ほむほむの違い?

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作者:ByPFFx5n0

577 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2012/07/06(金) 12:47:46.33 ID:ByPFFx5n0


「…うーん……」    ホムーホムー… ホムホムー…


俺は今、左手に飼っているほむほむを、右手にさっき拾ってきた野良ほむを持って見比べている。

どちらもよく見る少しやつれたほむほむだ。



飼いほむ「ホムーホムー!!!」 ジタバタ…

野良ほむ「ホム…ホムホム…」 ビクビク…



ほむ種達は自分の家族や番を見分けることができる。群れから一匹取り出すと、残された家族が騒ぎ出すのは代表的な例だ。

聞くところによると、人間と同じように顔を見ただけでわかるようなのだ。

それが本当かどうか試してみるのと、俺にも見分けができるのか調べようと思う。

とりあえず、どこが違うのかほむほむで違いを探そうとしたのだが…。


飼いほむ「ホムムーッ!!!」 ハナセーッ!!! ジタバタ


まどまど「ホムラチャーッ!!!」 ホムホムーッ!! バンバンバン

仔ほむ「ホミューン!!!」 オカーサンガー!! パンパンパン

仔まど「ミャロローッ!!!」 カエチテーッ!! ポロポロ…


野良ほむ「ホム…ホム…」 エグッエグッ…


「あー!やっぱりわからん!」 アタマガシガシ…


野良ほむの汚れを落としたら何かわかるかと思ったが、さらに見分けがつかなくなってしまった…。

鳴き声も同じ…。しかし飼いほむのくせに野良と変わらんのはなんでだろう? 餌は二日に一回きちんとやっているのに。うーん…。

現時点で、暴れているのが飼いほむ、半泣きしているのが野良ほむ。


飼いほむ「ホムーホムーッ!!!」 エサヨコセッ!!

野良ほむ「…ホビャァ…」ポロポロ…


「お前らはどっちかわかるんだろう?」クルッ

さっきからケージの中で騒いでいる家族に俺は両方のほむほむを差し出した。


まどまど「マドッマドドッ!!!」 アタリマエデショッ!!

仔ほむ「ホミュホミュッ!!!」 コッチダヨ!!

仔まど「ミャロッ!!!」 オカーサン!!


家族は迷いもせず左手のほむほむを指差した。区別がついているのは間違いない。

こいつらにできて俺にできないのが口惜しいぞ……ん!? ちょっと待て!!


…こいつらは俺が飼いほむを左手で掴み上げたところを見ていたよな?

…もしかしたら泣いていない方を無意識に選んだのかもしれない。生物は強い個体を本能的に選ぶというし…。

…たまたま正解という可能性もある。

…本当に区別できているのか知る為には同じ条件にする必要があるな…。



とりあえず空のケージにほむほむを一匹づつ入れて隣の部屋に行くことにしよう。


ポイッ
飼いほむ「ホギャッ!!」グチャッ

ポイッ
野良ほむ「ホビャッ!!」 ベチャッ

スタスタスタ…



~隣部屋~


これで左右の問題は解決したが、次は性格だな。


飼いほむ「ホムッホムホム!!!」 イマナラユルス!!! ビクビク

野良ほむ「…ホマァアアァ…」 …エグエグ… ガタブル


「そうだな…まどエキスで発情させたら同じになるかな?」シュッシュッ


飼いほむ「ホムッホムッ…!!?? マドカァー///」ハァハァ///

野良ほむ「…ホムン…!!?? ホムホムホムッ///」 ハァハァ///

「おー!同じだな!! よしよし、それじゃ戻るか。」



~元の部屋~


「もう俺にはどっちがどっちかわからんが…ごたいめーん!!」ゴトッ ゴトッ


ほむほむs「「マドカァー!!!///」」ハァハァ/// クネクネ///


まどまど「ホムラチャ…マド!?」 ホムホム…エッ!?

仔ほむ「ホミュミュ…ミュ!?」 オカーサ…アレッ!?

仔まど「ミャドミャ…!?」 イツモトチガウ…!?


「さあ!どっちのほむほむが家族だ!?」


まどまど「マドマドマド///」 ミチャダメヨ///

仔ほむ「ホミュラチャ?」 ナンデー?

仔まど「ミャロ、ミャロン!」 オカーサン、ヘンダヨ!


まどまどは発情したほむほむを子ども達に見せないよう抱きかかえ、目隠しをしている…子どもには見せたくないらしい。


「おいおい! 早く選べよ! それともわからないのか?」


まどまど「マドマドッ!!!///」 チョトマッテ!!/// イソイソ

まどまど「…ミンナニハナイショダヨ///」 …アッチニイッテナサイ///

仔ほむ「ホミューン?」 ドーチテー?

仔まど「ティヒヒィミャロオ?」 ニャンデ オカオ アカイノ?


ほむほむs「「ホムゥゥ!!!/// ホムムーー///」」ハァハァ/// クネクネ///


「なに恥ずかしがってんだよ…こっちか?」ヒョイッ


俺は焦れて、ほむほむを一匹掴んでまどまどの方に見せようとした…その時!!


ほむほむ1「ホヒィイイイィィィーッ!!!!!」ジョワー…

ほむほむが達してしまったのか、俺の手に盛大に小便をもらした。


「うわっ!? 汚ねぇ!!」ブンッ


ほむほむ1「ホギャッ!!!」ベチョッ



ほむほむ1「…ホ!?…ホ…」カベニハリツキ

ボトン…

ほむほむ1「」 チーン


「あちゃー…思わずやっちまった……って!?」


まどまど「マギョォォオオオオォォォォーッ!!??!!!!」バンバンバン

仔ほむ「ホミャアアアアァァァァーッ!!??!!!!!」パンパンパン

仔まど「ミャロロオオオォォォォーッ!!??!!!!!」ペチペチペチ


まどまど達の方から叫び声が響いた。…これはもしかして…。


まどまど「マギョマギョオッ!!!」 ホムホムカエシテッ!!! ポロポロ…

仔ほむ「ホミュアアァァーッ!!!」 オカーサンガーッ!!! ポロポロ…

仔まど「ミャロオオォォ…!!!」 シンジャッタ…!!! ポロポロ…


…どうやら当りを引いてしまったようだ。

「ちょっと見ただけでわかったのか!? すごいな! 話は本当だったんだ。」

まどまど「マドマドマドッ!!!」 フザケルナ!!! ポロポロ…

仔ほむ「ホミュッホミュッ!!!」 チョウダチョウダ!!! ポロポロ…

仔まど「ミャロォオオォー!!!」 カエチテヨー!!! ポロポロ…


「参ったなぁ…そんなこと出来るわけない…ん!?」チラッ

「…マドカァ///センジョウハ…///」


……!!。

…そうだな…ちょっと試してみるか…。


「わかった…ほむほむを返してあげよう」ヒョイッ


ほむほむ(野良)「ココジャナイー/// ホムムゥーン///」ハァハァ///


まどまど「マドマドマドーッ!!!」 ソノ ホムホムジャ ナイヨッ!!

仔ほむ「ホミュミュン!!!」 チガウヨ!!

仔まど「ハシャイジャッテ!!!」 ジェンジェン ニテナイヨッ!!



納得できないようなので説明してやろう。


「俺は結局ほむほむを見分けることが出来なかった。多分これからも無理だろう。だがそれは些細なことだ。」

さらに続けた。

「こんな話がある。黒髪の少女が桃髪の少女に出会った。しかし桃髪の少女は戦いで死んでしまう。黒髪の少女は時間を巻き戻して改めて少女を救おうとするんだ。」

「そしてまた桃髪の少女との出会いをやり直す。つまり、前の時間軸の桃髪の少女と今の桃髪の少女は別人であり同一人物なんだ。」

「まったく同じに見えるならそれは同じ人間なんだ。少女はそこに一片の疑いも持ってない。」

「さっき死んでしまったほむほむと、このほむほむは同じにしか見えない。時間は戻ってないがそれは重要じゃない。」

「同じに見えるなら別ほむであり同一ほむという事が重要なんだ。」

「いい考えだと思わないか?」


まどまど「…マドマドッ!!??」…ソンナバカナ!?

仔ほむ「…カニャメマロカ?…」…ニャニイッテルノ?…

仔まど「…ウェヒヒィー?…」…ワカラニャイヨ?…


「同じほむほむだったと受け入れればまた家族一緒になれるんだぞ。」


まどまど「マド-ッマド-ッ!!」 ムチャクチャヨッ!!
「ミャローー!!」「ホミュウーー!!」


さすがにほむ種の足りない脳ミソでも騙されてはくれないか…。

我ながら良い言い訳と思ったんだがなぁ。


「めんどくさいな…、お前らが困ろうが困るまいがそんなことはどうでもいい。俺は困らんって事に気づいたんだよ。」

「ほむほむが一匹死んだ。ちょうどそこにもう一匹ほむほむが居た。ほむほむを補充。プラスマイナスゼロ。そういうことだ。」

「それじゃあほむほむ、家族のところに返してあげよう。」ポトッ


「マドカァーッ/// マドカァーッ///」ハァハァ/// コマド オシタオシ

「ミャロォォオオオォォォ-ッ!!??!?」 ニャニチュルノーッ!? オシタオサレ

「マデョォオオォォォ-ッ!!!」 コドモカラ ハナレテーッ!! グイグイ!!

「ホミャアァァーッ!!??」 イモウチョーッ!? ポロポロ…



今回わかった事は、俺にとって『ほむほむ』は『ほむほむ』であり、それ以上でもそれ以下でもなく区別する理由などなにもないという事だ。

違いを見つけようなどとしたことは我ながら本当に無駄なことをやったもんだと反省している。

ほむほむ一家は新しい家族が増えるようだ。仕方ない、餌は一日一回にしてやろう。



終わり




感想

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  • 理不尽?お前らは当たり前に動物食ってるだろ?
    これがほむまど共にとって普通なんだよ
    それを犬猫不幸にとかバカみたいなこと言ってるが人間にとって幸せなことが犬猫にとっ幸せとは限らないって分からないんか?
  • 一番下の奴ほむほむ
  • このデタラメさが面白いんじゃないか。
    無理を通せば道理は引っ込むって。
    男の無茶苦茶な屁理屈に憤慨するまどまが可笑しくて笑ったよ。
    こういう理不尽な仕打ち、大好きだよ。
  • 自分勝手な男だ。
    実際の世界でも、こういう奴が犬や猫達を不幸にしているのだろうね。
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