。
「……しんのすけの分、あたしが絶対おたすけするから。」
受け継がれる遺志のように、
ミライマンを手に取りアリサは立ち上がる。
一方でアニは家屋が飛んできた方角を見やり思案する。
これができる人物は、一人しかいないと。
ミライマンを手に取りアリサは立ち上がる。
一方でアニは家屋が飛んできた方角を見やり思案する。
これができる人物は、一人しかいないと。
(あたしの知る限り、今のはベルトルト以外ありえない。)
こんなぶっ飛んだことができるのは彼ぐらいだ。
ベルトルトが何を考えてこれを投げたかは定かではない。
余程追い詰められたのか、それとも自分含め全滅を狙ったのか、ただの事故か。
答えなど知るよしもない。そのベルベルトも与り知らぬところで命を散らした。
ただ言えるのは、この戦いは余りにも無意味な結果に終わってしまったことだ。
奪還するはずの服部は助けられず、しんのすけまでもが犠牲になった。
無駄な死は慣れたものだ。女型の巨人で暴れた際にも経験している。
だからと言って、アリサは納得できるものではないだろう。
マシュも同様だ。他の世界を滅ぼして自分達の世界を守る。
そういう旅をしてきていたのだから。
ベルトルトが何を考えてこれを投げたかは定かではない。
余程追い詰められたのか、それとも自分含め全滅を狙ったのか、ただの事故か。
答えなど知るよしもない。そのベルベルトも与り知らぬところで命を散らした。
ただ言えるのは、この戦いは余りにも無意味な結果に終わってしまったことだ。
奪還するはずの服部は助けられず、しんのすけまでもが犠牲になった。
無駄な死は慣れたものだ。女型の巨人で暴れた際にも経験している。
だからと言って、アリサは納得できるものではないだろう。
マシュも同様だ。他の世界を滅ぼして自分達の世界を守る。
そういう旅をしてきていたのだから。
せめて救いがあるとするのならば。
おたすけの意志は未だ潰えずだろうか。
おたすけの意志は未だ潰えずだろうか。
【ナスタシア@スーパーペーパーマリオ 死亡】
【服部静夏@ストライクウィッチーズシリーズ 死亡】
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん 死亡】
【服部静夏@ストライクウィッチーズシリーズ 死亡】
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん 死亡】
【F-6 昼/一日目】
【マシュ・キリエライト@Fate/Grand Order】
[状態]:喪失感(大)、深い悲しみ、混乱 負傷(中)、疲労(小)、溶解(軽微)
[装備]:オルテナウス、オルテナウス盾部分
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1~2、桐生の首輪(討伐報酬による解除)、首輪×3(沙耶香、マサオ、宮藤)
[思考・状況]
基本方針:生き延びて、先輩と再び逢う。
1:参加者と接触し、先輩の目撃情報を調べる。
2:先輩が見つかるまで、アニさんと行動する。
3:桐生との戦闘が終わり次第、マサオから事情聴取する
4:疑似霊核……カルデア? それとも……サーヴァント?
5:アニさんと共に沙夜と言う人物達を探す
[状態]:喪失感(大)、深い悲しみ、混乱 負傷(中)、疲労(小)、溶解(軽微)
[装備]:オルテナウス、オルテナウス盾部分
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1~2、桐生の首輪(討伐報酬による解除)、首輪×3(沙耶香、マサオ、宮藤)
[思考・状況]
基本方針:生き延びて、先輩と再び逢う。
1:参加者と接触し、先輩の目撃情報を調べる。
2:先輩が見つかるまで、アニさんと行動する。
3:桐生との戦闘が終わり次第、マサオから事情聴取する
4:疑似霊核……カルデア? それとも……サーヴァント?
5:アニさんと共に沙夜と言う人物達を探す
[備考]
※参戦時期は少なくとも第二部第二章以降
※マサオの疑似霊核から、この殺し合いにカルデアの関係者か、
サーヴァントが関わっているのではないかと考えています。
※ムラクモと情報交換をしました。
※参戦時期は少なくとも第二部第二章以降
※マサオの疑似霊核から、この殺し合いにカルデアの関係者か、
サーヴァントが関わっているのではないかと考えています。
※ムラクモと情報交換をしました。
【アニ・レオンハート@進撃の巨人】
[状態]:マシュに対して不安、眼に巨人化の痕 ムラクモに対して警戒 負傷(中) 疲労(小)、とうぶからしゅっけつ、洗脳(超軽微・時期治癒完了)
[装備]:地禮@PROJECT X ZONE2 BRAVE NEW WORLD、まりょくのみ@大貝獣物語2(半分未満)、要石(射撃用×3、足場用×1)@東方project
[道具]:基本支給品×3(自分、宮藤、桐生)、ランダム支給品×0~1(武器類、回復類はない)、特殊棍棒(エクスカリバー)
[思考・状況]
基本行動方針:マシュ・キリエライトと共に行動する。
1:参加者と接触し、ベルトルトと立体機動装置を探す。立体起動装置はは諦め気味。
2:巨人化能力が再び戻るまでは、マシュと行動する。場合によっては再び対峙するかもしれない。
3:植木という少年からなんとか立体起動装置を譲ってもらいたかったが、仕方ないか。
4:ムラクモ……警戒を怠れないな。
5:マシュたちと一緒に沙夜と言う女を含む三人組を探す。
[状態]:マシュに対して不安、眼に巨人化の痕 ムラクモに対して警戒 負傷(中) 疲労(小)、とうぶからしゅっけつ、洗脳(超軽微・時期治癒完了)
[装備]:地禮@PROJECT X ZONE2 BRAVE NEW WORLD、まりょくのみ@大貝獣物語2(半分未満)、要石(射撃用×3、足場用×1)@東方project
[道具]:基本支給品×3(自分、宮藤、桐生)、ランダム支給品×0~1(武器類、回復類はない)、特殊棍棒(エクスカリバー)
[思考・状況]
基本行動方針:マシュ・キリエライトと共に行動する。
1:参加者と接触し、ベルトルトと立体機動装置を探す。立体起動装置はは諦め気味。
2:巨人化能力が再び戻るまでは、マシュと行動する。場合によっては再び対峙するかもしれない。
3:植木という少年からなんとか立体起動装置を譲ってもらいたかったが、仕方ないか。
4:ムラクモ……警戒を怠れないな。
5:マシュたちと一緒に沙夜と言う女を含む三人組を探す。
[備考]
※参戦時期は第132話、ヒィズルの船に乗った直後からの参戦です
※この殺し合いの主催者にエレン・イェーガー、もしくは『始祖の巨人』を所有したエルディア人がいるのではと考えています。
※ムラクモと情報交換をしました。
※F-7に女型の巨人の残骸(数十分で蒸発する)が残されています。
※女型の巨人には制限が掛けられています、制限は以下の通りです
身長は10m級に調整されている
一度巨人化すると一定時間経過しないと再び発動できない
※参戦時期は第132話、ヒィズルの船に乗った直後からの参戦です
※この殺し合いの主催者にエレン・イェーガー、もしくは『始祖の巨人』を所有したエルディア人がいるのではと考えています。
※ムラクモと情報交換をしました。
※F-7に女型の巨人の残骸(数十分で蒸発する)が残されています。
※女型の巨人には制限が掛けられています、制限は以下の通りです
身長は10m級に調整されている
一度巨人化すると一定時間経過しないと再び発動できない
【アリサ・バニングス@魔法少女リリカルなのはA’s】
[状態]:ダメージ(極大・治療済)、疲労(大)、悲しみと覚悟
[装備]:シリマルダシ(ミライマン)※残り3回@クレヨンしんちゃん
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いは絶対しない
1:マシュさん、アニさんと行動する。
2:目が覚めたらマサオに謝りたかったのに……
3:しんのすけの分もおたすけするわよ!
[状態]:ダメージ(極大・治療済)、疲労(大)、悲しみと覚悟
[装備]:シリマルダシ(ミライマン)※残り3回@クレヨンしんちゃん
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いは絶対しない
1:マシュさん、アニさんと行動する。
2:目が覚めたらマサオに謝りたかったのに……
3:しんのすけの分もおたすけするわよ!
[備考]
※参戦時期は11話、なのは達が魔法少女だと知った後です
※参戦時期は11話、なのは達が魔法少女だと知った後です
【要石@東方project】
アリサに支給。比那名居天子が用いる要石。
武器から足場と多種多彩な使用が可能で、
射撃用と滞空する足場用の二種類がそれぞれ三つずつ支給されている。
射撃用は東方緋想天の天子の2Bのように、
ドリルみたいに回転しながら飛んでいく
滞空する足場は十秒間滞空する
アリサに支給。比那名居天子が用いる要石。
武器から足場と多種多彩な使用が可能で、
射撃用と滞空する足場用の二種類がそれぞれ三つずつ支給されている。
射撃用は東方緋想天の天子の2Bのように、
ドリルみたいに回転しながら飛んでいく
滞空する足場は十秒間滞空する
※ストライカーユニット震電@ストライクウィッチーズシリーズ じわじわキノコカン×4@スーパーペーパーマリオ、ビブルカード×2(針目縫、ムラクモ)@ONEPEACE、風火輪@封神演義、まどわし草×3草@トルネコの大冒険3は潰れた家屋の中にあります
回収は困難です
回収は困難です
≪考察≫(ムラクモ、アニ、マシュ、日菜子、ドミノ、カイン、植木、アリサ)
リフレクターの変身について
①コモンの可能性:フラグメントも魔物もいない為低い。
②原種が存在する:現状ではなんとも。移動ついででいるかどうかを調べてみる。
リフレクターの変身について
①コモンの可能性:フラグメントも魔物もいない為低い。
②原種が存在する:現状ではなんとも。移動ついででいるかどうかを調べてみる。
刀使の多さについて
①刀使の力をメフィス達か関係者が必要としている。
②タギツヒメを倒せる刀使が必要だったから(タギツヒメの力を手に入れる為)。
③高津雪那が運営関係者で、タギツヒメの障害となる刀使を参加者にした。
(折神紫はいないが、私怨を晴らす為か?)
④理念の為?
①刀使の力をメフィス達か関係者が必要としている。
②タギツヒメを倒せる刀使が必要だったから(タギツヒメの力を手に入れる為)。
③高津雪那が運営関係者で、タギツヒメの障害となる刀使を参加者にした。
(折神紫はいないが、私怨を晴らす為か?)
④理念の為?
見せしめに藤丸立香を選んだ理由
①藤丸立香に関係している人物が主催に関わっている。
②選ばれたのは旅を続けられると、主催にとって不味い事態があるもしくは起こる。
③名簿に記載されている同姓同名の藤丸立香については、ひとまずは保留。
④理念の為?
①藤丸立香に関係している人物が主催に関わっている。
②選ばれたのは旅を続けられると、主催にとって不味い事態があるもしくは起こる。
③名簿に記載されている同姓同名の藤丸立香については、ひとまずは保留。
④理念の為?
他
①首輪が科学と魔術ではなく魔術のみの可能性。
念には念を入れて紋章を知る参加者を探しておく。
②シャンバラと呼ばれるものが使えるかもしれないが、現状はついで。
③主催側には、いくつかの世界の関係者たちが連合を組んでいる可能性がある。
①首輪が科学と魔術ではなく魔術のみの可能性。
念には念を入れて紋章を知る参加者を探しておく。
②シャンバラと呼ばれるものが使えるかもしれないが、現状はついで。
③主催側には、いくつかの世界の関係者たちが連合を組んでいる可能性がある。
073:双眸赫翠 | 投下順 | 075:雷桜 |
071:たった一つの想い貫く | 野原しんのすけ | GAME OVER |
アリサ・バニングス | ||
マシュ・キリエライト | ||
アニ・レオンハート | ||
063:桐生伝 アシッド・レイジ・ロアー | 服部静夏 | GAME OVER |
ナスタシア |