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金権政治
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Red Flood
金権政治 | ||
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英名 | Plutocracy |
別名 | ||
登場作品 | Red Flood(Hoi4) | |
上位イデオロギー | 多頭政体 | |
主要なイデオローグ |
君主制の王冠や法衣だけが身分を示すものでは決してなかった。ヨーロッパの中世商人共和国、革命後の自由主義国家、そして旧ローマ共和国にも高貴な生まれというよりも、財産とそれがもたらす影響力によってその地位を得ている人々の階級が存在した。人類の顔に巻きついた大吸血鬼イカ、ブルジョワジーの独裁など、このような財を持った貴族が政治に与える影響力に対する批判はどこへ行ってもつきまとった。寡頭政治的な権力体制も珍しいものではなく、世襲制の支配者が相続した財産で富を築くこともあるが、金権政治は富によって純粋に選ばれたエリートが政府を支配することである。
だが単なる欠陥のある民主主義や権威主義政権を何がきっかけで金権政権にするのだろうか?富裕層が直接任命され、その中から一等首席を選び、利益追求のために政府の事務を指示するような議会が存在することは稀である。むしろ、エリート層の影響力を活用したり、自ら選挙で選ばれた議員となって自分たちの利益を代弁したりと、既存体制を破壊することで金権政治は発展していく。あるいはオランダ東インド会社のように外交、司法、通貨鋳造の権力を持ちながら、国家の崩壊によって投資家からなる理事会が政府の糸を引くこともある。
金権政治はほとんどの場合、侮蔑的なラベルとして使用されている。左派、右派、あるいは国民全体から、この体制の優先順位がこの階級の直接的な利益にのみ合致しているのではないかという疑念が存在する。これは物質的な利益が上層部にもたらされ、下層部が不利益を被ること、あるいは国内投資よりも国際投資が優遇されることを意味する。だが最も慈善的なのは金融エリートが投資の安定性を維持することに既得権を持ち、自分たちの利益を国の利益と一致させることである。このような状況では、物質的な利益を追求する傭兵的な目が貴重な資産となり得るのである。
(RF日本語化Modより引用)