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ゲート祭より伝えます:六周年

異世界の大ゲート間の移動が解放される《奇跡の刻》

それに合わせて異世界各国で開催される祭の様子などをフリーダムに伝えます

今年はオルニトでスタンプラリーもやっちゃうよ!

※過剰なdisや行き過ぎた擁護は控えましょう。ルールとマナーを守ってE&E!

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【イストモス】

【】

【北部の港町の酒場】
双鏡「いやートルウフの色んな足跡が見れて満足満足。学園に戻ったら即構想を練るの」
牧場「久しぶりに帰省したけど色々と変わってて驚いたなぁ。何というか観光力がアップしている」
様々な逸話や昔話が町のあちこちに根付いている。まるで昨日のことかのように語られる彼らの人生に観光客は聞き入るのだった
双鏡「…でも私の中ではトールスが女性でウーフが男性だったという説もアリだと思うの!」
牧場「あぁっ!東イストでも相変わらずだよっ!」
双鏡「…男性同士も捨てがたいのだけども変化球で女性同士というのもアリかも知れないの!」

【草原の道・夜】
☆三 三☆ 何かぼんやり光るものが道端をせわしなく動いている
星型の光るもの『今年は人がよく通るから夜闇を照らす光草を植えておこう』

【北部の港町】
「ここがかのトールス卿が嫁さん見つけた町かー」
「あくまで立地的にその可能性が一番高いってだけだがな」
「大きな星教会があって、昔から東西の領土争いでバチバチやってた古い港町ってことだからほぼ確定だろ」
「同条件の港町はもう一カ所あるんだが、あっちには墓地の丘がないからな…」
「よし、一応許可がいるか確認してから丘にも登ってみようぜ」

【ラタ城塞都市】
ゲート自由移動となる大ゲート祭を利用して広大な風吹く自然を体験しようと地球からの旅行者が年々増えてくるイストモス
「東から戻ってくる観光客は色んなお土産を担いでいることが多いね」と、質素ながら色合い豊かな民族衣装をまとうケンタウロス
「西に向かう者は研究者や商売人が多い気がするな」と、屈強な狗人の衛士が東西で開く門を眺めて語る
そんなどちらに向かいどちらかから戻ってくる者達に人気なのが“西と東の温かい繋ぎ手”と呼ばれている穀物生地に包んだミルク煮じゃが芋


【オルニト】

【】

【墜ちた迷宮・入口】
「家族連れでこんなところに来るなんて珍しいのがいたもんだ」
迷宮の管理人がノームと人間の家族連れに危険で不思議な迷宮の説明をする
「ヨハン、何だか入ってはいけないような気がするのだけども…」
「はいりたいはいりたいー!」
「おねえちゃんあぶないよ。はいっちゃだめっていわれたよ」
「うんまぁこの不思議な空気を感じられただけでも来た甲斐があったね」
「えー?はいらないのー?」
「はっはっは、子供は本当に元気で怖いもの知らずだ!ではスタンプを押すので台紙か何かないかな」
「ではゲート場でもらったスタンプノートに」
「私もこのノートに」
「のーと!」
「おねがいします」
管理人の前に出される家族それぞれのスタンプノート
「う、んん?…まぁいいか!ポンポンポンっと」

【墜ちた迷宮・内部】
監獄姫「おかしいですねちゃんとマッピングしているのに元の道に戻れません」
岩窟王「そろそろ…」
監獄姫「出ようと思っても全然出ることができない迷宮はダメですレジャーとしては欠陥なのです」
岩窟王「出よう」
監獄姫「こうなったら外に向かって掘り進むのです本気を出しちゃうのです」
岩窟王(ちからもりもり)

【樹上の劇場レストラン】
鳥人が奏でる楽器に合わせて流れるようにゆったりとハーピーが歌う
支配人「うーん。物静かな方が客入りが多くなるのは予想外だった」
ホビット給仕「そりゃファンタスティックな劇の横で大仰な食事とかは難しいでしょう」
客「軽い食事に色んな種類の豆飲料。歌と小芝居を楽しみながら浮世の喧騒を忘れるひと時…いいじゃないかぁ」
鳩人「分かっていたが苦い豆茶は需要がないわけではないが注文が少ないようだ」

【浮島イベント会場】
空の結婚式もひと段落し、最後に勢いよくブーケが投げられた。
優衣「わわっ!絶対にゲットするんだから!」
アデーレ「ユイ、闇傘の外に出たらダメよ?夜じゃないのだからブーケは諦めなさい」
優衣「む~、こうなったら奥の手よ!」
優衣から目にもとまらぬ速さで細長い影が飛び出し空中舞うブーケをキャッチし引き寄せたのだった。
「うわー取られちゃったかー、おめでとう!次はあなたよー頑張ってー」
「なんという早業なのだわ、一瞬なのだわ」
「あのねーちゃん、股から何か伸びなかったか?気のせいか?」

【浮遊島大図書館】
鳥人司書「大ゲート祭だからか来訪者が多いのは分かるんだが、遭難者も増えるのは困りものばい」
図書整理ハーピー「入り口で注意喚起はしているんですけども、本に夢中になって彷徨ってしまう人が続出しているのです」
ハピカトルの力の影響で摩訶不思議な空間と魅惑的蔵書に溢れる図書館内は正に神力の迷いの森
鳥人司書「お?天井に空間の歪みが発生したばい」
歪んだ天井から何かが落下してきた
活発な猫人「何だここは?!うぉっ、俺の苦手な本だらけじゃないか目眩がしてきたぞ!今度の試練は半端じゃねぇ!」
小さな人影「ここで一定ラインまで教養を高めよということでしょうか?良い機会ですので歴史と算術など学んでみてはいかがでしょう」
片目を布で隠した猫人「くっ!こんな場所にいられるかよ!俺はすぐにでも脱出するぜ!」
鳥人司書「そこな猫人!そっちに行ってはいかんばい!閉じてない書に飲み込まれてしまうばい!」
しかしその忠告を聞かず走り去る猫人はたちどころに光のもやに包まれ姿を消したのだった

【どこかの浮島】
鳥人「ということで神殿からこの浮島の管理権を認めてもらいました」
ゴブリン「供物三割増しが効きいたのでしょう。それではこの浮島を使っての催し物を大々的に宣伝しましょう」
鳥人「とりあえず広告はゲートのある島に貼ってきましたー」
鳥人「今月はお値段半額で請け負いますとか奮発しすぎじゃないんです?」
ゴブリン「大ゲートの今こそ宣伝する時期なのですよ。この先への投資と思えば安いものです」
鳥人「「なるほどなぁ」」

【墜ちた迷宮の前】
その場所の危険性を知ればまず立ち入ろうとは思わない摩訶不思議な迷宮の前、しかも夜中に珍しい来客現る
監獄姫「ここが難攻不落脱出困難不思議がいっぱいの迷宮ですか流石に雰囲気があるのです」
岩窟王(もふもふ)
監獄姫「スラヴィア大迷宮の新たなステージの足掛かり発想の種を得るためにいざ体験なのです!」
岩窟王(もふもふ)

【ハーピーの宿】
「今年の祭りは思っていたよりもお客様が来られています。皆忙しさで接客の心を忘れないように!」
「「ウィ!マダム!」」
「去年のカレーコンテストの評判を聞いて今年の大ゲート祭に合わせてやってくる異邦からの客が多いのでしょうな。
コンテストで見事な評を出したカレー通の女将が切り盛りし様々なカレーを出すというハーピーの宿、客が来ぬわけがなかろうですな。
カーラーもカレーを求める客で盛況ですぞ。 …ということでオルニト五目豆カレーと荒野の獣肉カレーをお願いしますぞ」
円筒建築ホテルのどこの階も客で満員。宿は歌や歓声や呼び声がハーピーと共に飛び交っている。
「カルアイノ様、少々食べ過ぎではありませんか?」
「はっはっは!美味いカレーは別腹!うーまーいーぞーー!!」

【鳥タク集合場】
様々な鳥タクシーという名の籠がずらりと並び客を待つ広場
「うーん」
「どしたいふかふか敷き布籠屋」
「いや、祭りで客が沢山来ているのに思ったよりも客足が伸びなくてなぁ。籠の内装も奮発して新調したんだが」
「チキュウからやってくるニンゲンは安い籠によく乗っているんだよな不思議だな」
「安くて隙間だらけの方がすりるやあとらくしょんがあると言っているんだが…」
「おいら達にはよく分からんのぅ」

【ゲート近くの山頂屋台通り】
今年はオルニトが各方面にはたらきかけての大ゲート祭。訪れる観光客も例年以上である
「思ったよりも人が多い客も多い!仕入れ増やして大正解。どんどん焼くぞ!」
「焼くよー焼くよー美味しいよー」
「どんどん焼くよー」
「…ところで二人は今朝からずっと何を首にぶら下げているんだ?」
「ハーピーのお友達に頼まれたんだよ?」
「帰還祭でやってくるハーピーに神殿に行ってもらうんだよ?」
「あ~観光促進とかで人手がいるって鳥人の役人が御触れを出してたっけな。二人は行かなくていいのか?」
「「行っていいの?」」
「うぅ!できればここにいてください」

【スタンプラリー運営本部】
神官A「下された神託により始めてみたわけだが」
神官B「しかし何人が完走できるでしょうか?」
神官A「オルニトを知ってもらうきっかけになればいいんだよ」
神官B「・・・危険なポイントが含まれてますが」
神官A「言うな、我らが主神の考えることはワカラン・・・」


【マセ・バズーク】

【】
【とある氏族】
「今年は戦確かめの年である。今まで鍛えた力と技により古の決着を着けるのである」
「Sb6」
「うむ。言語能力まで戦闘能力に振ったお前なら明らかな勝利を得られるだろう」
「99nK」
「しかし容易い戦いにはならないだろう。相手も最上の力に仕上げてくるのは間違いない。心してかかるのだ」
「nM」

{【蟲人農園】
「今年も色んな甘味の種を手に入れることができた」
「今年も色んな作物が実った」
「さとうきび甘いカカオ甘い」
「全部食べてはいけない残しておかないと来年の分が」

【蟻人の村】
「今年も地球からの帰還者達を出迎えるのだ」
「今年も無事に還ってきたのだ」
「今年はどんなおみやげを持ってきたのだろう」
「なんという破壊的な色彩に純然たる甘さのみを持つアメリカ」
「アメリカ!アメリカ!」
「少し口に含みゆっくり口内と喉で味わう奥深い日本」
「日本!日本!」
「今年も地球からの甘味を出迎えるのだ」


【エリスタリア】

【】

【世界樹某所】
連なる琥珀の実の中に沢山のサボテンが誕生を待って眠っている
「水中移動型、高山活動型、乾燥地対応型、夜間行動型…後はどんなものがあればよかろうか?」
「人の中に紛れ込みやすい愛嬌のあるものなどどうでしょう」
「成程。世界樹の目を種族の生活の中の中にというわけですか」
「この大ゲート祭の期間中に総数五千体が活動開始予定です」

【秋季領・世界樹を臨む丘】
「こんな時でもないとなかなか里帰りできないからね」
「それはいいけど、こんな遠巻きから眺めるだけでいいの?」
「…へたに踏み込んで、かなさんを琥珀漬けにされたくない」
「相変わらず難儀な国よね」
二人分の苦笑が、風にまぎれて流れて行った

【秋季領・大ゲート前広場】
「なっなんだあのエルフの団体は?!」
「ありゃ対地球の遺伝子収集大隊らしいぞ。地球の各地の風俗風習文化に最適化されたエリート…まさにエロハンター軍団だ!」
「なるほどなー。ホビット庄で見かける人間達と同じような服を着てる。…でもあの一角は妙な恰好だぞ?」
「ありゃニホンって国に向かう一団だ。スクミズセーラーゴスロリシスターニソウボディコン…どこぞの祝詞か分からんがそれくらいしないと対策できないらしい」
「ニホン…一体どんな国なんだ!」

【サツキの故郷】
「へぇ~、ここが先輩の故郷……なんか森の辺境って感じだね」
「いいじゃん。緑に囲まれてカワイイ子達と毎日一緒にいられて」
「本当にそんな子達がお出迎えしてくれるんでしょうね先輩? その為にここまで来たんだから」
「……おっ、さっきゅん。村の前に子供達が見えるよ。アレがそうかな?」
「ほらね、莉々ちゃん。アタシの言ったとおり皆出迎えに来てくれたよ」
「よかった~、これで私もちっちゃいエルフの子達と……ってなんか皆裸に近い格好っていうか真っ先に私に向かってきてるんだけど」
「樹人種以外が来る可能性の高い時期だからね~。これで色んな子とイチャイチャし放題だ」
「待って先輩、私いくらなんでもこんだけの人数は……って引っ張らないで皆!? 私まだ心の準備が」


【ミズハミシマ】

【】
【青鬼道場】
活気も減ったくれもなく寂れた道場の軒で大柄な一本角の青鬼翁が酒を飲んでいる
「コギリ!今年はカナヘビの奴は顔を見せんのかい」
「特に連絡を取り合っているわけではないので、何とも」
「うぅむ。去年奴が地球でげっとしてきたという霊獣印の瓶泡酒が今年も飲めると思ったんだがのう!
…お前、今からでも奴を探して催促してきてはくれんか?」
「無理です」

【大ゲート近くの港町】
どどどどざぶーんという盛大な海開きにより港町の海之入から伸びる海中街道。両側に切り立つ海中海水の壁に驚嘆しながら歩く人々。
竜宮城観光大臣「大ゲート祭に合わせて海開きを行うのは大成功ですな!」
大臣その弐「乙姫様の謁見も合わせて効果は抜群ですぞ。地球からの観光客も例年の三割…いや三倍増しは期待できる勢い!」
大臣に港町で販売する祭り風景の写真が届く
大臣「…乙姫様の写真の歪みが酷いですな」
大臣その弐「後ろにいる龍神様のせいでしょうなぁ。大勢に乙姫様が賛美され見られることに対する葛藤でぐぬぬと神気を発させているのでしょう」
大臣「嬉しいようなもどかしいような複雑な表情をしておられる…」

【ミズハミシマ幕府直轄界門関所総監督所】
「手筈は如何に」
「予定通りでございます。特に日本政府並びに十津那財団への働きかけは抜かりございませぬ」
「重畳。あの者は泰平を乱す不逞の輩ぞ。ミズハミジマの民のため、先年のような失態を犯すことは相ならん!」
「ははぁ!」

【ツキヤマの宿】
「お二人さまごあんなーい」光精霊がくるくる回って廊下を案内する
「おぉ、君これ見てみ。廊下の壁にずらっとかけられた写真が沢山」
「これミズハミシマの色んな島の風景とちゃいます?ほらこれ前に取材にいった南国うどんの赤鬼腹太鼓店ですやん」
「ようこそお越しくださいました。気になる風景がありましたら案内人を手配いたしますよ」
人間と牛が写真の前でほうほうしげしげと眺めているのを鱗人の仲居さんが丁寧に案内する
「おぉ、こりゃまたおもろい旅行オプションやないか君」
「料理も写真付きのメニューやと分かり易いし、イケてますやん」
「「でもこれ…」」
「はい、なんでしょうか?」
「「あんさんの写真が多かないでっか?」」
「それは撮った人の趣味だからネー」くるくる回り飛ぶ光精霊は心なしか膨れたように見えた


【ラ・ムール】

【】

【ディセト・カリマ 酒場】
「ここにいたか!お前の行きそうな場所を回るのは一苦労だったぞ」
「あの鬼人の方は?」
「げぇっコギリ!いやな予感しかしねぇ!」
「ちょっと師匠からの頼まれごとだ。ゲートから地球に行くぞ。酒の調達だ」
「ちょっまっ、まだ酒残ってる。ぐびびっ」
「カナヘビさん、お代はつけておきますのでどうぞお気になさらずいってらっしゃい」
「うっ、なんかトゲない?フルちゃん」
ずりずりずりと襟首を持たれ引きずられていくカナヘビであった

【ディセト・カリマ 酒場】
ケンタウロスの歌姫の豊かな歌声が店内を満たす
「ゲート祭にあわせて地球の唄をレパートリーにか…歌手の鑑だねぇ」
「私の知ってる唄も頼まれて何曲か教えましたよ」
「ほーん。でもフルちゃん、俺なんかと一緒に座ってて例の異人のお客が焼きもち焼かんかね?」
「カナヘビさんにお世話になった時の話はしてますし、大丈夫ですよ」
「え、あの話しちゃったん? もうそんな仲なの?」
奢られた果実水を口に含み、少女は問いに答えず幸せそうに微笑んだ

【王都】
大ゲート祭でごった返す王都。そうなると揉め事も大小色々起こるというもの
「助かりましたパンダー様」
「めでたい空気に紛れてスリなどと…ふてえ輩だ。スラヴィアンにしてやろうか!」
「ひっ!ひぃいいい!もうしません!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「やっぱりパンダーさんはすげぇや!」「そういやおまけのカーがいないぞ?」「しれんおばけがいないー」
(…今頃は試練でしょうか。神霊もやる気に満ちていましたし、未踏破あたりにでも飛ばされたのでしょうか…)




【大延国】

【】

【門市城】
黒斑「旅行者が増えるということは、突然の事故も起こりやすくなるということ。いま、塞王よりも門市城が熱い!」
鴉「そんなもんかねぇ…ま、最近は塞王も静かなもんだ。たまの休暇と思ってのんびりやるさ」

【犬塚飯店】
「あの二人、ちゃんとやれるやろか。うちちょっと心配になってきたわ」
「この先店を背負う担っていくんだ。美味いトカゲの十匹くらいは捕まえれないと話にならんさ」
「要領よく危険なとこには近寄らへんかったらええんやけど」
「異世界中から腕っぷしに自信のある料理人が結構な数集まるって話のオルニトトカゲ牧場の大捕り物だ。隅っこでこそこそやる分には大丈夫だろう」


【クルスベルグ】

【】
【とある山村の祭り会場】
「大ゲート祭だからかいっぱい人が来てるのね!」
「お姉ちゃん、準備手伝って」
祭りの通りの一角、小さな蔓絨毯の上で子供たちがいそいそと何やら準備をしている
ノームと人間の小さな姉妹、コボルトの少女、熊と栗鼠の獣人
「よーし、これで一通り並べたよね!売っちゃうぞー」
「ほんとうにいいのかな」
「コボルトのきのこはとっても美味しいよ蜂蜜の次に美味しいよ大丈夫だよ」
「こっそり私たちで作ったキノコだもん。自信を持ってー」

【ゲート付近】
サツキ君「いやー地球暮らしが長くなると想像以上に異世界に来る機会が減るよね」
クーリエさん「性と遊興に染まり果てた結果でしょう。自省して下さい。 ところで何故クルスベルグに?」
サツキ君「最近張りと角度がちょっと気になってさ、クルスベルグは有名なキノコの産地。そのキノコにあやかってエリスタリアにはないようなギンギン精力剤とかないかなって」
クーリエさん「そう行って去年は大延国の皇帝も世継ぎに困らなくなる夜のお供をゲットするよ!とか言って無駄足ではありませんでしたか」
サツキ君「遅効性とか習慣にしないといけない薬は向いてなかったんだよー。やっぱりこう一気にそそり立つようなものがね!ね?」
クーリエさん「はいはいキノコキノコ暴れん坊キノコ」

【山中工房街】
「今年も色んな異邦からの客がやってくるのぅ」
「うちの土産屋も鉄鋼細工以外にもノームだの女手だのが作る物も並べるようになって多様化著しいのー」
「んでどうじゃ?異邦人が持ってくる品々は。何かヒゲにビビっとくるもんはあったんか?」
「いやー軽くてなよなよしいものばっかりであんまりビビっとせんのー。…コイツを除いてな」
「その腕に巻いておるのが?…ムム!確かにこの無骨ながらも精悍さ漂う風格は素晴らしいのぅ!」
ドワーフの太腕にがっしり巻かれていたのは黒くて角ばって分厚いGショックだった


【ドニー・ドニー】

【】

【フタバ亭・デジマ店】
イツクシモ「やっと暇取れたよぉ~。ということでちょっと働かせてもらいますよっと」
メモ「ホヨホヨ。ラニさんの言っていた留守中の助っ人の一人はイツクシモ姫でありましたのにゃ」
カスミ「あっイツクシモさん、給仕服はこっちに揃ってますよー」
着替え室から手招きするカスミ。部屋の中には様々なメイド服が選り取り見取りである
イツクシモ「うわお!注文しても数年待ちの服飾商会センガイのメイド服がいっぱい!あっ、これって今年の新作じゃない?!」
カスミ「やっぱりイツクシモさんもそれに目をとめましたかー流石」
イツクシモ「ラニちゃんから バイトしてくれたら素晴らしい服を着放題ですよ と誘われたけど想像以上だわー」
カスミ「一体どこでどうやってコネを作ったのか…ラニちゃん底知れない!」

【ある海賊団の家】
「カスミのやつ、折角帰郷したというのに一体どこに行ったんだ?おい、お前知らないか?」
「お嬢ですかい?何でも珍しい服が着れるということで酒場の日雇いに行きやしたぜ」
「帰郷の目的はそれか!親より服か!あ~カスミぃ~父は悲しいぞぉ~」

【フタバ亭・デジマ店】
ラニ「と、言うことでホンカウさんと一緒にオルニトへ行ってきます。ばっちりトカゲ肉の仕入れルートを作ってきます」
店員一同「腕っぷしだとホンカウが一番だからしょうがないなぁ。店にホンカウがいないと客がブーたれなきゃいいけど」
ラニ「蜥蜴祭りに参加して牧場と交渉してだから一週間くらいで戻ってきますので皆頑張って下さい!」
ホンカウ「と、トカゲですかぁちゃんと捕まえられるかしら」
ラニ「思い切ってげんこつで気絶させてもいいんですよ?」


【スラヴィア】

【】

【ヤフヌール邸】
「主は子供に人気があるようだ」
骸骨門より出てくる人に案内板を見せる大きなふさふさトロルのヤフヌールに色んな子供たちがひっついたり登ったりしている
「語らぬことは時として玉石の価値を生むなり。我らが眷属もただ立ち翼を動かすだけで万人を虜にするのである」
髑髏門兵と共にヤフヌールを眺めるペンギンがそれっぽく語る

【サミュラ邸】
モルテ「サミュラサミュラ~今年は何かオルニトが大々的に観光客を呼び込もうとおっぴろげなんだってさ。行ってみようよ~」
サミュラ「全く神としての職務を放りっぱなしで何を言っているのですか?先代も本棚の陰で泣いてますよ?」
ニサーン「…」
モルテ「あ~あ!オルニトの空でスカっとできたら仕事もしたくなっちゃうのにナー!ねぇ~さみゅえも~ん」
サミュラ「誰がさみゅえもんですか。仕方がありませんね、ちょっと覗いてくるだけですよ?」
モルテ「うっひょう!さっすがサミュラ、話がわかるぅー!」


【新天地】

【】

【レギオン空間会議室】
「と、言うことで大ゲート祭中間調査の時点で収益トップはニシューネン市です」
「都を押さえてか。やはりゲートがあるというのは強みだな」
「では皆様はそれを越えるものを作りましょう」
「簡単ニ言ッテクレル」
「それにしても…」
「ウン?」
「ヒトツメの土地はただ畑を耕しているだけなのに領地人気でいいところまで食い込んでいるのだな。不思議で仕方がない」
「…皆様がそれを理解できればこの新天地も更なる躍進を遂げるでしょう。今は未だ、と言ったところでしょうな」

【ニシューネン市・フタバ亭】
マスター「そろそろ出発しないと間に合わないぞ」
シィ「準備完了!今年も美味しいトカゲを収穫するぞー!」
マスター「んん?妙に張り切っているじゃないか、シィ」
シィ「今年は負けられない相手がいますからねッ!」
少し前に届いた手紙『シィちゃんへ。今年のオルニト蜥蜴牧場祭りに私も参加します。フタバ亭デジマ店のすごさを見せつけちゃうかも?会うのを楽しみにしてます。 ─── ラニより』


【地球・その他地域】

【】

【渡界たこフェリー乗り場】
「年々増えていくよなぁ、ゲートからゲートを移動して世界のあちこちに行く観光客」
『検査を受けた荷物はあちらの部屋に出てまいります』
「移動ついでに土産買っていく客も多くて盛況だぁねぇ。乗り場の中にも色んな店ができたもんだ」
『外に出られる方はあちらへ。異世界行きの方はこちらへどうぞ』
「片平君の案内仕事っぷりは正確だぁねぇ!まるでロボットみたいだよ。リビングメイルって皆そうなのかい?」
『いえ、仕事である以上はしっかりやらないといけませんので』

【ある教室】
火乃先生「…人数が少ないようだが?」
生徒「バイトがあるから欠席すると言ってました」
生徒「バイトを追いかけると言って出ていきました」
火乃先生「補修をすっとぼけたのはまたあの一人と三人か…。明日三倍の課題を乗せてやろうか」

【ポートアイランドの埠頭】
「ぶぇーっくしょいっ!!……誰かが噂してやがんなァ」
クシャミに驚いて魚の群れは逃げていく。
「……まあいいか。どうせ俺には縁がねえ。これが当たり前なんだ」
言い聞かせるように呟いて元原は再び竿を垂らす。その先には雲の彼方に煙るゲートの柱があった。

【十津那学園 生徒会執行部】
生徒会役員「風紀委員と生徒会でこのビラを貼っていただきますって、なんだよこの枚数…」
風紀委員「学園内だけならともかくポートアイランド全部にってやり過ぎじゃないか」
生徒会役員「これって何を書いてるんだ?」
風紀委員「日本語とミズハ文字だな。なになに……『右の者、界門破りの禁を犯し、先年のゲート祭にてラムールにて騒乱事件の引き起こした下手人にして、過去の大逆事件主犯一味の係累の疑いあり
ゲートへの接触を固く禁ずるとともに幇助する者あれば厳罰に処されると心得られたし』、だってよ」
生徒会役員「いるわけないだろそんなヤツ」
風紀委員「でもこの人相書き、どこかで見たことがあるんだよな……どこだっけ」

【ポートアイランド某所】
ヒロト「カスミさんは今年も大ゲート祭でドニーに?」
カスミ「定時連絡みたいなものだから仕方ないわー。帰郷ついでに同好の士達と交流してくるわ。
ドニーの酒場でウエイトレスやメイド服が地味流行りし始めているのよ! …それはそうとヒロト君」
ヒロト「はい?」
カスミ「そろそろトガリさんとの仲を進展してくれないとお母さん心配よぉ。ドニーから戻ってくる間に何か起こってくれなきゃやーよ?」
ヒロト「誰がお母さんですかっ」
カスミ「竜人の家は何かと御堅いからこっちから出向いて攻めなきゃ落とせないわよ?」
トガリ「どうした?二人とも」
ヒロト「いやっ何でも。 …う~んミズハミシマかぁ」



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最終更新:2017年07月05日 00:11