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軍政社会主義
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Red Flood
軍政社会主義 | ||
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英名 | Stratocratic Socialism |
別名 | ||
登場作品 | Red Flood(Hoi4) | |
上位イデオロギー | 前衛社会主義 | |
主要なイデオローグ |
パリ・コミューンの粛清、ロシア内戦での左翼の敗北、植民地の守備隊に妨害された無数の社会主義同盟の反乱など、社会主義革命家と国家の軍隊は伝統的な敵同士である。だがある条件下、文民政府の権威が崩壊した時では、社会主義者を自認する者が軍隊と国家を同時に担当することがある。政治権力が軍に移った場合も、軍閥が社会主義共和国の統治を志した場合も、出現する体制は軍政社会主義という特徴を持つ。
ある程度、先の大戦はこの政治的配置の理論的口実を提供した。社会の完全な軍国化を目指すプロイセンの参謀たちによって「総力戦」の概念が探求され、美化されていたにもかかわらず、1910年代後半の内戦ではロシアの社会主義将校を含めて同様の考え方が議論された。また革命期のメキシコなどでは戦場で奮闘する一方で、支配する領土で土地改革や社会改革を実施する将軍もいた。社会的盗賊と軍事政府の間のどこかで、公然と赤い軍司令官はある地域の最終的な権限を持ち、それに従って統治する。
この特殊な社会主義の下では前衛党は軍に従属し、あるいは軍自体が同じ目的を果たす。ある時は軍備増強と戦争が国家の焦点と資源のうち、過大な量を優先させる。また軍隊は強引ではあるが、国家計画を即座に実行に移すことによって社会主義政策のための地ならしをする効果的な手段であることもある。従来の軍事独裁の利点の多くがここに当てはまるが、赤軍や人民軍、あるいは国家を統治するものが手段ではなくそれ自体が目的になってしまう。つまり特権的な士官集団が統治する赤いプロイセンになるのではないかという危惧を抱く可能性がある。しかし革命が生き残るために戦争をしなければならないとき、その任務にこれほど適したものはない、と彼らは「それなりの正当性をもって」反論するだろう。
(RF日本語化Modより引用)