アーサー・ペンドラゴン

種族:人間

アーサー王の末裔であり、英国の名家「ペンドラゴン家」当主の息子。
紳士的な風体でスーツにメガネという格好の金髪の美青年。
元は英雄派に所属していたが、現在はヴァーリチームの一員となっている。
アザゼル杯」では「騎士」枠。

「聖王剣コールブランド」の所有者で、「最強の人間」候補の1人に挙げられている。
「最強の聖剣使い」となることに興味を抱いて(所有者として認められていたとは言え)家宝の剣を許可無く持ちだし、武者修行と称して「禍の団」に入る。

フェンリルを支配してチームに加えるために一時期「支配の聖剣」を所持していたが、現在は目的を達成したことからゼノヴィアに譲渡している。

「禍の団」在籍時はジークフリートと最強剣士の座を争っており、彼を倒して魔帝剣グラムの所有者となった木場をライバルとして認め、ヴァーリイッセーと対決する際には自身も木場と決着をつけることを望んでいる。

基本的に戦闘狂で、時折澄ました顔をしながらかなり残虐な戦い方をすることがある。
だが、妹想いな一面も持っており、ルフェイが自分を追って「禍の団」およびヴァーリチームに所属し、テロリストの仲間入りしたことを悔やんでいた。

妹が兵藤家に居付くようになったことをきっかけに、それらと無縁の世界に戻ることを望んでいる。
ヴァーリチームが「D×D」に参加することが決まった際には、今や冥界の英雄となったイッセーにルフェイと契約することを要望する。
この契約と今回の恩赦を合わせて妹が家に帰ることができると喜ぶ様子を見せ、この借りを必ず返すとイッセーに約束した。

駒王学園に妹の進学が決まった時には、事前に校舎の案内をイッセーに頼んで見学し、妹の制服をプレゼントしている。
なお、前述の風体と格好でイッセーはヴァーリチームでは一番苦手意識を持っており、メンバーでは唯一敬語で話されている。

19巻時点で実力は木場やイッセーより遥か上であり、ストラーダと互いに本気を出さず卓越した攻防戦を繰り広げた。
手数が多く、虚を突く攻撃、それでいて聖剣の威力もあり、イッセーにとっては絶望的なまでに相性が悪いタイプとのこと。
ただ、ストラーダによると戦場を才能で潜り抜けてきた自負で技術がわずかに曇っているらしく、「アザゼル杯」で若返った彼と再戦した際に全力を出して挑みかかったが、全盛期時の彼のパワーと技量に圧され、最終的にリタイアは免れたものの、スタミナ切れに追い込まれて敗北する。

父には自分の才能に対して変に生真面目すぎて余裕が足りないことを危惧され、才能と存在意義が聖王剣とイコールであると考えているのではないかと指摘されている。
自分とは価値観の違う父とは折り合いが悪かったが、ストラーダにボロ負けして帰省した後は助言を素直に受け入れられるような心境に落ち着き、剣から離れて自分に余裕を持ち、己自身の多様性を探ろうと試みている。
個の限界を知ったことで、大会を通して個を高めながらも仲間のためにも戦えるように成長し、自分が思い描く戦い方にコールブランドを付き合わせようと動きが柔軟になってきている。
「西遊記」チームとの試合では闘戦勝仏の技量の前に美猴共々苦戦させられるが、最終盤でチームを勝利させるべく浄壇使者の足止めを買って出る。

英国紳士として紅茶を嗜み、紅茶が上等ならそれ以外のものには頓着しない。
そのため料理も適当で、最近では自分の食事当番でも戦闘糧食しか提供していない。

ペンドラゴン家のメイドとして仕えるエレインとは相思相愛であり、見合い相手は引く手数多だが、一途にエレインだけを想っている。
隠した恋を父である現当主に悟られれば、エレインがペンドラゴン家から追放されるのは目に見えており、自分が家に居続ければいずれ仲もバレてしまうと考えたことも出奔の一因。
イッセーからもエレインとの身分違いの恋を陰ながら応援されている。
だが、父にはすでに関係を把握されており、「アザゼル杯」予選後に帰省した際に、「D×D」として英国王室が抱える「深潭の蓋世王冠」の問題を解決したらという条件付きで交際の許可を与えられる。

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最終更新:2022年02月25日 14:41