「黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)」
かつて魔帝剣
グラムで滅ぼされ、北欧の神々の手で復活している。
西洋タイプの
ドラゴンでありながら翼を持たないため飛行能力はないが、身体能力は高く、口から黄金のオーラをはいて攻撃する。
自分にとって最高の宝を死守する気質を持ち、世界中の秘宝を集めていたコレクター。
宝物庫のひとつは幻の山とされる「龍の山脈」に存在する。
アザゼルとの契約時などに伝説のアイテムを大量に要求しており、自分も戦闘時に使用するほか契約者も要請と対価があればそれらを使用することができる。
比較的おとなしい温厚な性格で、
ドラゴンとしては珍しく戦闘には興味を示さず、
アーシアが「悪い方」と判断するような外道が相手でもない限り全力を出すことはない。
数多くの変態が登場する作中でも飛び抜けた変態で、性欲の塊である
イッセーですらあまりに変態すぎると酷評し、今では「誰かこいつを確実に倒せる
龍殺しを持ってきて」と願うほど。
その言動から付いた新たな別名は「
パンツ龍王」。
尻へのトラウマを抱えていた頃の
アルビオンにとっては、
ドライグが思わず「奴の言葉を聞いたら心が死ぬ」と警告するほどの危険人物。
17巻においては、アーシアのパンツを用いて歴代白龍皇を説得して別の道に引き込み、パンツ料理で
量産型邪龍を号泣させる、25巻ではパンツを食べて謎の発光現象を起こし、パンツを食べて口から小型ファーブニルを100単位で生み出してアルテミスのパンツを狙うなど、色々と不可思議かつ酷い現象を引き起こしている。
ドライグによれば、昔は現在のような変態ではなかったらしく、かつてのファーブニルを知る者たちからも変わったと口を揃えて言われている。
事実、
アザゼルと契約した頃はまだ普通に宝物を要求しており、なぜ変態化したのかは不明。
ただ、
アザゼルとの契約中に頑丈な龍王相手なら大丈夫だろうと無茶な実験が行われた事実が判明しており、
リアスたちからはそれが原因ではないかと推測されているが、
アザゼルは復活時に何らかのミスがあったに違いないと主張し否認している。
恐ろしげな見た目の自分に対しても優しく接してくれるアーシアのことを大層気に入っており、「アーシアたん」と呼んでいる。
アーシアからの信頼も厚く護衛として頼りにされているものの、対価があまりに酷いため彼女の精神に多大な負荷を掛けている。
だがアーシアを守りたい気持ちは本物で、アーシアを傷つける行為それ自体が「逆鱗」に触れることを意味し、その状態になると身にまとうオーラは「龍王クラス」を超え、体内に収納してある伝説のアイテムの効果などを惜しげもなく使いながら、自らの負傷も顧みず戦闘を行う。
16巻では「
D×D」のメンバーになる。
レーティングゲームのルールでは強力すぎて長時間の召喚ができないが、強烈な保護の意志によって自身が消えた後も能力と加護が呪いのように残ってアーシアを守り、
神の攻撃だろうと生半可なものなら弾いてしまい全く通らない。
アーシアを傷つけた
リゼヴィムにはすさまじい殺意を向けており、
天界での戦闘で彼に重傷を負わせたうえに悪夢を見せる呪いをかける。
激戦の後遺症で意識の覚醒までしばらくかかるほどの重態ながら、リゼヴィムとの最終決戦ではオーラとなってアーシアの
禁手化を促す。
そして満身創痍の状態にもかかわらず執念だけで目を覚まし、逃亡したリゼヴィムの前に転移し追い詰め、その全身を噛み潰してとどめを刺す。
その後は順調に回復し、「
アザゼル杯」予選の頃にはもうすっかり元気になっている。
「
アザゼル杯」にはアーシアの使い魔枠として出場する。
予選の「王たちの戯れ」チームとの試合では、執拗にパンツを狙うことでアルテミスを苦しめる。
本戦1回戦の「リアス・グレモリー」チームとの試合では、アーシアを狙った
クロウ・クルワッハと戦う。
逆鱗を発動してもなおクロウには力およばなかったが、退場する瞬間までアーシアを守り抜き、最後の執念でクロウの左腕を噛み折る。
「黄金龍君」は、スイクン(水君)に由来している。
イメージはガメラのバルゴン+ゴジラのアンギラス。
最終更新:2022年05月27日 22:43