(ラヴァーナル帝国/古の魔法帝国)らゔぁーなるていこく/いにしえのまほうていこく
神話の時代、他種とは隔絶した圧倒的な魔力と技術力を持って全世界を支配した史上最強の帝国。
正式名称は「ラヴァーナル帝国」、本編中で「魔帝」と略されている。
ヒトの上位種、「
光翼人」のみで構成される単一種族国家であり、とても傲慢な国民性であったと伝えられている。
神からは異物と言われているため、転移国家の可能性がある。
作中では人類に対して悍ましい所業を幾つも行なっており、具体的には
インフィドラグーン(古代竜の国)に対し、「竜人族の革でバッグ作ったら売れそうだから竜人族の奴隷寄越せ(要約)」などと要求する暴挙に出ている。これを拒否したインフィドラグーンとは大戦争に発展し、のちに「竜魔戦争」と呼ばれる。この戦いで魔帝は究極兵器である「
コア魔法」の使用に踏み切り、インフィドラグーンを滅亡させた。他にも未来へ転移する為の桁外れな魔力を得る為に数百万から1千万の他種族を犠牲にする、対立勢力を潜伏先の都市とその住民ごと
コア魔法で消し飛ばすなど、人類を使い捨ての道具か、居ない者として扱っている。
そして神話では、進み過ぎた文明ゆえに驕り高ぶり、ついには
神に弓を引いたとされている。具体的に何をしたのかは不明だが、神の存在を暴き、直接滅ぼそうとしたとされている。(ただし
光翼人たちは「神が滅びれば、世界そのものも滅びる」ことを知らなかった)
神々は怒り、彼の国が支配する
ラティストア大陸に大隕石を落とそうとした。しかし彼らは国全体に結界を張り、大陸ごと未来へ転移して隕石から逃れた(その結果、
実際には隕石は落ちなかった模様)。その跡地には、『復活の刻来たりし時、世界は再び我らにひれ伏す』と記された不壊の石版が残されていた。
そのとき取り残されたわずかな数の
光翼人を吸収・絶滅させて出来たのが、現在世界最強の国、
神聖ミリシアル帝国だと言われている。それ故に
ミ帝は、魔帝復活を恐れているとも。魔帝の転移から一万数千年過ぎた現在でも、この神話は全世界で語り継がれている。
''核弾頭付きの弾道弾である
コア魔法、ミサイルに相当する
誘導魔光弾の存在が確認されており、それゆえ魔帝の技術力は、「少なくとも、地球の1960年代以上」との見方が有力である。しかし、遺伝子操作のような技術で
魔王などの怪物を創り出す、
超弩級戦艦クラスの大きさの物体を飛ばすなど、現代日本を凌駕する部分もあるため一概には言えない。また、情報関連技術も日本並かそれ以上で、タッチパネルだけでなく立体モニターまで実用化するなど相当に高い。
一方で、
コア魔法に使用されている核弾頭がプルトニウム型原爆相当の代物など、当時の地球より遅れている面もある。これは魔法の得意不得意分野が出ているのかもしれない。事実日本と同質の装備品に限って性能比較すると微妙に届いていない描写が多い。いずれにしろ物語の仕様上、軍事力を強化した
日本(+
世界連合)が勝てる程度に弱いと思われる。
正式名称の「ラヴァーナル帝国」は
公募によって決定されたもの。ヒンドゥー教の魔王「ラーヴァナ」にちなんだものらしい。このとき没になった案も、後々別のところで活用されている。
登場する兵器
火器/弾薬
陸
海
空
その他
主要な国家との関係
- アニュンリール皇国 - 子分的存在。どう扱うつもりだろうか…?
- 神聖ミリシアル帝国 - こちらもある意味子分。容赦なく滅ぼすつもりだろう。
- 日本国 - 自国と対を成す国家。まさか自国と同等以上の力を持つ国家が、自分たちを倒す為に待ち構えているとは夢にも思わないだろう。
- 黒月族 - 対立関係にあった少数民族。他種への残酷さという意味では同類の様な存在。単独で動かす超兵器を所有していたヤバい集団。徹底して殲滅していた様子から相当脅威と認識していたと思われる。
※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したい[[コメント]]の左側にチェックを入れて下さい。
過去のコメント
ここを編集
〔最終更新日:2023年09月18日〕
最終更新:2023年09月18日 18:58