経済学 > マクロ経済学 > FTPL(物価水準の財政理論・シムズ理論)

FTPL 簡易版公式


B=P×S
(B:政府債務、P:物価、S:将来の財政余剰)
※1

FTPL式

※2


要旨

FTPLの中核となる(政府負債)/(物価)=(政府余剰の割引現在価値)と言う恒等式の右辺を減らせば左辺分母の物価が上昇すると言っていて、左辺分子の累積債務については十分と考えている。政府余剰の割引現在価値を減らすためには、人々が政府がインフレを許容すると信じ込ませる必要がある。もし、減税をしたとしても、将来、その効果と同等の増税が行なわれると思われたら、政府余剰の割引現在価値は変化しない。だから、インフレ目標達成まで増税を先送りにしようと言っているわけだ。(※3)


※1RIETI - インフレ誘導 政府?日銀?
https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/kobayashi/62.html
※2ニュースの社会科学的な裏側: キミはFTPLが苦手なエコノミストなんだね!
http://www.anlyznews.com/2017/03/ftpl_24.html?m=1#*3
※3シムズ式脱デフレ策はリフレ派のそれとは随分異なる
http://www.anlyznews.com/2017/02/blog-post_9.html

マクロ経済学関連項目


参考文献
岩村充他


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最終更新:2019年09月16日 20:25
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