人工衛星(日本)

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人工衛星(日本)」を以下のとおり復元します。
異世界への転移によって日本がそれまで保有していた人工衛星は全て失われ、GPS等の測位衛星も利用できなくなった。
しかしながら人工衛星は現代社会にとって不可欠な技術である上、召喚先の世界情勢は緊迫しており軍用衛星の需要は地球時代以上に増しており、結果、世界で唯一人工衛星を配備運用可能な日本は、単独で大量の人工衛星を打ち上げねばならなくなった。

[[web版53話>https://ncode.syosetu.com/n6408bv/53/]]時点で4機の[[情報収集衛星>https://ja.wikipedia.org/wiki/情報収集衛星]]が運用されていることが確認されているが、その他の人工衛星については不明。

今後の予定として、経済効果や精密爆撃能力の獲得を目的に[[日本版GPS衛星>https://ja.wikipedia.org/wiki/衛星測位システム]]の打ち上げを行い、中央暦1645年の実用化を目指している。
この他にも、偵察衛星による常時監視体制の構築の必要性が作中で唱えられている。

しかしながら、転移先の惑星は地球よりも衛星打ち上げに不利な環境であることが書籍版で語られており、そのためのH-ⅡB改造など関係者各位は対応に追われている様である(打ち上げ重量低下問題、に詳細を記述)。
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&anchor(打ち上げ重量低下問題){}
**打ち上げ重量低下問題
#openclose(show=クリックで表示,border:1;){
転移先である新惑星は地球よりも巨大であり、このため人工衛星をの打ち上げに際しても''打ち上げ重量の大幅な低下''という問題が発生している。
これについて、web版ではH-ⅡBの能力を説明する際の文頭に“地球であれば”と記される形で仄めかされる程度であったが、書籍版第3巻ではロケットの打ち上げ能力が大幅に低下している事が明記されている。
また、上記の情報収集衛星を2機打ち上げる為に用いられたH-ⅡBに(突貫で)改造が施されていることが言及されており、この経験をフィードバックした新型ロケットの登場が示唆されている(登場する場合の時期は中央暦1642年頃)。
}
&anchor(独自研究){}
**独自研究
#openclose(show=クリックで表示,border:2;){
''※注意:以下に記載されている記事は読者個々人による独自の考察によるものであり、公式の情報ではありません。''

なお、この問題が明確に提議されたのはブログの感想欄に投稿されたリンク先[[8月8日23時57分のコメント>http://mokotyama.sblo.jp/article/180485631.html#comment]]であり、この方の計算によると(前述、およびリンク先の[[09月21日8時1分のコメント>http://mokotyama.sblo.jp/article/180679924.html#comment]])によると、新惑星での打ち上げ能力はH-ⅡA/Bで低軌道に対して1.7t程度となるとの事。これは地球での打ち上げ重量である15t~19t(低軌道)と比較して''10分の1前後''の大幅な減少である。

これの裏付けとして、ペイロード1.7tをH-ⅡBで打ち上げたと仮定した時のΔVの計算を以下に示す。
①新惑星での第一宇宙速度
新惑星の半径は、外周(10万Km)÷π÷2より、15,195km。重力加速度は地球と変わらず9.8m/s^2である。
これを第一宇宙速度を求める式、v=√g×R(g:重力加速度、R=惑星の半径)に代入すると
v=√15,915×10^3×9.8より、12,488m/s。
以上より第一宇宙速度はおよそ12.5km/sとなる。(地球の第一宇宙速度は7.9km/s)

②H-ⅡBで低軌道に投入可能なペイロード
全質量:202 +(76.5×4)+ 20 + 3.2 + 1.7 = 532.9(t)
SRB燃焼終了時質量:142.2 + 42.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 209.8(t)
ΔV = 9.8m/s^2 * 307.3 * ln(532.9 / 209.8) = 2807.3(m/s)

SRB分離後質量:142.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 167.1
MECO時質量:24.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 49.1
ΔV = 9.8m/s^2 * 440 * ln(167.1 / 49.1) = 5281(m/s)

1段目/フェアリング分離後質量:20 + 1.7 = 21.7
SECO時質量:3.4 + 1.7 = 5.1
ΔV = 9.8m/s^2 * 448 * ln(21.7 / 5.1) = 6357.6(m/s)

2807.3 + 5281 + 6357.6 = 14445.9(m/s)

なぜ第一宇宙速度の12.5km/sに対して約14.5km/sも?、と思われるでしょうが、第一宇宙速度はあくまで“これを越えると人工衛星になる”という最低限のラインであるため、ある程度速く打ち上げないと軌道投入してすぐに大気圏突入してしまう。
実際の(地球での)打ち上げの場合でも第一宇宙速度である7.9km/sよりも2km/s程速く軌道投入されている。


作中で言及されている強化型H-ⅡBについて
-書籍版で示唆された新型ロケット(強化型H-ⅡB)については登場予定時期が中央暦1642年頃(=西暦2018年)であるため、現在開発中で西暦2020年実用化予定の[[H3ロケット>http://www.rocket.jaxa.jp/rocket/h3/]]とは別のロケットである。
-強化型H-ⅡBで情報収集衛星2機が打ち上がっている事から、打ち上げ能力は低軌道で4t程度と推測される。
-上記の能力は第1・2段の燃料搭載量が1.5倍程になる事で達成可能なことから、施された改造の規模の大きさがうかがい知れる。(なお計算表に数字を当てはめただけの精度の低い計算なのであまり過信はしないでください)
}


(順次加筆をお願いします)

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- 24機もGPS衛星打ち上げるなら他の衛星も打ち上げるべきじゃね(通信や気象など)  -- 名無しさん  (2017-12-25 19:04:16)
- 足らなくね(常時監視するには、100機以上位欲しいし)  -- AGM-88  (2017-12-25 19:10:00)
- ↑×2転移前から受注した分のロケットがあるから偵察衛星の他に何かしらの人工衛星10機弱が打ち上がってるはず。  -- Mk 41  (2017-12-25 19:16:54)
- H3ロケットは「射場整備作業期間をH-IIAから半減させ、年間打ち上げ可能回数を6回に増加」らしいがH2でも三ヶ月ぐらいの間隔で二回打ち上げているから年四回は何とかなるはず  -- 名無しさん  (2017-12-25 19:29:33)
- 気象衛星は絶対に必要ですし通信衛星もグ帝との付き合いが起きれば必要です。太陽観測衛星や惑星の大気や磁場の観測衛星も必要ですからロケットと衛星はいくらあっても足りません。  -- 名無しさん  (2017-12-25 20:06:46)
- 後、地図製作用の測地衛星や海洋観測衛星も必要ですから、打ち上げ場の増設や魔法の応用がないと辛いですね。  -- 名無しさん  (2018-01-07 23:51:52)
- 赤道近くにアメリカやロシアぐらいのスペース確保するのが理想かも  -- 名無しさん  (2018-01-08 01:03:03)
- そういやこちらの世界なら宇宙エレベーター実現できるかもしれないな……所有国居なければ良いけど。  -- 名無しさん  (2018-01-08 16:46:49)
- 軌道エレベーターを作れる技術力はまだ日本にはないので、「南極点のピアピア動画」(ハヤカワ文庫)みたいに、魔法で宇宙グモを作り蜘蛛の巣タワーを作った方が良いかもしれません。  -- 名無しさん  (2018-01-08 17:18:19)
- ↑それはミ帝・魔帝に期待ということで  -- 名無しさん  (2018-01-08 18:06:54)
- これH3も大型化しないと大したもの打ち上げられないな。て事は増強型H-ⅡBはそのための応急処置的なものか? -- mk41  (2018-01-08 22:50:48)
- イプシロンロケット「科学衛星打ち上げられる様になるまで出番無しか…」  -- 名無しさん  (2018-01-10 08:41:29)
- ↑君計算だと比推力不足で何も打ち上げられないっぽいんだけど……  -- mk41  (2018-01-10 14:42:16)
- イプシロンロケットはペイロードが少なすぎて実用にならないらしいので、ICBMに転用すべきだな。  -- 名無しさん  (2018-01-20 14:46:37)
- 超小型衛星打ち上げロケット「イプシロン君はまだマシだ。俺は絶対に出番ないから」  -- 名無しさん  (2018-01-20 18:02:01)
- H3は地球使用でエンジン3基も計画されているし、エンジン一機当たりの推力も増えているようだ。この範囲を大きく超えると最初から設計になってしまいそう  -- 名無しさん  (2018-01-20 18:52:49)
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