社会党 > 常任幹事会

社会党常任幹事会(しゃかいとうじょうにんかんじかい)は、かつて存在した社会党の最高意思決定機関である。

概説

1945年9月21日の社会新党設立に伴って、党員の取り纏めや社会党委員長の輔弼をする組織として発足した。全国社会党大集会の設置後は、常設の審議組織として党大会の下部組織に組織変更された。党のほぼすべてに関わる政務活動や対外活動に関してを審査決定を行う。

組織及び構成員

常任幹事会会長

常任幹事(2名)

社会党の常任幹事会において、議論を専門に行うための役員である。党における議論の中心メンバーであり、党管理の中枢にある役職者である。任期は会長に準ずるものとして扱われる。

事務局(局長)

  • 議事進行部
  • 組織部
  • 情報部

構成員(8名の構成員)

  • 常任幹事会会長(議長)
  • 幹事長
  • 筆頭副幹事長
  • 団体運動本部本部長
  • 両院議員総会長
  • 参院会長
  • 参院幹事長
  • 常任幹事2名

常任幹事会会長

現役の国会議員の中から、委員長の選任を受けて党大会が任命する。任期の定めなどはなく、選挙の責任などを負って辞職するケースも多い。特に、委員長よりも流動性が多い役職であるため、党内で引責辞任することが多い。

歴代会長

氏名 就任日 委員長 常任幹事 備考
1 下条高矢 1949.4 上之章太
2 田中形堂 1952.5 上之章太
3 片山明彦 1954.6 上之章太
4 1955.5
5 1958.7
牛田周作 1980.5 藤沢玲奈 足立孝標
1996.12.11 高橋健二 向井千早 第31回衆議院総選挙を受けた人事
岡田勝又 2002.6 佐々木智也 第19回参議院通常選挙を経て
岡田勝又 2004.8 佐々木智也 日吉清隆 第33回衆議院総選挙を経て
岡田勝又 2005.6 佐々木智也 日吉清隆 第20回参議院通常選挙を経て
吉川もとこ 2010.12 中村直子 黒木陽子田信哉 新委員長就任により
吉川もとこ 2012.3 中村直子 江藤真理子・田信哉

大衆社会党時代の主任幹事及び常設幹事

  • 主任幹事
片山明彦 1949年4月ー1954年6月
坂本蓮 1954年6月ー1955年5月
  • 幹事(常設5名)
村井康孝 1期
太田幸保 1期
佐藤健司 1期
朝山登也 1期、2期
坂本蓮 1期、2期
中村美咲 2期
藤沢玲奈 2期、3期
山本剛志 2期、3期
藤井拓郎 3期
赤坂一 3期
浅井忠雄 3期
(1期:1949年4月ー1952年5月)
(2期:1952年5月ー1954年6月)
(3期:1954年6月ー1955年5月)
最終更新:2025年07月05日 19:54