パチュリー・ノーレッジ

パチュリー・ノーレッジ Patchouli Knowledge

初登場作品 東方紅魔郷
種族 妖怪(魔法使い)
性別 女性
一人称
特殊能力 魔法(主に精霊魔法)を扱う程度の能力

「今日は、喘息も調子いいから、とっておきの魔法 見せてあげるわ!」


概要

見た目は少女だが齢100を越える魔女。 紅魔館の主レミリア・スカーレットの親友であり、生来の魔法使い。
喘息持ちの病弱な身体である為に普段は紅魔館の図書館に引き籠っており、常に本を読み続けている本の虫。
本人いわく「本のそばにいるものこそ自分」と考えている。その為、日がな一日図書館の本を読みふける毎日を送っている。
それ故に交流関係は狭いようだが、同じ魔法使いのアリス魔理沙とは交流がある(魔理沙から勝手に本を持ち出される被害にも悩まされているが…)。
知識量は豊富だが本で読んだ知識に偏っている為にどこかズレている節があり、魔理沙から「役に立たない」と言われており親友のレミリアからも「役に立たない知識人」と言われている始末。
とはいえ月へ行く為の宇宙ロケットの開発に成功したこともある他、「東方三月精」でのレミリアとの会話から幾度となく親友のサポートを行ってきたことが伺える。


外見

長い紫髪の先をリボンでまとめ、紫と薄紫の縦じまが入った、ゆったりとした服を着用。
さらにその上から薄紫の服を着、ドアキャップに似たZUN帽を被る。
また服の各所に青と赤のリボンがあり、帽子には三日月の飾りが付いている。どことなく寝間着の様に見える装い。


性格

本があれば幸せというタイプの引き篭もり。普段は沈着冷静であまり他者に関心がない。
また知識人と呼ばれるだけに理屈っぽい。その為に見た目は暗いが性格は暗くない。
自身が魔法使いであることに誇りを持っている様子。


能力

魔法(主に精霊魔法)を扱う程度の能力

主に精霊魔法の類を得意としており、魔法薬などの調合は苦手とされている。魔理沙とは対照的。
西洋魔術では、世界を構成する要素は四大元素(火水風地)とされ、東洋魔術では五大元素(地水火木金)であるとされる。
パチュリーはこの五大元素にプラスして日と月が操れる。
しかし喘息持ちであるが故に体調が悪いと上手く詠唱が出来ないらしい。


+ 本ロワにおけるネタバレ

本ロワにおける動向

初登場話 033:魔法少女十字軍
死亡話 :[]
登場話数 4話
登場時期 少なくとも非想天測以降
スタンス 対主催(脱出・主催撃破)

詳細

第33話「魔法少女十字軍」にて初登場。
知り合いを手にかけてまで生き残ることを拒絶し紅魔館の住民達と合流するべく行動。
しかし喘息持ちの彼女に徒歩での移動は酷だったのか、草原で休息をしていた所を岡崎夢美が接触してくる。
殺し合う意思がないことを互いに確認するも、自身を魔法使いだと知った夢美が攻撃を仕掛けてくる。
彼女の弾幕の前にお手上げになり魔法についての情報を聞き出された後、夢美の実力と知識を理解したパチュリーは彼女と同行することに。

第68話「ゆめみみっくす」では夢美と共に本ロワ初の考察話を飾る。
お互いの知識を活かし、会場を囲う見えない外壁、頭部に仕込まれた爆弾、弾幕や飛行への制限などに対する考察が行われた。
それらを踏まえていくつかの行動方針を固める。

1.死体ないしは殺し合いに乗った人物をサンプルとして解剖し、身体に異常がないか確認すること。
2.見えない外壁=『博麗大結界』と推測し、制限や頭部爆発の原因として1と並行して調査すること。
3.2のために博麗霊夢八雲紫などの結界に詳しい相手、あるいは異空間『仙界』を作り出すことができる豊聡耳神子に協力を仰ぐこと。
4.外壁の向こう側へ連絡もしくは信号を送る手段を模索すること。
さらに、最低でも以上の考察をパチュリーはメモとして記しておいた。

なお、パチュリーが持つスタンドDISC「ハイプリエステス」によって『スタンド』に対する知識も取得。
ただ夢美の「霧雨魔理沙の箒」と半ば強引に交換され、夢美は「ハイプリエステス」の力を存分に発揮してしまうのだが…
その結果パチュリーは夢美に頬を一方的に弄ばされる、スタンド越しに裸を見られるなどなど、散々な目に合う。
その仕返しに、か細い腕で椅子を振りかざしボカッ!! ボカッ!!とするのだが、ホコリを吸い込み逆に自身が喘息の発作に襲われる。
文字通り身を以て『スタンド』の恐ろしさ、そして夢美という人物を思い知ることになるパチュリーだった。
そんなパチュリーは夢美を自身の欲望のままに動く邪仙『霍青蛾』そっくりだと評する。
あながち間違いでもないかもしれない……

第75話「ロワの開始も信心から」では河城にとり広瀬康一と出くわす。最近良い噂を聞かないにとりに嫌悪感が滲み出るが、それはにとりも同じだった。
弾幕ごっこの始まりかと期待されるも、夢美に無理やり押し倒され、康一が紅潮する程度に引ん剥かれ、毒気を抜けれたパチュリーは思い止まることになる。
しかし、パチュリーもやられっぱなしは癪だったか夢美に一発かまそうとするもいずれもグレイズすらせず、喘息の心配される始末。おいたわしや…
それを見ていたにとりは、意外と親しげな様子?のパチュリーの信用を得ようと話しかけるが、返ってきたのは『嘘を見抜ける」という答え。
その言葉に一瞬反応したにとりを見逃さないパチュリーだったが、夢美が支給品について尋ねたことで一旦は棚に上げ、東方心綺楼に纏わる仮説の始まりとなる。
仮説を終えると、今後の方針は依然変わりなく博麗霊夢八雲紫の捜索である。
霊夢にはおそらく神として祀られているであろうZUNの神降ろしを、は事の発端に関わっていないかの尋問を目的として。
そして、パチュリー自身はにとりのスタンスを少々怪しいと睨んでおり、にとりにとりでパチュリーを疎ましく感じ、最悪殺害を視野に入れていた。
お互い内に秘めた思いを鞘に納め時を窺う、両者の遭遇により湖面を叩いた波紋は一体どんな形でぶつかり合うのか…

第81話「蛇と教師と御転婆と嘘と悪霊憑きと魔女のうた」では朝食後のティータイムをとりながら比較的緩やかな時間を過ごしている。
行動を起こすのは放送後からでも遅くはないと判断しての休息だ。しかし彼女にはひとつの小さな懸念があった。
河城にとりの心に潜む本性に薄々ながらも感付いていたのだ。それを確かめようとするも、途中でホテル内に侵入者が現れ中断。すぐに現場へ向かった。
現れたのは上白沢慧音封獣ぬえ吉良吉影東方仗助比那名居天子の5人。これ以上チームの大所帯化に難色を示すも、夢美の支えもあってこれを了承。
かくして藁の砦は9人という藁の要塞にまで変貌を遂げる。その後全員で互いの自己紹介も含めて情報交換を進めた。しかし、この時アクシデントが発生する。
にとりの歯に衣着せない暴言により仗助が怒髪天を衝いたのだ。暴れる仗助は康一がなんとか治め、その場は沈静化した。
幸い大事には至らずにこの情報交換会は終了。各々も放送時間まで待機という形になった。
パチュリーは再びにとりに何気なく接触しようとするもその本心までは探れず、にとりは逃げるように康一を連れて玄武の沢まで足を運んでいった。
更にその後、姫海棠はたてによる案山子念報で、この殺し合い会場で起こった『事件』のいくつかを知る。が、パチュリーはどうやらそれほど興味も示さない様子。

この9人というチームを『烏合の衆』と比喩したパチュリー。図らずもチームのブレインとして動き出す彼女は、このひと癖ふた癖あるメンバーを果たしてどこまで制御できるのか…。

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最終更新:2015年06月01日 02:59