らんまの心臓(後編) ◆gry038wOvE




 天道あかねという少女の人生では、何故か小学校の時、クラスの出し物で「ロミオとジュリエット」を演じる事になっていた。
 その度に男勝りな彼女が演じるのは常に男役──ロミオであった。
 少女期のショートカットヘアも、男子顔負けの運動神経も、元来の美しい顔立ちも、全て王子のイメージに誰よりも合致していたからだ。
 ロミオ役を奪われた男子生徒たちも、女と恋愛悲劇を演じる事になるジュリエット役も女子生徒も、何も不満は言わなかった。むしろ、これ以上ない配役とさえ思っていたようだ。
 ただ一人、あかねだけは誰にも言えない文句があった。

 あかねはふつうの女の子だ。

 自分が演じたいのはロミオではなく、ジュリエット。
 王子とのロマンチックな恋をして、最期にはあるすれ違いが生む悲劇とともに散るヒロインだった。
 しかし、クラスメイトが寄せる期待と信頼と喜びを裏切れず、結局ロミオとして舞台に立ち、思いの外好評を受けてしまった。──その好評はずっと重荷だった。
 乙女の憧れを持って何が悪い。
 格闘家の家に生まれて、姉二人が継がない道場を継ごうとして、毎日稽古をしているけど、本当は、少しは純情可憐な女性としての魅力も見てほしいのだ。
 ジュリエットになれば、それを発揮できる。

 ジュリエットを、演じたかった。

 ようやく、ジュリエット役に抜擢する事になったのは高校の時だ。

 その時、ロミオの役どころを射止めたのは────。






 キュアブロッサムは、あかねに向けて無数の突きを放った。
 一秒間に何十発も繰り出されるパンチは、少なくとも一般的な人間のレベルでは到底可視できないだろう。
 だが、伝説の道着は違った。五感を持たない物体とは思えなかった。
あかねの体を包括する伝説の道着は、「気」を読み、攻撃を回避する術を知っているのだ。あかねの体をキュアブロッサムの攻撃から守るべく、見事にそれらを紙一重でかわしていく。

「はあっ!!」

 逆に、あかねからのローキックが入る。キュアブロッサムは跳んで回避しようとしたが、あまりの速さに間に合わない。
 キュアブロッサムの膝にあかねの鋭いキックが炸裂し、空中から引き落とされる。あかねの両足は動ける状態ではなかったが、伝説の道着による強制力だった。
 道着自体が意思を持ち、あかねの体を操作する事も可能である。

「くっ……!」

 ガードを固めたキュアブロッサムの上半身に向けて次の回し蹴り。半円を描いた蹴りをまともに受けた左腕が綻んでガードが崩れた。虚空に投げ出された左腕を見逃さず、あかねはそれを掴む。
 すると、キュアブロッサムの腕が微塵も動かない。
 驚異的というしかない腕力であった。少し掴まれただけでも、もう痛みに声が出そうになる。──そして。

「はぁっ!!」

 キュアブロッサムの体が空高く投げ飛ばされた。
 ビルの九階ほどの高さ──地上数十メートル、全ての樹冠を上から見下ろせるほどの高度である。
 そして、その高度から一気に重力に引っ張られる。

 真下の地面は、切断された木々で足場が非常に悪い。運が悪ければ突き刺さり、運が良ければ木葉のクッションに包まれる。
 いずれにせよ、プリキュアの身体能力では空中で体制を立て直して地上で衝撃もなく着地するのは容易だ。この滞空時間ならばまだ何とかなる。

 むしろ好機だ。
 相手には跳躍するほどの体力はない。空中落下とともに技を決めれば、逃げ場がない。

「──花よ輝け!」

 遠距離型の攻撃は特に相手を狙いやすくなっている。
 ブロッサムタクトが構えられた腕は、地上にいるあかねに狙いを定める。
 空中にいる以上、定位置はないので、焦点は全く合わないが、指定範囲内に敵を包む「予測」に神経を研ぎ澄ませた。

 明鏡止水。

 空にいながら、目を瞑り、風を感じて敵の位置を補足する──。
 三、二、一──。
 おそらく技を放つ最後のチャンスがブロッサムの中に到来する。
 そのタイミングを確信して、ブロッサムは両眼を開いた。

「プリキュア・ピンクフォルテウェイブ!!」

 この場で何度となく放ったその技が地上めがけて発動する。

 大道克己もダークプリキュアも人魚の魔女も……この技が少しでも心を鎮めてくれたのだ。
 これは、人間本来の持つ善と悪とを、正しいバランスに引き戻す力である。
 何らかの外敵要因が「悪」に塗り替えた人間の心を元に戻すセラピーにもなりえるのが彼女たちの技であった。

 ……だが、今まで、つぼみは結局のところ、誰の命も救えていない。
 たとえ心が救われたとしても、みんなもう死んでしまったではないか。
 助けたい。
 それ以外の終わりだってあるのだと教えたい。
 安らかな気持ちで逝ければいいなんていうわけじゃない。
 たとえ救われたとしても、それはまだスタートラインに立っただけなのだ。

「はああああああああああああっっっ!!!」

 空中から降り注いだ花のエネルギーは、あかね目掛けて直撃する。
 あかねは、ふと、ある一人の少女を思い出した。
 キュアベリー。
 この場で、確か──いつ出会ったのかさえも曖昧だが、──一度、会っている。
 彼女の技を受けた時、身体的ダメージ以上の致命的大打撃を受けたのだった。
 精神的汚染が緩和され、ある意味負担は小さくなるはずだが、それはあかねにとっては何の得にもならない。問題は、自らの力の一部である「ガイアメモリ」の変身も解除される事である。
 戦う術を得なければ、この場では生き残れない。

「くっ!」

 伝説の道着は、あかねの上半身を庇うように両腕を体の前で組んだ。
 敵方の正体不明の攻撃は、高速で接近──。あかねの上半身から全身を包み、大地からその余波を小さく波立たせるまで一瞬だった。
 ぼふっ、と風が圧縮されて爆ぜて消えたような音が鳴った。
 あかねの体へと到達した花のパワーは、桜の香りを放ちながらあかねの体に纏わりつく。
 鼻からではなく、全身から花の香りが入り込んでくるようだった。

「くっ……!!」

 直撃を受けながらも、まるで見えない圧力を跳ね返すように両腕を開いていく。
 ブロッサムがこちらに向けて落下するのが見える。
 あかねは、伝説の道着の力を借りてより強く、この見えない何かを押し開けようとした。

 力を込める。集中力を高め、より鋭敏に。

「ぐあっ……!!」

 あかねの力がピークに達し、全身から抜けると同時に、ピンクフォルテウェイブは解除され、キュアブロッサムの方にその残滓が跳ね返された。
 あかねの勝利である。

「!?」

 それは、キュアブロッサムにとっては、大道克己との戦いの時に見た光景と同じだった。
 キュアブロッサムは空中で唾を飲み込んだ。
 邪でありながら当人は譲る事のできない強い意思──それが、プリキュアの浄化技さえも拒絶し、剛力で捻じ伏せてしまう。
 あかねの想いは、まさしくそれだったというのか。

「──そんな!!」
「甘いのよっあんたは!! はあっ!!」

 そして、キュアブロッサムが気づいた時には一歩遅かった。
 あかねが上空に向けて突き上げた拳が、キュアブロッサムの腹部に激突する。

「くっ……」

 まるで突き刺さるような一撃だ。
 重力の力と、下から拳を突き上げたあかねと伝説の道着の力──それらに挟まれ、ブロッサムが一瞬、息をする事ができなくなる。
 キュアブロッサムの口から、微量の唾と汗が飛んだ。拳の上を一度バウンドして、またその上に落ちた。

「げふっ……げふっ……」

 あかねは、咽かえっているキュアブロッサムを乱雑に地面に下ろした。
 下ろした、というよりも落としたという方が的を射ているかもしれない。
 キュアブロッサムは、腹部を抑えながら、力なく倒れこむ。息が整うまで、しばらくの時間を要した。まともに喋る事も、痛みを絶叫で表現する事も少しできなかった。
 苦渋に歪んだ顔で、己の力不足を呪った。

「……トドメを刺してあげるわ」

 あかねは、ふと自らの近くにある人間の死体があるのに気が付いた。
 美樹さやか──先ほど、あかねが不意を突いて殺せた彼らの仲間である。
 ライジングタイタンソードへと物質変換したのは、「裏正」という刀であった。
 二つに折れた刃の刃先が、まだこの木の影にいるさやかの遺体から見える。柄がどこに消えてしまったのかはわからないが、木々に紛れて見えないだけだろう。
 あかねは、少し手を伸ばして、それを掴みとった。遺体から引き抜いて、つぼみを殺すのに使おうとした。そう、この刃先ならばまだ「機械」の「破壊」に使える。
 刃を手で直接握っても、あかねは痛みなど感じなかった。
 ここにあの刀が落ちているとは、都合が良い──これで殺しやすくなった、とあかねは思っただろう。
 血が右手を真っ赤に染め上げるが、あかねはまるで気にせずに、目の前の獲物を見た。

「つぼみっ……!」

 良牙がそこに駆け寄った。瓦礫の山とでも言うべきその木々の残骸の間を、潜り抜けてやっとつぼみの元に辿り着く。
 キュアブロッサムの変身は解除され、つぼみは下着のような神秘的に光るワンピースに体を包んでいた。
 良牙は、その傍らのあかねの方に目をやった。

「はぁ……はぁ……もう邪魔はさせないわよ……私は……私は……」

 とはいえ、あかねも大分参っているようだった。
 しかし、まずい。つぼみにトドメを指そうとしている。

 あかねにとってはつぼみも厄介な邪魔者の一人に違いない。
 邪魔だからと言って、つぼみを排除しかねない。
 あかねはその体制に近づいている。裏正を振り上げ、寝転ぶつぼみに近寄っていく。

「……壊れろッッ!!」

 死という言葉を使わないのはなにゆえか──それは良牙もつぼみも知る由もないが、あかねはまさしくつぼみに「死ね」と言おうとしていた。
 それが願望だった。
 今、目の前にいる参加者をどうするべきか。全て、一刻も早く殺し尽くし、あかねは願いを叶えて元の世界に帰らなければならない。
 だから、首を刺し貫いたらすぐに、つぼみにはその生命活動を停止してもらいたかった。

 時間がない。──昼までなのだ。
 どんな敵がいたとしても、泳がせるなどという方法は使えない。
 見つけ次第、どんな手を使ってでも最短で殺し、あかねは元の世界に願いを叶えてから帰る。日常に回帰し、大事な人とまた過ごす。
 そのために。
 そのために。
 そのために。



(……でも、────)



 ────大事な人がわからない。






 あかねは、確実につぼみを殺そうとしている。狙うのはおそらく頸動脈。このままいけば、良牙は親しい人の血しぶきを目の当りにする事になる。
 良牙を襲う焦燥感。
 目が敵を睨み、腕が型を作る。

「くっ……獅子咆哮──」

 やめるんだ、の一言よりも攻撃による制止が出てしまった事は良牙自身も意外に思っただろう。
 それは、良牙がこの一日、殺し合いの中で「誰かを守る」という事の為に力を使う意義を覚えたからだ。良牙はつぼみを守るために、あかねを攻撃しようとしていた。
 そこに個人的な優先順位などもはや関係なかった。
 弱く正しい者を守り、それを脅かす者を倒す──その公式が、良牙の中にもいつの間にか出来上がっていたのだ。
 あかねを攻撃しようとした事を一瞬でも後悔するのは、ある出来事によって、獅子咆哮弾を使うのを躊躇してからの話である。

「──ぶきっ!!」

 ──そう、発動しようとした直後にその声が聞こえたのが、良牙が動きを止めた理由であった。
 それは人間の声ではなかった。高音で幼く、何かを訴えていても理解できない言葉で喚く小さな動物だった。

 そう、かつて、鯖が変身したのと似通った外見の黒い鯖豚だ。黒い子豚に変身していた頃の良牙と瓜二つである(正直、豚なんてどれも同じだが)。一応、デイパックに仕舞い込んでいたはずが、戦闘中にいつの間にか抜け出してしまったらしい。
 この惨状の中で、かの子豚は倒れ伏しているつぼみに寄り添おうとしている。

「な……っ」

 あかねの動きが、一瞬止まった。
 その光景はあまりにも不自然であった。まるで時間が止まったかのように、突然にあかねは引いた腕を止めたのである。
 前に突き出してつぼみの頸動脈をかききろうとしていたあの腕が、よりにもよって、あの子豚によって突如止められたのである。
 つぼみも、何故相手が止まっているのかわからないようだった。

「豚さん……っ。逃げて……」

 声にならない声で必死にそう訴えるつぼみだが、その言葉は無邪気な鯖豚には届かない。
 この鯖豚は、おそらくただ、デイパックから抜け出した後に一帯を迷って、近くにいた主の元に歩いていっただけである。
 だから、そう……。
 もはや、そこに来れば巻き添えで死んでしまう事などこの鯖豚は知る由もないという事である。

「くそっ……!」

 あの子豚もつぼみも、このままでは危ないと良牙は咄嗟に思った。
 あかねが止まっているうちに、良牙はそこに助け出なければならない。
 この木の足場を飛び越えて、目の前を妨害する木の枝を手刀で切り裂いて、良牙は一心にそこに向かって走っていく。

「無事でいろ……っ!」

 ──だが、そんな中で、ふと何かを思い出した。

 響良牙が、天道あかねを好きになった時。──それは、初めて会った時の事ではない。
 確か、雨の夜の話。あれを思い出すのはセンチメンタリズムだ。
 子豚に変身した良牙を、あかねは抱きしめた。周囲に反発する良牙を抱きしめ、赤子のように可愛がったのだ。
 あかねはペットとして、良牙が変身した黒い子豚に「Pちゃん」と名付けたのだ。

(待て……)

 あの時──。
 そうだ、あの時──。

「そうか……! だから、あかねさんは……!!」

 あかねは思い出しているのだ。
 いや、思い出すとまではいかなくても、本能がその黒い子豚に反応を示している。
 動きを止めたのは、彼女が小動物を殺そうという発想に至らないからに違いない。
 きっと。
 きっと、全て忘れていても、あかねは弱いものには優しいあかねのままなのだ。

「……Pちゃんだ、あかねさん!! その子豚はPちゃんだ!!」

 あかねも、つぼみも、子豚も、良牙の方に一斉に視線を集中させた。
 良牙が何の事を言っているのか、誰もわからなかったかもしれない。

 ただ、あかねはその拙い言葉の響きに何かを感じた。
 自分の手元にあるガイアメモリにも似通った名前がついているはずである。
 しかし、「P」だ。その言葉に何かを感じる。P……Pig。

「P……ちゃん……?」
「そうだ、Pちゃんだ!! あかねさんが大事に育ててくれた、バカで間抜けで方向音痴な子豚の名前だよ!!」
「P……」

 そう言われた時、あかねは今のままの体制を維持できなくなった。強烈な頭痛がするとともに、咄嗟に頭を抱え、倒れこんだ。伝説の道着も、この時は主の異変に焦った事だろう。

 シャワールーム。大事な人。黒い子豚。────。
 飛竜昇天破。獅子咆哮弾。呪泉郷。────。
 あのバンダナの男。高速回転するブーメラン。ロミオとジュリエット。────。

「Pちゃん……」

 連鎖するキーワードたち。ここまで、あかねに何か異変を齎してきた言葉たちであった。
 一体、それがあかねにとって欠落している何を示しているのか、それがうっすらと浮かんでは、また消えていく。
 何かが掴めそうで掴めないもどかしさが、いっそう頭痛の芽となって脳髄に根を張るような痛みを起こす。

「あああっ……あああっ…………!!!!!」

 あかねがどれほど頭を抱えても、その記憶は探り当てられない。だからいっそう苦しいのだ。
 記憶のどこかには存在するが、蓋を閉じられていたり、脳内のどこかを飛んでいたり、ずっとあやふやにあかねの中で跋扈している。それを掴みとろうとするが、一切掴みとれない。
 時折出てきては消える何か。それが……。

「まだ思い出せないっていうなら、いくらでも大事な事を教えてやる!! 俺の名前は響良牙だ!! あかねさんの友達で、●●とは前の学校からのダチだ!! 何度も一緒に遊んだじゃないか!! 俺は何があっても忘れないぜ!!」

 言葉があかねを刺激するなら、それを止ませる必要はない。
 いくらでも浴びせる。あかねの苦しむ顔がその瞳に映っても。
 瞳はそらさない。自分が最も見たくなかったあかねの苦しい姿を、目に焼き付け、それでももっと苦しませる。
 きっと、これを語り続けなければならないのだ。

「ずっと前にあかねさんの髪を切ってしまった事はずっと後悔してるんだ!! 何度でも謝る、何度殴られたって構わない!! 思い出してくれよ、あかねさん!! 憎い俺を殴れよ!!」

 だが、その言葉は決定的な一撃とは、ならなかった……。
 あかねはうずくまって頭を押さえるだけで、どんな言葉も心に届かない。
 しかし、黒い子豚を見た時のように強い衝撃を受けてくれない。良牙自身の事を何度教えても、あかねが強く反応してくれる事はなかった。

「Pちゃん……Pちゃん……」

 あかねは必死で小刻みに首を横に振っている。

「くそ……駄目なのか……」

 一瞬、挫けそうになる。
 あかねは、まだ何かに怯えるように頭を抱え続けるだけなのだ。
 それが、ただただ苦痛だった。良牙自身の事を一切覚えておらず、あろうことか乱馬さえも記憶の中から外れているのかもしれないと、良牙は感じた。
 そんな話が良牙にとってショックでないはずがない。

 そもそも、Pちゃんの話には反応したが、良牙の話は一切反応を示さないのだ。
 何度聞いても、何度叫んでも、何度届かせようとしても。
 良牙の言葉そのものが、まるであかねの耳をすり抜けていくようだった。
 そして────



「…………いや、わかった。わかっちまった。くそ…………」



 ────良牙は、理解してしまった。
 それは、一途に一人の女性を想い続けた男にとっては、残酷で、信じたくない現実だったかもしれない。
 いや、何度もそれをあかねは言葉にしていたが、良牙は受け入れなかったのだ。

 ふと、思ったのだ。
 あかねがこれから何も思い出してくれないのは、もしかすると、


 良牙の存在があかねの中で、良牙が思っているほど大きくないからかもしれない──と。


 良牙が伝えようと思っている事は、あかねにとっては聞くほどの事ではないつまらない話題でしかないのではないか。
 考えてみれば、これまでも、何度も何度も言われてきた。
 お友達。お友達。お友達。────。
 そう、あかねにとっては、良牙はきっと、「お友達」以上の何者でもない、人生の中の脇役たちの一人だ。即ち、取るに足らない存在なのだ。

 良牙があかねを誰よりも大事に思っている一方で、あかねは良牙を大勢いるお友達の一人にしか思っていない。──乱馬が死んで殺し合いに乗る彼女だが、もし良牙が死んで彼女は殺し合いに乗っただろうか?
 あかねに良牙を殺したいほど憎む事ができるか。
 あかねに良牙を抱きしめたいという感情はあるのか。

 そう、最初から彼女が大事に思っていたのは、許嫁の乱馬ただ一人。良牙には、そこに付け入る隙など最初からなかったのだ。
 良牙にとって、良牙としての思い出とPちゃんとしての思い出が同じ物でも、あかねにとっては全く別物だ。黒い子豚の方が、あかねとずっと一緒にいた。

 そう、それが、一人の男に向けられた、青春の真実だった。



「…………そういう事、か」



 男の目から、一筋の涙が垂れた。──それはごく個人的な愛情が、この場でもまだ胸の中に残っていたという証拠だ。
 俯いた横顔で、良牙の前髪はその真っ赤な瞳を隠した。
 つぼみは、その横顔を見て、何かを感じる事ができただろうか。

「────あかねさん、ごめん」

 小さく、良牙は口元でそうかたどった。声には出なかった。
 喉の奥で掠れて、まるで神にでも謝罪するかのようにそう呟いたのだ。
 当人に訊かれてはならない謝罪の言葉だった。
 この場であかねを説得するのに、何よりも効果的な一言があり、それがあかねに謝らなければならないような言葉なのだと、良牙は気づいたのだった。

 すぐに、良牙は大きく息を吸いこんだ。──生涯、絶対にあかねに向けて口にするはずがないと思っていた口汚い言葉を、良牙は自分の記憶の中から探り当てた。
 少し躊躇ったが、一気にその言葉を吐き出す事になった。



「────かわいくねえっ!!」




 ──その言葉が、不意にあかねの動きを止めた。

 あかねは、何かに気づいたように良牙の方に体を向けた。
 つぼみが、驚いたように良牙を見つめた。良牙の目からは、涙などとうに枯れていた。大口を開けて、良牙はあかねに対して何度でも言葉をかける。

「色気がねえっ!!」

 ふと、あかねの脳裏に、「痛み」ではない何かが過った。
 それは、確かにその言葉によって、するすると記憶の蓋が溶解していく感覚だった。

「凶暴!! 不器用!! ずん胴!! まぬけっ!!」

 あかねは、一つ一つの言葉を聞くたびに、別の人間の顔と声がオーバーラップするのを感じた。良牙の顔と声を塗り替えて、おさげ髪でもっと少年っぽい声の男が乱入する。
 良牙は、全ての言葉を大声で叫ぶと、俯いて、拳を硬く握った。

 やはり、だ。
 この言葉が、あかねの記憶を呼び戻してしまった。
 認めたくなかった。しかし、そんな小さなプライドを捨てて、良牙は叫んだ。
 本当にその言葉を浴びせるべき男はもういない。だが、その男の代わりに。

「忘れたとは言わせない! あなたが……俺たちが好きだった……早乙女乱馬という男の言葉だ! あの下品で馬鹿な奴があなたに浴びせた最低の言葉たちだ!! だが、あかねさんと乱馬にとってはこの一つ一つの言葉が思い出なんだ!! 忘れちゃいけない!!」

 早乙女乱馬。
 聞き覚えのある名前──いや、ごく近くにいた、知っている人。
 もう世界中を探してもどこにもいない。
 天道道の食卓で居候の分際で大量の飯を食べて、学校ではサボリも遅刻も早退も当たり前の劣等生で、そのくせ戦いだけは強くてあかねがどうやっても敵わない、あの早乙女乱馬という男──。

「……!」

 あかねの胸中に、そんな記憶の暖かさが戻ってくるのが感じられた。
 不意に思い出すだけでも胸中が少し暖かくなってしまう。
 不思議と涙が溢れた。
 もう何も戻らない──そんな確信があかねの胸に再び過る。



「忘れないでくれ、あかねさん……俺の事は忘れても、乱馬の事だけは…………」



 男の声は、涙まじりで、震えて聞き取りづらかった。
 俯いている男の、震える拳を、あかねは確かに遠目に見た。おそらくは、泣かないと決意して、それを一瞬で破った男の涙だった。
 良牙がずっと秘めていたあかねへの想いは、もう完全に叶う事はなくなってしまったのである。

「乱……馬……そう、か……」

 早乙女乱馬の名前が、ようやく、天道あかねの口から出た。
 乱馬の事を彼女が思い出し、心の靄が晴れたように消えていった。
 伝説の道着も全てを察したのだろうか。

「──」

 伝説の道着は、嫉妬深い性質の持ち主であるとされる。
 主人と認めた武道家に深い愛情を注ぎ、それ以外の異性があかねに近寄るのを許さない。もし、それを見かけた場合、伝説の道着は解体されてしまうのである。
 今がまさに、その時であった。
 道着は、乱馬と──そして良牙への敗北を確かに認め、その時、確かに伝説の道着ははらりとその役割を終えてしまった。
 幾人もの敵を苦しめてきた怪奇な鎧は、その時、他人の愛によって役割を停止した。

「くっ……」

 ──良牙も、同じだった。その瞬間は嬉しかったが、悔しくて仕方がなかった。

 どうやっても、あかねに思われ続ける乱馬には勝てない。たとえ格闘で勝っても、力で勝っても、勉強で勝っても、身長で勝っても……何で勝ったとしても、何よりも欲したその一点だけは。
 だから、乱馬をもう認めるしかなくなってしまった。
 内心では、まだ悔しい。
 いつもずっと、あかねを手に入れる事を考えてきた。二人の仲に付け入る隙はまだきっとあると、どこかで信じていた。
 しかし、そんなのは所詮気休めだった。良牙の思い込みで、もうどこにもチャンスなんていうものはなかったのだ。

「────」

 もう、これっきりだろう。

 良牙は、そう思いながら、つぼみと鯖豚のもとへと歩き出した。
 あかねとは、かつてのような関係にはもう戻れない。
 友達ですら、いられない。きっと……。
 乱馬の事を思い出してくれたとしても、あれだけ呼びかけて反応しないほど取るに足らない自分の事などあかねが覚えているわけもないだろう。

「つぼみ……」

 良牙はつぼみの近くに寄り、そっと手を貸した。
 力強く、つぼみの腕を握るその手。引っ張り上げて、すぐにでもつぼみを背負ったその背中。まぎれもなく、大丈夫と呼んでも差し支えない男のものだった。──しかし、その男は泣いていた。
 良牙は左腕に、鯖豚を抱えた。

「……あかねさん」

 そっと、右手をあかねに向けて差し出した。
 あかねは、戸惑ったようにその右腕を見つめた。

 自分は何をしていたのだろう。こうまでして、何故……。
 自分の為にここまでしてくれる男が近くにいたのに、そんな相手まで殺そうとして。
 優しく、気高く、誰よりも傷つきやすい男を、あかねは容赦なく傷つけた。
 おそらくは一生、残り続ける傷跡を彼に残しただろう。
 胸に罪悪感が湧きでてきた。

「……」

 あかねはその右腕を良牙に差し出そうとしたが、その直前にふと嫌な物が見えた。
 自分の手には、真っ赤な血がついている。
 裏正を握った時の血だ。

 ……理解していた。だから、諦めたように自分の掌を見つめ続けていた。

「……」

 そう、一文字隼人に美樹さやか──もう二人の人間を殺している。
 あかねが出した犠牲はそれにとどまらないかもしれない。
 目の前の男の心も傷つけ、目の前の女の体も傷つけ、計り知れない悪事を重ねた。
 言い訳はない。
 この一日、あかねは目的さえも忘れて無意味に人を傷つけ、襲い、殺し続けていた。

 そう──それは、もうどうやっても日常に帰る事などできない証だった。
 父にも、姉にも、友達にも、もう会えない。
 大事な人の前に立つ事も、もう叶わない。
 乱馬を守る、という目的は既に潰えたと言っていい。

 ふと思った。
 彼が差し出した右腕は、このあかねの手に汚れるのだろうか。
 いや、そうもいくまい。
 この右腕が罪の証ならば、あかねはそれを自分だけで背負っていくのみだ。

「……ううん」

 大事な友達の指を、あかねの罪で穢してはならない。
 あかねは、一息ついて、その右腕をひっこめた。
 男は、そんなあかねの様子を見て、眉をしかめた。
 そんな彼の表情を見て、あかねは息を大きく吐き出した。



「……ごめんね…………みんな……乱馬……」



 そう呟くと、あかねの体はゆっくりと力を失い、上半身ごと倒れこんだ。
 全身の力がもう、どこにもない。
 いや、もはや生命を維持するだけの余力もないだろう。

「あかねさんっ!」

 あらゆる変身能力があかねに手を貸したが、あかねの肉体が持つキャパシティを遥かに超える膨大な力があかねに取りついてしまった。幾つもの変身、幾つもの顔、幾つもの力──それが、あかねの体を蝕み、最後には何も残らない怪物に変えてしまった。
 その悪魔の力は自分の命さえも吸った。肉体は崩壊しきっていると言っていい。

「大丈夫。忘れたりなんかしないよ……良牙くん。良牙くんは私の一番特別な友達だから……。────ありがとう」

 ああ、せめて、……大事な親友・響良牙の名前を呼び、彼が意外そうな顔でこちらを見るだけの余力があったのは、ちょっとした救いになっただろうか。






 あかねの亡骸の右腕を、良牙は黙って握り続けた。
 空はもう晴れている。
 一帯が潰れたこの激戦の痕も、随分と違った景色に見え始めていた。
 長い時間が経ったように思われたが、時計はほんの数十分の出来事だったのだと告げている。

「……」

 つぼみは良牙に声をかける事ができなかった。
 良牙は何も言わず、ずっと黙っていた。
 それは、まだ彼が涙を止められず、立ち上がってこちらに顔を向けられないという事だと、容易にわかった。
 人は大事な人の死に目に悲しみを覚える。その時に自然に流れる涙であっても、他人に見せるのは情けないと教育されて生きているのが男たちである。
 ましてや、彼のように頑固で誰よりも強い人間は、涙を易々と見せたいとは思わないだろう。

 ──彼は我慢している。
 本当は遠吠えのような声をあげて泣きたいのかもしれないが、つぼみがいる手前、それができないのだろう。
 だから、何となく居心地の悪さを感じていたのだろうが、やはりつぼみは意を決して告げた。

「良牙さん……一緒に泣きましょう」

 つぼみの提案は聞こえただろうか。

「私もずっと、我慢していました。……でも、やっぱり……無理をするのはきっと、体に毒です」

 何も言わない良牙の背中に、つぼみは語り掛けた。
 やはり頭が真っ白で、何も聞こえていない──聞こえたとしても理解できない──のかもしれない。
 つぼみ自身、自分が何を言っているのか、すぐにわからなくなった。
 考えて出た言葉というよりも、ただ感じた言葉だった。
 今、自分がしたい事だろうか。

「……っ」

 良牙はあかねの手をまた強く握った。
 より強く。──しかし、握り返してもらえない心の痛み。
 それが良牙の中からあふれ出る。

「あかねさああああああああああああああああああああああああああんっっっっ!!!!!!!!!!!!!」

 良牙は、あかねに縋り付いて泣いていた。
 そんな良牙の背中で、つぼみは大事な友達をまた喪った悲しみと、それからまた一人、心は救えても命までは救えなかった痛みに慟哭した。






 良牙は、倒れた木々が茂るその場所にあかねの遺体を隠した。
 地面に埋める事ができなかったのは、まだどこかに未練があるからだろう。
 五代雄介や美樹さやかもここにいて、罪の連鎖がここにある。
 五代をさやかが殺し、さやかをあかねが殺し、あかねも死んでしまった。

「……つぼみ。ごめん」

 また二人で冴島邸に向かう森の中を歩きながら、良牙は言った。
 あかねの荷物を形見として回収したが、その中には殺人の為の武器ばかりである。
 ガイアメモリも、おそらくそのために使われたのだろう。

「折角みんなで助けたのに、さやかは……」

 どうにも良牙は居心地が悪そうだった。
 身体的、精神的に疲労がたまって、ただ、何も考えられないままにつぼみにそう言ったのだ。涙が枯れても、まだ呆然として何も考えられなかった。
 乱馬やシャンプーと違い、その死に目を直接見てしまったのがつらかったのだろう。

「なんで、良牙さんが謝るんですか」
「……」
「私は、さやかの命を奪った罪を憎みます。でも、……あかねさんは憎みません。それが私で、それが良牙さんですから」

 誰かが犯した罪を憎み、罪を犯した人間を憎まない。
 それは、つぼみの鉄の意志だった。そして、良牙自身も無自覚にそんなやさしさを心に秘めている人間だとつぼみは思っていた。
 今回の場合、ある人を狂わせたのは確実に「外的要因」である。
 それに、同じように、さやかは良牙と同行者である五代雄介を殺してしまっている。
 つぼみが、あかねを責める気はなかった。

「……そうか」

 良牙もそのつぼみの意見に概ね納得した。
 これ以上、二人で話しても、結局、結論は同じだ。主催を倒す事で、その罪を消し去る。
 それこそが、これから仮面ライダーとプリキュア──古今東西のあらゆる戦士たちがすべき事である。

大道克己もそうだ。いつの間にかあの男への恨みは晴れていった。
 自分が憎んでいたのは、大道克己ではなく、彼の罪だとわかり始めていたのかもしれない。
 仮面ライダーエターナルとしての力を得た良牙は、これからもまた、仮面ライダーの力を自分が信じる正しい使い方で使っていくだろう。

「そうだ、良牙さん。さっきからずっと不思議だった事があるんです」

 ふとつぼみが口を開いた。
 先ほどからどうしても疑問だったことが一つあるのだ。

「…………あかねさんが私にトドメを刺そうとした時、どこからか声がしたんです。『早くこの娘を助けてあげて』、って。女の人の声でした。一体……誰の声だったんでしょうね」

 それは、回想して見ると、夢や幻のような声であったようにも思えるが、確かにあの時は耳を通って聞こえた声だった。
 距離感覚的にも、果たして良牙に聞こえたのかどうかはわからない。
 ただ、ここで子豚が「ぶきっ、ぶきっ」と、まるで賛同するかのように声をあげていた。

「……俺も不思議に思っていた事がある。あかねさんが息を引き取った後、あかねさんが持っていたあの折れた刀の刃先がどこにもなくなっていた……もしかしたら」

 あらゆる呪いの道具を目の当りにしてきた良牙である。
 物の中に「意思」があるかもしれないと言われても、すぐに呑み込めるだろう。
 もしかすれば、あの刀──裏正が、一人の少女の心を救えたと知って、満足気にその怨念を絶やして消えていったかもしれない。

 彼らは知る由もないが、裏正という刀は、ある女性の魂が宿されている。
 腑破十臓という男の妻の魂だった。人斬りだった夫を止める為に、何度も何度も説得して、それでも結局止められなかった怨念である。
 しかし、その刀はある物を見届けるとともに、その恨みを消した。
 二つに折れた刀の柄は、美樹さやかが友に認められるのを見た時に、そして刃は、天道あかねが友によって止められた時に。
 ……もう、自分が世にいる必要はなくなった、と確信したのだろう。

(なるほど──)

 良牙の中に、確信ともいえるべき何かがあった。
 それを胸に秘めながら、手元にあるエターナルのメモリを、良牙はじっと見つめた。

(俺もいずれ、お前の声を聴かせてもらうぜ、エターナル)

 エターナル。
 かつて、風都を死人の街にしようと目論んだ悪の仮面ライダー──。
 その力が一人の少年の手に渡り、いつの間にか、全く別の道に向けて風が送られていた。



【2日目 昼】
【E-5 森】

【花咲つぼみ@ハートキャッチプリキュア!】
[状態]:ダメージ(中)、加頭に怒りと恐怖、強い悲しみと決意、首輪解除
[装備]:プリキュアの種&ココロパフューム、プリキュアの種&ココロパフューム(えりか)@ハートキャッチプリキュア!、プリキュアの種&シャイニーパフューム@ハートキャッチプリキュア!、プリキュアの種&ココロポット(ゆり)@ハートキャッチプリキュア!、こころの種(赤、青、マゼンダ)@ハートキャッチプリキュア!、ハートキャッチミラージュ+スーパープリキュアの種@ハートキャッチプリキュア!
[道具]:支給品一式×5(食料一食分消費、(つぼみ、えりか、三影、さやか、ドウコク))、スティンガー×6@魔法少女リリカルなのは、破邪の剣@牙浪―GARO―、まどかのノート@魔法少女まどか☆マギカ、大貝形手盾@侍戦隊シンケンジャー、反ディスク@侍戦隊シンケンジャー、デストロン戦闘員スーツ×2(スーツ+マスク)@仮面ライダーSPIRITS、『ハートキャッチプリキュア!』の漫画@ハートキャッチプリキュア!
[思考]
基本:殺し合いはさせない!
0:冴島邸へ。
1:この殺し合いに巻き込まれた人間を守り、悪人であろうと救える限り心を救う
2:……そんなにフェイトさんと声が似ていますか?
[備考]
※参戦時期は本編後半(ゆりが仲間になった後)。少なくとも43話後。DX2および劇場版『花の都でファッションショー…ですか!? 』経験済み
 そのためフレプリ勢と面識があります
※溝呂木眞也の名前を聞きましたが、悪人であることは聞いていません。鋼牙達との情報交換で悪人だと知りました。
※良牙が発した気柱を目撃しています。
※プリキュアとしての正体を明かすことに迷いは無くなりました。
※サラマンダー男爵が主催側にいるのはオリヴィエが人質に取られているからだと考えています。
※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました。
※この殺し合いにおいて『変身』あるいは『変わる事』が重要な意味を持っているのではないのかと考えています。
※放送が嘘である可能性も少なからず考えていますが、殺し合いそのものは着実に進んでいると理解しています。
※ゆりが死んだこと、ゆりとダークプリキュアが姉妹であることを知りました。
※大道克己により、「ゆりはゲームに乗った」、「えりかはゆりが殺した」などの情報を得ましたが、半信半疑です。
※所持しているランダム支給品とデイパックがえりかのものであることは知りません。
※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。
※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。
※良牙、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。
※全員の変身アイテムとハートキャッチミラージュが揃った時、他のハートキャッチプリキュアたちからの力を受けて、スーパーキュアブロッサムに強化変身する事ができます。
※ダークプリキュア(なのは)にこれまでのいきさつを全部聞きました。
※魔法少女の真実について教えられました。

【響良牙@らんま1/2】
[状態]:ダメージ(中)、五代・乱馬・村雨・あかねの死に対する悲しみと後悔と決意、男溺泉によって体質改善、首輪解除
[装備]:ロストドライバー+エターナルメモリ@仮面ライダーW、T2ガイアメモリ(ゾーン、ヒート、ウェザー、パペティアー、ルナ、メタル、バイオレンス、ナスカ)@仮面ライダーW、
[道具]:支給品一式×18(食料二食分消費、(良牙、克己、五代、十臓、京水、タカヤ、シンヤ、丈瑠、パンスト、冴子、シャンプー、ノーザ、ゴオマ、バラゴ、あかね、溝呂木、一条、速水))、首輪×7(シャンプー、ゴオマ、まどか、なのは、流ノ介、本郷、ノーザ)、水とお湯の入ったポット1つずつ×3、子豚(鯖@超光戦士シャンゼリオン?)、志葉家のモヂカラディスク@侍戦隊シンケンジャー、ムースの眼鏡@らんま1/2 、細胞維持酵素×6@仮面ライダーW、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、歳の数茸×2(7cm、7cm)@らんま1/2、デストロン戦闘員マスク@仮面ライダーSPIRITS、プラカード+サインペン&クリーナー@らんま1/2、呪泉郷の水(娘溺泉、男溺泉、数は不明)@らんま1/2、呪泉郷顧客名簿、呪泉郷地図、克己のハーモニカ@仮面ライダーW、テッククリスタル(シンヤ)@宇宙の騎士テッカマンブレード、『戦争と平和』@仮面ライダークウガ、双眼鏡@現実×2、女嫌香アップリケ@らんま1/2、斎田リコの絵(グシャグシャに丸められてます)@ウルトラマンネクサス、拡声器、インロウマル&スーパーディスク@侍戦隊シンケンジャー、紀州特産の梅干し@超光戦士シャンゼリオン、ムカデのキーホルダー@超光戦士シャンゼリオン、滝和也のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS、『長いお別れ』@仮面ライダーW、ランダム支給品0~8(ゴオマ0~1、バラゴ0~2、冴子0~2、溝呂木0~2)、バグンダダ@仮面ライダークウガ、警察手帳、特殊i-pod(破損)@オリジナル
[思考]
基本:自分の仲間を守る
0:冴島邸へ。
1:誰かにメフィストの力を与えた存在と主催者について相談する。
2:いざというときは仮面ライダーとして戦う。
[備考]
※参戦時期は原作36巻PART.2『カミング・スーン』(高原での雲竜あかりとのデート)以降です。
※ゾーンメモリとの適合率は非常に悪いです。対し、エターナルとの適合率自体は良く、ブルーフレアに変身可能です。但し、迷いや後悔からレッドフレアになる事があります。
※エターナルでゾーンのマキシマムドライブを発動しても、本人が知覚していない位置からメモリを集めるのは不可能になっています。
(マップ中から集めたり、エターナルが知らない隠されているメモリを集めたりは不可能です)
※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。
※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。
※つぼみ、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。
※男溺泉に浸かったので、体質は改善され、普通の男の子に戻りました。
※あかねが殺し合いに乗った事を知りました。
※溝呂木及び闇黒皇帝(黒岩)に力を与えた存在が参加者にいると考えています。また、主催者はその存在よりも上だと考えています。
※バルディッシュと情報交換しました。バルディッシュは良牙をそれなりに信用しています。
※鯖は呪泉郷の「黒豚溺泉」を浴びた事で良牙のような黒い子豚になりました。
※魔女の真実を知りました。






【天道あかね@らんま1/2 死亡】
【残り15名】

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最終更新:2014年10月15日 20:22