#パイの日
本日の更新はお休みです。
代わりに、パイの日のSSを書かせていただきますね。
#パイの日
現場1
「今日は、なぜだか何としても美味しいパイを食べたい気分です」
「パイなのだね」
「使い魔さんを呼びたいのですが、最近呼び過ぎなので、そこはかとなく来ざるを得ないようにしましょう!」
「そこはかとなく…」
「カードにメッセージを書き、誘き寄せるのです!」
「来てしまうのかな…」
現場2
「…は?」
「おや、レイノとのものですか?メッセージが不自然に途切れていませんか?」
「…文字は普通だな」
「文字までおかしかったら救いがないだろうが」
「すみません、遅くなりました。ナインと
アンセルムもいたのか」
「
ウィリアム、ネアから何か連絡があったか?」
「ネアから?」
現場3
「ありゃ。ウィリアムから、ネアがリーエンベルクにいるか連絡が来たんだけど?」
「…すぐに見て参りましょう」
「
ヒルド…。もしや、また何かに巻き込まれたのだろうか…」
「さっき、パイが食べたいって言いながら普通に会食堂にいたよ?」
「
アルテアが来るかもしれないな…」
「わーお」
アルテアが作ってくれるのは?
現場4
「…ネアに何もなかったようでほっとした。それと、ガーウィンの後処理も終わったようだ」
「…恐らく、アルテアに何か食べ物を作って欲しいんじゃないか?」
「俺も、
グレアムと同じ意見だ」
「それなら、そのまま言えばいいんじゃないか?」
「ウィリアムは言うんだろうな…」
「ギード?」
現場5
「ミカ?」
「あそこで買い物をしている男性は、選択の魔物ではないか?」「市場でよく見かけるぞ。俺はどうしても海産物の店の方ばかりだが、チーズや果物の店のあたりで見かけるな」
「そう言えば、兄君に会いに行くそうだな」
「今度の週末にな。ネア様のお側を離れたくないのだが…」
現場5
「むむ!使い魔さんです」
「…ったく、何だあのカードは」
「せっかく来てくれたのですから、一緒にパイを食べませんか?…む?パイを切らしていました!」
「…ほお。それが目的か」
「なんのことでしょう」
「手持ちは、夏の果実だけだ。食事系のものがいいなら、今度にしろ」
「パイ様!」
現場6
「夏の果実のパイのバニラアイス添えが現れました。これはもう、時間との勝負ですね!」
「おい、弾み過ぎだぞ。それと、この狐をどうにかしろ」
「アルテアは、来てしまうのだね…」
「…シルハーン?」
「ディノ、アルテアさんは偶然来てしまったのですよ!わななどしかけていません!」
本日はここまでとなります!
パイのアンケートにご協力いただき、有難うございました。
明日の更新は(新規作品の掲載時間帯のオススメを教えていただいたので…)正午頃を目指しております。
最終更新:2022年05月07日 11:53