まどマギ映画化決定記念
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homuhomu_tabetai
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作者:zTHsl/SWo
583 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/09(水) 23:50:04.53 ID:zTHsl/SWo
「ついに映画化決定か・・・まどマギ始まったな」
最高にハイな気分で帰路に就いていた仕事帰り、道路の片隅に一匹佇む野良ほむを見つけた。
「ホムホムッ!」シャララーン!
その野良ほむの挙動から推測するに、どうやら空のガラス瓶に向かって何かのポーズを決めているらしい。
「お前何やってんの?」
野良ほむの振る舞いを不審に思い訊ねてみたところ
「ホム!ホムホムマドカァー!!」エイガサツエイノ タメニ オケイコ シテルノ!!
と答えてくれた。馬鹿かこいつは。
「馬鹿かお前。映画にお前の出演枠はねーよ」
「ホムム!ホッムホムホムホムーー♪」アルヨ! ダッテ ワタシハ ホムホムダモーン♪
「いや・・・映画に出演する『ほむほむ』って言うのは暁美ほむらちゃんのことでお前のことじゃないからね?」
「ホムゥ?ホムホムホミャア!」ナンデ? ワタシノホウガ チッチャクテ カワイイデショ?
「お前みたいな家畜が暁美ほむらちゃんを馬鹿にするなッ!!この生ゴミ野郎ォ!!」ドゴォッ!!
「ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」ドンガラガッシャーン!
野良ほむの思い上がった発言を聞いて、俺は不覚にもキレてしまった。
俺は小さな頃から今まで、『決してほむほむを虐待するな』と周囲の大人達から口を酸っぱくして言われながら育ってきた。
『ほむほむは人間にとってとても大事な食糧だ。食べ物を粗末にするとお天道様から見放される』という教えを忠実に守りながら今日のこの時まで育ってきたのだ。
しかし・・・この野良ほむにキレるなってのは・・・無理ってもんだッ!
家畜風情にこんなことを言われて頭に来ねえヤツはいねえッ!!
「ホアアアアアァァァ....ミャアアアアアアア....」ポロポロ...
俺のティロ・フィナーレ(物理)の直撃を受けた野良ほむは後方に大きく吹っ飛び、道路脇のフェンスに顔面から勢いよく激突した。顔全体に網状の痕がくっきりと残っている。
俺の鉄拳制裁がよほど体に堪えたのか、野良ほむは顔を両手で抑えてさめざめと涙を流している。
「おいほむほむ。お前映画に出たいって言ったな」
「ホッ...」ビクビクッ...
「俺がお前をプロデュースしてやるよ」ヒョイッ ポイッ
鷲掴んだ野良ほむを空のガラス瓶に詰め込んで蓋をしてやった(先刻野良ほむが鏡代わりに使用していたものだ)
「ホムー!ホムー!」 ダシテー! バンバン!
「バンバンうっせえなあ。しゃかしゃかへいっ(*゚∀゚)o彡」
「ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」ゴスゴスッ!
瓶を上下に振り回してやるたびに、野良ほむが瓶のあちこちを弾みながら行ったり来たりする。
「ホムゥゥゥ...」ポロポロ...
瓶の中でぐったりとしている野良ほむに、俺は舌舐めずりしながらこう言った。
「おい知ってるか?ほむ種を虐待するスナッフビデオは裏では結構人気があるんだよなぁ」
「ホ...ホ...」エ...マサカ...
瓶詰めの野良ほむが不安げな表情で俺を見上げる。ほむ種は小動物にしてはそれなりに勘が働くらしい。
その不安と怯えの色彩に侵食された表情を、今から絶望の色に塗り変えてやろう。
「監督=俺、脚本=俺、主演=お前で最高の自作映画を作ってやるぜ!!」
「ホムウウウゥゥゥゥッ!!!!マドカアアアアアアアァァァ!!!!」ポロポロ...
瓶の隅でガタガタと全身を震わせながら膝を抱え、最愛の番の名を叫んで泣きじゃくる野良ほむの瓶詰めを片手に、俺は弾みながら自宅への道を急いだ。
終わり
- 誰が見ても違うキャラクターになってんだろ。頭大丈夫か?お前。
- ほむら厨は気持ち悪いね
ほむほむとほむらが違うってなら何故ロング黒髪で服も似たの着てんだよ